マダガスカルの面積ってどのぐらい？日本と比較して大きさをわかりやすく解説！

マダガスカルの国土面積は587,040平方キロメートルで先史時代にゴンドワナ超大陸の分裂によってアフリカ大陸からわかれ、のちにインド亜大陸とも分離して形成されました。

国土の主要部分を占めるマダガスカル島は他の大陸から孤立してからの時間が長く、地球上の他の土地では見ることのできない動物や植物の生息地となりました。

マダガスカルは世界で46番目に広い国で、隣国にはフランス領レユニオン、モーリシャス共和国、セイシェル共和国などがあり、モザンビーク海峡を挟んでアフリカ側にはモザンビーク共和国があります。

マダガスカル島には東海岸に沿って狭く急激にせり上がる断崖地形が形成され、マダガスカル特有の低地熱帯雨林が残されています。

マダガスカル共和国はアフリカ大陸の南東海岸部から沖へ400メートル離れた西インド洋に浮かぶマダガスカル島と周辺の島々からなる島国です。

1960年にフランスより独立し主権国家となり主な産業は観光、農業、天然資源です。観光業ではエコツーリズムに注力し、生物多様性や自然を破壊しない暮らし、国立公園、原猿類に投資をしています。

マダガスカル島はグリーンランド、ニューギニア、ボルネオに続き世界で4番目に大きな島です。

他の大陸と生物種の往来が少なく孤立した状態が長く続いたため、島内の生態系を構成する生物が独特の進化を遂げました。現在でも島内の野生生物の90パーセント以上が固有種で生物多様性に富んでいて「大陸のミニチュア」、「第8番目の大陸」と形容されます。

マダガスカル島の面積は587,040平方キロメートルで日本の本州は228,000平方キロメートルとマダガスカル島は本州のおよそ2.6倍の広さです。マダガスカル島に人類が居住するようになったのはオーストロネシア系の人々がアウトリガーカヌーに乗ってボルネオ島南部から来たと考えられています。

南半球に位置するマダガスカルも北半球に位置する日本も南北に細長い形ですが、マダガスカルの気候は南北の差よりも東西の差が大きく、南東貿易風と北西モンスーンの勢力の組み合わせにより季節が変わります。

日本の気候は四季がはっきりしており、日本海側では北西の季節風の影響により冬に雨や雪が多く、太平洋側では南東の季節風により夏に雨が多くなります。

マダガスカルの国土面積は587,040平方キロメートルで日本の377,975平方キロメートルと比較するとおよそ1.6倍です。

マダガスカルの中央高地と呼ばれる地方は最も人口が多い地域で首都アンタナナリボも中央高知に所在しています。草で覆われた丘と点在する半湿潤林の間を縫って階段状の渓谷が走る自然景観が特徴の地方です。

マダガスカルの人口は2,696万9,300人で世界では51位です。日本の人口はマダガスカルのおよそ4.6倍の1億2,427万人で世界では11位です。マダガスカルの人口の90パーセント以上を占めるのは土着のエスニックグループで、他にも中国系、インド系、コモロ系の少数エスニックグループが存在します。

マダガスカルの人口密度は46人/平方キロメートルで、日本はマダガスカルのおよそ7.3倍の334.5人/平方メートルです。日本の人口密度は世界の国別では24位でマダガスカルは141位です。最も人口が多いのは中央高地地方で人口が少ない西側平野部と鮮やかな対比です。

世界では南部アフリカに位置するボツワナ共和国の面積が582,000平方キロメートルでマダガスカルとほぼ同じ大きさです。マダガスカルが海に囲まれた島国であるのに対し、ボツワナ共和国は南を南アフリカ共和国、西と北をナミビア、東をジンバブエ、北をザンビアに囲まれた内陸国です。