ピーチの成田空港のターミナルはどこ？手続きの流れやカウンターの場所を解説！

ピーチは、成田空港のLCCがメインの第3ターミナルではなく、第1ターミナルを使っていました。しかし、2019年10月27日に同じLCCのバニラエアと経営統合し、バニラエアの路線を引き継いだため、出発と到着ターミナルが第3ターミナルに変更となっています。フロアは、出発が2階、到着が1階または2階です。

ピーチの成田空港就航路線は国内線5路線、国際線2路線です。関西空港が拠点のピーチですのでまだまだ就航路線は少ないですが、格安で人気リゾート地へ行けるので実はかなり使える航空会社といえます。
【国内線】（2019年12月現在）

• 関空
• 新千歳
• 福岡
• 奄美
• 那覇
• 石垣

• 台北
• 高雄

成田空港第3ターミナルは、2015年から利用開始となった新しいターミナルで、ジェットスター、SPRING JAPAN、春秋航空などのLCC専用のターミナルです。開設当初は報道などにより「第3ターミナルは遠い」というイメージがついてしまいました。しかし、アクセス方法を事前に調べておけば、それほど負担は大きくありません。

JRで成田空港第3ターミナルへ向う場合、下車駅は「空港第2ビル駅」です。成田エキスプレスなら、首都圏各地から快適に向うことができますし、東京駅からの所要時間も50分程度です。

京成電鉄で成田空港第3ターミナルへ向う場合も、下車駅は「空港第2ビル駅」です。京成スカイライナーなら、上野から適所要時間40分程度です。ピーチ機内では、成田～上野間の「スカイライナーバリューチケット」が、通常価格2,520円が2,250円と270円割引で購入できます。詳しくは、機内誌にて確認してください。

鉄道の駅「空港第2ビル」で下車し、成田空港第2ターミナルに到着したら、そこからは、ピーチが就航している第3ターミナルまでは移動が必要です。バスで3分、歩いて15分の距離です。とは言っても、鉄道の駅のホームからだと、余裕をもって30分程度は見ておいた方がよいでしょう。

「空港第2ビル駅」のある成田空港第2ターミナルから第3ターミナルは、無料バスで約3分。バス乗り場に並んでいれば5,6分ごとにバスがくるので、あとは乗るだけです。荷物が多い方はバスを使った方がよいでしょう。

成田空港第2ターミナルから第3ターミナルは歩いても15分程度です。専用のプレハブ通路があり、まるで陸上トラックのような雰囲気。足下には残りの距離が所々に書かれていますし、途中にはベンチなど休憩スポットもあります。バスの待ち時間や乗り降りが面倒な方は、歩いてもさほど負担はないです。

東京駅から成田空港まで、大人運賃1,000円でシャトルバスの運行があります。所要時間は約60分。「東京シャトル」と「THEアクセス成田」の2社がそれぞれ日中約20分間隔で運行し、基本的に予約なしで乗り場に並べば乗車可能です。バスが到着し下車したら、ターミナルビル2Fまで徒歩2分で到着します。

※「東京シャトル」と「THEアクセス成田」は2020年2月1日に統合を発表しているため、予約や乗車方法が変わります。

成田空港第3ターミナルは、第1、第2ターミナルほど大きくありません。ターミナルビル2Fに入ると、受付カウンター、フードコート、手荷物検査場の順でならんでいるので、迷わず受付カウンターまでたどり着けるでしょう。ピーチの受付カウンターは、入口から一番離れたところにあります。ピンクを目印にカウンターを目指してください。

成田空港第3ターミナルのピーチカウンターは、国内線と国際線に分かれています。カウンターはいつでも開いているわけではなく、搭乗時間の90分前からです。グランドスタッフさんが不在のこともあるので、チェックイン開始前の問い合わせは、コールセンターとなることもあります。

国際線カウンターもいつでも開いているわけではなく、搭乗時間の120分前からです。グランドスタッフさんが不在のこともあるので、チェックイン開始前の問い合わせは、コールセンターまでお問い合わせください。

ピーチのチェックインは、決められた時間内に自動チェックイン機で各自がおこないます。手荷物預けがなければ、そのまま保安検査に進むのですが、手荷物預けがある場合は、このあと有人カウンターで手荷物を預けます。チェックインの流れと注意点を紹介します。

国内線は、出発時刻の90分前～30分前まで、国際線は出発時刻の20分前～50分前までに、自動チェックイン機にてチェックイン手続きをおこないます。手荷物がなければ、このまま保安検査場へ進みます。

ピーチでは、機内への荷物の持ち込みは、2つまで、7キログラム以下という決まりです。チェックイン機にグランドスタッフさんがいて、重量のチェックをおこなうこともあります。シンプルピーチというプランの場合は、手荷物預けが別料金となるので、重量オーバーには注意してください。

自動チェックイン機には、数字とアルファベットの予約番号を入力しますが、バーコードの部分を用意しておけば、読み取るだけでかんたんにチェックイン手続きができます。バーコードは予約時のメール、または、予約日程表にあります。

手荷物預けがある場合、有人のカウンターに並びます。ここは、スタッフ数も限られるため列に並ぶことを覚悟してください。とはいうものの、チェックインはすでに済んでいるので、ここまで来れば搭乗できないという心配はしなくても大丈夫でしょう。

手荷物を預けるとあとは保安検査へ向うのですが、ピーチの場合は、手荷物検査の結果確認が必要な場合は呼び出しがあるため、5分程度経ってから保安検査へ行くよう言われます。実際、場内アナウンスで呼び出しもちらほらあるので、指示に従いましょう。

チェックイン時間に遅れた場合、どの程度までであれば搭乗できるのでしょうか。また、ほかの便への振り替えはできるのでしょうか。万が一、予約した便のチェックインに間に合わなかった場合の扱いを紹介します。

結論からいうと、ピーチ運賃タイプは、シンプルピーチ、バリューピーチ、プライムピーチの3種類ありますが、すべての運賃タイプで、国内線は出発時刻の30分、国際線は50分前までにチェックインしないと搭乗できません。ANAやJALのようにグランドスタッフが先導してくれるようなサービス一切なし。変更手続きも1時間前までですので、あきらめてほかの会社の便を予約しましょう。

ピーチでは、出発時刻の60分までであれば、すべての運賃タイプで予約便の変更が可能です。ただし、変更手数料と変更先の運賃との差額が必要となります。予定の便に間に合わない可能性がある時は、早めにあきらめて予約便の変更手続きをおすすめします。

バリューピーチ・プライムピーチの変更手数料は、インターネットであれば無料、コンタクトセンターだと1,100円、空港カウンターだと2,200円です。また、取消しする場合、バリューピーチであれば運賃から取消し手数料1,100円を差し引いた差額をピーチポイントとしてもらえます。プライムピーチの場合は、運賃の全額をピーチポイントとしてもらえます。

成田空港第3ターミナルには、7つの飲食店が集まったフードコートがあります。フードコートの机や椅子などのインテリアは無印良品で統一。ひろびろとしながらも落ち着いた雰囲気のスペースで時間をつぶせます。すべて朝4時オープンというLCCに合わせた営業時間です。到着時にも同じフロアから外にでますので、帰りも利用できます。

ぼてちゅうは、大阪名物お好み焼きの専門店です。おすすめは、ぼてぢゅうが発祥とされる「モダン焼き」、大阪グルメの代表「たこ焼き」です。日本のソース味が恋しい時にはおすすめのお店です。

日本全国に500店舗以上展開する「長崎ちゃんぽん」の専門店です。野菜不足を感じたときは、長崎ちゃんぽんを食べればかなり野菜を補給できます。ラーメンで温まりたいときはおすすめです。

北海道産フライドポテトや、オージービーフのハンバーガーなど、素材にこだわったハンバーガーショップ。ドリンクやスウィーツも充実しているので、カフェ代わりに利用するのもおすすめです。

無事にチェックインと手荷物預けがおわったら、フライト時間25分前までに保安検査場を通過してください。時間帯によっては混み合うので、やはり時間に余裕をもって通過した方が無難です。

LCCは家族連れや学生のグループなどが多く利用するので、保安検査にも時間がかかることがあります。航空会社のグランドスタッフが、フライト間近の便の搭乗予定者がいないか声かけをおこなっているので、ぎりぎりの場合は、航空会社の人に確認するようにしましょう。

保安検査場を通過し、なにもない通路を歩き進むと、出発ロビーに到着します。広々としたスペースソファーが置かれているだけ。売店はジェットスターなど航空会社が運営するお店があるだけです。お弁当などは、保安検査前に購入した方がよいでしょう。

搭乗時間の10数分まえから、搭乗の案内が始まります。飛行機まではバス移動となることも多いので、やはり余裕を持って移動しておくことをおすすめします。また、移動距離も長くて階段もあるため、可能な限り手荷物は預けておいた方がよいでしょう。

LCCであるピーチは、チェックイン時間を1秒でも過ぎると搭乗予定の便に乗ることができません。成田空港第3ターミナルはシンプルな造りで、迷う心配はありませんが、ターミナルから航空機までの距離が離れていて、かなり歩くことになるので、常に余裕をもって行動することをおすすめします。格安のピーチで充実した旅をたのしんでください。