世界の有名な断崖絶壁12選！絶景スポットでもある名所をご紹介！

足がすくむような恐怖がありつつも、人々を惹きつけてやまない世界の有名な「断崖絶壁」と、断崖絶壁が持つ魅力をお伝えします。決して簡単には見られない絶景スポットや、「なぜこんなところに？」と驚くような世界の断崖絶壁にある名所をご紹介しましょう。

人を惹きつける不思議な魅力がある「断崖絶壁」のスポット。高所恐怖症の人には足がすくんでしまうような断崖絶壁ですが、それらを訪れる人々は後を立ちません。なぜ断崖絶壁に人は惹きつけられるのか、その魅力をご紹介します。

断崖絶壁スポットの魅力は、なんといっても「絶景」です。日常では見られない雄大な自然の景色が、断崖絶壁では見られます。実際に断崖絶壁に立つと下から吹き上げる風を感じられ、まるで空を飛んでいるかのような気分になるのも魅力です。

断崖絶壁に立つには、その崖に登る必要があり、時には危険が伴うこともありますが、上りきった「達成感」は日常生活ではなかなか味わえない体験です。危険が伴い、簡単に訪れられないからこそ、人々は断崖絶壁に強く惹かれるのでしょう。

断崖絶壁は、高所恐怖症の人でなくても足がすくんでしまうような高い場所です。時には直ぐ近くに「死」を感じるほどの危険なスポットもあり、スリルをたっぷり味わえます。日常生活の普遍さに退屈している人は、ハラハラ・ドキドキの断崖絶壁スポットに訪れてみてください。

吸い込まれるような断崖絶壁からの景観・時には大変な思いをして登る達成感・足が震えるようなスリルは、日常生活ではなかなか体験することができません。まるで危険なダンジョンをいく冒険者のような気分になり「非日常感」を味わえること、それが断崖絶壁の持つ最大の魅力です。

世界にはさまざまな断崖絶壁がありますが、高い崖から見た絶景はどれも本当に素晴らしいものです。断崖絶壁を登るには、危険を伴う場合や大変な思いをすることもありますが、それでも絶景を見るために断崖絶壁に登る人がいます。人々を魅了する、断崖絶壁からの絶景スポットをご紹介しましょう。

「エトルタの崖」は、名作アルセーヌ・ルパンシリーズの「奇巌城」の舞台になったことでも有名です。高さが51メートルもあり、美しい英仏海峡に面したエトルタの断崖からの景色はまさしく「絶景」で、有名なフランス画家・モネなどのさまざまな芸術家たちをも魅了してきました。潮風が吹き付ける断崖絶壁は、まるで物語の中のような非日常感が満載です。

ノルウェー語で「トロルの舌」と名付けられたこの崖は、まさに巨大なトロルが舌を突き出しているような景観です。高さは701メートルもあり、これが氷河時代の自然が作り出したものなのですから驚きます。麓から4時間以上登ってやっと辿り着ける山奥の場所にあり、高山病などにも注意が必要ですが、それでも崖からの絶景のために何度も訪れる人も少なくありません。

ドーヴァー海峡に面するこの崖は、フランスとイギリスの距離が最も近い場所にあります。特徴的な真っ白い色は、白亜紀時代の石灰岩が海底から隆起したもので、元々は貝やサンゴの死骸だったものが1億年以上かけて波に削られ形成されたというのが驚きです。最も高いところでは160メートル以上の高さがあり、天候に恵まれれば、白い海岸線が延々と続く美しい絶景を見られます。

「破滅の崖」という意味のこの崖は、アイルランド国内でも指折りの人気絶景スポットで、映画「ハリーポッター」のワンシーンにも登場しています。崖下を覗くと、岩壁に何度も打ち付けられる波が恐怖心を煽り、まさに「破滅の崖」と言った雰囲気です。高さが約120メートルの崖から臨む大西洋は、遮るものが何もない素晴らしい光景が広がります。

断崖絶壁に可愛らしいカラフルな家々が立ち並ぶチンクエ・テッレは、11世紀に要塞都市として建設された歴史を持つ地域。中でもヴェルナッツァ村は海に突き出した壮大な景観を誇ります。この土地の名産であるワインを作るための葡萄畑は、急斜面を削って棚田のように作られていて、どこか懐かしい景観も魅力的です。

クエンカの切り立った崖は、「フカール」「ウエカル」という2つの大きな川が長い歳月をかけて創りだしたもの。この地形を利用してできた要塞都市が数百年もの前から発展し、現在も変わらない姿で生き続けています。「魔法にかけられた街」と呼ばれるこの街は、ゴウゴウと音を立てて流れる川と荒々しい岩壁の上に、パステルカラーのかわいらしい家々が立ち並ぶ不思議な景観です。

ギリシャのサントリーニ島は、美しい街並みと青い海が広がるロケーションが人気の観光地です。中でもフィロステファニの街は、ホテルや飲食店などの店が軒を連ね、観光客で賑わう活気のあるエリア。フィロステファニは観光スポットだけでなく、遮るものがほとんどない180度の海原を見渡せるという最大の魅力を持っています。

世界には「なんでこんなところに？」と思うような断崖絶壁の危険な場所に、人が集まる建物が建てられている場所があります。危険を伴うとともに不便さを感じる断崖絶壁の地形に、それでも建物があるのは、人々を惹きつける魅力があるからです。不思議な魅力を持つ、断崖絶壁に作られた名所をご紹介しましょう。

断崖に並ぶ家々と、崖の一部のように佇む真っ白い建物がこのホテルです。世界一美しいとされるアマルフィ海岸を見下ろすこのホテルは、客室から素晴らしい絶景が見られます。ホテルにはプライベートビーチもあり、世界遺産にも登録された素晴らしい海岸をたっぷり満喫できるスポットです。

冒険好きにはたまらないのが、ペルーにある断崖絶壁ホテル。日本のテレビにも何度も紹介され有名です。「聖なる谷」と呼ばれる場所にあり、断崖から吊るされたガラスのカプセルが、食事も提供されるホテルだというのですから驚きます。ホテルまでの行き方は絶壁に作られたはしごを登るか、ジップラインで崖を降りるかで、まさに「冒険」です。

荒々しい岩肌の断崖絶壁に、歴史を感じさせる佇まいの素晴らしいホテルが「パラドール・デ・ロンダ」です。絶壁にできた都市・ロンダの旧市街と新市街を繋ぐヌエボ橋の横に、渓谷を見下ろすようにして建っています。ホテルや橋からは渓谷の美しい絶景を堪能でき、高さ100メートルから吹き上げる風がスリル満点。谷を降りて散策も可能です。

バリ島南部のウルワツには、全室オーシャンビューの素晴らしいホテルがあります。ウルワツ地区の元々の地形を活かして設計されたため、階段をたくさん登り下りする覚悟が必要ですが、ホテルのどこからでもインドネシアの美しい海が堪能できる魅力的なスポットです。

ギリシャの有名な「メテオラ」は、地上400メートルの奇岩群の上に修道院が建っている驚きの名所です。元々はキリスト教徒が俗世から離れて修行をする場として作られた街ですが、現在は観光客を受け入れて観光地化しています。高所にありますが、ロープウェーなどの設備が整っているので安全に辿り着けるスポットです。

時には大変な思いや危険を伴う断崖絶壁の観光ですが、「ご褒美」とも言える特別な絶景・登りきった達成感・ドキドキするようなスリル体験ができるという魅力があります。世界の有名な断崖絶壁スポットには多くの観光客が訪れていて、その魅力に取り憑かれる人が後を絶ちません。冒険の心構えができたら、ぜひ、魅力満載の断崖絶壁スポットへ足を運んでみてください。