台湾の場所はどこ?中国・香港との関係や歴史もご紹介!

台湾の場所はどこ?中国・香港との関係や歴史もご紹介!

台湾の場所や台湾はどういった国なのかという疑問の答えを解説します。また、台湾と中国、台湾と香港の関係や違い、香港の場所を分かりやすく説明しますので、知っておくべき台湾と香港の歴史を理解して、旅行をより楽しく面白いものにしましょう。

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台湾の場所はどこ?

台湾には親日家が多いということもあり、観光地として人気が高く、旅行先を決めるときによく耳にする国のひとつでしょう。ただ、台湾の場所を聞かれて、すぐに地図の場所が思い浮かぶ人は、そう多くないはずです。そこで、本記事を通じて、場所のみならず歴史や周辺各国との意外な関係を学び、台湾旅行に備えましょう!

台湾の場所

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台湾は台湾本島とその周辺の諸島からなる島国で、中国のすぐ東側、石垣島や日本の最西端である与那国島の西側の海に位置しています。中国大陸の南東には、幅およそ200㎞の台湾海峡があり、その向こう側に台湾はあります。東京~名古屋間の直線距離がおよそ260㎞。東京~静岡間の直線距離がおよそ150㎞ですから、200㎞というと、その中間の距離感といえます。

日本からの距離と国土面積

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東京~台湾間の直線距離はおよそ2100㎞。東京からは4時間ほど、名古屋や大阪からは3時間ほど、那覇からなら1時間30分ほどのフライトで台湾へ行くことができます。台湾と日本の時差は1時間なので、日本時間から1時間マイナスすると台湾の時間になります。直行便も多く用意されているので、旅行しやすい場所だといえるでしょう。また、台湾の国土面積はおよそ36,00㎢平方キロメートルなので、九州本土の面積とほぼ同じです。

台湾の歴史とは?

交易に有利な場所にある台湾

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西暦1000年から1400年ごろ、台湾は琉球王国(現在の沖縄)とともに、東アジアの海上貿易の中継地として栄えました。大国である中国と近いこともあり、17世紀以降にはオランダやポルトガルなどが進出してきました。その後、一時海賊集団の支配下に置かれたのですが、17世紀末に清(現在の中国)に制圧されています。これが台湾にとって、初めての中国による支配です。

日本による支配

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19世紀末、日本は台湾に出兵します。当時、日本が清とその帰属を争っていた琉球王国を得るためのものでした。結果的に琉球は日本領となりましたが、台湾は清国領のままです。しかし、直後の日清戦争に勝利した日本は、清から台湾を譲り受けました。ここから第二次世界大戦の敗戦までの間、日本は台湾を植民地支配したのです。日本政府は、第二次世界大戦中に日本語教育や神社参拝の強制までしたため、反発された歴史があります。

中国と台湾の歴史的関係とは?

中華民国と中華人民共和国の違い

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第二次世界大戦後の台湾について紹介します。そのころの中国本土では、国民党と共産党という二大政党が内戦をしていました。1949年、その内戦に勝利した共産党が建国したのが「中華人民共和国」。現在、私たちが中国と略称している国そのものです。一方、内戦に敗北した国民党は台湾に逃げ、「中華民国」を台湾に移しました。中華民国は以前、中国本土を支配していましたが、これより台湾のみを統治することになります。

中国と台湾におけるさまざまな違い

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先に紹介したとおり、中国と台湾は同じ国の内部の対立によって分かれました。ですが、時を経て互いが発展するうちに、両者にいくつもの違いがみられるようになったのです。例えば、国旗や国字、政治体制に対する意識の違い。国字について、中国では主に簡体字が、台湾では主に繁体字が使われています。繁体字はより日本語の漢字に近く、簡体字はそれをいくらか簡略化したものです。

台湾は国なのか?

日本と台湾の関係

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そもそも、台湾は「国」なのでしょうか。確かに台湾には台湾の政府がありますが、歴史を振り返ると、ここにさまざまな見解があることがわかります。中国は台湾を中国の一部としていますが、台湾では台湾が独立した国であるという主張も多いのです。日本はというと、台湾を国と認めていません。これは過去に、前述した中華人民共和国政府を中国の唯一の代表だと認めたからです。しかし、民間の交流は活発に行われています。

香港と台湾の歴史的関係とは?

香港の場所と歴史

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ここでは、台湾と混同されやすい香港について紹介します。香港は中国の南部にある都市と、その周辺にある諸島からなりたちます。台湾と比べても非常に小さく、その面積は沖縄本島とあまり変わりません。過去にはイギリスの植民地であった香港ですが、150年間の支配を経て、1997年に中国に返還されました。香港も台湾と同じく、第二次世界大戦中は日本軍による支配を受けた歴史があります。

台湾と香港の違い

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香港は中国への返還後、一国二制度の下で自治が行われています。一国二制度とは、中国という一つの国の中で、大陸中国と香港で異なる制度をとってよいとするもの。よって、主権は中国にありますが、香港には香港の政府があり、中国とは異なる経済システムが機能しています。香港も台湾と同じように、中国とどのような関係を保つかという点でいろいろな意見があります。しかし、その中身は台湾と少し違うのです。

歴史的価値のある観光スポットのご紹介!

最後に、台湾に行く際にはぜひともチェックしたい歴史的建造物や観光名所をいくつかご紹介します。歴史を考えればわかるように、台湾には中国や日本の影響を色濃く受けた建造物が多くあり、ノスタルジックな雰囲気や激動の時代特有の荘厳な雰囲気を感じられるものばかりです。

中正紀念堂

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中正は初代中華民国総統である蒋介石の本名です。つまり、この建造物は蒋介石をたたえるために建てられました。写真の建造物は高さ70メートル。迫力がありますね。記念堂内には歴史資料館があり、蒋介石のブロンズ像も置かれています。また、観光ガイドがいるため、台湾の歴史や蒋介石の生涯を現地で学ぶことができます。ほぼ毎日行われる衛兵交代式という儀式を見学することができ、台湾でも人気の観光スポットです。

中華民国総統府

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中華民国総統府は、日本統治時代に日本が設置した役所です。近代的なルネッサンス様式のレンガ造りが美しく、観光名所となっています。空から見ると日本の日の字型になっているところはとても特徴的。建設から100年ほど経ちますが、修復を重ね、現在も中華民国の総統府として利用されています。常に内部が見学できるわけではないので、見学したい場合は総督府のホームページを確認することが必要です。

華山1914文化創意産業園区

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華山1914文化創意産業園区とは、アート施設群です。21世紀になって、閉場後には一時廃墟となった日本統治時代の酒造工場の建物や跡地をうまく利用して、アートの発信地としてよみがえりました。古い建物と現代のアートの融合を楽しむことができます。おしゃれなカフェやレストラン、映画館などが集まっていて、近年注目されています。

安平古堡(あんぴんこほう)

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安平古堡は17世紀にオランダが建設した貿易拠点である「ゼーランディア城」の跡地です。オランダの後に台湾を支配した清(現在の中国)や日本によって建物の大部分は破壊されてしまったため、今は外壁等が少し残っている状態です。近くには歴史資料館や展望台があります。

剥皮寮(ボーピーリャオ)歴史街区

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剥皮寮(ボーピーリャオ)歴史街区はおよそ200年前、清朝時代の建物が建てならぶ地区です。なぜ剥皮寮という名前がついているかというと、当時中国からこの地に木材が運ばれ、その皮を剥いで加工していたからです。台湾の伝統的な建設様式とバロック様式が合わさっていて、美しい街並み。少し歩くと台北市郷土教育センターがあり、ここでも台湾や剥皮寮の歴史を学ぶことができます。

まとめ

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本記事では台湾の場所、中国や香港との関係、そしてそれぞれの歴史をご紹介しました。台湾の立ち位置は複雑ですが、その分だけ、興味深い観光地ともいえます。台湾の歴史がわかると、歴史的建造物などの観光をより楽しむことができるでしょう。また、香港に根づくさまざまな文化の理解も深まりますね。この記事が、少しでも、旅行へいく方の助けになることができれば幸いです。

池田怜
ライター

池田怜

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