現地で台湾ドルに両替する方法
現地で台湾ドルに両替する方法はさまざまであり、空港・ホテル・銀行などすぐに思い付く場所以外にも、郵便局・お茶屋さんなどの場所でも両替できます。両替方法をいくつか知っておくとお得なだけでなく、いざという時に便利です。
①空港
空港で両替をする場合、多くのかたが利用するのは台北の桃園国際空港にある両替所でしょう。桃園国際空港には台湾銀行と兆豐国際商業銀行が両替所を出店しています。さらに兆豐国際商業銀行が運営する自動外貨両替機も設置されています。
空港で両替するメリット
空港で両替するメリットは何と言っても利便性です。現地に到着して早々両替ができるのはやはり大きな利点になります。24時間営業しているので、営業時間の点でも便利です。
他国の場合空港のレートは悪いことが多いのですが、桃園国際空港の場合出店しているのが台湾銀行と兆豐国際商業銀行であり、レートは2つの銀行と変わりません。
空港で両替するデメリット
実は空港の場合デメリットらしいデメリットがありません。強いて言えば両替所で両替をした場合手数料が取られるのが難点です、しかし手数料は30元ほどであり高いものではありません。さらに自動外貨両替機を利用する場合は手数料がかかりません。
②ホテル
ホテルでも両替することは可能です。細かい部分はホテルによって違ってきますが、基本的にはフロントに行けば対応してくれます。ただし両替は宿泊客のみに限定しているホテルも多く、飛び込みで行っても両替してもらえないことに注意が必要です。
ホテルで両替するメリット
ホテルの場合もやはり利便性がメリットです。24時間両替に対応してくれますし、余程のことが無ければ長い待ち時間も発生しませんし、市内の銀行のように一々探し回る手間もいりません。フロントに行ってやり取りをするだけという手軽さもポイントです。
ホテルで両替するデメリット
ホテルのデメリットは両替レートが悪いことです。折角お得さを求めて現地で両替をしているところ、レートの悪さはなかなか痛いものがあります。どうしてもホテルの両替に頼らなければならない場合を除いて、ホテルでの両替は推奨されません。さらに大きな金額の両替には対応してもらえない場合があります。
③銀行
台北市内など、現地の銀行で両替をするという方法もあります。銀行によりレートや手数料は変わりますが、選択肢は豊富にあります。
銀行の場合、必ずしもレートのいい銀行を選べばよいということではなく、手数料込みで計算した場合に一番お得になるのはどの銀行かということを考えなければなりません。一番お得な銀行は両替する金額によっても異なってきますので個別に計算が必要です。
銀行で両替するメリット
銀行で両替するメリットはなんと言ってもレートがいいということでしょう。銀行の種類も多く、自分でレートや手数料を計算した上で一番お得な銀行を選べます。何をさておいてもお得さを追求したいという場合は銀行が第一選択肢にあがります。
銀行で両替するデメリット
両替に時間がかかりやすいというのが銀行のデメリットです。銀行を探す時間や銀行に着いてから両替を待つ時間が必要になることを覚悟しなければなりません。時間を大事にしたい旅行において無視できない点です。さらに、営業時間を気にする必要もあります。
銀行の比較方法
どの銀行がお得かを調べる際に便利なのがFindRateのサイトです。FindRateでは各銀行のレートや手数料の有無について調べられます。「現鈔買入」の下にある数値が大きければ大きいほどレートがよいです。「現鈔手續費」からは両替をする際の手数料を確認できます。
④その他の場所
街中を移動したり、買い物をしたりする途中で両替ができる場所もいくつかあります。レートの良し悪しはさまざまですが、それぞれに長所があります。時間の無駄を省いて快適に旅行するためにも確認しておくと便利です。
郵便局
台湾の郵便局には両替を行っているものもあります。レートは銀行よりも悪いですが手数料なしで両替をしてくれます。台北であれば、台北駅にも郵便局がありアクセスの点から言っても便利です。営業時間は月曜日から金曜日が8:30~17:00、土曜日が9:00~12:00、日曜・祝日は休みです。
昇祥茶行
昇祥茶行は台北のお茶屋さんで繁華街である中山エリアに位置しています。日本語が通じ、台湾ドルと日本円の両替もしてくれます。レートは台湾銀行と同じであり、手数料がかからないのが特徴です。お茶を買うついでに両替できるのは嬉しいところです。
高級百貨店など
高級百貨店でも両替ができることがあります。高級百貨店の場合レートは銀行よりも悪いですが、営業時間が長いことがメリットです。銀行などが開いていない時間にどうしても台湾ドルが必要になってしまった時には使えます。
ATMでのキャッシング
最後に現金の日本円を両替する以外の方法として現地ATMでのキャッシングがあります。レートがよく、街中に24時間使えるATMも多いため、よく取り上げられる方法です。しかし、利息が高い場合思わぬ損をしてしまうこともあります。繰り上げ返済などの手続きをきっちりと行うことが大事です。
おすすめの台湾ドル両替方法は目的により異なる
結局おすすめの台湾ドル両替方法は、目的により異なると言うしかありません。バランス重視であれば空港、利便性しか求めていないのであればホテル、お得さを追求するのであれば銀行というように最適な方法は目的ごとに違います。ご自分に合った方法をご検討ください。