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カンボジア旅行にはビザが必要!申請手続きの方法や条件を解説!

カンボジア旅行にはビザが必要!申請手続きの方法や条件を解説!

アンコールワットで有名なカンボジア旅行には、パスポートの他にビザの取得が必要です。申請の方法は大きく分けて3種類。おすすめはオンラインで申請できるe-Visa。カンボジア観光用のシングルビザに絞って、申請から発行までの手続きの要点を紹介しましょう。

目次 [表示]

カンボジアの観光スポットで一番はアンコールワット

カンボジアは世界遺産「アンコールワット」が世界的に有名です。他にも首都プノンペンやトンレ・サップ湖、プレアヴィヒア寺院など魅力的な観光スポットがたくさんあります。カンボジアを旅行するには、パスポートの他にビザが必要です。申請の方法は大きく分けて3種類。観光目的のシングルビザに絞って、その内容と「おすすめ」の手続きとは?を紹介しましょう。

出典:ライター撮影

カンボジア旅行のためのビザを申請する方法は3種類

在日大使館・領事館の窓口で発行

東京都港区にある大使館や札幌、仙台、大阪、名古屋、福岡にある名誉領事館の窓口で直接申請の手続きができます。ビザは申請した日には発行されませんから、申請と受け取りのため2度出向く必要がありますが、自宅や職場から行ける場合は一番確実な方法です。大使館では郵便による申請も受け付けていますが、書留郵便にかかる金額がプラスになります。

オンライン申請で e-Visa発行

カンボジアの外務国際協力省が運営するWebサイトで、オンライン申請するとe-Visaが発行されます。早ければ手続きをすませた10分後にはE-mail添付でPDFのビザが送られてきますから、インターネット環境のある人にはおすすめです。オンライン申請を代行する業者も複数ありますが、大使館の公式サイトでは「非公式サイトの利用は自己責任で」と呼びかけています。

入国時に空港での発行が金額では割安

出典:ライター撮影
 

首都のプノンペン国際空港やアンコールワットに近いシェムリアップ国際空港にはビザ申請の窓口があり、入国時に申請すれば発行されます。金額の負担は一番少ないのですが、書類の不備など想定外のハプニングがないとは言えません。できるだけ出発前に大使館・領事館の窓口かオンラインで取得しておくことをおすすめします。

カンボジア旅行のためのビザ申請に必要なものと条件は?

ビザの申請用紙

出典:http://www.cambodianembassy.jp/web2/?page_id=424

ビザの申請用紙は大使館の窓口に備えられています。大使館のWebサイトからもダウンロードできるので、窓口で慌てることがないように、事前に用意して出かけた方が効率よく安心です。領事館の場合も同様にサイトから申請書のダウンロードが可能で、大阪のサイトではオンラインでデータを入力すれば申請書を印刷することもできます。

パスポートは有効期限などの条件に注意

出典:ライター撮影
 

パスポートは残存有効期限が6ヵ月以上、ビザ用の空白ページが1ページ以上あることが必須条件です。有効期限が6ヵ月を切ることがわかった場合は、ぎりぎりではなく余裕をみてパスポートを更新するよう心がけましょう。e-Visaでは、パスポートの顔写真のあるページをスキャンした画像(JPG,JPEG,PNG,PDF)ファイルを用意します。

顔写真

大使館・領事館や郵便で手続きする場合は写真のプリント(35ミリ×45ミリ、背景無地)が必要です。e-Visaの場合は写真に代えて申請画面で読み込ませるファイル、普通はjpgを用意しておきます。写真代にかかる金額を気にするなら、スマホで撮ったものでも大丈夫です。

Eメールアドレスとクレジットカード

オンラインでビザを申請する場合は、必要な条件が増えますが、たいしたことではありません。インターネット環境とEメールアドレス、申請料支払いのためのクレジットカードが必要です。スマホでもできないことはありませんが、できれば画面の大きなデスクトップで入力するのが楽で、間違いも少なくなります。

カンボジア旅行でなぜアメリカ・ドルが条件なの?

ビザの申請料

出典:ライター撮影
 

カンボジアのビザ申請料はUS$30。一番安い金額ですむのは、入国時の申請ですが、タイやベトナムから陸路で入る国境では、かなりの金額の賄賂を要求されることもあるそうで要注意。大使館や領事館での手続きは日本円なので金額は若干割高です。為替によって変更されることもあり、領事館によってはWebサイトで「金額は問いあわせを」と告知しています。e-Visaはシステム利用料$6が加わって合計金額は$36です。

申請料はなぜドル建てが条件?

申請料がなぜドル建てなのか、カンボジア旅行で不思議なことの一つです。カンボジアの公式通貨はリエルで、$1は約4,000リエル。ところが、カンボジアではUSドルがメインの通貨として流通しています。ただ、コインのセントは流通していません。買い物するとUSドルと端数の釣り銭代わりのリエル札が混じって返ってくるので、少額の買い物は釣り銭のリエルで足りることが多いです。

カンボジア旅行のためのビザをオンライン申請

サイトにアクセス

出典:https://www.evisa.gov.kh/

パスポートをスキャンしたファイル、顔写真のファイル、Eメールアドレス、クレジットカードを手元に用意して、公式サイトにアクセスします。大使館のサイトではなく、https://www.evisa.gov.kh/です。日本語になっていない時は画面右上の窓で日本語を選び、「Apply now」をクリックする。6桁のセキュリティ・コードが表示されるので入力、次の個人情報入力画面に進みます。

個人情報を入力

出典:https://www.evisa.gov.kh/

個人情報を入力します。住所・氏名・パスポートなど*印のある項目が入力必須です。顔写真の場所には用意したファイルをアップロードします。

出典:https://www.evisa.gov.kh/

パスポートのビザタイプはTourist(T)36$のままにしておきます。「パスポートを添付」に用意したファイルをアップ。入力ミスがないか、よく確かめたうえで支払い画面に進み、カード払いが認証されればビザの申請手続きは完了。家族の分もあるときは、面倒でも1人ずつ別々に申請するのが確実です。

e-Visaの発行はPDF

出典:ライター撮影

Eメール添付で送られてくるPDFのファイルを2部印刷して、ビザ部分を切り抜き、パスポートの査証欄にホッチキスで止めます。かつて中国などに行ったことがある人は立派なビザがパスポートに貼り付けられたのを見たことがあるでしょう。それに比べると、なんとなく頼りない感じですが、ちゃんと入国できるので大丈夫です。

カンボジアのビザの条件、有効期限

有効期限は3ヵ月

観光目的のシングルビザの有効期限は3ヵ月で、入国できるのは1回だけ。入国した日から30日まで滞在が可能です。カンボジア旅行に限らずパスポートの有効期限と更新時期、取得したビザの有効期限と申請のタイミングの兼ね合いには細心の注意を払いましょう。

入出国の場所に注意

カンボジアのビザで入国・出国ともにできるのはプノンペン国際空港、シェムリアップ国際空港、BAVET(ベトナム国境)、POI PET(タイ国境)の4カ所だけです。一般の観光客はプノンペンかシェムリアップの国際空港を利用するのが普通ですから問題ありません。他にシハヌーク国際港など出国のみできる場所がいくつかありますが、利用にあたっては最新情報を事前にチェックしておきましょう。

カンボジアのビザ まとめ

出典:ライター撮影
 

これからカンボジアの観光に出かける方のために、ビザの取得方法の要点を限られたスペースの中でまとめてみました。インターネットで、さまざまな情報が手に入りますが、楽しい観光スポットに思いを馳せる前に、まずビザを手に入れておきましょう。その際、必ず押さえておきたいのは在日本カンボジア王国大使館と各地にある領事館のサイトに掲載されている情報を確認することです。

在日本カンボジア王国大使館公式サイト
在札幌カンボジア王国名誉領事館
在仙台カンボジア王国名誉領事館
在大阪カンボジア王国名誉領事館
在名古屋カンボジア王国名誉領事館
在福岡カンボジア王国名誉領事館

中出 眞澄
ライター

中出 眞澄

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