バングラデシュの治安はいい?悪い?観光での注意情報をご紹介!

バングラデシュの治安はいい?悪い?観光での注意情報をご紹介!

外国人がいない国・カオスの国といわれるバングラデシュ。未知なる部分が多いですがどんな国なのでしょうか。危険で治安が悪いという印象の方も多いのでは?今回はバングラデシュの治安や注意すること、女性は旅しやすいのか、などについて詳しく掘り下げてお伝えします。

目次 [表示]

バングラデシュってどんな国?

バングラデシュはインドとミャンマーの間に挟まれた南アジアに位置する国です。国民の9割以上はイスラム教徒。首都はダッカ・公用語はベンガル語です。人口はおよそ1億5千万人で国土は日本の40パーセントほど。世界で最も人口密度が高い国といわれています。

外国人観光客がいない国・バングラデシュ

バングラデシュにおける年間外国人観光客は10万人ほど。日本は2018年のデータで約3000万ですので、他国と比べても極端に外国人観光客が少ないことがわかるデータです。観光資源が少ない・観光地化されていない点から、まだまだ外国人が少ない状況だということがわかります。

また、近年度々起きているテロや政治的不安要素から、渡航を懸念する外国人旅行者も少なくありません。そのため街中を歩いていると周囲からの目線を感じることもしばしば。しかし、決して悪意があって見ているわけではありません。単純に外国人が物珍しいのです。それだけ外国人旅行者がいない国なのがバングラデシュです。

バングラデシュは女性でも旅できる?

バングラデシュはイスラム教徒が多い国ですので、女性の一人旅・女性同士での旅行は不思議な光景に見えることでしょう。女性でも旅行することは可能ですのでご安心を。極力露出の少ない服装で出かけるようにしてください。半袖はOKですがタンクトップやキャミソールなど露出が多いものはNGです。Tシャツくらいなら大丈夫です。男性もショートパンツはなるべく避けましょう。

民族衣装「サロワカミューズ」を着てみよう

女性の中で現地人と同じような格好をしたいなら民族衣装「サロワカミューズ」がおすすめ!インドのパンジャビドレスに似た腰まである丈のトップスにゆったりとしたパンツ+ストールの組み合わせです。バザールやショッピングモールなどで簡単に手に入るので記念に買ってみてはいかがでしょうか。お気に入りの布を選んで自分の体形に合うよう仕立ててくれます。カラフルでビーズや刺繍がついた女性らしいおしゃれなデザインがたくさん売られているんです。ユニクロもグラミン銀行と共同出資したアパレルブランド「グラミンユニクロ」のショップがダッカにあり、サロワカミューズを購入できます。お値段も日本のユニクロよりお手頃。

実は親日家が多い

バングラデシュは世界の中でも最貧国のひとつに数えられています。周辺のアジア諸国に比べて生活水準も低め。日本はODA(政府開発援助)によりバングラデシュを支援しています。援助額は国別で第一位。昔から経済を通して友好関係を築いてきたこともあり、親日家が多い国です。バングラデシュ人にとって日本はなじみのある国ですので、日本から来たことがわかるとフレンドリーに話しかけてくれることも。

ダッカで起きた日本人が犠牲になったテロ

バングラデシュというとこのテロ事件の印象がいまだに強く残っている方も多いのでは。2016年7月1日夜にグルシャン地区のベーカリーカフェで、武装したバングラデシュ人7人が店内にいた客を人質に取ったあと殺害。警察官2名・犯人6名を含む計28人が殺害されるという痛ましい事件が起きました。民間人22人のうち18人は外国人です。

バングラデシュの今

先ほどのテロ事件から、バングラデシュは「危険・治安が悪い」というようなネガティブなイメージがついてしまいました。2013年を境にバングラデシュではイスラム原理主義者による事件が増えている傾向が。特に2015年以降は30件以上の事件起きているデータがあります。しかし近年では落ち着きを取り戻してきつつある、とダッカ在住の日本人たちは感じているようです。外務省公式ページの危険情報ではレベル2(2019年11月現在)なので注意するべきことを守れば、決して観光できない国ではありません。

バングラデシュ・ダッカをエリア別にご紹介

それではダッカのエリア別のご紹介。外国人とローカルのバングラデッシュ人が生活しているエリアは大きく異なります。エリアによって雰囲気も違うので、どのあたりでホテルにするか迷っている方はこちらを参考にしましょう。はじめにご紹介するグルシャン・モティジール・ボナニ・バリダラは、ダッカの中でも高層ビルが多く都会的でバングラデシュのイメージとは大きく異なります。光景を見た瞬間、驚くかもしれません。急速に発展しているバングラデシュですが、これらのエリアはバングラデシュの成長ぶりを感じられる場所です。

グルシャン地区

日本人を含めた多くの外国人が生活するエリア・グルシャン地区。日本人在住者は約1万2千人と他国と比べると少なめ。さきほどお伝えしたダッカのテロ事件があったエリアです。外資系企業や大使館が多くあり、外国人の多くはここに住居を構えています。欧米風のおしゃれなカフェやレストランもあるので、生活するにはこの辺りが外国人にとっては快適となるでしょう。これらのお店の値段は総じて高め。バングラデシュ人は主にカレーをメインに食べているので、カレーは飽きたらこのエリアで洋食を食べてもいいですね。

モティジール地区

オールドダッカに近いダッカ南部に位置するモティジール地区。大統領官邸やダッカ中央駅がある、バングラデシュの政治経済の中心エリアです。証券取引所や銀行など金融機関を中心にオフィスも多くあります。日本でいうところの霞が関や丸の内のような場所でしょうか。リキシャで通勤するサラリーマンの姿が見受けられます。オールドダッカへも歩いて行けるのでローカルな雰囲気を味わいたい方や観光地に近い場所に宿を取りたい方は、このエリアで探すといいでしょう。

ボナニ地区

グルシャン地区に隣接するエリア・ボナニ地区。こちらも富裕層が多く生活する高級住宅地でカフェやレストラン・ショップが並ぶ商業地区です。ローカルエリアと違いゴミが散乱しておらず、比較的清潔が保たれている街並み。カフェやレストランは外国人用レストランが点在しているので、ちょっとほっと一息つきたいときはこちらで探すといいでしょう。

バリダラ地区

ダッカの北東部に位置するバリダラ地区。ダッカ市内で最も多くの外国人が生活するエリア。大使館が多く集まり、日本大使館もこのバリダラ地区にあります。周辺にはレストランなどのショップは少なく住宅街です。ウェスティンホテル等外資系高級ホテルがこの周辺に集まります。

オールドダッカ

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これぞバングラデシュ!な景色が見られるオールドダッカ。モティジール地区に近いロケーションです。電線だらけのごちゃごちゃした街並みでカオスな雰囲気が漂います。高いビルに囲まれた細い路地に多くの通行客やリキシャが所狭しに往来する光景が。バングラデシュを訪れたからには必ずとも訪れたい場所ですね。

バングラデシュの治安や注意すること

果たしてバングラデシュは危険な国なのでしょうか?凶悪な事件ばかりクローズアップされがちですが、元々のバングラデシュの治安は悪くはありません。殺人などの凶悪犯罪が突出して多いわけではないので昼間も単独で街歩きできないほど危険、というような深刻な事態ではないのでご安心を。これからお伝えする注意事項を守れば女性を含めた個人旅行も十分可能です。

バングラデシュの治安や注意すること①スリ・ひったくり

旅行者で一番気をつけなければいけないのはスリ・ひったくりでしょう。リキシャに乗る際も乗車部分の背中側があいているので、外部から触れられるような作りです。

密集した場所で渋滞が起きた場合など、走行していないときは後ろからひったくられる可能性も。背中側にカバンを回さないようにしましょう。スリも同様、密集した場所を歩く際はカバンを押さえて歩くなどして工夫を。外国人が少ない環境で外国人はとにかく目立ちやすいので貴重品管理は徹底しましょう。

バングラデシュの治安や注意すること②外国人が多いエリア

ダッカでのテロ事件があったように、グルシャンなど外国人がエリアは注意が必要。都会的でカオスとは程遠い外国人エリアですが、だからこそテロの標的になりやすいという危険が潜んでいます。また、スリやひったくり、自宅に強盗が入るなんてこともありえるのです。特にラマダン中はテロの標的になる可能性があるので、外国人が生活するエリアにあるホテルやレストランなどの利用は控えましょう。

バングラデシュの治安や注意すること③ストライキ

バングラデシュでは「ハルタル」と呼ばれるストライキが度々起きているのをご存知ですか?政府に不満を持つ人が学校や会社に行くのをやめたり、バスなどの交通機関を止めたりと反対活動を行うことを指します。交通機関が止まってしまいますと動きが取れなくなる事態に。

事態が悪化すると放火や投石を行い危険な状態に。デモ行進が行われ武力警察との衝突が起きる場合もあるので、ハルタルが起きた際は近づかないようにしましょう。巻き込まれないよう、随時情報をチェックしてください。滞在先の宿で何かあった際に情報共有できるようお願いするのも手です。

バングラデシュの治安や注意すること④洪水

バングラデシュは6~10月が雨季になります。モンスーンの影響で度々豪雨で洪水が起きるので、雨季にバングラデシュに行かれる方は注意。死者・被災者を毎年数多く出し、深刻な被害状況が伝えられています。雨季の時期に渡航する方は最新のニュースを調べてから行きましょう。

バングラデシュの治安や注意すること⑤ラマダン

ダッカのテロ事件はラマダン中に起きました。バングラデシュに限らず、世界で起きているテロはラマダン中・ラマダン前後に度々起きているのです。なぜかというと、イスラム教徒はラマダン中は通常よりも厳しく戒律を守る傾向に。その中でラマダン中にジハード(聖戦)を行うと天国に行けるとコーランに書かれています。

こういった理由からラマダンの時期にテロが起きやすいい傾向があります。ラマダンの時期は人が多い場所や外国人が集まる場所、モスクなどの宗教施設へ行く際には注意する、もしくはなるべく近づかない方が賢明です。

バングラデシュの治安や注意すること⑥夜間の行動

ダッカは日没後も大通りは人通りがある場所が多く、明かりが灯され明るいです。しかし、路地に入ると暗く人通りがない場所も。グルシャンやボナニ地区周辺は遅くまで営業しているレストランもあり明るいですが、オールドダッカ等、ローカルが多い場所は明かりも少なく夜間の街歩きはあまりおすすめしません。外国人ということだけで目立ち、標的にされやすいので夜間の行動は限定的にしましょう。

さいごに

バングラデシュの治安についてお伝えしました。日本人の間ではいまだにテロのイメージが強く、危険な国として認識されています。残念ながらメジャーな観光地ではありませんね。まだまだ観光客が少ない国ですが、その分ローカルな雰囲気をたっぷり味わえます。服装にさえ気をつければ女性の街歩きも問題なし。オールドダッカはローカルの生活も垣間見られて街歩きが楽しいエリアです。バングラデシュ人は親日家で親切な方も多いので、会話を楽しんでみるのもあり。旅行する前に「外務省海外安全ホームページ」をおすすめいたします。

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。
Saori
ライター

Saori

月1で海外旅行に行っています。弾丸旅行も長期で周遊もします。今まで訪れた国の数は50ヵ国以上。旅人ならではの目線で役立てる情報をお伝えします。

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