アテネ観光の注意情報！人気観光スポットや名所を回る際に気をつけることを解説！

アテネはギリシャの中にある都市で、日本人でも知っている方が多い、ギリシャ神話の舞台とされた都市のひとつ。アテネは歴史がある都市なので、世界中から観光客が訪れており、ギリシャで一番人気な都市です。アテネ以外にもギリシャには、観光客に有名な都市がたくさんあります。

ギリシャ観光で特に気をつけるべきことは、薬物中毒者とロマ人による軽犯罪です。アテネでは2012年ごろに、政府が薬物中毒者の一斉摘発をしたのですが、まだアテネには薬物中毒者が多く残っているのが事実。また、全員ではないのですが、トルコから来た不法移民やロマ人による軽犯罪が多発していますので、注意が必要となっています。

ロマ人とは、西暦1,000年ごろにインドかエジプトから来たと言われている、移動型民族のひとつです。ロマ人が特に多い国はルーマニアやモルドバなのですが、ギリシャにも多くいます。また、差別用語なのですが、ヨーロッパ諸国では「ジプシー」と呼ばれており、ルーマニアやギリシャではロマ人による軽犯罪が多発しているのが事実です。

日本からギリシャへ行く飛行機に直行便はなく、ドイツのミュンヘンで飛行機を乗り換えて、ギリシャに行くのが主な行き方です。また、乗り継ぎ時間に5～8時間ほどあれば、短時間ですが乗り継ぎ先の国で観光を楽しめます。

ドイツのミュンヘン経由でギリシャへの行き方は、日本から約11時間45分でミュンヘンに行け、約2時間25分でギリシャに行けます。また、ドイツのミュンヘンには、レジデンツやゴッホの絵画を見られるノイエ・ピナコテークがあり、短時間でも観光ができる都市です。

トルコのイスタンブール経由では、日本からイスタンブールに約12時間15分で行け、イスタンブールからギリシャへは約1時間30分です。イスタンブールからギリシャへ行く飛行機の本数は多いので、長時間の滞在は難しいですが、空港にはトルコ料理を楽しめるレストランが多くあり、ケバブなどを楽しめます。

フランスのパリ経由だと、日本からパリまで約12時間30分で行け、パリからギリシャまでは約2時間45分です。フランスのパリは短時間の観光では充分に楽しめませんが、8時間ほどの乗り継ぎ時間があれば、少しですがパリを楽しめます。しかし、フランスのパリ経由だと、ギリシャのテッサロニキ行きの飛行機しかありません。

アテネの観光スポットで外国人旅行客にとって、一番定番の名所がシンタグマ広場です。シンタグマ広場では、1840年ごろにギリシャ王国の憲法が発布された広場で、朝から晩まで観光客で賑わっている観光名所。また、クリスマスには広場でライトアップをされることもあり、見どころとなっています。

アテナイのアクロポリスも、観光客に定番な観光名所です。アテナイのアクロポリスはギリシャ神話にも登場する場所で、入り口にはプロピュライアと呼ばれる遺跡などが多くあり、ギリシャの歴史を体感できるでしょう。また、他の古代遺跡などはアクロポリス博物館に展示されており、誰でも見られます。

パルテノン神殿はギリシア古代建築の中でも、最高峰の技術を誇って建築された神殿です。また、観光客の定番スポットになっており、毎日観光客で賑わっています。しかし、パルテノン神殿にはたくさんの観光客がいるため、少し時間をずらしての観光がおすすめです。

プラカはアテネの中でも特に落ち着いた場所で、周りにはおしゃれなカフェや、観光名所となっているアギオス・エレフテリオス教会などがある観光スポットです。プラカは現地のギリシャ人や観光客が多くいますが、歴史的な建築物が多いのでおすすめ。また、プラカ周辺にはおいしいレストランも多く、夜になると周辺のレストランは観光客で賑わいます。

ゼウスの神殿は、ギリシャ神話に登場するゼウスの神殿とされており、歴史的な神殿が見どころとなっている名所です。また、ゼウスの神殿は、アテナイのアクロポリスからバスで10分ほどのところに位置していますので、アテナイのアクロポリスのついでに行けます。

アテネ国立考古学博物館は先ほどもご紹介したとおり、アテナイのアクロポリス周辺で発掘された古代遺跡などが見られる博物館です。また、館内はとても広く展示物も数多くあり、博物館をすべて見学するのには、2時間30分ほど掛かかります。

アテナイのアゴラは、紀元前5世紀ごろからあるとされている、歴史的な広場です。アテナイのアゴラでは、ぺリスタイルと呼ばれる古代のギリシア建築で作られた建築物が多く、見どころとなっています。また、広場にあるローマンアゴラでは、古代遺跡の跡が残っており、観光客に定番な観光スポットです。

アッタロスの柱廊は、古代ギリシャ人が買い物などをしていた市場です。アッタロスの柱廊は2階建ての大きな建物で、その迫力が見どころとなっています。また、アッタロスの柱廊では、発掘物などを展示しており、博物館としても楽しめる定番スポットです。

モナスティラキはアテネの中心に位置し、アテナイのアクロポリスやケラミコス遺跡などの観光スポットから近いです。モナスティラキはアテネの入り口と呼ばれており、ほとんどの観光名所はモナスティラキからアクセスが可能。モナスティラキには市場があり、観光客はその市場でお土産を購入するのが、定番となっています。

エレクテイオンは、紀元前5世紀末に完成したイオニア式建築の代表作と言われている神殿です。かつてエレクテイオンにはアテネの女神像が安置されていましたが、現在は見られません。しかし、神殿はイオニア式建築の代表作と言われていることから、それが見どころとなっており、観光客に人気の定番スポットです。

リカヴィトスの丘は、アテネで最も高い標高にある丘で、観光客に人気のスポットです。リカヴィトスの丘からは、アテネ市街を一望でき、それが見どころとなっています。また、近くにフィロパポスの丘やアレオパゴスの丘もあり、そこからもアテネ市街を一望可能。

アテネ観光で一番注意するべきことは、盗難やスリ、置き引きなどの軽犯罪です。アテネのみではなく、他の都市でも盗難などの軽犯罪は発生していますので、気をつける必要があります。また、アテネには物乞いが多く、お金を渡してしまうと他の物乞いからもお金を要求されますので、注意してください。

先ほどもご説明したとおり、アテネでは薬物中毒者に気をつける必要があります。アテネ中央駅では夜間になると、薬物中毒者のたまり場になりますので、夜間にアテネ中央駅に近づくのはおすすめしません。

ギリシャのアテネには、ルーマニアのようにロマ人がたくさんいますので、ロマ人による盗難などに気をつける必要があります。全てのロマ人が盗難などをするわけではないのですが、ギリシャやルーマニア、北欧では比較的に盗みを働くロマ人が多くいますので、注意が必要です。

アテネの電車は回数制ではなく時間制です。電車の切符は90分や24時間切符などがあり、基本的に24時間切符の購入をおすすめします。アテネでは電車やバス移動が多くなりますので、24時間切符を購入しておけば損をしません。

アテネには法外な料金を請求するタクシーがおり、他のヨーロッパ諸国と比べても多いです。トラブルを避けるためにも、電車やバスの利用をおすすめします。また、アテネでは全ての場所を電車やバスで移動ができますので、タクシーを利用する必要はありません。

アテネは大きな都市ですが、クレジットカードを使えないお店が多くあります。レストランのお会計時にトラブルを避けるためにも、現金を持っていくのがおすすめです。また、電車の切符を購入するときも、クレジットカードが使えないところがありますので、気をつける必要があります。

観光客にとって、ギリシャの一番人気な都市はアテネですが、ギリシャには他の有名な都市が多くあり、観光客に人気です。また、アテネは東京と比べても小さな都市ですので、ギリシャ観光でアテネのみに行くと、損をしてしまいます。

ギリシャでアテネの次に人気な都市が、テッサロニキです。テッサロニキにはローマ帝国、ビザンティン帝国、オスマン帝国時代の建築物などがあり、観光客に人気となっています。また、都市はテルマイコス湾に近いことから、夏にはテルマイコス湾をボートで移動するツアーなどがあり、観光客から人気です。

コリントスはギリシャにある、自然豊かな都市です。特に古代コリントス遺跡は観光客の定番スポットとなっており、他の古代遺跡も数多くあります。また、海に近いことから、夏には海水浴を楽しむギリシャ人も多くおり、物価もアテネより安いです。

ピレウスはアッティカ地方にある港湾都市で、古代にペイライエウスと呼ばれていた有名な都市です。ピレウスにはエーゲ海クルーズなどもあり、観光客に大人気となっています。また、ピレウス考古学博物館などの博物館も多くあり、ゼア湾も見どころのひとつです。

イラクリオンは、エーゲ海に面したギリシャの港湾都市です。日本人観光客にとってはマイナーな都市ですが、イラクリオンにはクノッソスと呼ばれる遺跡や、クレタ歴史博物館などがあり、外国人観光客に人気となっています。街全体がおしゃれなので、街を歩くだけでも楽しめる観光スポットです。

アテネ観光で気をつけるべきことや、観光スポットの見どころなどをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？ギリシャには、歴史的に貴重な古代遺跡や、世界遺産に登録された観光スポットが数多くあります。ギリシャ観光へ行かれる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。最後までお読みいただき、ありがとうございます。