目次 [表示]
- カタルーニャ音楽堂への入場について
- 自由入場はできない
- カタルーニャ音楽堂の見学①見学する方法2種類
- コンサートチケットを購入して入場する
- 見学ツアーチケットを購入する
- カタルーニャ音楽堂の見学②チケットの購入方法
- 現地のチケットオフィスで購入(予約)する
- Webサイトで購入(予約)する
- Google Mapでも予約できる(ガイド付ツアーのみ)
- ツアーチケットの注意点
- カタルーニャ音楽堂の見学③チケットの種類
- ガイド付ツアータイプ
- ガイド付ツアータイプのオープンチケット
- 自由見学チケット
- カタルーニャ音楽堂の見学④事前予約について
- 事前予約は必要
- カタルーニャ音楽堂の見学⑤当日予約について
- 当日でも見学できる?
- 当日予約の場合は各サイトをチェックしよう
- カタルーニャ音楽堂の魅力
- 建物の芸術性
- コンサートホールとして今も使用されている
- 世界遺産に登録されている
- 装飾のクオリティ
- カタルーニャ音楽堂の見所
- 外壁装飾と彫刻
- ステージ
- ステンドグラス
- 柱や壁の装飾
- 電飾や天井
- まとめ
カタルーニャ音楽堂への入場について
自由入場はできない
カタルーニャ音楽堂の見学は「ツアー形式」になっているので、その場で入場チケットを購入し、そのまま入場することはできません。ネットでチケットを購入しておくか、入り口のチケットオフィスで購入しておく必要があります。また、英語を習得していない場合は自由見学のチケットの方が料金も低くなるのでおすすめです。
カタルーニャ音楽堂の見学①見学する方法2種類
コンサートチケットを購入して入場する
カタルーニャ音楽堂入り口にあるチケットオフィスで購入するか、web上のCLASSICTIC.comというサイトでコンサートチケットを購入することができます。コンサートチケットで入場した場合はコンサートしか見ることができず、カタルーニャ音楽堂の隅々まで見学するにはweb上で「見学ツアーチケット」を事前購入しておく必要があります。もちろん逆に見学ツアーの場合はコンサートを楽しむことはできないので、両方見ておきたいという方はチケットを2つ購入する必要があります。
見学ツアーチケットを購入する
カタルーニャ音楽堂入り口にあるチケットオフィスで購入するか、web上のGET YOUR GUIDEというサイトで購入することができます。見学ツアーにはガイド付きと自由見学の2種類のツアーがあり、どちらもコンサート観賞では見ることができない部分まで見学することができます。公式サイトでは時々、「見学ツアー+コンサート」というプランも販売しているので気になる場合はチェックしましょう。
カタルーニャ音楽堂の見学②チケットの購入方法
チケット購入方法1 | 入り口で直接購入する(手数料なし) |
チケット購入方法2 | Webサイトで購入する
|
現地のチケットオフィスで購入(予約)する
カタルーニャ音楽堂入り口にチケットオフィスがあるので、そこで直接チケットを購入(予約)できます。このチケットオフィスではコンサートチケットの購入も見学ツアーチケットの購入も可能です。日本人スタッフがいる可能性は低いので、外国人スタッフの説明を聞いても理解できない場合は、ジェスチャーなどで目的を伝えられる様に前もって情報を集めておく必要があります。
- 手数料がかからないので料金は最も安い
- 日本人スタッフがいない場合、説明が英語
- キャンペーン情報などチケット以外の情報も教えてくれる
Webサイトで購入(予約)する
カタルーニャ音楽堂の公式サイトは英語表記ですが、予約購入は可能です。Google翻訳機能により日本語表示することができるので意味は分かりますが所々翻訳が機能しない部分があるので分かりにくいです。せっかく日本語のチケット購入サイトがあるのでそちらを利用しましょう。しかし公式サイトには公式サイト限定のキャンペーン情報や割引がある場合も多いので余裕のある方は調べてみると良いでしょう。
見学ツアーチケットが購入できるサイト GET YOUR GUIDE
- 日本語表記
- 2€ほど手数料がかかる
コンサートチケットが購入できるサイト CLASSICTIC
- 日本語表記
- チケット詳細などが英語表記
- 3€ほど手数料がかかる
カタルーニャ音楽堂の公式サイト
- 翻訳表記可能だが所々が誤訳される
- コンサートチケットもツアーチケットも購入できる
- 公式サイト限定キャンペーンを行っている場合がある
- 手数料が入らないので料金は最も安い
Google Mapでも予約できる(ガイド付ツアーのみ)
Google Mapでカタルーニャ音楽堂を検索すると、写真の様に「チケットを購入」ボタンが出てきます。そこから案内にしたがって進めていくとすぐに購入手続きが完了します。しかしこの方法だと自由見学のチケットは購入できず、ガイド付ツアーのみとなります。料金も20€で他と差はありません。
ツアーチケットの注意点
- キャンセルができない
- 日時指定チケットの為遅れると無効になってしまう
カタルーニャ音楽堂の見学③チケットの種類
カタルーニャ音楽堂の見学チケットは3種類あります。そのうち1つはオープンチケットの様なシステムなので実質プランはガイド付の見学か、自由見学かの2種類です。残念なことに日本語のガイドは今のところ無いので、外国語を習得していないとガイドさんの解説は無意味なものになってしまうでしょう。公式サイトでは時々「見学ツアー+コンサート」などの特別チケットを販売していることもあります。
ガイド付ツアータイプ
ツアー名:The Standard Tour
- スタンダードプラン
- 料金:約20€
- ツアー時間:約1時間
- ガイド言語:英語・フランス語・イタリア語・カタルーニャ語
- 開催時間帯:10時~18時の間(変動あり)
ガイドさんが、建物の歴史や、見所を解説しながら約1時間かけて回るスタンダードプラン。日本語ガイドプランは残念ながらありません。
ガイド付ツアータイプのオープンチケット
ツアー名:Open Date Tour
購入から6ヶ月以内で、当日ツアー枠に空きがあれば、日時指定なしで[The Standard Tour]に参加できるというプラン。観光の日程を決められない時などにはおすすめです。しかし当日満席だった場合は入場できないので、できれば[The Standard Tour]を購入した方が良いでしょう。残念ながらこちらは自由見学ツアーには対応していません。自由見学ツアーは日時指定予約のみになります。
自由見学チケット
ツアー名:Self Guided Tour
- ガイドなし(指定範囲内を自由に行動できる)
- 料金:約15€
- 時間制限:約1時間
ガイド無しの自由見学プラン。日本語意外の解説を聞いても理解できないという人や、マイペースに見学したい方におすすめです。
カタルーニャ音楽堂の見学④事前予約について
事前予約は必要
カタルーニャ音楽堂の見学で入場する場合、予約は絶対に必要です。しかし、カタルーニャ音楽堂内で行われるコンサートチケットを購入している場合は予約は必要ありません。その場合細かな場所まで見学をすることは許可されないので、カタルーニャ音楽堂の芸術をしっかり見学したい場合は「見学ツアーチケット」を購入しましょう。
カタルーニャ音楽堂の見学⑤当日予約について
当日でも見学できる?
予約をしていなくても、当日のチケットを当日予約すれば入場できます。しかしカタルーニャ音楽堂は人気の観光地ですので人気の日や時間帯はツアー枠が埋まってしまうこともあります。その場合は諦めて別の時間や別の日を狙いましょう。当日予約しようとした時間から1番近いツアー枠が空いていれば、スムーズに見学することができます。
当日予約の場合は各サイトをチェックしよう
オンラインチケット販売サイトは、当日になるとチケット販売を中止する場合があります。日本であれば、電話で解決しますが海外での電話交渉は言語的な難易度が高くなります。そういった場合はオフィシャルサイトをチェックしたり、現地のチケットオフィスで聞いてみると意外と入場できたりします。
カタルーニャ音楽堂の魅力
建物の芸術性
かの有名な建築物、サクラダファミリアをデザインした「アントーニ・ガウディ」と同時期に活躍した建築家、リュイス・ドミニク・イ・モンタネールの最高傑作がカタルーニャ音楽堂と言われています。カタルーニャ音楽堂は、モデルニスモと呼ばれる19世紀末に流行したカタルーニャ地方の芸術様式を取り入れた建築物です。
コンサートホールとして今も使用されている
カタルーニャ音楽堂では毎日いくつもの公演が開かれていて、芸術建築の建物内で聴く音楽に対して絶賛の声が多くあがっています。その雰囲気はカタルーニャ音楽堂のコンサートでしか味わえないためか、公演のチケットが売り切れることも珍しくありません。
世界遺産に登録されている
カタルーニャ音楽堂はコンサートホールであると同時に世界遺産でもあります。20世紀のバルセロナにおけるアールヌーボーという芸術様式を後世に残す建物として、以下の基準を満たしたことで世界遺産に登録されました。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
装飾のクオリティ
モンタネールは、彫刻家の力を借りて装飾部分に力を入れた建築を行いました。その成果は見学する前から実感することができます。建物正面の胸像や柱のデザイン、壁の美しさなど、中に入る前からその繊細なデザインを堪能することができます。装飾ひとつひとつが繊細で手のかかる作りをしていて、装飾に対するこだわりが伝わってきます。
カタルーニャ音楽堂の見所
外壁装飾と彫刻
非常に繊細な彫刻や絵でデザインされており、その美しさを見れば彫刻技術の高さを実感できるでしょう。また、アーチや柱のライン、建物の角の滑らかな曲線もモデルニスモ芸術の特徴なので見ておきたい部分です。
ステージ
現在も公演に使用されているステージですが、コンサートが行われている時と行われていない時では違った雰囲気を楽しむことができます。コンサートの行われていない時の静かなステージでは、その建築芸術の壮大さが伝わってきますが、コンサートが始まると音楽や舞台がその芸術の美しさと見事に合わさり、幻想的な空間を体験することができます。
ステンドグラス
色鮮やかで繊細なデザインのステンドグラスですが、遠くから見た後は近くでも見ると、その建築技術の高さが分かります。色の違うガラスを繋ぎ合わせて制作した光景を想像しながら観賞すると、また違った楽しみ方ができます。
柱や壁の装飾
柱の絵や床の絵、壁の絵にも注目すると細部にまでこだわってデザインされていることが分かります。そして、その絵ひとつひとつの描き方が、小さなタイルの組み合わせだったりするので柱1本完成させるのにも相当な時間がかかっていることが想像できます。
電飾や天井
電飾の形や色も雰囲気ととてもよく合っていて、天井の美しさには多くの人が圧倒されます。天井に施されている白バラと赤バラの数を数えてみるのも面白いでしょう。天井の美しさを最も堪能できるのはコンサート会場の席に座った瞬間で、音楽を聴きながら上を見てみると誰しもが感動する様な光景がそこには広がっています。
まとめ
どこを撮っても美しいコンサートホール、カタルーニャ音楽堂への入場方法でしたがネットの翻訳システムのおかげもあって予約自体は簡単に済ますことができます。ただチケットの種類などが変わってくるので、自分の希望のチケットを入手できる様に情報を集め、整理してから購入手順に進みましょう。
Photo bystevepb