迪化街の見どころは？ショッピングを楽しもう！

台北で最も歴史ある問屋街、それが迪化街です。迪化街は「ディーホアジエ」と発音し、台北観光には欠かせないスポットとなっています。乾物の他、ナマコ、カラスミなどの高級食材、漢方などを扱う老舗が所狭しと並び、散策がてらショッピングを思う存分楽しめます。近年は、かわいらしい雑貨屋やコスメショップ、カフェなどもオープンし始め、おみやげ選びにも最適な観光スポットです。

迪化街は、比較的狭い範囲に観光スポットやお店が密集しています。ショッピングをせず、ざっと雰囲気を見て回るだけなら、1時間ほどで観光できてしまうでしょう。しかし、お店の数も多く、1つ1つが個性的でジャンルも様々なので、じっくり見たいなら4時間ほどかかる場合もあります。さらに迪化街だけでなく、夜市や周辺の観光スポットにも立ち寄りたいなら、さらに1時間ほど余裕を見ておくとよいでしょう。

迪化街へのアクセスは、台北MRTに乗り「北門駅」で降りるのが最も一般的な方法です。北門駅からは、徒歩7分ほどで迪化街に到着できます。迪化街周辺も、台北らしい雰囲気を味わうことができるので、タクシーやUberを使うよりも徒歩で向かうのがおすすめです。

迪化街周辺は、食材だけでなく可愛い雑貨やコスメなどを取り扱うお店が増えてきています。普段使いできる商品や、おみやげにも喜ばれる台湾雑貨などがあります。かわいらしいものが好きな女子には、ぜひ足を運んでいただきたいお店を紹介します。一軒一軒が個性的で時間を忘れてしまうくらい、ショッピングに夢中になってしまうこと間違いありません。

迪化街のショッピングで外せない雑貨と言えば、かごバッグやナイロンバッグ。中でも、高建桶店は品ぞろえが豊富な人気店です。かごバッグやナイロンバッグだけでなく、木製の食器類や調理器具まで取り扱っています。価格もお求めやすいものが多く、たくさんのバッグがお店の外から中、壁や棚に所狭しと並べられた光景は圧巻です。

中華テイスト溢れる、メイドイン台湾のかわいらしい雑貨を多く取り扱っているのが「雲彩軒」です。女子の間で有名なお店で、かわいいおみやげが手ごろな値段で買えます。台湾の伝統的な客家花布で作られている雑貨は、自分用にもおみやげにもぴったりです。台湾のおみやげの定番「パイナップルケーキ」や、素敵なパッケージに包まれたお茶類も人気の商品になります。

迪化街を散策していると、ガラス張りの壁越しに積み上げられた大量のマスキングテープが見えるお店が「大稻埕旅遊資訊站」です。見た目は完全に雑貨屋さんですが、周辺の観光案内を行っているインフォメーションセンターでもあります。マスキングテープだけでなく、台湾らしい雑貨や石鹸などもありますよ！周辺の情報収集もかねて、ぜひ散策の始めに立ち寄ってみてください。

「阿原」の石鹸は、よもぎや月桃を使って作られているオーガニックの石鹸です。値段は少し高めのものが多いですが、お手頃価格の商品もあるので一度足を運んでみてはいかがでしょうか。台湾コスメとして人気のあるブランドで、おみやげに買って帰る人もたくさんいます。

旅行の際に欠かせないのが、おみやげ選びです。迪化街周辺にはおみやげにぴったりなものが溢れています。選択肢が多く、どれにしようか迷ってしまいますが、おみやげを買うのにおすすめなお店をいくつか紹介します。ぜひ大切な人のために、じっくり時間をかけて選んであげてくださいね！

有名な「永楽市場」は、1階は食品、2階と3階は布製品を取り扱っています。2階と3階の布屋さんと仕立て屋さんの店の数は、合わせて200店舗以上も！布好きにはたまらない空間となっています。さまざまな種類の生地や柄の布が安く手に入るのはもちろん、ランチョンマットやポシェットなどの布製品も買えますよ。

迪化街にある「趣活」は小さめのお店ですが、お茶類や布製品など台湾のおみやげの定番商品が手に入ります。思わず「かわいい！」と手に取ってしまうような、おしゃれでかわいらしい商品が集まっていますよ。おみやげ選びに迷った際には、ぜひ足を運んでみてはいかがですか？

迪化街でナッツやドライフルーツを売っている店はたくさんありますが、どこで買えばいいのかわからない人におすすめなのが「点子食品」です。ほとんどの商品を試食できるため、失敗なくショッピングができます。店内は明るく清潔で、お店のご主人と奥さんも丁寧に接客してくれるので安心して買い物ができるお店です。

「聯通貿易公司」では、水菓茶と言われるドライフルーツティーが買えます。水色のパッケージに入っているドライフルーツティーは、おみやげにもぴったりのかわいらしいデザイン。砂糖不使用、ノンカフェインと健康志向の方にもおすすめの商品です。フレーバーも豊富で、りんごや桃、いちご、ローズなどがあります。大きなドライマンゴーもおすすめですよ。

「合興壹玖肆柒」では、かわいらしい形の米粉で作られた蒸し菓子「鬆糕」を楽しめます。一口サイズのお菓子は少々お値段が張りますが、大切な人へのおみやげに喜ばれること間違いなしです。店内にはイートインスペースがあり、台湾茶と一緒にできたての「鬆糕」をいただけます。のんびりと散策の疲れを癒してみてはいかがですか。

ショッピングや散策をしていると、お腹が空くのは当然です。迪化街には、おいしい台湾料理を味わえる有名店がたくさんあります。老舗の名店から食べ歩きできるものまで、散策のお供になる台湾料理店を紹介します。迪化街のお店は、夜になると閉まってしまうところが多いので、営業時間には注意してくださいね。

「林合発油飯店」はお昼ごろには売り切れてしまうこともある、おこわの有名人気店です。豚肉としいたけ、干しエビを一緒に煮込んだおこわに、オプションでチキンや卵をトッピングしてもらえます。朝7時半から開いていますが、行列必須、売り切れ必須のお店なので、なるべく早い時間に行っておくと安心です。迪化街が誇る絶品おこわをぜひ、味わってみてください。

「老阿伯魷魚羹」は、魚のつみれとイカのだしのスープが味わえるお店です。スタンダードなメニューは日本円で300円ほど！麺も入っているので、お手頃な価格でお腹が満たされます。1950年創業の老舗店でありながら、店内は清潔です。あっさりとしたスープはどこかホッとする味わいで、寒い日などに特におすすめします。

迪化街に来たからには、絶対に食べてほしい「妙口四神湯」の肉まん。一つ80円もしない安さでありながら、もちもちの甘い生地と胡椒のきいたボリューム満点の種に病みつきになります。行列ができていても回転率が高く、すぐに買えるので並ばないと損です！絶品と評判の肉まんを散策のお供にいかがですか。

「永樂車輪餅」はあずきやクリームの定番フレーバーの他、紫芋やタロイモなどの変わったフレーバーも楽しめる大判焼きのお店です。甘さ控えめの薄い生地にたっぷりのあんが人気！周辺には永楽市場や台北霞海城隍廟など人気の観光スポットがあり、そのおいしさも相まって常に行列ができていますが、並んででも食べる価値はあります。ぜひ、大判焼き片手に散策を楽しんでくださいね。

「夏樹甜品」は、とろとろした食感の杏仁豆腐がおいしいスイーツのお店です。小さなお店ですが、イートインスペースもあります。甘さは控えめで素朴な印象ですが、あずきやピーナッツ、ハト麦などトッピングの種類が豊富でいろいろな楽しみ方ができます。お店で手作りされたスイーツは無添加にこだわっていて、体にも優しいです。ふわふわの杏仁豆腐入りかき氷も人気ですよ。

迪化街のショッピングを思う存分楽しんだ後は、周辺の観光施設にも足を運んでみてください。ここでは、良縁祈願ができる有名なスポットから夕陽がきれいな場所、写真映えするポイントなどを紹介します。夜はお店が閉まってしまう迪化街ですが、寧夏夜市など夜になっても楽しめる周辺スポットもあります。ショッピング以外にも見どころ満載の迪化街で遊びつくしてくださいね！

「台北霞海城隍廟」は、縁結びの神様として有名である月下老人を祀っている寺院です。連日多くの参拝客で賑わっていて、そのご利益もかなりのものだそう！しかし恋愛成就だけではなく、家内安全や学問成就、商売繁盛など、さまざまなご利益がありますよ。参拝方法は日本とは全く異なっていますが、日本語の説明書きがあるので安心です。台北一のパワースポットで、恋愛成就を願ってみてはいかがですか？

迪化街で写真を撮るなら、レンガの回廊がある通りがおすすめです。レンガ造りの建物を背景に、記念撮影やおいしい食べ歩きグルメの写真を撮ったりしてみてください。迪化街の町並みは、いろいろな様式の建築物があるため、建物に注目しながら散策をするのも面白いですよ！

迪化街からすぐ近くにある「大稻埕碼頭」は、夕日や夜景が美しい場所として有名です。川沿いにはサイクリングコースが設置されており、自転車に乗って台北の風を楽しめます。祝日には花火大会が行われ、多くの人で賑わう場所です。迪化街を散策した後、夜市に行く前に休憩がてら寄ってみてはいかがでしょうか。

夜になると、迪化街のお店は店じまいを始めてしまいます。まだまだ台北を楽しみたい方は、近くにある寧夏夜市がおすすめです。安くておいしい屋台が軒を連ね、にぎやかな雰囲気はまるでお祭りのよう！雑貨を取り扱っているお店は目立たず、飲食店が中心ですが、迪化街でショッピングした後の夜ご飯におすすめの夜市です。

台北の迪化街の見どころを紹介してきました。歴史を感じる街並みや、おいしいグルメ、乾物や高級食材の老舗店、おしゃれな雑貨屋さんやコスメショップなど、見どころがいっぱいです。ぜひ台湾らしさが詰まった迪化街で、ショッピングや散策を楽しんでみてくださいね！