目次 [表示]
- 北センチネル島は現代に残るやばい場所?
- 北センチネル島とは
- 北センチネル島の場所
- 北センチネル島に住む人々
- ドローンが捉えた人々の様子
- 2020年11月現在北センチネル島への渡航は可能?
- 現地当局の北センチネル島に対する方針
- インド国立人類学研究所による接触
- 北センチネル島に近付く試み
- 北センチネル島で起こったとされる怖い事件
- 映画監督一行への攻撃
- 安否確認のヘリコプターを狙撃
- インド人2人を殺害
- 宣教師を殺害
- 宣教師殺害事件に対する世界の反応
- 「やばい」、「怖い」イメージの加速
- 宣教師への批判
- 北センチネル島のやらせ疑惑
- やらせ疑惑の理由①:現代では考えづらい未開さ
- やらせ疑惑の理由②:事件後遺体が見つかっていない
- 北センチネル島をめぐるやばい都市伝説
- 人食いの習慣があるという噂
- 北センチネル島出身の芸能人がいるという噂
- 北センチネル島は本当にやばい場所なのか?
北センチネル島は現代に残るやばい場所?
北センチネル島は世界のやばい場所の一つとして有名です。島には攻撃的な島民が住み外部との接触を拒んでいるとされています。過去には島に近付いた人間を島民が殺傷した事件が報道されました。
北センチネル島に関しては、人食いの噂や北センチネル島出身の芸能人がいるなどさまざまな都市伝説も囁かれています。では北センチネル島は本当に怖い島民が住むやばい場所なのでしょうか。
北センチネル島とは
北センチネル島の面積は約59平方キロメートルで、日本の三宅島(約55平方キロメートル)より少し大きな島です。
インド領ではありますが、2020年11月現在に至るまでインド政府は北センチネル島の人々と条約を結んでおらず、北センチネル島民の主権が認められている状態だとされています。詳しい調査はされていないため島の人口は2020年11月現在も正確には不明です。
北センチネル島の場所
北センチネル島はインド南東のベンガル湾にある島です。インドからかなり東、ミャンマーとバングラデシュの国境の南方の洋上にインドの連邦直轄地域アンダマン・ニコバル諸島があり、北センチネル島はアンダマン・ニコバル諸島南アンダマン県に行政上では属しています。
南アンダマン島から約30キロメートルほど西に位置するのが北センチネル島です。
北センチネル島に住む人々
北センチネル島に住むのは、センチネル語を話すセンチネル族と呼ばれる人々です。彼らは野生のブタを飼育するほかは狩猟や釣りなどで食料を確保しているとされ、世界で唯一石器時代の生活を続けている民族と言われています。
センチネル族は外部との接触を拒んでおり、島に近付いた人間を殺傷した怖い事件があったと報道されたり人食いの噂などの都市伝説が囁かれたりしています。
ドローンが捉えた人々の様子
ヘリコプターやドローンで北センチネル島の人々の姿を捉えようという試みもあります。2020年11月現在、YouTubeにはドローンで北センチネル島の様子を撮影したとされる動画がいくつか投稿されています。
動画の信憑性は不明ですが、以下の動画には撮影しているドローンを見上げているセンチネル族とおぼしき人々の姿が映っています。
2020年11月現在北センチネル島への渡航は可能?
2020年11月現在北センチネル島への渡航は不可能です。インドの少数民族保護法は北センチネル島の半径5キロメートル以内に近付くことを禁じています。島に近付くとセンチネル族に攻撃されるという怖い噂があるだけでなく、そもそも法律によって北センチネル島には近付けないのです。
現地当局の北センチネル島に対する方針
北センチネル島が行政上属しているアンダマン・ニコバル諸島自治政府は現代文明の影響を受けていないセンチネル族を尊重しており、深刻な自然災害や病気が発生しない限り北センチネル島に対する干渉はしない方針です。
北センチネル島の島民は長い年月外部との接触をしなかったため伝染病への免疫を持っていないと考えられ、島民を伝染病から守るため政府は島民との接触を避けています。
インド国立人類学研究所による接触
2020年11月現在インド政府は北センチネル島になるべく干渉しない方針をとっていますが、1991年にインド国立人類学研究所によって北センチネル島の人々に接触が試みられました。1991年の接触では北センチネル島民にココナッツを贈ることに成功しています。
2020年11月現在、1991年の接触は北センチネル島民との唯一の「友好的な接触」とされています。
北センチネル島に近付く試み
インド政府は法律によって北センチネル島への接近を禁じていますが、旅行者の中にはそれでも北センチネル島へ近付こうとする人々がいます。旅行者たちは近隣の漁師に報酬を渡して船を出してもらい、島を遠くに視認できる距離まで近付くことがあります。
地元警察や沿岸警備隊は北センチネル島への旅行者たちの接近を問題視し、監視態勢を強化しています。