プラグには種類がある
家庭用の電化製品の電源プラグの規格は、世界で同様のものに統一をされているわけではありません。そのため、電源プラグには、国により実に多くの形状のものが使用をされています。
日本と海外のプラグの規格の違い
日本では主に1つの形状が使用をされていますが、韓国をはじめ海外では、同じ国内であっても使用される電源プラグの形状が2種類以上になる国も多くあります。電源プラグの形状の種類は主に8つのものがあります。日本では「Aタイプ」、韓国のプラグは「Cタイプ」、「SEタイプ」という2つの形状が使用されています。
日本のプラグを韓国でそのまま使うことはできない
日本の家電を韓国で使用をしようとしても、プラグ・コンセントのソケット部の形状が日本のものとは全く異なります。残念ながら、そのままでは日本製の家電の使用はできません。そのため、日本のプラグを韓国の形状に変換するためのアダプタが必要になります。
日本のプラグの形
日本のプラグは、Aタイプという細長い棒が並んだ二また形状が特徴のプラグです。北米や南米、一部の東南アジアの国でも使用をされている形状ではありますが、海外では多く使用をされている種類ではありません。
韓国のプラグの形
韓国のプラグは、CタイプもしくはSEタイプという2種類のプラグが使用をされています。Aタイプと比べると丸い形状が特徴のプラグです。Cタイプと比べるとSEタイプのほうがピンがやや太くなっており、コンセントにしっかりと差し込めるようです。
韓国で家電の使用時に注意をすること
世界の電圧は国によってさまざまな規格があります。日本の電圧は、100Vと世界の中では最も低い数値です。
一方、韓国の電圧は220Vと日本の約2倍になります。そのため、100Vまでしか対応できない日本の家電に200Vの電圧を流し込んでしまうと、大きな負担がかかり壊れてしまうだけでなく、停電や発火を引き起こすリスクがあります。
電圧をチェックしよう
使用予定の家電に記載がされている、電圧の表示をチェックしましょう。電圧の数値は、家電本体の定格表示シールや説明書の製品仕様欄に記載がされています。
上記の画像のように【100V~240V】と記載があるものは海外対応タイプの製品です。韓国の220Vの電圧にも対応をしているため、変換プラグを取り付けるだけで使用ができます。
変圧器の必要性について
韓国で使用予定の家電の電圧表示に、【100V】と記載がされているものは注意が必要です。日本国内の電圧にしか対応をしていないため、韓国で使用をする場合は変圧器が必要になります。変圧器とは、家電に流れ込む電圧を変え、滞在国の電圧に合わせるための製品です。
使用予定の家電の消費電力をチェックしよう
変圧器には、製品ごとに「定格容量」と言われる対応できる消費電力の容量数値があります。使用予定の家電の消費電力が、変圧器の定格容量を下回っているか必ずチェックをしましょう。その際は、家電の消費電力量が定格容量のギリギリにならないよう、余裕を持たせて使用をできる変圧器を選ぶのがよいでしょう。
ドライヤー・ヘアアイロンの使用
ドライヤーやヘアアイロンを持っていく場合、海外対応タイプの製品以外の使用は難しいでしょう。いずれも消費電力の大きい家電であるため、旅行用の小型の変圧器では対応できない場合が多くなります。
対応策としては、現地の宿泊施設に備え付けられたものを使用をするか、電圧が海外対応タイプの製品を新たに購入することがよいでしょう。
出典:photoAC