飛行機に乗る何分前に着けばいい？国際線の手続きの流れやルールをご紹介！

国際線の飛行機に乗る時、あれこれ不安がわいてきませんか？「何分前に空港に着いていればいいの？」「チェックインの時間は？」「遅れそうになったらどうしたらいいの？」「保安検査が心配……」などあるでしょう。海外旅行に不安を感じている人の悩みを解決して、楽しい旅になるお手伝いをします。

国際線に乗るときに空港に到着しておくおすすめの到着時間は、余裕をもって3時間前です。空港までの電車やバスが時間通りに動くかわかりませんし、チェックイン手続きや保安検査で時間がかかってしまう場合もあります。精神的な安定のためにも、なるべく早い行動を心がけましょう。

アメリカに向けて出発する際は、保安検査が他の国よりも強化されている場合がありますので、より注意が必要です。

3時間前では早すぎると思う人は、飛行機出発の2時間前に到着するようにしましょう。パッケージツアーの場合も、2時間前集合と記載されていることが多いです。保安検査やチェックインが混んでおらずスムーズだった場合は、2時間前の空港到着でも搭乗まで少し余裕ができるでしょう。

ギリギリのラインでの到着は、飛行機出発の1時間半前です。交通事情などにより、2時間前に到着が難しい場合もあるでしょう。それでも1時間半もあれば大丈夫ですから、落ち着いて行動しましょう。待ち合わせしている人がいれば、事前に連絡できると安心ですね。

チェックインの締め切り時間は、航空会社によって差があり、LCCよりもレガシーキャリア（JALやANAなど）のほうが早めです。ただ、JALやANAなどの航空会社は締切に遅れた場合に柔軟に対応してもらえる可能性があるのに対して、LCCは締め切り時間に厳しく航空券の取り直しなどが必要になる場合がありますので注意しましょう。

主な航空会社ごとの締切は、レガシーキャリアのJALとANAは60分前、LCCのピーチは50分前でジェットスターは45分前です。ただ、この時間はあくまで締切の時間で、チェックインの後に手荷物検査や出国審査などが必要になりますので、少なくとも2時間前にチェックインを終わらせるように心がけましょう。

JALやANAのチェックイン締め切り時間は、搭乗の60分前までです。ただし、大型連休時などの利用者が集中するタイミングでは、チェックイン・手荷物検査・出国検査に時間がかかり、チェックインの締切に間に合っても搭乗ができない場合もありますので、より早めの到着がおすすめです。

LCCのチェックイン締め切り時間はレガシーキャリアより少し搭乗時間ギリギリまで行え、ピーチは50分前、ジェットスターは45分前です。LCCは国際線の出発が集中することが多く、チェックインのために時間がかかることが多いため、JALやANAよりも余裕を持って到着しましょう。

締め切り時間がとても厳しく、1分でも遅れると搭乗できませんので特に注意が必要です。

国際線は国内線に比べると出国手続きなどが必要なため、飛行機に乗るまでの手続きが少し増えますが、順を追っていけば大丈夫です。油断をしていると、空港に到着しているのに遠く反対側にいて間に合わないこともありえるので、飛行機に乗るまでは油断せず締め切り時間を常に意識しながら行動しましょう。

家を出る前にはできるだけ早めのタイミングと家をでる直前のタイミングで、飛行機の運行状況を航空会社や空港のホームページなどで確認しておきましょう。飛行機は、まれに大幅に遅れたり欠航したりすることがあり、特にLCCは折返しの到着が遅れたために出発も遅れてしまうことが多いです。トラブルを防ぐためにも、出発予定時刻がスケジュールどおりであるか確認してください。

空港に着いたらまずチェックインカウンターに向かいましょう。チェックインカウンターでは予約の確認とパスポートのチェックをしたあと、自分の搭乗券を発行してもらいます。

ゲートの場所や搭乗時間の最終案内もしてくれるので、よく理解しておきましょう。心配なことがある場合はチェックインのタイミングで聞いて不安点をなくしておくことをおすすめします。

航空会社コードを知っておくと確認をするときにスムーズになることが多いのでオススメです。航空会社は2文字の英字のコードで書かれており日本航空なら(JL)、全日空なら(NH)などです。便名も「航空会社コード」と「便番号」で構成されますので、空港で当日のフライトスケジュールを確認する時に役立ちます。

チェックインカウンターは、一般的には航空会社別に並んでいますが、パッケージツアーの場合はチェックインカウンターと別で集合場所やチェックインカウンターがある場合がありますので、旅行の確認書で自分がどこに行けばよいのかを、あらかじめ確認しておきましょう。

航空券を発見してもらった後は、そのままチェックインカウンターでスーツケースなどの荷物を預けます。こわれものがないか、危険物がないかなどの確認を受けたあと、荷物引換券をもらいますので紛失しないようにしてください。特にモバイルバッテリーを預け荷物として入れてしまうと、呼び出しされて再確認が必要になる場合がありますので要注意です。

LCCの場合にはこのタイミングで手荷物の重量が制限内に収まっているのかのチェックもされます。

チェックインが無事に終了すれば、大きな荷物から解放されて第一関門突破となります。ただし、パスポートと航空券は紛失してしまうととても問題になりますのでしっかりと管理しましょう。飲み物を持っている場合は国際線の場合、手荷物検査で放棄することになりますので、飲み切るのが良いでしょう。

保安検査場では、パスポート・航空券・手荷物の確認検査とボディチェックを行います。午前中など出発が集中するタイミングでは混雑が激しく、通過するまでに30分以上かかる場合があるので注意してください。遅くとも搭乗時間の1時間前には保安検査場に向かいうようにしましょう。手荷物はX線で中身のチェックが行われ、ボディチェックは金属探知機によって行われます。

手荷物は、コンパクトにまとめておくと検査場で安心です。国際線の場合、国内線よりも厳しく持ち込みが禁止されているものや持ち込める量に制限がありますので、ホームページで確認しておくといいでしょう。飲み物やはさみなどの機内に持ち込めないものは、その場で処分しなければなりません。

出国審査は、保安検査が終わったらすぐにそのまま向かうので、迷うことはありません。審査は、パスポートの顔写真と搭乗券で照合され、パスポートにスタンプが押されます。近年、パスポートと指紋だけで出国手続きができる空港があり、この場合は、スタンプが押されません。

搭乗ゲートには、飛行機が出発する30分前には到着するよう心がけましょう。遅延状況や飛行機に乗る順番を知らせるアナウンスがあるので、慣れていない人は、ゲートの近くで待機するのがおすすめです。

チェックインと荷物の預け入れは、遅くとも60分前には必ず完了させる必要があります。チェックインが時間内にできないと、予約はしてあっても、搭乗の意思がないとみなされ、キャンセル扱いになり、飛行機に乗れません。

保安検査と出国審査は、混雑することを考えて、搭乗の45分前までには通過したいです。

空港への到着時間を考えるときは、いろいろな時間を逆算して余裕を持って考えましょう。特に注意が必要なのが搭乗時刻と出発時間は違うものなので、締切がどちらを基準にしているのか要注意です。

国際線は、手続きが増えて国内線よりもミスが起こる可能性が多く、もしミスが起こると取り返しがつかなくなってしまいますので、複数人で行くときはダブルチェックなどをすると安心です。

搭乗時刻は飛行機に乗りこむ時間で、出発時間は飛行機のドアが閉まり出発する時間です。チェックインなどの締切の時間は「出発時刻」を基準に何分前なのか決められています。搭乗時刻はスムーズな出発のために、飛行機に乗り込む時刻ですので、飛行機出発間際にゲートに着くと、航空会社に迷惑がかかるので気をつけましょう。

国際線は、日本を出国するためにパスポートと出国審査が必要ですが、国内線では必要ありません。チェックインの締め切り時間にも違いがあります。国際線は、国内線に比べて手続きに時間がかかるため、余裕を持つことが必要です。

オンラインチェックインとは、航空会社のホームページやアプリなどを使って事前に自分でチェックインすることです。航空会社により違いがありますが、出発時間の72時間前からチェックインでき、座席の指定もできます。オンラインチェックインをした場合は、当日チェックインカウンターでは荷物を預けるだけで終わります。

当日、何らかの理由でチェックインの締め切り時間に間に合わない場合はできるだけ早く航空会社やツアー担当者に連絡をして、どうすればよいのかを相談しましょう。

あらかじめ旅行会社の当日の電話番号や航空会社の電話番号を用意しておき、便名も覚えておくといいですね。状況次第では後の時刻の飛行機に振り替えてもらえることもありますので、慌てず急ぎましょう。

パッケージツアーの場合は、最終旅程案内が書かれた書類に当日の連絡先が書かれていますので、なるべく早く連絡してください。どういう理由で遅れるのか、何時に着けそうか、当日の飛行機に乗れそうか、を伝えることが大切です。

航空会社やチケット会社などで航空券を購入した場合は、航空会社に直接連絡しましょう。電話がつながらないこともあるので、あらかじめいくつか連絡方法を考えておく方がいいです。どうにか間に合うのか、振替の便になるのか交渉してみましょう。

旅行は出発をする前に余裕を持って計画をするところから始まります。時間に余裕がなくなると、焦ってトラブルを招きがちですなので余裕を持った計画を立てて、余裕を持って行動することが大事です。電車やバスは遅れることも考慮しなくてはいけません。

余裕を持っていたために時間が余ってしまっても、非日常的な空港を楽しんだり、展望デッキから飛行機を眺めながら旅行のワクワクを高められるので、無駄な時間にはなりません。