トルコとはどんな国?
トルコとは、東ヨーロッパと西アジアにまたがる国です。トルコの北には黒海があり、南は地中海に面しています。西にはヨーロッパのブルガリア、ギリシャ、グルジア、アゼルバイジャン、アルメニア、そしてアジアのイラク、イラン、シリアと国境を接しているトルコ共和国です。日本語では『トルコ』ですが、英語名では『urkey(ターキー)』と呼ばれています。
トルコ旅行の最大の見どころはやはり、「カッパドキア」でしょうか。エキゾチックな都市イスタンブールにはモスク、歴史的建造物、世界遺産に登録された名所が多くあります。トルコは黒海、地中海に面しているためビーチリゾートもたくさんあり、いくら日数があっても足りないかもしれませんね。では、トルコの治安、物価、どれくらいの日数で見どころを観光できるのか、詳しくお伝えしていきます。
トルコの基本情報
トルコの最大の都市はイスタンブールですが、首都はアンカラとなっています。トルコは日本の面積の2倍もの大きさを持ちますが人口は日本の方が多いです。トルコの公用語はトルコ語となっており、観光スポットでは英語も通じる人もいます。トルコの宗教はイスラム教が9割を占めておりいたるところに、モスクを見ることができるでしょう。イスラムの国のため、露出度が高い服装はやめておくのが無難です。
日本からトルコへは、成田・羽田空港からトルコのイスタンブールへの直行便があります。所要時間は約12時間です。首都アンカラ、カッパドキアへの直行便はないために、イスタンブールから乗り換えが必要となります。日本からは『ターキッシュ・エアラインズ』が毎日運航しており、時期によりさまざまですが、航空運賃は10万円〜15万円くらいです。日本とトルコの時差は6時間となっています。サマータイムはないため年間を通じて6時間です。
トルコの物価は高い?安い?
トルコ旅行で気になるのは物価ですよね。トルコはここ数年の間で物価が高くなりつつあります。リピーター旅行の方には物価が上がったなと感じるかもしれません。日本と比較をしていくと、有名な観光地のカッパドキア、イスタンブールなどは高いですね。もちろん節約旅行のできるトルコですが、治安面を考えて宿泊施設などを決めることをおすすめします。
通貨
トルコの通貨は、『トルコリラ(TL)』が使われています。流通しているトルコリラの紙幣は、「200・100・50・20・10TL」です。そしてトルコの硬貨は、『クルシュ(Kr)』が流通しています。クルシュの種類は、「1TL・50・20・10・5・1クルシュ」です。2019年11月現在のトルコの為替レートは、1TL=約19円となります。
物価・ミネラルウォーター
トルコでは水道水を飲むことができません。地元のトルコの人たちもミネラルウォーターを購入しています。旅行へ行った時にはスーパーマーケット、キオスクなどで購入して、必ずミネラルウォーターを飲みましょう。物価は安く、1本は約20円ほどです。旅行する日数に応じてまとめ買いする方が安くなります。トルコのレストランでもミネラルウォーターを注文しましょう。少し割高になりますが約30円くらいです。
物価・食事代金
トルコ旅行で食事代金の物価がどれくらいかかるのかお伝えします。有名な観光地のイスタンブールなどの街の中心部ではレストラン、カフェの料金は割高です。カジュアルなレストランにてフルコースの食事をいただくと、1500円〜2000円くらいとなります。メインだけですと相場は600円前後です。トルコの料理は多いためシェアして食べることをおすすめします。トルコの紅茶、「チャイ」は約60円〜100円の物価です。
物価・宿泊施設代金
トルコの観光地イスタンブールには多くのホテル、ドミトリーがあります。バックパッカーの方には安いドミトリーをおすすめです。相場は1泊あたり2,000円前後となります。中級のホテルで約5,000円から、高級ホテルでは20,000円くらいからです。日本と比較してホテル料金の物件は変わらないと思ってください。
トルコの治安は良い?悪い?
トルコではイスラム過激派によるテロなど残酷な事件が多くあり、旅行へ行きたいけど治安が大丈夫なのか不安ですよね。2016年の起こったテロ以降、徐々に治安は回復の兆しを見せていますが、十分な注意が必要なトルコ旅行。安心してトルコ観光名所めぐりができるように、気をつけてほしい治安、対策などをお伝えしていきます。
外務省からの治安情報
外務省からの情報によりますと、トルコの最大の見どころ都市イスタンブールには危険レベル1が出ています。2016年2017年によるテロ以降、大きなテロは起こっていませんが、十分な注意が必要です。シリア、イラク国境付近では危険レベル4が発令されています(2019年11月現在)。治安が悪いために決して近づくことのないようにしてください。首都のアンカラ空港の危険レベルは解除されています。危険レベル1は、「十分な注意が必要」レベル4は、「退避、渡航中止警告」です。
スリ・置き引きに注意!
トルコ旅行の際に、注意して欲しい治安はスリ・置き引きです。ホテルの中であっても、貴重品を出したまま観光へ行きことのないようにしてください。特に有名な観光地では人混みに混ざってプロのスリ集団がいますので、斜めがけのバッグを身体の前に持ってきてスキを見せないようにしましょう。レストラン、カフェでも置引の被害があります。膝の上に載せるなど気をつけてください。
ぼったくりに注意!
トルコのイスタンブールの治安で注意して欲しい点は、「ぼったくり」です。知らない人に馴れ馴れしく声をかけられて付いて行くことのないようにください。高額なお酒の料金や、カーペットなど不法な金額を請求されます。スルタンアフメット地区でぼったくりの犯罪が多発しているため、知らない人は無視するようにしてください。トルコではタクシーの運転手によるぼったくりがとても多いです。メーターを回してくれなかったり、英語が通じなかったりする場合も多いため、なるべくタクシーは避けましょう。
トルコ旅行おすすめ観光名所①イスタンブール
トルコの最大の都市イスタンブールは、ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパエリアとアジアエリアに分かれています。オスマン帝国の時代の歴史的建造物、見る人を惹きつけるイスラムのモスクなど見どころたくさんです。観光日数は3、4日かけてゆっくり観光して欲しいですが、上手くトラムなどを利用し有名な観光地巡りのみであれば2日の日数があれば見て回ることも可能となります。ではイスタンブールの観光スポットを見ていきましょう。
トルコ旅行おすすめ観光名所②ブルーモスク
トルコの有名な見どころはイスタンブールにある、「ブルーモスク(スルタンアフメット・ジャミィ)」をおすすめします。世界一の美しさを誇るブルー・モスクはイスタンブールの観光で外せない人気スポットですね。大きなドームに内部にはブルーのタイル、ステンドグラスなど圧巻のモスク。夜になるとライトアップされてさらに美しさを増します。
ブルーモスクでは、1日に5回礼拝が行われます。モスクは神聖な場所のために礼拝所へは観光客の方は入ることはできません。靴を脱いで、肌の露出を避けてから内部へは行ってください。世界遺産に登録されている、ブルーモスク、トルコ旅行へ来たら必ず立ち寄って欲しい観光地です。太陽の光が輝いてブルーに見える内部の見学もしてください。
トルコ観光地情報
名所 | ブルーモスク(スルタンアフメット・ジャミィ) |
所在地 | Sultan Ahmet, Atmeydanı Cd. No:7, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ |
トルコ旅行おすすめ観光名所③アヤソフィア博物館
続いておすすめするトルコのイスタンブールの観光名所は、「アヤソフィア博物館」です。イスタンブール歴史地区に位置するアヤソフィアは、かつてオスマン帝国時代には格式の高いイスラムのモスクとして使われていました。内部にはモザイク画の最高傑作と言われる絵画が多く展示されています。預言者ムハンマド、唯一神アッラーを表すアラビア文字の装飾は見どころですね。
アヤソフィア博物館は、夜のライトアップも見どころとなります。旅行日数に余裕がある方は、昼間と夜の雰囲気の違いを楽しみませんか。イスタンブールでは有名な観光名所、必ず足を運んでくださいね。
トルコ観光地情報
名所 | アヤソフィア博物館 |
所在地 | Ayasofya Square, Sultanahmet, Istanbul 34122, Turkey |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
トルコ旅行おすすめ観光名所④グランドバザール
続いておすすめする、トルコのイスタンブールの有名な観光地は、「グランバザール」です。ブルーモスクから徒歩で15分ほどの場所に位置するグランバザールはショッピング、お土産探しにおすすめな場所。ふらふらとウィンドーショッピングするだけでも楽しめ異国情緒を味わえます。イスタンブールのバザールは入口が21ヶ所あり、そして64本の通りがある最大の大きさです。
イスタンブールのグランバザールには約5,000点ものお店が立ち並びます。人気があるのはトルコランプ、伝統工芸キリム、カーペット、アンティーク、トルコの伝統菓子のロクム、トルコ紅茶、ハチミツなど。さまざまなものを購入できます。グランバザールではぜひ頑張って値引き交渉をしてみましょう。くれぐれもスリ、置き引きなどの治安には注意が必要です。
トルコ観光地情報
名所 | グランドバザール |
所在地 | Beyazıt, Kalpakçılar Cd. No:22, 34126 Fatih/İstanbul, トルコ |
営業時間 | 月曜日〜土曜日:8時30分〜19時 |
定休日 | 日曜日 |
トルコ旅行おすすめ観光名所⑤パムッカレ
続いておすすめする、トルコの有名な見どころは、「パムッカレ」です。”綿の宮殿”という意味を持つパレッカレは世界遺産に登録されています。温泉の石灰成分が沈積した、”石灰棚”をパレッカレと呼び、温泉の意味となるのです。日本と同じようにトルコも温泉天国!石灰棚が、夕日に染まってピンク色になったりと絶景の景色が見られます。トルコ旅行に日数があれば足を運んでくださいね。
トルコ観光地情報
名所 | パムッカレ |
所在地 | 0190 Pamukkale/Pamukkale, Denizli トルコ |
トルコ旅行おすすめ観光名所⑥カッパドキア
続いてトルコの有名な見どころ、「カッパドキア」は外せない観光地です。旅行日数でイスタンブールとカッパドキアをどの配分にしようか迷う人が多いでしょう。2つとも全く異なる見どころですので悩みますよね。先ほどご紹介したようにイスタンブールは最低でも2日の日数は欲しいところです。ではカッパドキアの見どころと日数、治安についてお伝えしていきます。
カッパドキアはトルコの中央部に位置しており、『ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群』として世界遺産に登録されており世界的にも有名です。朝早くから気球に乗るなど、朝日や夕景の絶景の景色が見られるカッパドキアは、2泊3日の日数があると満足いく観光ができるでしょう。1泊2日の日数でも有名な見どころを抑えることも可能となります。
トルコ旅行おすすめ観光名所⑦ギョレメ野外博物館
続いてご紹介するトルコ旅行のおすすめ観光名所は、「ギョレメ野外博物館」です。カッパドキアの中でも有名な観光地となっており、世界遺産にも登録されています。カッパドキアでは、4世紀ごろから多くのキリスト教徒が住んでおり、そこへイスラム教徒の圧力が強まり、逃れるために岩を掘って礼拝所、教会、集会場などのすみかを作ったという説です。最大の見どころはフレスコ画、蛇の教会などがあります。
トルコ観光地情報
名所 | ギョレメ野外博物館(Museu a Ceu Aberto de Goreme) |
所在地 | Merkez, Muze Cd. | Merkez Mah., Goreme 50180, Turkey |
トルコ旅行おすすめ観光名所⑧パシャバアの谷
続いてご紹介する、トルコのカッパドキアのおすすめ観光地は「パシャバアの谷」です。妖精が住むといういい伝わりから、『妖精の煙突』とも呼ばれている人気の観光スポット。巨大なきのこのような岩が無数に立ち並び、感動する絶景です。かつて妖精の煙突の中には隠れて修道士が住んでいたとも言われています。カッパドキアでは外せない人気スポットです。
トルコ観光地情報
名所 | パシャバアの谷(Pasabag Valley ) |
所在地 | Paşabağ vadisi, Göreme トルコ |
トルコ情報まとめ
トルコにはエキゾチックな雰囲気のイスタンブール、はるか昔からある有名な観光地カッパドキア、見どころがたくさんあります。カッパドキアでは、気球に乗って絶景をぜひ眺めてくださいね。トルコ、魅力あふれる観光ができますがデモ、テロなどの治安には十分な注意が必要です。外務省のホームページから最新の情報を得て自分の安全は自分で守ってください。