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国内線の液体持ち込み制限は何が対象?手荷物のルールを解説!

国内線の液体持ち込み制限は何が対象?手荷物のルールを解説!

国内線で持ち込みできる液体は、国際線ほど厳しくありませんが、一部制限されています。持ち込める液体の種類や量が決められており、機内への持ち込み方にもルールがあります。化粧品や洗剤など、身近な液体も対象に含まれるため、国内線であっても注意が必要です。

目次 [表示]

国内線・国際線ともに持ち込み禁止の液体

出典:イラストAC

国内線・国際線ともに、航空法に基づき、持ち込み禁止とされている液体があります。代表例としては、接着剤、塗料、漂白剤・強力カビ取り剤、殺虫剤、農薬、塩酸、ガソリン、灯油・軽油、シンナー、ベンジン、ニス、エタノール、ホルマリン、クロロホルム、ヒ素などです。

持ち込み禁止の液体は、飛行機で輸送できない危険物の扱いとなるため、預け入れもできません。

「塩素系」「混ぜるな危険」の洗剤は持ち込み禁止

出典:イラストAC

パッケージに「塩素系」や「混ぜるな危険」の表記がある洗剤は、持ち込み禁止です。漂白剤や強力カビ取り剤などが該当し、持ち込みも預けれも禁止の危険物として扱われます。一般的な洗濯用洗剤などは、持ち込み可能なものがほとんどですが、必ずパッケージの表記を確認するようにしましょう。

「クレベリン」の置き型・ペンタイプ・フックタイプは持ち込み禁止

市販の除菌剤「クレベリン」の「置き型・ペンタイプ・フックタイプ」は、飛行機に持ち込みできません。航空法において、成分の一部が危険物に当たるため、持ち込みも預け入れも不可とされています。

「クレベリン スプレー・ミニスプレー」は、成分に危険物が含まれないため、医薬品・医薬部外品として、制限内の量であれば持ち込み可能です。

国内線の手荷物検査で液体はどうする?

出典:イラストAC

国内線の手荷物検査では、一部の液体はバッグの中から取り出して、備え付けのトレーに入れておく必要があります。液体が入っている容器の状態によっては、X線検査だけではなく、個別に中身の確認が行われているためです。

液体が入っている容器の条件が守られていない場合は、制限内の量に収まっていても、持ち込みできません。

開封済みの飲み物はトレーに入れる

出典:イラストAC

手荷物検査を受ける時点で、開封済みのペットボトルや缶に入った飲み物などがある場合は、備え付けのトレーに入れておきましょう。手荷物検査では、開封済みの飲料は個別に検査が行われているためです。

水筒やタンブラーなどに入れた飲み物も、開封済みと同じ状態になるため、荷物の中から出してトレーに入れておく必要があります。

酒類は容器を移し替えずにそのままで

酒類については、容器を移し替えず、販売されている容器に入った状態のままにしておきましょう。制限内の量であっても、スキットルや水筒などに移し替えられている場合は、持ち込みも預け入れも不可です。酒類を飛行機に持ち込む際は、「小売販売されている容器に収納されていること」が条件とされています。

その他の液体はバッグに入れたままでOK

出典:イラストAC

開封済み飲料や酒類以外の液体は、手荷物検査で気を付けるべき点は特にありません。荷物から取り出してトレーに入れる必要はなく、バッグの中に入れたままで検査を受けられます。

「化粧品類・医薬品・医薬部外品」については、持ち込みできる容器の条件である「0.5リットル(0.5キログラム)以下の容器に入っていること」を、確認しておきましょう。

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