キューバの治安っていい？悪い？旅行での注意点をご紹介！

この記事は、キューバの治安と注意点についてご紹介します。結論からいうと、キューバの治安はいいです。なにより人が暖かい。しかし海外ということで、気を付ける点はいくつかあります。暖かい雰囲気に気を抜くことなく、しかし気を張ることなく、旅行を楽しみましょう。入国ビザも申請する必要があるので、参考にしてください。

キューバとは、メキシコの東に位置する共産主義の島国です。首都はハバナで、1950年代のクラシックカーが多く見られ、車好きには素敵な国でしょう。また、国内にはたばこ畑も広がり、国産の葉巻が有名です。昔はスペインの植民地だったこともあり、今も旧市街地ではその時代の建築物が見られます。

キューバに旅行で訪れると必ず目にするのが、この人物、チェ・ゲバラです。どこに行ってもこの人の顔が目に入ってきます。彼はアルゼンチン人ですが、キューバにてゲリラの指導者だった、革命家です。キューバ革命を成功させた英雄として、多くの人に知られています。チェ・ゲバラの映画や本もあるため、旅行前に見てみるのもいいでしょう。

キューバの治安について、いくつかの場面にわけて説明します。しかし先に結論をいうと、「治安はいいが、小さなトラブルはある」といった感じです。人々はとても親切でフレンドリーですが、あまり気を抜くと痛い目も見るので、事前に知っておきましょう。女性の一人旅の場合は更に注意が必要です。それらの具体例をご紹介します。

まずは治安のいい話からします。例えば、もし道に迷っていたりしたら、目的地が見つかるまで一緒に探してくれるなど、とても親切です。これは割と街のどこでも起こることで、ホテルを探しているときや、バス停を探しているときに気軽に声をかけてくれて、目的が達成できるまで見守ってくれます。とにかく治安がいいです。

治安が悪いわけではありませんが、海外ということもあり、いい人ばかりではありません。これは観光地ならどこでも同じことが言えるのですが、観光客が集まる場所では、必ずスリや詐欺などの危険があります。女性が一人で旅行するなら、稀に車に連れ込まれそうになるケースもあるため気を付けましょう。

犯罪が起こる危険について説明しましたが、キューバの大半の人は陽気で明るく、とてもいい人ばかりです。街を歩いていたら、愉快に話しかけてきたり、「日本が好きなんだ！」と笑顔で声をかけてくれたりする人もいます。大体は何か悪いことをしようなどと考えていないので、気を張り過ぎず、彼らとの交流を楽しみましょう。

ホテルを見つけられず道に迷っていると、それを見た現地の人が声をかけてくれて、なんとホテルが見つかるまで一緒に探してくれます！お金を請求されるなどは一切なく、ホテルが見つかった時は一緒に喜んでくれる程です。それが街ならどこでもあります。バスを探しているとき、店を探しているとき、いつでも親切です。

親切というより、フレンドリーというべきかもしれませんが、ホテルの人と話して仲良くなると、次の日の朝食を用意してくれることがあります！もちろん毎朝ではないですし、ホテルにも寄ると思いますが、とにかくフレンドリーで親切です。仲良くなっても、ホテルでは個室ですし、女性も危険な犯罪に巻き込まれる心配はありません。

夜も、特に治安が悪くなることはありません。しかし、街を歩いていたら危険な雰囲気の人もたまにいるため、犯罪に巻き込まれないため近づかないようにしましょう。酒場では、現地の人々がサルサを踊って楽しんでいるので、仲良くなればサルサを教えてもらえます。彼らと一緒に踊って楽しむことは、とてもいい思い出になるでしょう。

人々が温かく治安はいいですが、野犬には気を付けましょう。人懐こい野犬もいますが、時に人を追いかけてくる野犬もいるので、むやみに絡まないように注意が必要です。現地では割と野犬を見かける機会があります。たまに触ろうとしたら、現地の人に「触るな」と止められる場合もあるので、危険は避けたほうがいいでしょう。

キューバ旅行で気を付けるポイントは、出発前も到着後もあります。現地では、設定金額の違いや小さな詐欺、ホテル探しなどで困る場合があるでしょう。女性が危険な犯罪に巻き込まれないよう気を付けることもあります。しかし、これらは事前に知っていれば何も怖くありません。ここからは、それぞれの場面に分けてご紹介します。

キューバに入国するにはビザが必要です。もし事前に日本で取らずに行くと、国に入れない可能性があるため気を付けましょう。日本でビザを取るには、東京にあるキューバ共和国大使館領事部に行き、自身で申請します。忙しい方は、旅行会社に代行を頼みましょう。自身で申請した場合、当日にはビザがもらえます。

キューバは物価が安いですが、観光客は現地の人より高く支払わなければならないことがあります。例えば、空港からのタクシーは現地の人よりも高く払わなければなりませんし、コペリカという人気のアイスクリーム屋さんでは、外国人は約100円、現地の人は約20円でアイスが食べられるのです！詐欺ではないので気にしないようにしましょう。

コペリカというアイス屋さんはすぐに見つかるでしょう。しかし、どこで買えばいいのかを人に尋ねてはいけません。現地の方は必ず外国人向け料金の方を教えますが、実際現地の方の行列は別にあります。コペリカに続く行列があれば、そこに並ぶのが正解です。並ぶのが嫌で、小さい額だし気にしない方は観光客向けがいいでしょう。

キューバに行く際に知っておいてほしいのが、現地の食べ物です。観光客向けレストランなら、普通に500円から1000円払えば美味しい食事が食べられますが、現地向けのレストランはあまり美味しくない場合があります。物価が安いとはいえ、グルメを求めてキューバに行くべきではないでしょう。

キューバでかなり困るのが、ホテルなどの場所です。グーグルマップを事前にオフラインダウンロードしているのはいいのですが、実際予約していたホテルに行ってみると、たまに「ホテルがない！」という状況になる場合があります。理由はわかりませんが、地図のホテルの場所と実際の場所が違うことがあるので気を付けましょう。

空港近くにローカルのバス停がありますが、知らない方は絶対に見つけられないでしょう。外国人向けの高いタクシーに乗せるためなのか、バス停の表記自体がないのです。空港の人に聞いても、タクシーしかないと言われます。バス停の見つけ方は、道路沿いに現地の人が集まっている場所があれば、そこがバス停です。

バス停がなくても、人が集まっているところがバス停と伝えましたが、街では普通にバス停があります。しかし、いざバスに乗るときになると、「満員で乗れない！」という状況になる場合が多いです。特に人気の海岸線沿いでは、帰りのバスが常に満員になる危険が高いため、そこも計算に入れて、旅行計画を練りましょう。

キューバの街には、陽気ないい人ばかり！というわけではありません。基本的に親切でいい人ですが、たまに悪い人が飲みに誘ってくるので気を付けましょう。最近増えている例としては、仲良くなって一緒に飲みに行ったものの、その人の分のお金も払わされるケースです。旅行で嫌な思いをしないよう、節度を持って行動しましょう。

女性が一人で酒場に行くのは、あまりおすすめできません。必ずしもそうとは限りませんが、外国人にしつこく絡まれる、どこかに連れて行こうとするなどのケースがあるからです。女性はついていかないようにして、危険な犯罪に巻き込まれないようにしましょう。男の知人がいれば、女性も心配はありません。

基本的にホテルにはWi-Fiはありません。ホテルに限らず、無料で使えるWi-Fiはないと考えた方がいいでしょう。では、どこならWi-Fiが使えるのでしょうか？キューバには、街ならWi-Fiを売っているショップがたくさんあります。そこでカードを買い、書かれているパスワードを入力すれば一時間使えますが、その場所でしか使えません。

キューバの物価はかなり安いですが、観光客用の値段設定があるため、あまり物価の恩恵は受けられないでしょう。タクシー、レストラン、ホテル、どれをとっても観光客料金なので、安くはないです。しかし、海外旅行に慣れてない場合は、観光客向けのサービスが使いやすいため、ぜひ利用しましょう。

海外旅行に慣れている方で、「現地を体験したい！」という方は、ローカルの食堂やバスを利用してみましょう。現地の人が使う食堂のような場所なら、1食100円程で食べられますし、ローカルバスも10円もしない料金でどこまでも乗れます。観光客も普通にそれらを利用できるので、物価の安さを感じ取れるでしょう。

キューバでは、輸入の関係で価格が高いものがあります。チョコレートやミルクなど、輸入しなければならないものは価格が高く、葉巻やトマトなど現地で仕入れるものは安いです。しかし現地の物価に比べて高いというだけで、チョコレートなどは他の国とあまり変わりません。

交通費も観光客向けの料金があり、空港から街まで1500円程です。街中では1960年代のクラシックカーが多く走り、タクシーとして利用できます。こちらも観光客料金なので、キューバの物価にしては割高です。古い車が好きな方にかなりおすすめの場所で、治安もいいのでぜひ乗ってみてください。予約は必要ありません。

クラシックカーや普通のタクシーは比較的安全で、犯罪などの心配は要りません。ただし確実ということはないため、念のため乗る前に話をして、その人の人柄を知りましょう。英語の発音が悪いので通じるか不安、という方も、海外ではなんとか通じます。ぜひ話しましょう！

先程もありましたが、食事はローカルなら100円程、観光客向けのレストランなら500円から1000円程します。お酒はモヒートが有名で、いたるところで売られていますが、あまり安くありません。食材は、現地の市場ならトマトが1個10円程と格安なので、食費を抑えたい方におすすめです。

キューバのホテルは、1人でも2人でも個室で3000円前後、1人でドミトリーなら900円程で宿泊できます。3000円前後なら普通の個室に泊まれますが、場所によってはシーツやタオルが湿っぽいこともあるため、綺麗好きな方にはあまりおすすめできません。しかし、ホテルの人はとても親切で温かいため、素敵な思い出になるでしょう。

いかがでしたか？キューバに悪いイメージがあった方や、犯罪とか大丈夫？と思っていた方は、印象が良くなったでしょう。確かに小さな犯罪はありますが、治安が悪いわけではなく、むしろ人が温かく安全な国です。女性の一人旅はあまりおすすめしませんが、男性の知人がいれば何の問題もないのでご安心ください。