スリランカの言語って何?
コロンボを首都とするスリランカ。スリランカの公用語をご存知でしょうか?スリランカには通じる言語が複数あります。スリランカではどういう言語が使われているのでしょうか。これからスリランカへ行く予定がある人は、スリランカの公用語を事前に知っておくと、現地での生活がぐっと過ごしやすくなりますよ。
スリランカ独自の言語は2種類
スリランカの言語は2種類あり、1つはタミル語、もう1つはシンハラ語です。割合的には、シンハラ語を使う人が国民全体の7割、タミル語を使う人が3割程度となっており、シンハラ語の方がどちらかというとメジャーに使われている言語になります。スリランカは、シンハラ語を話すシンハラ人が75%、タミル語を話すタミル人が15%程となり、残りの10%ほどが複数の少数民族で成り立っています。
スリランカの人は英語は話せる?
シンハラ人とタミル人が会話する手段は英語のみ。実際スリランカへ行くと、観光地では結構な確率で英語が通じる印象です。それゆえ、海外からの旅行客がメジャーな観光地を巡る際シンハラ語もタミル語も通じなくて困るという事は少ないのです。もちろんネイティブスピーカーではないので訛りはありますが、旅行での短期滞在くらいであれば、そこまで不安に思う必要もないでしょう。
スリランカ旅行ではどの言語を話すべき?
スリランカ旅行でメジャーな観光地を巡るだけであれば、基本的に英語が話せれば不自由はないでしょう。もちろん地方都市へ行く場合、それに合わせた言語が話せないと全く意思疎通が出来ないということも発生してきますが、英語が苦手という人も、海外で使える英語フレーズをいくつか押さえておけば、観光地、空港、ホテル、公共交通機関などで困ることは少なくなります。
スリランカではどのくらい英語が通じるか
スリランカへ旅行へ行く際、メジャーな観光地では英語を話せる人が多いのですが、英語は実際どのくらい通じるのでしょうか。ホテルや公共交通機関など場面ごとにスポットを当ててみましょう。
ホテル、レストラン
スリランカのホテルやレストランで、英語が通じなくて困ることは、ほとんどないでしょう。特に都心部や外国人が多く訪れるホテルやレストランであれば、まず心配ありません。「これをください」「お会計をお願いします」「チェックインをお願いします」など、ホテルやレストランで必要なフレーズは限られていますので、これらを押さえていけば英語が苦手な人でも困りません。
タクシー、トゥクトゥクなどの交通機関
タクシードライバーは、ほとんど英語が話せるので心配はいりません。タクシードライバーの中には国家資格のガイドライセンスを持っている人もいるくらい。ただ、トゥクトゥクドライバーの中には英語が通じない人もいるので注意が必要です。まったく話せない人、料金交渉などの普段使う言葉のみ話せるというドライバーもいます。そのため、後々のトラブルを避けるために、英語が話せるドライバーを探す方が無難でしょう。
スリランカの英語教育
スリランカの英語教育はとても進んでいます。シンハラ語と英語、タミル語と英語のように、自分の民族言語プラス英語という感じで2種類話せる人が多いのです。理由として、スリランカはかつてイギリスの植民地だったからということも挙げられますが、地方の方へ行くと英語が話せない人もまだまだ多いのが現状。スリランカ人全体で言えば約6割程の人が英語を話すことが出来ます。
スリランカの言語シンハラ語で覚えておくと良い挨拶
スリランカ独自の公用語として使われているシンハラ語では、どのようなフレーズを覚えておけば良いのでしょうか。英語だけで旅行では困らないのですが、観光に来た外国人が自分の国の公用語で挨拶してきてくれたら嬉しいですよね。スリランカへ行った時、使ってみると喜ばれる挨拶やフレーズをご紹介します。
自己紹介編
- 私の名前は〇〇です=「マゲー・ナマ・〇〇」
- お名前は何ですか?=「オヤー・ゲー・ナマ・モカッ・ダ?」
- あなたの国はどこですか?=「オヤゲ・ラタ・コヘーダ?」
- 私の出身国は日本です=「マゲー・ラタ・ジャパーナヤ」
- 私はシンハラ語を勉強します=「ママ・シンハラ・バーシャーワ・イゲナ・ガンナワー」
日常生活編
- こんにちは=「スバ・ダワサック・ウェーワー」
- こんばんは=「スバ・サンデーワック・ウェーワ」
- 元気ですか?=「コホマダ?」
- 元気ですよ=「サニーペン・インナワー」
- さようなら=「アーユ・ボーワン」
- おやすみなさい=「スバ・ラートッリヤック・ウェーワー」
- ありがとう=「ストゥティー」
- ごめんなさい=「サマーワンナ」
- すいません=「サマーワンナ」
数字
- 1=エカ
- 2=デカ
- 3=トゥナ
- 4=ハタラ
- 5=パハ
- 6=ハヤ
- 7=ハタ
- 8=アタ
- 9=ナマヤ
- 10=ダハヤ
- 20=ウィッサ
- 30=ティハ
- 40=ハタリハ
- 50=パナハ
- 60=ハェタ
- 70=ハェッタェーワ
- 80=アスーワ
- 90=アヌーワ
- 100=シーヤ
- 1000=ダハ
スリランカ旅行で役立つシンハラ語フレーズ例文
スリランカへ旅行へ行く場合、シンハラ語が少しでも話せたらなと、思うことがあるかもしれません。とはいっても、いきなり短期間でシンハラ語を学習するのは難しいでしょう。そこで、割と会話の頻度が高いシンハラ語を例文でいくつか紹介していきます。また、覚えておいたら便利なシンハラ語の例文も紹介します。
ショッピングで
- これはなんですか?=「メーカ・モカッダ?」
- いくらですか?=「キヤーダ」
- 少し安くして下さい=「ガナン・アヅカランナ」
- 買います=「ミラディー・ガンナワー」
- 買いません=「ミラディー・ガンネ・ネヘ」
- 必要ないです=「エバ」
レストランにて
- これくださいー「メーカ・デンナ」
- これは何?=「メーカ・モガッタ?」
- 水はありますか?=「ワトゥラ・ティエナワダ?」
- お腹いっぱい=「バダ・ピリラ」
- 〇〇ありますか?=「〇〇ティエナワ・ダ?」
- おすすめ料理はありますか?=「モンワダ・カンダ・チェエンネ?」
- お会計をお願いします=「ビラ・デンナ」
その他覚えておくと良いフレーズ
- あなたにお会いできて嬉しいです=「オバ・ハムウィマ・サツタック」
- 近くで食事をする所はありますか?=「メ・ハリエー・ケーマ・カンダ・テナック・チエナワダ?」
- インターネットは繋がりますか?=「インターネット・チエナワダ?」
- 病院はどこですか?=「エスピリターレ・コヘダ?」
- 腹痛です=「バッダ・リデナワ」
- 財布を無くしました=「パーセカ・ナティウナー」
- パスポートを無くしました=「パスポートエカ・ナティウナー
便利なシンハラ語翻訳アプリ・サイト
いくつかおすすめなシンハラ語の挨拶や例文を紹介しましたが、想像もしていない場面で急にシンハラ語でコミュニケ―ションを取らなければならない場面もあるかもしれません。英語が通じる相手であればまだ良いですが、マイナーな観光地へ行けば英語が通じないというシチュエーションに出くわす可能性もあります。そんな時のために、スマホへ入れておくと便利なシンハラ語翻訳アプリをご紹介します。
①Glosbe
調べたい言葉を日本語で入力すると、即変換されるシンハラ語変換サイトGlosbe。ややこしい操作をすることなく使えます。シンハラ語だけでなくタミル語の変換も出来るので、スリランカ旅行では特に使える翻訳サイトです。
②Google翻訳
Google翻訳は、翻訳サイトといったら一番に思いつく人が多いのではないでしょうか。こちらもタミル語の翻訳に対応していますので、スリランカ旅行では役立つこと間違いなしです。Google翻訳はアプリもあるので、スマートフォンを持っていく人は、アプリを入手しておくと良いでしょう。保存しておいて欲しい翻訳サイトです。
③シンハラ語日本語翻訳
こちらは翻訳アプリのシンハラ語=日本語翻訳です。英語での発音も出てきますし、シンハラ語の表記もあるので、発音が難しい場合、現地の人にシンハラ語の画面を見せればスムーズに会話が進み、とても役立つアプリです。ぜひとも入れておきたいアプリのひとつですね。
まとめ
スリランカは有名な観光地であれば、多少の英語が話せれば不自由ありません。ただ、日本で外国人観光客に日本語で話しかけられると嬉しいように、スリランカでも現地の言葉で話しかければ、距離がぐっと近付くことでしょう。シンハラ語は馴染みがなく難しいのですが、簡単な例文を覚えたり翻訳アプリなどを利用して、ちょっとでもシンハラ語を話すことが出来れば、きっと楽しい旅の思い出になることでしょう。