高雄空港に到着後まず入国審査
高雄空港に到着したらまずは入国審査です。入国が完了するまでには7つ(多くの方は6つ)の項目があり、当日の空港の混み具合と持ち込んでいる荷物の種類や量により所要時間は異なりますが、だいたい15~30分程度で完了できます。当日現場で時間をかけてしまわないように、ここで到着後の手続きのイメージをしておきましょう。
入国登記表(入国カード)の記入
まず、高雄空港に到着する前に、入国登記表(入国カード)を記入しておく必要があります。高雄空港に到着間近に飛行機内で配布されるので、配布され次第記入を完了しておきましょう。また、出入国登記表はネットでも申請可能。日本を出国する前に時間に余裕がある場合は、下記のURLから事前に申請しておけば機内で書類を書く必要がなく、入国審査の際もパスポートのみで入国可能です。
検疫検査
次は検疫検査です。検疫検査は基本的に汚染地域を通過した旅客機の搭乗社向けに行われるもので、日本からの旅行の場合には行われないので、そのまま通過してしまいましょう。検疫検査が行われる場合には体温測定と、異常が確認された場合には係員の支持に従って、さらなる検査などを行う必要があります。
入国審査
入国審査で必要になる書類はパスポートと機内で配布された入国登記表(入国カード)です。事前にオンラインで入国登記表の申請が完了している場合はパスポートのみを係員に提示します。ここでは顔写真の撮影と電子指紋採取が行われるので、係員の指示に従います。また帰国時のチケットの提示を求められることもあるので、パスポートや入国登記表とともに手元に準備しておきましょう。
荷物を受け取る・動植物の検疫
入国審査が完了したら荷物の受け取りです。荷物の受け取り所は入国審査をした場所のすぐ目の前なので、あなたが登場していた飛行機の便名が表記されているターンテーブルに向かい荷物を受け取りましょう。
税関
荷物を受け取ったら税関です。ここでは緑の通路と赤の通路がありますが、旅行であれば免税対象なので、手続き不要とり、緑の通路に進みます。旅行以外で何らかの課税が行われる場合や課税対象か不明な場合には、税関申告書を記入して赤の通路へ進みましょう。赤の通路へ進んだ場合、手荷物検査が行われる可能性があります。
到着ロビー
税関を通過できれば入国時の各種手続きは完了です。到着ロビーを出ればいよいよ旅行の開始ですが、ここを出る前に両替ができる銀行や台湾国内で利用できる無料wifiの申請が出来る場所があります。そこで必要な物を揃えてからロビーを出ましょう。
高雄空港の到着ロビーを出る前に【両替】しよう
入国手続が完了したら、まずは両替を済ませる必要があります。高雄空港内では台湾銀行と兆豊国際商業銀行銀行があるので、まずはどちらかで両替を完了させ、これから現地で使う通貨を確保しておきましょう。
台湾銀行
1つ目の両替スポットは台湾銀行です。台湾銀行は税関を通過した後の、到着ロビーを出る前にあります。税関を通過したら左に進み、まずは台湾銀行のカウンターに行きましょう。もしくは到着ロビーを出てすぐ右にも台湾銀行のカウンターがあります。
兆豊国際商業銀行銀行
もし両替前に到着ロビーを出てしまった場合は、兆豊国際商業銀行銀行で両替を済ませましょう。兆豊国際商業銀行銀行は到着ロビーを出てから左に真っすぐ進んだところにあります。台湾銀行と兆豊国際商業銀行銀行では、両替時のレートは殆ど変わらないので、どちらで両替しても問題ありません。
ATMでも両替可能
到着ロビーを出て右に進んだ台湾銀行の両替カウンターの横に、同行のATMもあります。ここではクレジットカードや国際キャッシュカードがあれば自動で簡単にキャッシングが可能。ここでの両替は時間をかけずに簡単に両替できるのでおすすめ両替スポットです。
街中の銀行での両替も考えておこう!
どうしても一番良いレートで両替がしたい場合には、空港内の銀行以外のレートも確認して、街中の銀行での両替も考えておく必要があります。台湾銀行と兆豊国際商業銀行以外で両替がしたい場合は、空港内で旅行中に必要なものを揃えるなど市内・ホテルまで移動する際の必要最低限の現金確保をしておきましょう。ただし、街中の銀行の営業時間は平日の9時~15時のみなので注意が必要です。
両替に必要なもの
両替の際にはパスポートと現金(両替分と手数料分)が必要です。特にパスポートは空港内の銀行カウンターに限らず、街中の銀行・ホテル・郵便局などあらゆる場所で両替を行う時に必ず提示を求められます。なので、パスポートは常に携帯しておき、現地通貨が足りなくなった時に、いつでも両替ができるように準備しておきましょう。
観光者用の無料wifi(iTaiwan)に登録しよう
両替も完了したら通信手段の確保です。通信手段には旅行者が無料で使えるwifi(iTaiwan)があります。到着ロビーを出て台湾銀行に向かう途中に観光局旅客サービスセンターがあるので、ここでSIMフリーのスマホとパスポートを提示。無料wifiのIDとパスワードを発行してもらえるので、ここで無料wifiを使えるようにしておきましょう。
高雄空港でSIMカードも購入
到着ロビーを出てすぐ目の前に中華電信と台灣大哥大という通信会社のカウンターがあるので、こちらでSIMカードを購入が可能です。3~5日間の旅行であれば1100円程度で購入可能。無料wifiは通信圏内であれば利用可能ですが、圏外になると通信できなくなります。当然旅先では移動が欠かせないので、どこでも通信ができるようにSIMカードも購入しておきましょう。
高雄空港到着後にICカードも購入しておこう
台湾旅行ではiPASSというICカードを購入しておきましょう。これは日本で言うSUICAのようなもので、高雄MRT(地下鉄)の運賃15%最大オフ・台中バスが無料・台北MRTの運賃20%オフになり、コンビニやスーパーでの支払いにも利用可能です。ICカードにはEASY CARDもありますが、チャージがコンビニでしかできません。iPASSはコンビニの他に日本のSUICAのように電車の券売機でもチャージできるので、iPASSの方が便利です。
高雄市内への移動方法と所要時間
ここまで準備が整ったらいよいよ高雄市内に繰り出しましょう。高雄市内への生き方はタクシー・電車・バスがあり、それぞれメリット・デメリットや運賃の違いがあるので、ここで整理しておきます。
タクシーで移動
旅行に慣れていない・台湾初心者・旅行用の荷物を沢山持っている方は、空港からの移動はタクシーがおすすめです。初乗り運賃は1250mまで70元(約210円)で、250mごとに5元(約15円)が加算され、渋滞がなければ15~20分程度で市内に移動できます。他の移動手段に比べて値段はやや高くなりますが、慣れない旅行で大きな荷物を持ちながら電車やバスで移動するのは精神的・肉体的に疲れるので、台湾初心者はタクシーを使いましょう。
電車で移動
タクシーの次に便利なのが電車です。空港に到着した時は大きな荷物を持っていると思いますが、それを持ちながらの移動でも構わなければ電車なら高雄市内までの運賃は35元(約165円)です。ICカードを購入しておけばここから更に15%安く済み、所要時間はタクシーとほぼ変わらず20~25分程度で市内に行くことができます。
バスで移動
なるべく運賃は安く済ませたいという方はバス移動も考えましょう。バスの運賃は12元(約36円)に統一されているので、空港から高雄駅(高雄市内)まで最も安く移動できます。その代わり移動時間が30分程度かかるので、ホテルのチェックインまで時間の余裕がある場合や、ある程度台湾の土地勘がある場合に利用した方が良いです。
まとめ
この記事では高雄空港に到着してから高雄市内に行くまでの流れを紹介しました。現地についたら言葉が通じなくなってしまうので、旅行の準備中に出来ることは済ませ、現地での調べごとを、なるべく減らしておくようにしましょう。
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