目次 [表示]
- カンボジアってどんなところ?
- カボチャの語源!?日本とのつながりも深い国
- フランス統治時代の面影が色濃く残る国
- 観光スポットが豊富な観光大国
- カンボジアの治安は悪い?テロは大丈夫?
- テロ発生情報は確認されていないが...
- 治安は比較的良好もスリや置き引きには注意が必要!
- 「自分の身は自分で守る」が大前提
- 治安が心配なカンボジアで気をつけること
- 金目の物は身に着けない
- 一人歩きはなるべく避ける
- 派手な服装で出歩くことを避ける
- カンボジア旅行中に避けたいスポット
- 舗装されてない道は決して歩かない
- 人気のない場所は要注意
- アンコールワット周辺の治安は良好も地方は注意が必要
- カンボジア渡航前にやっておくべきこと
- 現地の治安情報を確認しておく
- 緊急時に連絡すべき場所を確保しておく
- 狂犬病などの予防接種を済ませておく
- まとめ
カンボジアってどんなところ?
カンボジアはインドシナ半島の南部にある立憲君主制の国家です。面積は18万平方キロメートルなので、日本の半分程ということになります。何と言っても世界遺産にも登録されている「アンコールワット」のある国ということで有名ですよね。一方で、やや治安が悪いと言うイメージもあるカンボジアですが、我々日本とも古くから関わりのある国です。そんなカンボジアの歴史や日本との関係をご紹介します。
カボチャの語源!?日本とのつながりも深い国
日本人にも身近な野菜「カボチャ(南瓜)」。実はこの名称、ポルトガル人がカンボジアの野菜であると日本人に伝えたことから名づけられたものなんです。さらに、PKOの一環として自衛隊が初めて派遣された地であります。最近ではサッカーの本田圭佑選手がカンボジア代表の監督に就任する等、民間&スポーツでも交流が盛んになっています。
フランス統治時代の面影が色濃く残る国
カンボジアは、かつてフランスの植民地でした。1953年にはそのフランスから完全独立を果たしますが、半世紀以上経った今でも教育や風習、さらには街並みに至るまで当時の面影を色濃く残しています。どこかヨーロッパの雰囲気を感じさせる建物が多いのも、こうした背景があるからなのです。
観光スポットが豊富な観光大国
アンコールワットで有名なカンボジアですが、この他にも多くの観光スポットがあります。12世紀に建てられ、同じく世界遺産に登録される遺跡「アンコール・トム」は有名です。白い砂浜の美しいビーチや国内外の観光客でにぎわうマーケットなど、ローカルな楽しみ方が、できるのもこの国ならではの良さです。
カンボジアの治安は悪い?テロは大丈夫?
「カンボジア」と聞いて安全な国だと思われる方は少ないかもしれません。20年以上続いた内戦などの影響から、治安が悪いというイメージを持たれている方も多いでしょう。最近では世界各地でIS(イスラム国)など過激派組織によるテロも頻発していることから、海外旅行自体に不安を感じる方もいらっしゃるはず。では、実際にカンボジアは危険なところなのか?さらにテロの発生情報なども交えて分かりやすくご紹介いたします。
テロ発生情報は確認されていないが...
気になるテロ事件に関する情報ですが、現地で大きなテロ事件が発生したとの情報はありません。しかし、カンボジアには国教である仏教の他、イスラム教などを信仰する人たちもいます。過去には宗教対立も起こっており、また、地方部では情報も乏しいため、渡航の際には注意が必要です。
治安は比較的良好もスリや置き引きには注意が必要!
カンボジアの治安は年々改善されつつあります。それでも日本と比べて犯罪件数は遥かに多いのが現状です。特に、外国人観光客を狙った置き引きやスリは目立ちます。日本人を狙った犯罪も確認されていることから、安全情報などをこまめに確認しておく必要があります。
「自分の身は自分で守る」が大前提
現地カンボジアにも当然のことながら警察や救急隊員は存在します。しかしながら、円滑なコミュニケーションを取ることは難しく、トラブルに巻き込まれても、日本のように電話一本ですぐ駆け付けてくれるとは限りません。盗品なども返ってくる可能性は低く、事件に巻き込まれてからでは手遅れとなってしまいます。常に「自分の身は自分で守る」を意識し行動することが重要になります。
治安が心配なカンボジアで気をつけること
長い内戦も終わり、年々治安も改善されつつあるカンボジアですが、それでも日本と同じ感覚を持つことは危険です。現地では言葉が通じなかったり、助けを呼ぼうにも電波が通じず諦めざる負えなかったり、という事態は十分に想定されます。「自分の身は自分で守る」ことが基本となりますので、誰にでも出来る対策や、絶対に、してはいけない行動などをご紹介いたします。
金目の物は身に着けない
一番気をつけたいこととして「金目の物」を身に着けないことが挙げられます。特に日本人は、カンボジアの人からお金持ちのイメージを持たれていることも少なくありません。直接話したりすることがない限り、人の印象は見た目で判断されてしまいます。危険な目に遭わないためにも、極力金目の物はウエストポーチなどにしまって持ち歩くよう心がけましょう。
一人歩きはなるべく避ける
女性が一人歩きを避けることは、海外旅行の基本です。しかし、初めての土地では男性の一人歩きも注意が必要になります。特にカンボジアの道は舗装されたものばかりではありません。特に地方部は電力事情も悪いため、ひとたび道に迷ってしまうと非常に危険です。用事は明るいうちに済ませ、日没後の外出は極力控えましょう。
派手な服装で出歩くことを避ける
「金目の物を身に着けない」ことにも通じますが、服装は、できるだけ落ち着いた色やデザインの物を選びましょう。特に女性の場合、派手目な格好で出歩いてしまうと声をかけられることも多くなり、危険な目に遭うリスクも高まります。また、現地カンボジアには敬虔な仏教徒も多いため、男女ともに露出度の高い服装は極力避けるのがおすすめです。
カンボジア旅行中に避けたいスポット
訪れてみたい魅力的なスポットの多いカンボジア。そんなカンボジア旅行ですが、注意しなくてはならない場所も存在します。現地では日本の“当たり前”が通じない場合も多く、軽率な行動が思わぬ危険を招くこともあります。予め行っていい場所、そうではない場所をしっかり見極め、最高の想い出を作りましょう。
舗装されてない道は決して歩かない
現在のカンボジアでは、アンコールワットなど都市部を中心に、多くの舗装された道路とそこを走るバイクや自動車を見かけます。しかしながら、地方部のインフラ整備は、まだまだ進んでおらず、地図には載らない道が存在するのも事実です。こうした場所は雨期になると足元も悪いので転倒などの原因になります。さらに、内戦で使用され処理されずに残ったものもあるなど非常に危険です。しっかり舗装された道路を通るよう心がけましょう。
人気のない場所は要注意
海外旅行をされた方で、好奇心などから穴場の場所を求め、気付いたら誰も居ない場所に来ていたという経験はありませんか?カンボジアでも「人気のない場所で、いきなり出てきた犯罪グループに襲われた」という報告もあります。夜道や一人歩きはもちろん、昼間でも人気(ひとけ)のない場所には極力立ち入らないようにしましょう。
アンコールワット周辺の治安は良好も地方は注意が必要
首都のプノンペン、そしてアンコールワット周辺は比較的安全です。しかしながら地方部では治安の悪い場所も多く安全ではない場所も多数あります。前述のように舗装されていない道路や内戦後、未処理のまま残った地雷もあります。こうした地方部では個人旅行はおすすめできません。旅行会社の実施するツアーでは安全がしっかり確認されているので、そちらがおすすめです。
カンボジア渡航前にやっておくべきこと
カンボジアに旅行する際には、現地ではもちろん、渡航前にもできる対策などがあります。中には旅行会社の企画するツアーではなく、個人旅行で訪れる方もいらっしゃいます。その場合、特に初めて行かれる方にとっては事前の下調べや準備は重要です。現地に行ってから慌てないためにも、渡航前に必ずチェックしておくべきことを押さえておきましょう。
現地の治安情報を確認しておく
現地カンボジアの危険情報等は外務省のホームページから調べられます。しかし、現地で確認しようとする場合、Wi-Fiの無い環境で調べなくてはならない場合も想定されます。さらに通信環境が悪い場合、ホームページにアクセスできない場合も考えられるので、極力渡航前に調べておきましょう。
緊急時に連絡すべき場所を確保しておく
いざという時に、連絡できる場所を確保しておくことは旅行前の準備で最も重要なことの一つです。いざ、トラブルなどに巻き込まれてから調べ始めるようでは手遅れとなります。日本にいる間に在カンボジア日本大使館や大きな病院、あるいは安全な避難場所の所在地や連絡先を調べておくのがベストです。
狂犬病などの予防接種を済ませておく
テロや犯罪の危険とは別に、カンボジアでは「狂犬病」にも注意が必要です。狂犬病は、野良犬や猫が感染源となりますが、感染し発症した場合には治療法も確立されていないため100%死に至ります。カンボジア国内では狂犬病ワクチンは入手困難であり、日本での接種は必須です。渡航前には必ず接種を済ませておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?治安が悪く危険イメージもあるカンボジアですが、近年は治安が改善されています。テロの心配も少なく「危険」なイメージは過去のものになりつつあります。それでも油断はできず、特に個人で旅する場合には特に注意も必要です。観光立国ということもあり、今後は地方のインフラ整備も進み、ますますの治安改善が期待されます。日本での常識が通じないこともありますので、事前に安全情報などをしっかり確認して楽しい旅にしてください。
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