「マシッソヨ」ってなに?
「マシッソヨ」の意味
「マシッソヨ」は日本語で「おいしいです」と訳され、韓国語での表記は「맛있어요」と書きます。韓国レストランなどで食事する時に話されているのを、聞いたことはありませんか。韓国に旅行に行った際に覚える韓国語として、このフレーズをご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。この文を細かくみていくと「맛(味)」+「있어요(あります)」とあらわすことができます。分解すると意味がわかりやすいですね。
おいしいです | マシッソヨ (맛있어요) |
発音のポイントはあるの?
韓国語の発音は、日本語にはない激音や濃音といった独特なものがありますが、「マシッソヨ」に関しては、そのまま日本語よみで十分に通じます。特に難しく考えず、口にしてしまえば大丈夫。発音が難しくないとわかれば、このフレーズの使い方に戸惑うことは少なくなるでしょう。自信をもって韓国語で「マシッソヨ!」と、相手においしさを伝えてみましょう。
「マシッソヨ」の反対語
日本語でも「おいしい」「まずい」があるように、韓国語でも「マシッソヨ」の反対語があります。「マシッソヨ」の反対語は「マドプソヨ」といい、ハングル表記では「맛없어요」。前述に「マシッソヨ」の韓国語を「맛(味)」+「있어요(あります)」と言いましたが、「まずい」は「맛(味)」+「없어요(ないです)」となります。食事の場で「まずい」というフレーズを使うことはありませんが、反対語として覚えておいてもいいでしょう。
まずいです | マドプソヨ (맛없어요) |
「マシッソヨ」を使うシチュエーション
韓国レストランで
本場の韓国料理のレストランでは、先に小皿がたくさん出てくる光景が通常です。これを食べた時やレストランでのメインの食事中、お店の方にぜひとも「マシッソヨ」と言ってみてください。使い方も簡単です。お店の人が近くにきて目が合ったら行ってみましょう。お店の方もきっと喜んでくれるはずです。韓国語での会話はできなくとも、少しのフレーズでお店の方との距離が縮まります。
韓国屋台で
レストランだけでなく、地元の人達が利用している手ごろな屋台料理にもチャレンジしてみたいですよね。レストランでは日本語が通じる場所もありますが、屋台だと日本語の通じる確率は各段に低くなります。そんな時でも「マシッソヨ」さえ覚えていれば大丈夫。屋台ならすぐそばにお店の方がいるので、声が届きやすいですし、地元のおばちゃんが作る昔ながらの味をいただきながら、勇気を出して「マシッソヨ」といえば、サービスしてくれるかも?
友達の家で
韓国人の友達の家に招かれることがあるかもしれません。たくさんのハングルを耳にしながら、囲む食卓はなかなか経験できないものです。お母さんが作ってくれた料理を食べて「マシッソヨ」といえば、お母さんも笑顔になることでしょう。韓国の方はとても家族のつながりが強く、お客様を手厚くもてなしてくれます。日本語しか話せなくても大丈夫ですが、「マシッソヨ」を使ってみましょう。
本当のところ、「マシッソヨ」って使うの?
「マシッソヨ」というフレーズは、話のきっかけづくりにとても便利です。最初はお互いにぎくしゃくしていても、食事中に「マシッソヨ」と言ってみると、空気が柔らかくなります。日本でも外国人が片言の日本語を話してくると、なんだかうれしい気持ちになりますよね。それと同じで、日本人が韓国語を話すと、現地の方は笑顔になります。会話も弾んで気がついたころには、和気あいあいと過ごしていることでしょう。
「マシッソヨ」の使い方を広げて会話をしてみよう
食べる前に「おいしそう」
たくさんのおいしそうな食事を目の前にすると、自然と「おいしそう~!」と言ってしまいますよね。韓国語で「おいしそう」とは「マシケッタ(맛있겠다)」といいます。もう少し丁寧な言い方をしたいは「おいしいそうです」「マシケッソヨ(맛있겠어요)」と言いましょう。料理が運ばれてきたときにまずは一言、このフレーズを使ってみるといいですね。運んできた方も笑顔になることでしょう。
おいしそう | マシケッタ (맛있겠다) |
おいしそうです | マシケッソヨ (맛있겠어요) |
おいしさを強調「本当においしい」
食事を口にして、あまりにも衝撃的な美味しさに「マシッソヨ」だけでは、表しきれないという場合もあるでしょう。そんな時のために「とてもおいしいです」という表現をご紹介します。「とても」はハングルで「ノム(너무)」。「ノムマシッソヨ(너무맛있어요)」と言えば、美味しさを伝えることができます。また、ハングルで「辛いけれどおいしいです!」と伝えたいときは「メウッチマン マシッソヨ(맵지만 맛있습니다)」です。
とてもおいしいです | ノムマシッソヨ (너무맛있어요) |
辛いけれどおいしいです | メウッチマンマシッソヨ(맵지만 맛있습니다) |
食べ終えて「おいしかった」
食事の後、食べ過ぎたお腹をさすって、ごちそうさまの幸せな瞬間に出る「おいしかった」。この「おいしかった」はハングルで「マシッソソヨ(맛있었어)」と言います。丁寧語で「おいしかったです」は「マシッスムニダ(맛있었습니다)」です。レストランや屋台で去り際にこのフレーズを使ってみると、ちょっとした韓国通に思われる、おすすめの表現です。満足そうな顔で使ってみましょう。
おいしかった | マシッソソヨ(맛있었어) |
おいしかったです | マシッスムニダ(맛있었습니다) |
自分の作った料理を出して「おいしいでしょう?」
韓国人の友達や恋人に料理をふるまう機会があるかもしれません。そんな時は、自分のつくった料理を食べてもらいながら、ハングルで「おいしいでしょ?」と聞いてみましょう。「マシッチ?(맛있지?)」は親しい仲のときに、目上の人に使うときは丁寧語「おいしいでしょう?」「マシッチョ?(맛있조?)」を使います。韓国では上下関係の言葉遣いを重要視するので、年上の方には丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
おいしいでしょ? | マシッチ?(맛있지?) |
おいしいですか? | マシッチョ?(맛있조?) |
「マシッソヨ」もいろいろな言い方ができる
かわいく「マシッソヨ」
かわいらしくハングルを話してみたい方に、かわいい「マシッソヨ」の言い方をお伝えします。韓国の女子高生が使うような「マシッソヨ」の表現として、「マシッソン(맛있썽)」があります。語尾を変えることで、女の子がこのフレーズを使うと男性陣にかわいく聞こえるのです。意中の相手との食事中に使ってみましょう。ただ、少し子供っぽい感じもあるので、会話の中で使うには年齢制限があります。
(かわいく)おいしぃ~ | マシッソン(맛있썽) |
若者風に「マシッソヨ」
若者が食事の美味しさを伝えるときに使う言葉として「クルマッ(꿀맛)」があります。「ハチミツの味」と訳される言葉ですが、ハチミツの濃厚で深みのある味から、「とってもおいしい」という意味の使い方がされています。若者の会話やツイッターなどで使われることが多いので、若いお友達がいる方はぜひ覚えておきたいですね。こちらも若者向けの言葉なので、会話の中で使うには年齢制限があるでしょう。
(若者風に)とってもおいしい | クルマッ(꿀맛) |
「マシッソヨ」で韓国の食事の感想はOK!まとめ
いかがでしたか。ここまで「マシッソヨ」の使い方や表現方法をお伝えしてきました。いろいろな使い方をご紹介しましたが、韓国の食事のコメントは「マシッソヨ」と覚えておきましょう。この一言で、韓国の方との交流ができます。ぜひ、勇気をだして自分の気持ちを相手に伝えてみましょう。相手に伝われば、辛い料理を食べながら、心も体も温かくなりますよ。