香港の気温ってどのぐらい？気候や時期ごとのおすすめの服装をご紹介！

香港は、魅力的な観光スポットが充実。日本からも近いので気軽に訪れることができます。夜景を思う存分楽しめる「ヴィクトリアピーク」や、宮殿のようなレストランの「ジャンボキングダム」などフォトジェニックな見どころがたくさん。そんな魅力が詰まった香港に行くのなら、天候に左右されることなく観光を楽しみましょう。気候やおすすめの服装についてご紹介します。

香港は亜熱帯気候で「1年間のうち半分が暖かい」という特徴があります。1年中湿度が高めで、日本よりもじめじめしていて暑い。そんな香港でも、四季が存在します。春夏は高温多湿で、秋冬は温暖な気候。夏と秋は台風シーズンになるので注意が必要。台風の通り道になっているため、スコールが起きることもしばしば。「年間を通して、夏物を着用する期間が長い」という特徴もあります。

香港の天気は、季節ごとに変化しています。春は雨が多い時期で、湿度が高く霧が発生しやすいです。どんよりとした曇り空になることもあります。夏は天候が不安定なので、台風や突然のスコールなどが発生しやすいです。

雷雨が起きると長い上に、朝でも夜中でも起きることがあります。秋は雨が少なくなり天候も安定。冬は晴れの日が多く暖いです。雪が降ることはまれですが、2016年1月24日に降雪が観測されています。

香港の年間平均気温は24度と体感温度も暖か。春は20～33度、夏は26～33度、秋は19～33度、冬は10～25度と季節ごとの気温差が大きめです。湿度は年間を通して40%以上と、高めで蒸し暑いイメージがあります。11月や12月も湿度が70%くらいあるので、日本とは違い冬でもあまり乾燥しないのはいいですね。

年間の降水量は3月45ミリ、4月113ミリ、5月159ミリ、6月238ミリ、7月252ミリ、8月282ミリ、9月166ミリ、10月41ミリ、11月22ミリ、12月21ミリ、1月21ミリ、2月33ミリ。時期によっては、天候が不安定になることもあり、スコールによる雨量の増加に伴い降水量が増えます。台風のシーズンには、「台風シグナル」が発令されることも。

雨が多く、どんよりとした曇り空の日が多い春。湿度も高くてじめじめしています。日本とは違い蒸し暑いくらいのこの時期には、一体どのような服装がよいのでしょうか？春の気温とおすすめの服装についてご紹介いたします。

香港の春は、平均気温20～33度で湿度50～90%。晴れると気温が高く日中は暖かいです。昼間は半袖も可能ですが、夜間は冷え込むことが多いので、上着があると便利。朝晩の気温差に対応できるようにしておきましょう。

生暖かく湿度も高めで、どんよりとした曇りの日が続きやすい天気です。4月あたりからは雨季に入るので、さらに湿気や霧などが発生しやすくなります。にわか雨に備え「折り畳み傘」も準備しておきましょう。備えあれば憂いなし！

春におすすめのメンズの服装は、デニムやパンツ、半袖や長袖のシャツ、Yシャツ、トレーナー、薄手のセーター、ジャケットなど。半袖シャツにジャケットを羽織って、デニム、スニーカーでコーディネートしたカジュアルスタイルがおすすめ。ナイロンやポリエステルの素材は通気性がよくないので、湿度が高めのときは避けた方がよい。夜間の冷え込みに備えて、上着は持っていた方が安心。

レディースでは、通気性のいいシャツやブラウス、パンツ、スカート、ジャケット、スプリングコート、カーディガン、ストールなど。シャツにスカート、ロングガウンのコーディネートはいかがでしょうか？

通気性のいい素材を選ぶことで、快適に過ごせます。足元には、アクセントを取り入れておしゃれを楽しみましょう。靴を選ぶ際は、大理石やタイルなどの上は湿気で滑りやすくなっているため、滑り止めの付いた靴がおすすめです。気がつかないポイントではないでしょうか。

香港の夏は、湿度が高く蒸し暑いのが特徴。天候も若干不安定になります。突然雨が降ることもしばしばで、気温の差も気になるところです。そんな時期には、一体どのような服装がよいのでしょうか？夏の気温とおすすめの服装をご紹介いたします。

春の平均気温は26～33度で湿度50～90%。気温が高めの時期で、湿度が90%以上の日は、かなりじめじめ。7月ごろまで続く雨季が終わると、天気も晴れて日差しが強い日が続きます。除湿のためクーラーをかけ過ぎているところが多いので、肌寒く感じるところも。夏の後半ごろは、スコールや台風に注意が必要。早朝や午後に雷が鳴りやすいので、天気予報をこまめにチェック要。

メンズでおすすめの服装は、半袖、短パン、羽織もの、サンダルなど。通気性がよく快適に過ごせるコーディネートがおすすめ。日差しが強いことが多いので、サングラスや帽子、日傘や日焼け止めもあるとよい。傘を携帯しておくことも忘れずに。雨天時は足元が滑りやすいので、滑りにくい靴や長靴を用意しておくと便利です。天気が急変すると肌寒くなるので「羽織れるもの」があると安心。

レディースでおすすめの服装は、キャミソールやノースリーブ、七分袖のシャツ、パンツ、スカート、ワイドパンツなど。足元は、ハーフストッキングにパンプス、サンダルがおすすめ。半袖のトップスに、とろみのあるサロペットワイドパンツを合わせれば、通気性のある抜け感コーディネートの完成。ロングシャツやカーディガンを羽織りにするとコーディネートのバランスも整います。

秋は、天気もだんだんと安定し、観光にはピッタリの季節。湿度もだんだんと下がって、すっきりと過ごしやすくなります。残暑が長く続いているような感覚もあるこの時期には、一体どのような服装がよいのでしょうか？秋の気温とおすすめの服装をご紹介いたします。

香港の秋は、平均気温19～33度で湿度40～70%。日本に比べると割と暖かく期間が少し短め。雨も少なくなり、蒸し暑さも和らぎます。気温と湿度がともに下がるので、1年間で最も快適で過ごしやすい季節。春と同じように朝晩は肌寒いので、羽織り物が必須アイテム。天候は安定しますが、台風には、まだまだ警戒が必要です。中秋節からは徐々に寒くなってきます。

メンズの秋の服装は、春と同じようなスタイルが主流。まとわりつくような蒸し暑さではないですが、まだまだ残暑が残る時期です。日中は半袖でも過ごせますが、薄手の長袖がもう一枚あったほうが安心。半袖Tシャツにパンツ、または長袖Tシャツにパンツのコーディネートがおすすめです。モノトーンにきめてもよし、スニーカーやウエストバッグなどでスポーティーカジュアルにも。

レディースは、薄手の長袖Tシャツにデニム、ロングコート、スニーカーくらいのカジュアルスタイルがちょうど。程よくゆったりとした風通しのいいアイテムがおすすめです。肌寒いときには、春の服装のようにカーディガンやロングシャツ、薄手のジャケットなどを羽織るとよいでしょう。快適で過ごしやすい時期で、おしゃれが楽しめます。動きやすさを意識したコーディネートがピッタリ。

香港の冬は、日本よりは割と暖かい日が多いのが特徴。芯から冷えるような寒さは少ないですが、一体どのような服装がよいのでしょうか？冬の気温とおすすめの服装をご紹介いたします。

香港の冬は、平均気温10～25度で湿度40～60%。晴れの日が多く、旧正月付近が一番寒いのが特徴。日本より暖かく過ごしやすいですが、湿度が高めでしんしんと冷える日も。飲食店は冬でも冷房がついているところも。冬でも暑い日や10度を切る日もあり寒暖差が激しい印象です。平均しても暖かいため、香港では暖房施設があるところがあまりありません。服装での調節がポイント。

メンズの冬の服装は、長袖Tシャツやセーター、パンツ、襟付きシャツ、ジャケットなど、日本の秋のような服装がおすすめ。寒い日でも、セーターの上にジャケットやコートを羽織るくらい。生地の薄いコートやセーター、厚手の上着やダウンべストなど、工夫して着こなしましょう。2月ごろは、10度を下回ることもあるので、使い捨てカイロや少し厚手のコートもあると安心。

香港は、冬真っ只中でも日中は暖かいため、長袖のワンピース1枚でも過ごせます。1日の気温差が激しいので、朝夕は羽織りものをプラスしましょう。長袖Tシャツにパンツ、ロングコート、パンプスのおしゃれなスタイルがおすすめ。基本的に日本の春先くらいの服装で充分ですが、10度を下回るときには厚手のコートがあると便利。マフラーなどのアイテムもいざというときに役立ちます。

年間を通して過ごしやすい香港ですが、観光に行くのにおすすめの時期がいつなのか気になりますよね。天候やイベントなどを考えると、10、11月の秋ごろがおすすめ。天候も穏やかになり安定しています。10月はハロウィンがあり、なかでも香港島のランカイフォンは仮装で大盛り上がりです。気温が低くなってくると空気が澄み渡るので、香港の美しい夜景を思う存分楽しめますよ。

香港には魅力的なスポットがたくさんあるので、ベストな状態のときに観光を楽しみたいですね。せっかく行くのなら天候がいいときに。年間を通した気温は過ごしやすいですが、雨が多い時期もあるので、香港観光に行く前に事前に天気をチェックしましょう。満足のいく楽しい想い出がたくさん作れるといいですね。気温や気候、服装など、ぜひ参考にしてみてください。