ドバイ基本情報
中東ドバイは、お金持ちの国、石油、ラクダなどさまざまなイメージが浮かびますね。ドバイは人口の半数以上が外国人であり、国際色が豊かです。イスラム教の国でありながら、他国と比べてイスラムの風習や慣習に寛容なのは、そのためとも言えるでしょう。ドバイのイメージをつかむために、以下のように基本情報をまとめました。
人口 | 968万人(2019年) |
面積 | 4114平方キロメートル(埼玉県と同じくらい) |
公用語 | アラビア語(英語も通じる) |
国教 | イスラム教 |
通貨 | ディルハム。1アメリカドル=3.67ディルハム、1ディルハム=25.64円でほぼ固定 |
時差 | 日本より5時間遅い。サマータイムはなし。 |
ビザ | 30日間以内の滞在はビザ不要 |
電気 | 220‐240V 50Hz |
コンセント | イギリスと同じBFタイプ |
ベストシーズン
ドバイは砂漠気候に属し、夏と冬があります。6月~9月は、50度を上回ることも多い上に湿度も高いので、外を数分歩くのが困難なほど。しかし、ドバイはほとんどの場所で、外に出ることなく空調のきいた室内で行動ができます。ベストシーズンは11月から2月で、涼しく快適に過ごせ観光に最適の季節です。雨は年間通じて、ほとんど降りません。
市内交通
ドバイの市内交通はメトロ(地下鉄)とタクシーを活用しましょう。メトロは、人気観光エリアや空港を通るレッドラインとドバイの都市部を通るグリーンラインの2路線があります。合わせて51駅、74.6キロの距離を結び、4〜7分間隔で電車が来るので待ち時間も少なく便利です。暑いドバイでは車移動が基本なので、タクシーも非常に安く市民の足として気軽に利用されています。
アクセス
エミレーツ航空が、所用時間約11時間から12時間で、関西空港、成田空港、羽田空港から直行便を結んでいます。夜遅くに出ている便もあるので、国内線や他の交通機関で移動が必要な方や、お仕事帰りの方にはとても便利ですね。その他に、シンガポールやバンコクなどアジア経由でドバイに行く方法もあります。
気になるドバイの治安
治安は良好。しかし気をつけることがたくさん!
何かと政情が不安定で治安が悪そうなイメージを持たれている中東ですが、アラブ首長国連邦のドバイは治安が良好です。2017年の「世界経済フォーラム」のレポートでは、安全面でUAEは堂々のトップ2位となり、日本より上位に位置づけられました。警備員が町の至る所にいるので何かと安心です。街は清潔で、街路樹も手入れされており、ある意味で想像を裏切られます。
女性は気をつけて
世界的観光都市ドバイは、宗教色は濃くないといえどもイスラム教の国なので、女性は髪まで隠すのが一般的です。海外旅行客とはいえ、女性はショートパンツ、ノースリーブなど肌の露出は控えましょう。水着に関しては、ホテルのプライベートビーチやウォーターパークに限って楽しむのが無難。特にラマダン中は肌の露出を控え、華美な服装は避けた方が賢明です。
お酒に飲まれないように
お酒が飲めるのは、酒販売のライセンスを持つホテル内のレストランやバーのみです。イスラム教徒でも飲んでいる人がたまにいるのでびっくりするかもしれません。しかし、飲み過ぎ、酔い過ぎにはご注意。公共の場所で、大声を出したり座り込んだりすると警察沙汰になりトラブルになります。外国人であることや、イスラム教徒ではないことは理由になりません。
ラマダン
年に約1ヶ月断食をする「ラマダン」期間中、イスラム教徒は日の出から日没まで、飲食物、タバコなど一切口にできません。ドバイはイスラム教のルールに関して比較的ゆるいですが、ラマダンは厳格に行われているので、観光客でも公共の場所での飲食は避けましょう。街中の飲食店の昼間は休業ですが、外国人のために営業する店もあります。ラマダンの時期は毎年異なるので確認しましょう。
罰金が多い!公共の場での行動に注意。
治安がいいドバイですが、1番多いトラブルがドバイならではのルールです。守らないと高額の罰金が課せられるので注意しましょう。例えば、バスやメトロなど公共交通機関内での飲食、メトロでの居眠り、信号無視や横断歩道がない場所を渡った場合、無許可で他人の写真や動画を撮る行為は罰金対象です。セキュリティカメラが至る場所にあるので、行動は慎んでください。
ルールを頭に入れて行動が大事!
治安は良好といえども、ドバイは海外です。海外旅行中は気が緩んでしまうことが多いですが、日本とは違う風習やルールがあるということを必ず頭に入れて行動してください。「知らなかった」では済まされないルールやマナーが多いドバイでは、せっかくの楽しい海外旅行を台無しにしないよう、節度ある行動を心がけて楽しみましょう。
ドバイの物価は?
ドバイの物価は総じて高いです。観光業に力を入れているドバイは、イスラム教徒の国でありながら酒を提供するなど寛容である一方、高い税金を課しています。砂漠のど真ん中に作られた一流リゾート地と割り切り、楽しみましょう。過ごし方や旅の目的で出費は異なります。では、各項目の物価の目安を見ていきましょう。
ホテル
ドバイ旅行で1番高い出費はホテルです。ハイシーズンに4〜5つ星ホテルに宿泊すると、1泊5~6万円ほどはかかります。1泊10万円を超えるホテルも珍しくありません。安価なホステルやB&Bも登場しましたが、まだまだ数は少ないです。反対に、オフシーズンになるとホテルの値段はハイシーズンの半分から3分の1になり、お得に高級ホテルに宿泊できます。
レストラン
お酒を飲まなければ、日本と大差はなく、中級程度のレストランでランチ1500円、ディナー3000円程度で楽しめます。しかし、酒税が高いのでビールは1杯1200円、グラスワインが1400円。ドバイは、世界1ビールが高い場所として有名です。お酒が飲みたい方は、日本から持ち込んでホテルの部屋で楽しんだ方が、気軽で安く済むでしょう。
観光
人気の砂漠ツアーは7000円、ウォーターパークは8000円程度。無料で楽しめる場所もありますが、「いまいち物足りない」という声が多いので、ケチケチせずに楽しみましょう。富裕層やVIP向けサービスが多く、4000円で楽しめるバージュ・カリファ展望台チケットを、1万円のVIPプランにすると、展望台よりもさらに高い階でプライベート空間とハイティーを楽しめます。
買い物
以前は消費税が無かったドバイも、2018年からはVAT(消費税)が導入され、物価が高いドバイの出費に追い打ちをかけました。ドバイでブランド商品の買い物は、特段お得とはいえないのが現実。街中に数多くあるショッピングセンターは、基本的に観光客向けの値段なので高めです。アウトレットモールや、セールを狙って買い物をしましょう。
交通費
ホテル・レストラン・観光・買い物となんでも物価が高いドバイに、「安いものがない」と思われますがご安心ください。交通費は日本よりも安いです。メトロ片道120~300円、タクシー初乗り360円と驚きの安さ。ドバイ空港から市内中心地までタクシーで約2000〜3000円で行けます。メトロであれば空港から300円で行けるので破格ですね。
ドバイ有名観光スポット11選
①アル・ファヒーディ
異国情緒が漂う、この美しい名所の見どころは、1700年頃に建てられた建物です。ドバイの街はこの場所から始まったという説があり、伝統的な建築スタイルや装飾が見られる建物が立ち並びます。ドバイの歴史的建造物が見られる名所として人気です。夜にライトアップされた姿は美しさとエキゾチックさが増し、まるでタイムスリップしたかのような感覚になるでしょう。
公式サイトURL | https://dubaiculture.gov.ae/ar/Pages/default.aspx |
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営業時間 | 9時〜18時 |
アクセス | ドバイメトロ・レッドライン「Al Fahidi駅」駅から徒歩約10分 |
②ドバイ・ファウンテン
人工の湖「ブルジュ・ハリファ・レイク」で行われる水と光のショーは、無料で楽しめるのもあって、連日多くの人で賑わう観光名所です。ラスベガスの有名ホテル、「ベラッジオホテル」の噴水ショーを手がけたアメリカの会社が企画と設計を担当しています。噴水全体の長さは世界最大級の275メートルで、ラスベガスの噴水ショーを上回る規模です。
住所 | Fashion Parking - Dubai Mall - Sheikh Mohammed bin Rashid Blvd - Dubai - United Arab Emirates |
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公式サイトURL | https://www.emaar.com/en/our-communities/downtown-dubai/the-dubai-fountain?utm_source=google&utm_cam... |
営業時間 | 月〜木、土日:13時、13時30分、18時〜23時の30分おき(各5分) 金曜:13時30分、14時、18時〜23時の30分おき(各5分) |
③ジュメイラモスク
1978年に建てられ、ドバイで唯一イスラム教徒以外にも開放されているモスクですが、内部を見学するにはツアーに参加する必要があります。ツアーは金曜日を除く毎日10時から催行、予約は不要で当日の9時45分までにモスクの正面玄関にいきましょう。ツアーの所要時間は約75分、男性でもできるだけ肌の露出が少ない服装で行く方が賢明です。
④ドバイ水族館&アンダーウォーターズ
ギネス世界1に認定された巨大な水槽でドバイの名所になりました。その大きさは幅32.88メートル、高さ8.3メートル、厚さ75センチ、重量約245トン。その他にも、長さ約3メートルある水槽トンネル・巨大な水槽内でダイビング・水槽の上をボートクルーズ・檻に入ってサメに接近するアクティビティなど、見どころがいっぱいです。
公式サイトURL | https://www.thedubaiaquarium.com/en/Default.aspx |
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営業時間 | 10時〜0時 |
住所 | ドバイモール内 |
電話番号 | +971 800 382246255 |
⑤アクアベンチャー・ウォーターパーク
ドバイ5つ星ホテル「アトランティス・ザ・パーム」にある中東・ヨーロッパ最大規模のウォーターパークです。世界最大級の絶叫スライダーから、子どもが楽しく遊べるエリアまで幅広い世代の人が楽しめます。1番の見どころは、「リープ・オブ・フェイス」。9階建ての高さからほぼ垂直に滑り降り、サメやエイに囲まれた透明なチューブを高速で通過するスライドです。
公式サイトURL | https://www.atlantis.com/dubai/atlantis-aquaventure/aquaventure-waterpark?utm_source=gplaces&utm_med... |
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住所 | Atlantis The Palm - Crescent Rd - Dubai - United Arab Emirates |
営業時間 | 10時〜18時 |
⑥ジュメイラ・ビーチ・パーク
総合面積13ヘクタール、ビーチは全長800メートルのドバイの公共ビーチです。透明度が高い海は穏やかでお子様でも安心。ライフガード・シャワー・脱衣場が完備され、売店やカフェ・ファーストフード店も充実しています。月曜日はレディースデイで、女性と子供のみ利用が可能です。注意点はビーチ内が撮影禁になっていることで、ビーチ以外では洋服着用が義務付けられています。
⑦アット・ザ・トップ
世界1高い高層ビル「ブルジュ・ハリファ」はドバイの有名な名所です。ダウンタウンドバイに位置し、高さは828メートル、206階建、一般に公開されている最上階は159階、住居、アルマーニホテル、レストラン、バーが入ります。124階の展望台「アット・ザ・トップ」からの眺めは格別。特に日没前の1時間に入ることをおすすめします。
公式サイトURL | https://www.burjkhalifa.ae/en/ |
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住所 | 1 Sheikh Mohammed bin Rashid Blvd - Dubai - United Arab Emirates |
営業時間 | 8時30分〜22時 |
⑧バージュ・アル・アラブ
ドバイを象徴的する名所の7つ星ホテルは、伝統的な船「ダウ船」の帆をイメージして作られ、ホテルの影がビーチにかからないよう配慮され建てられました。美しい内装、ジャンボ機が7機入る大きさの吹き抜けなど豪華な空間が広がります。宿泊かレストラン予約がないと敷地内に入れません。1泊15万円以上しますが、オフシーズンになれば、とても安くなります。
住所 | Jumeirah St - Dubai - United Arab Emirates |
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公式サイトURL | https://www.jumeirah.com/Stay/Dubai/Burj-Al-Arab-Jumeirah?utm_source=google&utm_medium=google%20plac... |
電話番号 | +971 4 301 7777 |
⑨パーム・ジュメイラ
ドバイの有名な名所である、ドバイ沖合に作られた世界最大の人工島です。高級ホテルや著名人の別荘が多く立ち並びます。月からも見えると言われるパーム・ジュメイラは上空から見ると、ヤシの木のような形が特徴的。幹から居住地区の16本の枝が伸び、このエリアは居住者以外の立ち入りが禁止です。ベッカムなど世界のセレブが、別荘を構えています。
⑩デザートサファリ
大都会ドバイから車で1〜2時間走ると、そこは一面砂漠の別世界。デザートサファリの見どころは、4WDでのスリリングなドライブ・水タバコ・ヘナペインティング・アラビアンディナーなど文化体験も盛りだくさんです。多くのツアーが夕日の時間に合わせて催行されます。ディナー後、人工的な光がない砂漠で見る満点の星空は本当に美しいです。
⑪ゴールド・スーク
ドバイの有名な見どころの1つ、ゴールドスーク。世界最大の金の現物取引がされているのがこのマーケットです。約300の店が並び、スーク内には約10トンの金があると言われています。ゴールドスーク内は政府によって厳しい管理がされているので、安心して購入してください。しかし、露天商や脇道の怪しいお店は避けましょう。
次回の海外旅行は見どころたっぷりのドバイへ!
近年話題の海外旅行先ドバイについて、見どころたっぷりの観光情報、物価・治安情報を紹介しました。異国情緒あふれる場所でありながら、ビーチ・観光・グルメ・アクティビティ・買い物もたっぷり楽しめるドバイは、子供から大人まで安心して楽しめます。次の海外旅行に、見どころたっぷりのドバイを訪れてみませんか?