エプコットをどう回る？フロリダにあるディズニーのパークの見どころをご紹介！

エプコットの名前は、「Experimental Prototype Community of Tomorrow」(実験的未来都市)の頭文字をとっています。ウォルト・ディズニーが晩年に夢を見たのがエプコットで、独立した未来都市を作り出すことを目指していました。

しかしウォルトの死によって都市の構想は白紙になり、代わりに未来都市がテーマのパークが誕生したのです。

エプコットの中央にあるスペースシップ・アースは、未来都市の象徴として作られました。銀色の球体状の建造物で、建物内にはライド型アトラクションがあります。

アトラクションでは、石器時代から現代までの人類のコミュニケーションの歴史を学んでいき、終盤で質問に回答すると自分の理想の未来が映し出されます。まさにウォルトが描いた未来都市を体感できるシンボル的存在です。

パークの入口側にあるフューチャー・ワールドは、未来をテーマにしたエリアです。未来をテーマにした部分では東京ディズニーランドにある「トゥモローランド」にも似ていますが、より近未来のテクノロジーを使ったアトラクションが多くあります。

2019年以降大幅なリニューアル計画が明らかになりましたので、ますます進化していくことが予想されます。

テスト・トラックは、車のテスト走行をモチーフにしたライドアトラクションです。まずタッチパネルで、自分の好きな車をデザインします。その後ライドに乗って、デザインした車の性能をチェックし、時速約104kmの走行を楽しみます。重力がかかりますので、乗り物酔いしやすい方は要注意です。

走行後は車のCMを作ったり、合成写真で記念撮影できたりと、楽しみ盛りだくさんです。

ミッション：スペースは、宇宙飛行士の訓練を体験できるアトラクションです。実際にNASAでも使用される装置が使われているので、リアルな重力を味わえます。

スペースシャトルの操縦席に座ってできる宇宙旅行は、他ではできない体験です。重力が異なる2つのミッションがありますので、乗り物酔いしやすい方でも安心です。

リビング・ウィズ・ザ・ランドは、ボートに乗ってディズニーが作った実験農場を見て回れるアトラクションです。実験農場では実際に食材や植物が栽培されており、収穫した野菜は同じ建物にある「ガーデン・グリル・レストラン」で食べられます。

宙に吊るした状態で土を使用せずに育てる新しい栽培手法なども見学でき、ディズニーが描く未来の農場を体感できるアトラクションです。

パークの奥側にあるワールド・ショーケースは、「世界を回る」ことをテーマにしたエリアです。エリア内には11カ国のパビリオンが大きな湖を囲うように並んでいます。

パビリオンでは、各国の代表的な建築物が再現され、アトラクションやレストラン・ショップで楽しめます。世界11カ国の文化や歴史を気軽に満喫でき、まるで世界一周旅行をしたような感覚を味わえるエリアです。

モロッコ館は、世界遺産「フェズの旧市街」をモデルにしたパビリオンです。「クトゥビーヤ・モスクの塔」なども再現されており、モロッコを観光している気分を味わえます。随所にあるモザイクアートは美しく、記念撮影に最適なスポットです。

日本からモロッコは片道約18時間以上かかりますので、フロリダでモロッコ旅行を疑似体験することをおすすめします。

メキシコ館は、巨大なピラミッドがそびえ立つパビリオンです。ピラミッドの中に入るとレストランやショップがあり、夜のバザールの雰囲気を楽しめます。

メキシコ館のおすすめは、アトラクションの「三人の騎士のグラン・フェスタ・ツアー」です。ドナルド、ホセ、パンチートとメキシコ各地を旅行できるという設定で、エプコットでも人気の高いアトラクションになります。

日本館は、日本庭園を中心に五重塔や鳥居などが立ち並ぶパビリオンです。日本食を出すレストランがあることから、日本人観光客にも人気の高いパビリオンです。

フロリダ滞在は長期間になることから、海外グルメに飽きてしまう可能性も高く、日本人の心休まる場として日本館は愛されています。日本食を出すレストランやお菓子などが売っているショップは日本人必見の場所です。