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世界一のジャイアントセコイアの大きさは?セコイアオスギの特徴を解説!

世界一のジャイアントセコイアの大きさは?セコイアオスギの特徴を解説!

ジャイアントセコイアは世界最大の巨木で、カリフォルニア州シエラネバダ山脈の高地に生息します。自然のエネルギー溢れるアメリカの人気観光地の1つです。世界一の体積の大きさを誇るジャイアントセコイアの特徴について詳しく解説していきます。

目次 [表示]

ジャイアントセコイアはどこで見られる?

Photo byFree-Photos

ジャイアントセコイアはカリフォルニア州の国立公園や国定公園で保護されています。人気の国立公園では、ジャイアントセコイアを見ながらハイキングを楽しむツアーが組まれ、観光スポットも充実しているので1日楽しめます。

ヨセミテ国立公園

Photo by272447

ヨセミテ国立公園は自然保護を目的とした国立公園で、1984年にはユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。公園内にはジャイアントセコイアの群生が見られる場所がいくつかありますが、最も代表的なのは公園の南端に位置する「マリポサ・グローブ」です。約500本の巨大セコイアが見られます。

ヨセミテ国立公園

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住所〒95389
California, Yosemite Village
電話番号+1 209-372-0200
公式サイトURLhttps://www.nps.gov/yose/index.htm

1番の人気スポットは公園内最大の巨木

Photo by Janitors

ヨセミテ国立公園で最大の木は、マリポサ・グローブ内に存在する「グリズリー・ジャイアント」です。樹齢1900~2400年、高さ64m、最も太い枝の直径は2mもの大きさがあります。何度も落雷を受けた影響で高さは64mにとどまりますが、立派な巨木であることに変わりありません。

倒木してもなお感じる生命力

Photo by Steffane Lui

「フォーリン・モナーク」は、約300年前に倒れたとされる巨木です。数百年前に倒れたとは思えない迫力満点の根っこが魅力的で、いまだ衰えぬ生命力を強く感じられます。ジャイアントセコイアの根っこをじっくり観察できる貴重なスポットです。

幹がくり抜かれても止まらない成長

Photo by gruntzooki

「カリフォルニア・トンネル・ツリー」は、幹がくり抜かれいるため通り抜けができます。馬車でも通れるようにするため、1895年に人間の手によって開けられました。ですが成長は衰えず、トンネル内部には樹液が流れ今でも強く生きる姿が見られます。

セコイア国立公園

Photo bylehrerhec

セコイア国立公園は、後述するキングスキャニオン国立公園と隣接しています。国立公園局によって1つの単位として管理されているため、セコイア・キングスキャニオン国立公園とも呼ばれています。

樹齢2000年を超える巨木や、約8000本ものジャイアントセコイアが見られる「ジャイアントフォレスト」は、ハイキングトレイルとしても人気です。

セコイア・キングスキャニオン国立公園

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住所Sequoia National Park Three Rivers, CA 93271
電話番号+1 559-565-3341
公式サイトURLhttps://www.nps.gov/seki/index.htm

世界一大きなジャイアントセコイアが生息

Photo bytripastute

セコイア国立公園では見られるのは、世界一大きなジャイアントセコイアである「シャーマン将軍の木」です。

シャーマン将軍という名前は、南北戦争で北軍を勝利に導いたウィリアム・シャーマンに因んで付けられました。木の正面が撮影ポイントとして人気なので、時間帯によっては混む可能性があります。

人気撮影スポットで大きさを体感

Photo by simonov

樹齢約2000年の倒木をくり抜いて作られた「トンネル・ログ」は、車でも通れるので、ジャイアントセコイアがいかに大きいかを体感できます。撮影スポットとして人気ですが、一方通行であり車を一旦降りて写真を撮る方が多いので少し混雑が見られます。

キングスキャニオン国立公園

Photo byOlzheim

セコイア国立公園を北西に進むと、キングスキャニオン国立公園の敷地内に到着します。米国で最も深い渓谷としてギネスブックに認定されていますが、上記2つの公園と比べて観光客が少なく、日本では情報が少ないためあまり知られていません。

冬季は積雪などの影響で道路が閉鎖されてしまうため、訪れる前に道路状況の確認が必要です。

世界で3番目に大きな樹木が生息

Photo by AFresh1

「グラント将軍の木」は世界で3番目に大きな体積をもつ巨木で、推定樹齢2000年、高さ約81m、幹周囲は約32mです。およそ30分で周れるグラント・ツリー・トレイル内に存在し、初心者でものんびり散策を楽しめます。

グラント将軍という名は、南北戦争の北軍最高司令官で18代アメリカ大統領でもある名将にちなんで付けられました。

ジャイアントセコイアは日本でも見られる?

Photo by1278956

残念ながら日本国内にジャイアントセコイアが自生する地はありません。「メタセコイア」「センペルセコイア」といった似た名前の樹木は日本でも見かけますが、ジャイアントセコイアとは関係なく別の種類です。世界最大級の巨木を目にしたいならば、アメリカまで足を運ぶ必要があります。

日本では自生できず植栽は非常に困難

Photo byPublicDomainArchive

ジャイアントセコイアは標高1000m以上の高地で自生します。寒さには強いですが、日本の高温多湿な環境とは相性が悪いです。

ジャイアントセコイアの種はネット販売されているため、日本でも容易に手に入ります。鉢植えで育て観賞用として楽しむ程度の大きさに成長しても、赤枯病などの影響で成木させるのは困難です。

ジャイアントセコイアは世界最大の巨木

Photo byUSA-Reiseblogger

ジャイアントセコイアは、自然豊かな地に生息する世界最大級の樹木です。実物を目にすれば、圧倒的な大きさと生命力の強さに魅了されることでしょう。ぜひ一度訪れて、日本では味わうことのできない大自然を満喫し、贅沢な時間を過ごしてください。

Emi
ライター

Emi

国内外問わず旅行が大好きです。綺麗な景色を見ることも好きですが、現地の美味しいグルメを探すのも得意です。

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