ホテルの部屋の種類は何がある?
ビジネスホテルの部屋の種類は、スィートルームなどの特別な部屋を除いた場合、代表的なものは大きく分けて3つあります。それはシングルルーム、ダブルルーム、ツインルームです。ほかに耳なじみのあるものとしては、シングルルームとダブルルームの間にセミダブルルームというものもありますが、まずはシングルルーム、ダブルルーム、ツインルームがどんな部屋なのかを見ていきましょう。
ホテルの部屋の種類①シングルルーム
シングルルームとは、シングルベッドが1台置かれた1人用の部屋のことを言います。出張のときや1人で旅行をするときなどによく利用される部屋ですね。1人で気兼ねなく利用できるため、利用したことがある方も多いでしょう。基本的には1人で利用することがほとんどですが、ホテルによってはシングルルームに2人宿泊できます。シングルルームに2人宿泊できるかどうか事前に電話などで確認しておくとよいです。
ホテルの部屋の種類②ダブルルーム
ダブルルームとは、ダブルベッドが1台置かれた2人用の部屋のことを言います。2人で利用できるということで、夫婦やカップル、友達同士など、さまざまなシチュエーションで利用可能です。格式の低いホテルや立地によっては、ダブルベッドより少し小さいセミダブルベッドが置かれているセミダブルルームというものもあるため、事前に調べておきましょう。
ダブルルームの種類
ダブルルームの中には、ダブルベッドよりもサイズが大きいキングサイズベッドが置かれている場合もあります。シングルベッドを2つつなげたのと同じサイズがあり、大人2人と小さな子ども1人で利用するのにちょうどよいです。添い寝可能な年齢の子どもを連れた家族や、ダブルベッドよりも、ゆとりをもって寝たいという方におすすめ。
ホテルの部屋の種類③ツインルーム
ツインルームとは、ベッドが2台置かれた2人用の部屋のことで、海外では体格によってダブルベッドが2台置かれている場合もあります。しかし、日本ではシングルベッドが2台置かれているのがほとんどであるため、ツインルームと言えばシングルベッドが2台置かれた部屋だという認識で問題ないです。こちらもダブルルームと同様に、夫婦、カップル、友達同士などで利用できます。
シングル、ダブル、ツイン。それぞれの違いは?
ここまでホテルにはどんな部屋の種類があるのかを見ていきましたが、それらの違いは一体何でしょう?その違いはさまざまあります。ここからはシングルルーム、ダブルルーム、ツインルームの3種類の違いを、部屋のベッドの数、部屋の定員、ベッドの大きさ、部屋の大きさ、料金から見ていきましょう。シングルとダブル、シングルとツイン、ダブルとツインの3パターンに分けて見ていきます。
シングルとダブルの違い
シングルルームとダブルルームについて、決定的な違いとしては部屋の定員とベッドの大きさですね。1人用と2人用のためそもそも部屋の用途が違いますし、それに伴って当然ベッドの大きさも違い、シングルベッドは横幅100センチ、ダブルベッドは横幅140センチとなっています。部屋の大きさは基本的にダブルルームの方が広いですが、シングルルームの大きさにダブルベッドが置かれていることも。料金はシングルルームの方が安いです。
シングルとツインの違い
シングルルームとツインルームの決定的な違いは、部屋の定員とベッドの数で、1人用と2人用のため部屋の用途が異なっており、1人1台ベッドが用意されていますね。ツインルームにダブルベッドが置かれている場合もありますが、基本的にベッドの大きさは同じです。部屋の大きさは基本的にツインルームの方が広いですが、シングルルームの大きさにベッドが2台置かれていることも。料金はシングルルームの方が安いです。
ダブルとツインの違い
ダブルルームとツインルームの決定的な違いは、ベッドの数と大きさですね。どちらも2人用の部屋ですが、ダブルルームは2人で1台のベッドなのに対し、ツインルームは1人1台ベッドが用意されています。その分、ダブルルームの方が基本的にはベッドが大きいです。部屋の大きさはツインルームの方が広いことが多いですが、ホテルによって異なっています。料金はダブルルームの方が安いです。
違いをうまく利用しよう!
シングルルーム、ダブルルーム、ツインルームそれぞれの違いを見ていきましたが、この違いをうまく利用することで自分によりあった部屋を選択できるようになり、出張や旅の快適度にも影響してきます。ここでは、シングルルームとダブルルーム、ダブルルームとツインルームのパターンを見ていきましょう。
違いの利用①シングルとダブル
シングルルームとダブルルームの決定的な違いは部屋の定員でしたが、実はダブルルームを1人で利用できます。料金は少し高くなってしまいますが、体格が大きくてシングルベッドでは狭いという方や、狭いベッドでは、なかなか寝付けない方、シングルルームよりも広い部屋に泊まりたいという方は利用するとよいです。セミダブルルームがある場合はそちらを選択することも可能。
違いの利用②ダブルとツイン
2人で宿泊する場合、ダブルルームに泊まるかツインルームに泊まるかが悩みどころですが、今回は料金の違いに注目して見ていきましょう。ダブルルームの方がツインルームより料金が安くなっているため、少しお得に泊まれます。夫婦やカップルなどで同じベッドで寝ても問題ない場合は、ダブルルームを選ぶとよいです。ただし、他人と同じベッドでは寝付けないという方は、無理をせずにツインルームを選びましょう。
宿泊時の注意点
ここまでホテルの部屋の種類とその違い、違いをうまく利用する方法をご紹介しました。しかし、実はホテルに宿泊するときに気をつけなければならない点があります。今回は、部屋の広さ及び設備の充実さと、複数人で宿泊する場合の料金単位の違いについて見ていきましょう。
注意点①部屋の広さ・設備の充実さ
ホテルに宿泊するときに気をつけなければならない点の1つ目として、部屋の広さと設備の充実さがあります。ダブルルームとツインルームの場合、シングルルームほどの部屋の広さのところもあれば、シングルルームよりも、かなり広いところも。部屋の種類によって、テレビの大きさなどの部屋の設備も変わってくる場合もあります。インターネットなどで事前に部屋ごとの大きさや設備の充実度を調べておくとよいです。
注意点②料金単位の違い
ホテルに宿泊するときに気をつけなければならない点の2つ目として、複数人で宿泊する場合の料金単位が1室なのか1人なのかの違いがあります。1室5,000円の部屋に2人で泊まる場合は、1人当たりの料金は2,500円です。一方、1人5,000円の部屋に2人で泊まる場合は、1人当たりの料金が5,000円となってしまいます。普段はあまり気にせず見落としてしまいがちなので、事前に調べるように心がけましょう。
違いや注意点を利用して上手に宿泊しよう!
今回はホテルの部屋の種類や違いだけでなく、違いの利用方法や注意点まで見ていきました。選択する部屋によって料金や宿泊の快適度が変わりますし、設備の充実度や料金単位の違いなど、意外と盲点なところも。これらを知っているのと知らないのでは大きな違いがあります。ぜひこれらのことをうまく活用して不満のない上手な宿泊をしてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。シングルルーム、ダブルルーム、ツインルームと3つの部屋の種類を見てきましたが、定員やベッド数をはじめさまざまな違いがありましたね。よく混同しやすいダブルルームとツインルームの違いもお分かりいただけたましたか?部屋の種類を知っておくことで、単純に1人だからシングルルーム、2人だからツインルームではなく、自分の性格や他人との関係性に応じて使い分けすることができますね。