目次 [表示]
- ハワイで使う日焼け止めには注意が必要!
- ハワイでは一部の日焼け止めに規制がある
- 一部の日焼け止めの販売・流通を法律で禁止
- ビーチに限らずどこでも使えない
- 旅行客の持ち込みにも規制はない
- 使えない成分はオキシベンゾンとオクチノキサート
- ハワイで使えない成分はどんな害がある?
- サンゴの死滅に拍車をかける
- 人の肌にも負担が大きい
- ハワイではどんな日焼け止めなら使える?
- 紫外線を防ぐ成分は紫外線散乱剤のみ
- ナノ成分や合成化合物が入っていない
- ハワイで使うのにおすすめの日焼け止め【6選】
- ①ビオレUVキッズ
- ②サンゴに優しい日焼け止め
- ③エトヴォスミネラルCCクリーム
- ④琉白シークワーサー
- ⑤オールグッド
- ⑥ロウ・エレメンツ
- ハワイで使う日焼け止めは成分に注意!
ハワイで使う日焼け止めには注意が必要!

ハワイでは使えない日焼け止めがあるって本当?使ったり、持ち込んだりしたら罰則とかあるのかな。問題なく使える日焼け止めも知りたい!
ハワイでは一部の日焼け止めが使えないので、ハワイへ旅行に行くときは持ち込む日焼け止めに注意が必要です。ハワイは日差しが強く、ほんのしばらく街中を歩くだけでも日焼け止めが欠かせません。ハワイ旅行で使える日焼け止めと使えない日焼け止めを正しく押さえ、日焼け止め選びにお役立てください。
ハワイでは一部の日焼け止めに規制がある
ハワイでは特定の成分を含む日焼け止めについて州の法律で規制を設け、販売と流通を禁止しています。規制は日焼け止めの使用にもかかわる問題ですので、旅行客も内容や背景、禁止された成分を押さえることが大切です。
一部の日焼け止めの販売・流通を法律で禁止
ハワイ州では特定の成分を含む日焼け止めについて、販売と流通を法律で禁止しています。法律は2021年1月からハワイ州の全域で施行され、処方箋がなければ禁止された日焼け止めを売り買いできなくなりました。ハワイの一般的な薬局やスーパーでは、禁止された日焼け止めが商品棚から姿を消しています。
サンゴに害を与えるため規制
海水1L中の規制成分¹の濃度(ng/L) | ||
---|---|---|
サンゴに害を与える基準値 | 50 | |
ハナウマ湾² | 平均値 | 4,661 |
最高値 | 約29,000 |
²2017年のデータ。
日焼け止めに含まれる一部の成分は海に流れてサンゴをはじめとする海の生き物に害を与えるため、海の環境を守るべく法律で規制されました。
世界では毎年1万トン以上の日焼け止めがサンゴ礁に流れていて、とくに海水浴客の多いビーチの周辺に集中しています。ハワイのハナウマ湾では海水に含まれる規制された成分の濃度が、海の生き物に悪影響を与える基準値の80倍以上でした。
使用が規制されるわけではない
ハワイの法律では「特定の成分の入った日焼け止めを使うこと」は禁止しておらず、使うか否かは各自の判断にゆだねられています。日焼け止めメーカー・お店・ビーチなどは、サンゴに害を与える日焼け止めを使わないように呼びかけている例が多いです。
法律上は販売・流通を規制された日焼け止めを使っても問題ないですが、ハワイの自然を考えると使わないことが望ましいでしょう。
ビーチに限らずどこでも使えない
特定の成分を含む日焼け止めはビーチで海水浴をするときに限らず、船上・街中・山など、どこにいても使えません。肌に塗った日焼け止めは、洗い流すことで下水として最終的には海に流れてしまうためです。日焼け止めを使うと、ビーチで海水浴をするかによらず環境に悪影響を与えてしまいます。
旅行客の持ち込みにも規制はない
ハワイの法律では「特定の成分をふくむ日焼け止めを旅行客が持ち込むこと」も禁止しておらず、旅行客の判断にゆだねています。
入国時に日焼け止めについて特別な検査があるわけではありませんし、該当の日焼け止めを持ち込んでも罪には問われません。ハワイの自然を守るためには、販売・流通を規制された日焼け止めを持ち込まず使わないことが大切です。
使えない成分はオキシベンゾンとオクチノキサート
ハワイの法律で販売・流通を規制されている日焼け止めの成分はオキシベンゾンとオクチノキサートの2つです。2つの成分は人工的に合成された「合成化合物」であり、紫外線吸収剤として使われます。紫外線吸収剤とは肌の上で紫外線を取り込み、ほかのエネルギーに変換して紫外線を防ぐ成分です。
吸収剤は加工がしやすく紫外線を防ぐ効果も高いので、多くの日焼け止めに入っています。
出典:写真AC