ベルギー「ブルージュ」の見どころは？歴史ある町の観光情報をご紹介！

ベルギーにあるブルージュという観光スポットをご存知でしょうか？ベルギーのブルージュは、歴史や文化に魅力が多いヨーロッパでも注目の観光名所です。ベルギーのブルージュとはどんな観光スポットで、歴史や世界遺産には、どんな見どころがあるのでしょうか？今回は、ベルギーで人気の名所ブルージュについてご紹介します。ブルージュの見どころや名所をチェックして、ルート作りに役立ててくださいね。

ベルギーのブルージュは、世界遺産に登録されている観光スポットで、街全体の美しさから「屋根のない美術館」とも呼ばれています。古代より北海から流れる水路があったため、ヨーロッパで重要な商業都市として繁栄した街です。旧市街地には、今でも2万5千人の人口が暮らしていて、毎年300万人以上の旅行客が訪れています。街全体が運河や世界遺産に恵まれていて、中世のヨーロッパに戻ったような環境が楽しめるスポットです。

ブルージュは、ベルギーの首都ブリュッセルから1時間ほどでアクセスできます。ブリュッセル駅のIC（急行列車）を利用すれば、日帰りでも観光を楽しめる世界遺産です。ブリュッセル駅は、混雑する日もあるので、ベルギー国鉄（英語）やレイルヨーロッパ公式サイト（日本語）で予約しましょう。紙幣の使えない券売機もあるので、小銭を準備すると便利です。ブルージュの観光名所は、徒歩や運河クルーズで3～6時間で散策できます。

ブルージュで最初にご紹介する観光名所は、街の中心に位置するマルクト広場です。ブルージュのマルクト広場は、ユネスコ世界遺産に登録された憩いの場となっています。ブルージュの街には美しい運河が流れていて、マルクト広場周辺は北のベネチアとも呼ばれる名所です。マルクト広場はベルギーの水の都として、ベルギーの地元市民だけでなくヨーロッパや世界中から人気を集めています。

マルクト広場を中心とするブルージュの旧市街地は、2000年に世界遺産として登録されました。マルクト広場にはブルージュの象徴とも言える鐘楼が立っていて、フランダース地方の有名人物ヤン・ブライデルやピーター・デ・コーニンクを見られるスポットです。マルクト広場の周辺には、ブルージュの歴史や文化が感じられるネオゴシック様式の建物も多く見られます。

マルクト広場には、ブルージュを代表する見どころがたくさんあります。マルクト広場の見どころは、周辺に立ち並ぶギルドハウスです。ギルドは、北海貿易でお金持ちになった商人業者の互助組合となっていました。マルクト広場の周辺は、成功したギルドが造ったハウスや歴史を感じる州庁舎が多く立ち並んでいる見どころです。ヨーロッパを感じるおしゃれなレストランやカフェもあって、贅沢な時間を過ごせます。

ベルギーのブルージュで次にご紹介する見どころは、ブルージュの鐘楼です。ブルージュの鐘楼は、ユネスコ世界遺産に登録されている旧市街地を代表する名所となっています。ブルージュの鐘楼は、街の中心に位置するマルクト広場に面して建っているスポットです。ブルージュの鐘楼は塔の高さは80メートル以上、塔内のらせん階段は360段以上あります。ブルージュの街のシンボル的存在ですから、絶対に外せない観光名所です。

ベルギーのブルージュと鐘楼の歴史は、切り離せない深い関係があります。中世の時代には、高さが高いほど鐘の数が多いほど鐘楼は豪華で見事な建築物でした。ヨーロッパには数多くの鐘楼が残っていますが、その中でも47個の鐘があるブルージュの鐘楼は特別な存在と言えます。現在ではブルージュの鐘楼を始め、ベルギーやフランスの50個以上の鐘楼がユネスコに登録された世界遺産です。

ブルージュの鐘楼の見どころは、ブルージュの旧市街地全体を眺められる展望台です。ブルージュの鐘楼は360段以上のらせん階段で登ることができ、美しい景色を満喫できます。鐘楼の内部には70人ずつしか入場できないので、行列ができることの多い人気の観光名所です。鐘楼の階段の上からは、街を流れる運河と赤い屋根の美しい家が目の前に広がります。行列の少ない時間帯を狙って、ブルージュの街全体を眺めてみるのがおすすめです。

ブルージュでおすすめの観光名所は、愛の湖公園です。愛の湖公園は、市民や観光客の憩いの場で、ゆっくりと自然と触れ合えます。ブルージュ駅から歩いて5分の場所にあって、ベギン会修道院の南側に位置するスポットです。ブルージュ駅からバスでマルクト広場にも行けますが、愛の湖公園を通れば運河を見ながら散策もできます。ブルージュで湖や公園に行きたいなら、愛の湖公園がおすすめです。

愛の湖公園と呼ばれている場所は、元々ゲントとブルージュをつなぐ水上航路だった歴史があります。そのため湖という印象ではなく、水門で堰き止められた港や運河という雰囲気です。愛の湖公園というおしゃれな名称には、ミンナという美しい女性と敵兵の悲しい恋の物語が由来となった歴史があります。現在では、「愛の湖公園にある橋の上でキスをすると恋愛が成就する」と言われる恋人の聖地です。

愛の湖公園でおすすめの見どころは、小さな森と湖で泳ぐ白鳥の姿の風景です。湖を歩きながら見られる白鳥の姿は、まるでおとぎ話の世界のような景色が見られます。ブルージュの旧市街地は、多くの人で賑やかですが、愛の湖公園に来ると別世界のような優雅な時間が過ごせるスポットです。白鳥が泳ぐ湖で写真を撮影すると、ブルージュ聖母教会や運河が写ることもあって、見どころとなっています。自然と触れ合いながら散策したい方におすすめです。

ベルギーのブルージュで、おすすめの見どころは、市庁舎の建物でしょう。ブルージュの市庁舎は、市街地の中心部に位置するマルクト広場に面した歴史的建造物です。世界遺産に登録されたブルージュの街中でも、市庁舎の建物やおしゃれな石畳の風景が撮影スポットとなっています。マルクト広場やブルージュの鐘楼など世界遺産や観光名所と同じ場所にあるので、必ず立ち寄っておきたい観光スポットです。

ブルージュの街の中心地に位置する市庁舎は、ベルギーの歴史や文化と深く関係しています。ブルージュの市庁舎は、14世紀に建てられたゴシック様式の建造物として有名です。ベルギーで最も古い市庁舎の建物として貴重な観光スポットになっています。ブルージュの街はヨーロッパや北海地方との貿易で栄えた歴史があるため、市庁舎を見ると中世の文化が感じられるスポットです。

ブルージュの市庁舎を見学するなら、内部に飾ってある美術品の数々が見どころです。市庁舎には美しい彫像やレリーフが多くあり、インスタ映えする観光スポットとして人気があります。市庁舎の2階にはゴシックの間と呼ばれる空間があり、アーチ型に設計された天井や壁画が見どころです。ブルージュの鐘楼と合わせて、中世のヨーロッパの歴史や文化が感じられます。

ベルギーの世界遺産を観光したい方におすすめなのが、ブルージュのベギン会院です。ブルージュのベギン会院は、ユネスコ世界遺産に指定されていて人気があります。世界遺産のベギン会院は歴史と深くかかわる修道院で、現在でも修道女が活動する観光名所です。ベギン会院は愛の湖公園の近くに位置していて、自然に恵まれた環境の場所にあります。愛の湖公園とセットで訪れたいおすすめのスポットです。

ベルギーのブルージュにあるベギン会院は、戦争の歴史とも関係の深い観光名所です。戦争で戦うために夫が戦地に赴いた妻たちが集まり、女性たちが助け合って一緒に暮らした歴史があります。ブルージュのベギン会院を舞台にした映画「尼僧物語 The Nun's Story」では、オードリー・ヘップバーンが主演を演じた名所です。現在でもベネディクト会で活動する修道女が共同生活しており、過去の歴史を学べる名所となっています。

ブルージュのベギン会院でおすすめの見どころは、内部にある礼拝堂や博物館です。ベギン会院の礼拝堂は、ヨーロッパの中世の趣きが感じられる装飾品が見学できます。博物館には、ベギン会院やブルージュの歴史や文化を学べる展示物が数多くあるのです。ベギン会院の近くには愛の湖公園や運河があるので、季節ごとに表情を変える環境も楽しめます。現在でも修道女が暮らしていて、歴史の流れが感じられるスポットです。

ビールが大好きな方におすすめの観光スポットは、ブルージュにあるドゥ・ハルヴ・マーン醸造所です。ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所は、ブルージュでここだけのビール醸造所になります。醸造したばかりの地ビールを試飲できる見学ツアーに参加できておすすめです。ベギン会院から歩いて5分以内の場所にあるので、愛の湖公園と合わせてコースを計画できます。醸造所の入口には金の半月マークが付いていて、分かりやすい目印です。

ブルージュで人気の名所ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所の名称は、オランダ語に関係した歴史があります。ハルヴ・マーンという名称は、オランダ語でハーフムーン（半月）という意味です。金の半月マークは、ドゥハルヴマーン醸造所のシンボルともなっています。道化師のデザインが描かれたブルージュゾットは、香りが良い優しい飲み口のビールです。ストラッフェヘンドリックは、コクの深い飲みごたえのビールが楽しめます。

ブルージュにあるドゥ・ハルヴ・マーン醸造所の見どころは、施設内にあるビアカフェです。醸造されたブルージュゾット（Brugse Zot）やストラッフェヘンドリック（Straffe Hendrik）を楽しめます。見学ツアーはもちろん、カフェレストランやお店もあるので、お土産の購入にもおすすめです。ベギン会院やウァル広場とも近いので、ブルージュの歴史や生活を感じながら見学できます。

ベルギーやヨーロッパの芸術に触れる旅行をしたいなら、ブルージュのメムリンク美術館がおすすめです。ブルージュのメムリンク美術館は、ベギン会院や愛の湖公園から歩いて5分ほどの場所にあります。レンガ造りのおしゃれな外観で、運河の風景と合わせてインスタ映えする観光名所です。ドゥハルヴマーン醸造所や運河クルーズの乗船場所も近いので、コースを合わせて計画できます。

ブルージュでおすすめのメムリンク美術館は、元々は違う目的で建てられた建築物でした。12世紀頃には、ヨーロッパで最も古い病院と呼ばれた聖ヨハネ施療院がありました。現在使われているメムリンク美術館は、聖ヨハネ施療院を建て直した建物です。館内には美術品の展示だけではなく、昔の病院としての歴史を感じられます。メムリンク美術館は、ブルージュの歴史や芸術に触れられるおすすめのスポットです。

ブルージュにあるメムリンク美術館の見どころは、展示されている数々の芸術品です。美術館内には、15世紀頃にベルギーで有名になったハンス・メムリンクが描いた作品が数多く展示されています。ベルギー七大秘宝とも呼ばれる聖ウルスラの聖遺物箱もあって、見どころの一つです。「聖カタリナの神秘の結婚」を始め、ベルギーを代表する宗教画を味わえます。

ブルージュで最後におすすめしたい観光スポットは、旧市街地を流れるテーヴァ運河です。テーヴァ運河は、市街地の中央を流れていて、ブルージュを代表する風景を創り出しています。屋根のない美術館と呼ばれるブルージュの街には欠かせない運河で、絵葉書にも描かれる風景です。デーヴァ運河の周辺ではアンティークマーケットも開かれていて、お土産や雑貨を探しながら散策を楽しめます。

デーヴァ運河の周辺には、ブルージュを代表する世界遺産や歴史建造物が立ち並んでいます。ブルージュの街で一番古いと呼ばれるメー橋や、18世紀に建築されたギルドハウスが見どころです。彫刻やレンガの煙突が特徴の作家ギドー・ゲゼルの建物もあります。運河周辺を散策すれば、ブルージュの歴史や文化に触れられる観光スポットです。名所の歴史背景を学んでから行くと、より楽しくブルージュの観光ができます。

ブルージュにあるデーヴァ運河の見どころは、観光のハイライトとも言える運河クルーズです。運河クルーズに参加すれば、運河沿いにある世界遺産や名所を効率よく見学できます。運河クルーズではブルージュの景色を含めたインスタ映えする撮影スポットです。午前10時から午後5時で15分ごとに出航していて、全体で約30分のクルーズとなっています。ブルージュ観光の際には、運河クルーズへの参加がおすすめです。

今回は、ベルギーのブルージュにあるおすすめの観光スポットをご紹介しました。ベルギーのブルージュは、世界遺産や歴史や文化が感じられる観光名所がたくさんです。ベルギーは英語を話せる人が多く、治安が安定しています。ブルージュの旧市街地には、おしゃれなグルメスポットや美術品を鑑賞できるスポットも見どころです。今回ご紹介したブルージュの観光スポットを参考にして、素敵なベルギー観光を満喫してくださいね。