カンボジアの面積はどのぐらい？日本と比較して大きさをわかりやすく解説！

東南アジアの人気国、カンボジアはタイとベトナムという東南アジアの大国に挟まれた国です。9世紀にクメール王朝が誕生し、最盛期の12世紀から13世紀には国土を拡大しました。そんなカンボジアの国土は、181,035平方キロメートルです。

「国土の内の20パーセントが農業地帯」といわれるほど、広い農地がある国となっています。

日本の国土は377,915平方キロメートルなのに対して、カンボジアの国土は181,035平方キロメートルとなっています。日本の国土は、カンボジアの国土の倍です。隣国タイの国境からベトナムの国境までの距離が、大阪から鹿児島までと同じくらいあります。

カンボジアは世界194カ国の面積の広さランキングで、88位となっているので世界的には広い国です。カンボジアの面積を世界の国と比較すると、ヨーロッパにあるチェコの面積の倍となっています。カンボジアの面積が181,035平方キロメートルなのに対して、チェコの面積は78,865平方キロメートルです。

東南アジアの国の中では、5番目の広さとなっています。

カンボジアには首都のプノンペンをはじめ、世界遺産「アンコールワット」があるシェムリアップなど、いくつかの主要都市があります。カンボジアの主要都市の広さや大きさは、どれくらいのものでしょうか。ここでは各主要都市の面積の広さを、日本の都市と比較してご紹介します。

カンボジアの首都プノンペンは経済の中心で、目まぐるしく街並みが変わる程、建設ラッシュが行われています。カンボジアが、この先成長していく中でとても重要な都市です。プノンペンの面積は、678平方キロメートルとなっています。大きさだと、カンボジア国内では小さな都市の1つです。

プノンペンの面積は、北海道函館市の面積とほぼ同じとなっています。プノンペンが678平方キロメートルなのに対して、北海道函館市は677,9平方キロメートルです。プノンペンは首都でありながら、日本の函館市と同じくらいの広さしかありません。

カンボジアの首都プノンペンから、西に300キロメートル程の距離にあるのがシェムリアップです。シェムリアップには「アンコールワット」があります。カンボジアへ旅行される方の90パーセント以上が足を運ぶ都市です。シェムリアップの面積は、10,299平方キロメートルとなっています。

シェムリアップは、カンボジアの面積の5パーセント以上を占めている都市です。

シェムリアップの大きさは、岐阜県の大きさと同じくらいです。シェムリアップの面積が10,299平方キロメートルなのに対して、岐阜県の面積は10,621平方キロメートルとなっています。

岐阜県は47都道府県の面積の大きさランキングで7番目なので、シェムリアップは日本と比較しても、面積の大きい都市です。

シアヌークビルはカンボジア南部に位置する州で、4つの群から構成されています。アジアの穴場リゾートとして人気で、ヨーロピアンをはじめ、多くの観光客が訪れる都市です。シアヌークビルの面積は、80平方キロメートルとなっています。

中国の介入により開拓されたので、面積の小ささに比べて、カンボジア屈指の経済都市の1つです。

シアヌークビルの広さは、滋賀県野洲市と同じくらいです。シアヌークビルの面積が80平方キロメートルなのに対して、滋賀県野洲市の面積は80.1平方キロメートとなっています。

シアヌークビルはカンボジア国内でも特に小さい都市なので、日本の地方の小さな市と同じくらいです。

カンボジアの人口は1,601万人です。カンボジアは毎年人口が1.5パーセントずつ増えており、人口増加が国の成長を支えています。国の平均年齢が約24歳と、世界の中でも特に若いので、カンボジアは勢いがある国です。人口密度は1平方キロメートル辺り、81.8人となっています。

世界の人口ランキングでは、190カ国中69位なので、世界的には人口が多い国です。

カンボジアの人口が1,601万人なのに対して、日本の人口は1億2,680万人となっています。日本の人口はカンボジアの人口の8倍です。日本の人口密度は1平方キロメートル辺り340.8人となっています。カンボジアは日本の2分の1程の面積の中に、1,601万人しか人口がいないので、日本に比べ少ないです。

カンボジアの国土のほとんどが農業地帯なので、農村部にはあまり仕事がなく、若者は都市部へ移り住むため、農村部と都市部で経済格差が発生しています。カンボジアの人口は1601万人ですが、主要都市にはどのぐらいの人口がいるのでしょうか。3つの主要都市の人口についてご紹介していきます。

カンボジアの首都プノンペンは、人口180万人となっていて、カンボジア国内で最も人口が多いです。プノンペンは国内で特に面積が小さい都市ですが、人口の9分の1が住んでいるので、都市部に人口が集中していることがわかります。人口密度は1平方キロメートル辺りが87人です。

人口密度でも、カンボジアの州の中で高い数字になっています。

プノンペンの人口は、日本の三重県と同じような数となっています。プノンペンの人口が180万人なのに対して、三重県の人口は178万人です。三重県の面積は5,777平方キロメートルで、プノンペンの面積は678平方キロメートルなので、プノンペンにカンボジアの人口が密集していることが分かります。

カンボジアの観光都市、シェムリアップの人口は14万人となっていて、カンボジアの州の中で5番目の多さです。旅行客向けのビジネスが多いシェムリアップでは、中心地を除いて農村地帯が広がっているため、14万人の内のほとんどが中心地に集中しています。人口密度は1平方キロメートル辺りが87人です。

シェムリアップは、日本の沖縄県沖縄市と同じくらいの人口となっています。シェムリアップの人口が14万人なのに対して、沖縄県沖縄市の人口は14.1万人です。沖縄市の面積は49平方キロメートルで、人口密度は1平方キロメートル辺り2848人と、面積が小さいので人口密度が高くなっています。

シェムリアップは人口が中心地に密集しているので、人口密度の数字が低いです。

シアヌークビルは中国によるリゾート開発と共に、人口が増加しており、25万人となっています。急激な人口増加によって、水不足が深刻化する程です。中国による開発に伴って、シアヌークビル在住の中国人の人口が増加しており、公式の発表などはありませんが、数千人から数万人とされています。

人口密度は、1平方キロメートル辺りが80人です。

穴場リゾート、シアヌークビルの人口は東京都港区と同じくらいとなっています。シアヌークビルの人口が25万人なのに対して、東京都港区の人口は25.9万人です。東京都港区の面積は20平方キロメートルで、人口密度が1平方キロメートル辺り12,739人となっています。

人口は同じくらいですが、人口密度は15倍程違いがあるので、東京都港区よりも数段小さい都市です。

東南アジアの国、カンボジアの人口や面積についてご紹介してきました。カンボジアは1960年代の日本のような経済成長期でありながら、まだ日本の都市よりも人口密度が低く人口も数倍少ないです。しかし、平均年齢が24歳という世界的にみても特に若い国なので、この先数十年で人口は増えていくといえます。