目次 [表示]
- 北センチネル島は現代に残るやばい場所?
- 北センチネル島とは
- 北センチネル島の場所
- 北センチネル島に住む人々
- ドローンが捉えた人々の様子
- 2020年11月現在北センチネル島への渡航は可能?
- 現地当局の北センチネル島に対する方針
- インド国立人類学研究所による接触
- 北センチネル島に近付く試み
- 北センチネル島で起こったとされる怖い事件
- 映画監督一行への攻撃
- 安否確認のヘリコプターを狙撃
- インド人2人を殺害
- 宣教師を殺害
- 宣教師殺害事件に対する世界の反応
- 「やばい」、「怖い」イメージの加速
- 宣教師への批判
- 北センチネル島のやらせ疑惑
- やらせ疑惑の理由①:現代では考えづらい未開さ
- やらせ疑惑の理由②:事件後遺体が見つかっていない
- 北センチネル島をめぐるやばい都市伝説
- 人食いの習慣があるという噂
- 北センチネル島出身の芸能人がいるという噂
- 北センチネル島は本当にやばい場所なのか?
北センチネル島で起こったとされる怖い事件
北センチネル島では島に近付いた人間が島民によって攻撃されるいくつかの怖い事件が起こったとされています。北センチネル島の怖い事件が世界の報道機関に報道されることによって、北センチネル島はやばい場所として知名度を得ました。
しかし、北センチネル島への立ち入りは非常に困難なため、事件の詳しい調査はされていません。
映画監督一行への攻撃
1974年、ドキュメンタリー映画を撮ろうと映画監督一行が北センチネル島に上陸したことがあるようです。しかし、上陸した映画撮影クルーは北センチネル島民によって攻撃され、映画監督は北センチネル島民の矢を受け太ももを負傷し、映画撮影を諦め島から撤退したとされています。
安否確認のヘリコプターを狙撃
2004年のスマトラ島沖地震の時、北センチネル島は島のかたちが変わるほどの影響を受けました。北センチネル島民の安否確認のために救援物資を運んだヘリコプターが北センチネル島を訪れましたが、島民がヘリコプターに向かって弓矢を放ち、ヘリコプターは追い返されました。
北センチネル島におけるスマトラ島沖地震の被害は2020年11月現在も未調査のままです。
インド人2人を殺害
2006年、カニの密猟をしていたインド人2人が寝ていたところ、ボートが流され北センチネル島へ漂着してしまいました。2人は北センチネル島民によって殺害されたとされています。インド政府は遺体を回収するためにヘリコプターを派遣しましたが、島民によって攻撃され、遺体の回収は断念されました。
宣教師を殺害
事件のあらまし
2018年、中国系アメリカ人の宣教師が北センチネル島へキリスト教の布教のために上陸しようとしたところ、北センチネル島民によって殺害されたと報道されました。
キリスト教の宣教師は地上の全ての人にキリスト教を伝えるという宗教的信念を持っており、2018年以前にも2016年、2017年にも北センチネル島を訪れていたようです。
事件のその後
宣教師の北センチネル島上陸はインドの法律に違反したものだったので、宣教師の上陸に協力したとされる人々は刑罰を受けたとされています。宣教師の遺体は砂浜に埋められているとされていますが、2020年11月現在も回収されていません。
宣教師殺害事件に対する世界の反応
2018年に起こった北センチネル島の宣教師殺害事件は世界の報道機関によって報道され、報道によって北センチネル島は世界からの注目を集めました。宣教師殺害事件に対する世界の反応は大きく分けて2つで、1つは北センチネル島に対する恐怖と興味の加速、もう1つは宣教師に対する批判でした。
「やばい」、「怖い」イメージの加速
北センチネル島の存在は2018年以前にも知られていましたが、宣教師殺害事件の報道を受けて、北センチネル島は攻撃的な怖い島民が住むやばい場所であるというイメージがさらに広がりました。
北センチネル島に人々の関心が集まり、都市伝説を含め過去に起こった事件などをまとめて北センチネル島の特殊さを強調する言説や動画がネット上で盛んに作られ消費されていきました。
宣教師への批判
殺害されたとされる宣教師への批判もあります。まず、宣教師の北センチネル島上陸は島に近付くことを禁じているインドの法律に違反していたことが批判の的にされました。
北センチネル島民には孤立して暮らす権利があり、宣教師の行動は一方的なアプローチで北センチネル島民の権利を侵すものであったという批判があります。欧米のメディアはおおむね宣教師の行動を批判的に報じました。