目次 [表示]
- 東北レストラン鉄道「東北エモーション」
- 東北エモーションとは
- 東北エモーション運行情報詳細
- 東北エモーションの運行ルート
- 東北エモーションの運行ダイヤ
- 東北の魅力が詰まったお食事を堪能!
- 人気シェフが監修
- メニューのこだわり
- 往路区間のメニュー
- ランチコースメニューの一例
- 復路区間のメニュー
- デザートブッフェメニューの一例
- 豊富なドリンク
- 東北エモーションの車両について
- レストランのような外装
- 地域の特徴を生かしたこだわりの内装
- 各車両の特徴
- 東北エモーションの魅力
- 東北の美しい景色
- 東北の人の温かさ
- 東北エモーションに乗って東北を満喫
- 八戸駅のおすすめお土産
- 八戸駅周辺の観光スポット①八食センター
- 八戸駅周辺の観光スポット②八戸三社大祭魅力発信コーナー
- 久慈駅のおすすめお土産
- 久慈駅周辺の観光スポット①あまちゃんハウス
- 久慈駅周辺の観光スポット②小袖海女センター
- ちょっと足を延ばして東北を満喫するコース
- 首都圏からのアクセス
- 東京駅から八戸駅へ
- 東北エモーション予約方法
- びゅう予約センターから
- 料金
- その他の申し込み方法
- まとめ
東北レストラン鉄道「東北エモーション」
開通当時から大人気のレストラン列車「東北エモーション」の魅力をご紹介します。
東北エモーションとは
東北エモーションは、JR東日本が2013年から運行している「東北レストラン鉄道」です。「新しい東北を発見・体験」することにこだわり、美しい三陸の海を眺めながら、東北の食材をふんだんに使ったお食事が楽しめます。運行開始当時から大好評で、いまだにチケットが取れないほどの人気ですね。東北の伝統工芸やオリジナルのBGMなど各所にこだわりが感じられ、現実から離れて夢のようなひと時を過ごすことができる列車です。
東北エモーション運行情報詳細
八戸駅から久慈駅の区間を運行しています。運行ダイヤは半年ごとに発表されることが多いので、こまめに確認をしてみましょう。
東北エモーションの運行ルート
青森県「八戸駅」と岩手県「久慈駅」の区間を一日一往復のみ運行している列車です。八戸駅発の往路は久慈駅でのみ下車が可能ですが、久慈駅発の復路は「種差海岸駅」「鮫駅」「本八戸駅」でも下車することができます。途中駅からの乗車は一切できないので注意が必要です。また、往路と復路では金額やお食事のメニューが違います。
東北エモーションの運行ダイヤ
運行日は不定期ですが、1月~3月、8月~12月の月金曜から月曜を中心に運行しています。おおよそ1ヶ月に10~15日程度で、一日一往復のみ。列車乗車時間は1時間50分ほどです。
往路 | 八戸駅発(11時05分)→久慈駅着(12時56分) |
復路 | 久慈駅発(14時20分)→種差海岸駅着(15時18分)→鮫駅着(15時31分) →本八戸駅着(15時48分)→八戸駅着(16時07分) |
東北の魅力が詰まったお食事を堪能!
おいしいお食事は東北エモーションに乗車するときの楽しみのひとつです。東北の食材をふんだんに使った料理の数々は、目でも口でも楽しむことができますよ。
人気シェフが監修
メニューを監修するのは、ミシュランで星を獲得したフレンチレストランや、国内の有名レストランの名シェフたち。半年ごとに交代し、毎回オリジナルのメニューを作り出しています。2019年10月から2020年3月までの期間は、往路のコース料理を東京・広尾のレストラン「Ode」の生井祐介が、復路のスイーツを「ホテルメトロポリタン盛岡」の熊谷崇が担当しています。
メニューのこだわり
「食のサーカス」という言葉をヒントに、人気店のシェフが東北の食材の良さを生かしたオリジナリティのあるメニューを生み出しています。コースもブッフェも3ヶ月ごとに内容が変わるので、何度でも利用したくなってしまいますね。器や盛り付けにもこだわり、目で見て口で味わって、二度楽しめるような工夫がされています。
往路区間のメニュー
往路区間では人気シェフ監修の料理をフルコースで味わうことができます。地元東北の食材を工夫を凝らして調理し、食材の良さを生かしながら今まで口にしたことのないような一品に仕上げられています。次々と運ばれて来るコース料理は列車内だということを忘れてしまうほど本格的で、わくわくしてしまいますよ。
ランチコースメニューの一例
・前菜のアソート5種
フォアグラと青森シャモロックレバーのムース
ほたてのガスパチョ
ソプレッサータ
自家製モッツァレラとトマトのブルスケッタ
シードルとエディブルフラワーのジュレ
・あわびの冷製スパゲッティ
・青森鴨のコンフィ 赤玉ねぎとアップルヴィネガーのソース
・プティフール5種
りんごのギモーヴ
トローネ
ココ
バーチ
田子産熟成黒にんにく
・コーヒー
復路区間のメニュー
復路は東北エモーションオリジナルのデザートブッフェを堪能できます。見た目もかわいらしいスイーツでどれを食べようか目移りしてしまいますが、全種類食べても大丈夫ですよ。オードブルもあるので、甘くないものを食べたい方も安心です。
デザートブッフェメニューの一例
・デザートのアソートプレート
和栗のショートケーキ
チーズタルト
抹茶のパンナコッタ
・デザートブッフェ(10種ほど)
キャラメルのシュークリーム
アールグレイのシフォンケーキ
ケークショコラオランジュなど
・オードブル
岩手佐助豚の生ハム
ピクルス
チーズなど
豊富なドリンク
往路区間も復路区間も、ドリンクはアールコールも含め一切追加料金なしで注文することができます。山形の「高畑ワイン」や青森産りんごの発泡酒「あおもりシードル」など、ドリンクも東北のものが多く用意されています。ソフトドリンクや、温かい紅茶やコーヒーもありますよ。追加料金がかからないので、お料理に合わせて気兼ねなく注文できますね。お酒を飲みながら旅行できるところも列車旅の嬉しいところです。
東北エモーションの車両について
東北エモーションは、キハ110系気動車3両を大胆に改造して作られました。「移動するレストラン」と呼ばれるように、まるでレストランのようなおしゃれな外装・内装になっています。
レストランのような外装
白色が特徴的な東北エモーションの外観は、元フェラーリのデザイナーである奥山清行氏が手掛けました。乗車口前に敷かれたレッドカーペットや、扉に掛かった「Open」の看板、吊るされているランプなど、本物のレストランのようなデザインで乗車前からわくわくしてしまいますよ。ぜひ車両と一緒に記念撮影をしてみてください。
地域の特徴を生かしたこだわりの内装
東北エモーションの内装には、至るところに東北の伝統工芸品などがモチーフとして用いられています。青森県の「こぎん刺し」や古くから久慈市で発掘されている「琥珀」、岩手県の「南部鉄器」、宮城県の「雄勝硯」など、各車両にちりばめられた東北の伝統を探してみるのも楽しいですよ。
各車両の特徴
東北エモーションは、それぞれ特徴のある3両で編成されています。1号車の「コンパートメント個室車両」には7つの個室があり、プライベート空間でお食事や会話を楽しむことができます。「ライブキッチンスペース車両」の2号車では、オープンキッチンでシェフが料理をする様子が見られます。また、復路のデザートブッフェも2号車で行われます。3号車は「オープンダイニング車両」で、景色の見やすい開放感のある空間に2~4人がけの席が用意されています。
東北エモーションの魅力
ここまでにご紹介したお食事や外装・内装以外に、素晴らしい景色が見られるコースや東北の方々とのふれあいも東北エモーションの魅力です。
東北の美しい景色
乗車中窓の外に目を向けると、三陸の美しい海や東北の広い田畑が一面に広がっています。岩場に打ち付ける白波や水平線など、絶景ポイントに来ると速度を落として運転してくれるので、シャッターチャンスを逃さないようにしてくださいね。美しい景色を見ながら頂くお食事は、また格別です。
東北の人の温かさ
窓の外の景色を見ていると、地元の方々が手を振って笑顔で歓迎してくれている姿も多く見られます。大漁旗を振ったり、海から顔を出したり、電車を走って追いかけたり…。温かく盛大な歓迎は、乗車している方の心まで温かくしてくれます。東北の人の温かさに触れられるところも、東北エモーションの大きな魅力のひとつです。
東北エモーションに乗って東北を満喫
せっかく東北まで来たら、思う存分満喫して帰りたいですよね。乗車中だけでなく、その前後も満喫できるスポットやおすすめのお土産をご紹介します。
八戸駅のおすすめお土産
バラエティ豊かな青森土産がそろう八戸駅ですが、中でも人気があるのは八戸の洋菓子店アルパジョンの「朝の八甲田」。地元青森の卵を使ったスフレチーズケーキで、しっとりと上品な口当たりは幅広い世代の方に好評です。もう一つおすすめしたいのは、青森名産のりんごを丸ごと一個バームクーヘンで包んだ、小泉製菓の「かくれたりんご」。カットしたときのインパクトは抜群!旅行の余韻を楽しみながら味わいたいですね。
八戸駅周辺の観光スポット①八食センター
八戸港で水揚げされた新鮮な魚介類がそろう巨大市場です。新鮮な野菜や青森土産なども豊富に扱っているので、どなたでも楽しむことができますよ。市場で買った食材をその場で七輪で焼いて食べられる「七厘村」は特に人気のスポットです。
八戸駅周辺の観光スポット②八戸三社大祭魅力発信コーナー
国の重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産に登録されている八戸三社大祭で使われる山車の展示や、山車を作る過程・祭りの由来の解説展示など、楽しく三社大祭を知ることができます。八戸駅直結なので、あまり時間がない時にもおすすめですよ。
久慈駅のおすすめお土産
岩手県や青森県で生産されている「南部せんべい」は定番のお土産ですね。人気の胡麻やピーナッツはもちろん、チョコや焼き芋、キャラメルなど、種類がとても豊富です。いくつか購入して食べ比べてみると楽しいですよ。また、老舗菓子店である沢菊の「ぶすのこぶ」もおすすめです。小豆餡にバター時雨豆をまぶして焼いた和菓子で、外はさくさく、中はふんわりの食感は他では味わえません。
久慈駅周辺の観光スポット①あまちゃんハウス
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地として知られている久慈。駅からほど近いところにある「あまちゃんハウス」には、撮影で実際に使用された衣装や小道具、ジオラマなどが展示されています。グッズやお土産もずらりと並んでいるので、ドラマファンは必見ですよ!
久慈駅周辺の観光スポット②小袖海女センター
「北限の海女」で知られるている小袖海岸の観光拠点で、海女を紹介するコーナーや産直施設、観光案内所が設けられています。7月から9月にかけては海女の素潜り実演があり、採れたての殻付きのウニを食べることもできますよ。
ちょっと足を延ばして東北を満喫するコース
豊かな自然においしい食べ物など、魅力いっぱいの東北。関東から新幹線で八戸に向かう場合は、東北最大の都市である仙台で途中下車をしてみるのもよいですよ。駅構内にあるお土産屋さんには、東北6県のお菓子や地酒、工芸品などが取り揃えられているので、ここだけで東北を満喫した気分になれます。また、東北各県へは仙台駅からバスや電車などのアクセスがあるので、少し足を延ばして東北巡りをしてみてはいかがでしょうか?
首都圏からのアクセス
東北エモーションには八戸駅か久慈駅から乗車できます。首都圏からのアクセス方法をご紹介します。
東京駅から八戸駅へ
一番便利な手段は、新幹線です。東京駅から八戸駅までは乗り換えなしで3時間ほどなので、東北エモーションに乗車する当日の朝に東京を出発しても間に合います。東京からは金額が安い八戸や久慈行きの高速バスも出ていますが、10時間半ほどかかってしまいます。バスを利用する場合は、東北エモーションに乗車する前日の夜に出発して、朝に到着するようにするとよいですね。
東北エモーション予約方法
東北エモーションに乗車するには予約が必須です。とても人気ですぐに満席となってしまうので、早めにチェックしておきましょう。
びゅう予約センターから
最新の空席情報は「びゅう予約センター」で確認できます。JR東日本の駅びゅうプラザ(窓口)や、電話、インターネットでの予約も可能なので、まずはお問い合わせをしてみてください。また、びゅう商品は2人以上でないと予約ができません。
料金
往路と復路では金額が異なります。同一日に往復での利用をすると割引になりますよ。大人一人あたりの金額は以下の通りです。時期を問わず金額は一律になっています。
往路ランチコース | 大人 8,100円 | こども 7,500円 |
復路デザートブッフェ | 大人 4,600円 | こども 4,000円 |
往復(同一日) | 大人 12,200円 | こども 11,000円 |
その他の申し込み方法
びゅう以外にも、各旅行会社がツアーとして組んでいる日程もあります。東京駅発着や東北で数泊するプランなど内容はさまざまなので、日数や金額を見て選ぶとよいですね。金額や予約方法は各旅行会社のホームページなどを確認してください。
まとめ
東北の景色・食事・人の温かさを体験できる東北エモーションは、ゆったりとした時間を過ごしたい大人の旅行にぴったりです。ご家族や大切な方と、少し贅沢な東北旅をしてみてはいかがでしょうか?大人気なので、早めの予約を心がけてくださいね。震災で被災した東北ですが、地元の方々は明るく前向きに生活をされています。この機会にぜひ東北を訪れて、素敵な思い出を作ってみてください。