チェココルナから日本円のレートは?
ヨーロッパ諸国に囲まれ、EUにも加盟しているチェコですが、「チェココルナ」という独自の通貨が用いられ、ユーロは一般的ではありません。チェコは日本よりも物価が低く、お得に旅行ができる国で、1チェココルナを日本円に換算すると大体4.5円(2020年3月15日現在)ほどです。
チェココルナのレートを調べるには?
チェココルナのレートを調べる方法は簡単で、リンク先の換算機から調べられますので、利用してみてください。株価は日々変わるものなので、旅行の際には「現在レートはどれほどなのか?」を必ず調べておきましょう。両替をする際、かかる手数料を割り出すのにも便利です。
チェココルナの両替はどこでできる?
旅行の際にチェココルナを利用するには、日本円からチェココルナへの両替が必要になりますが、両替は日本・チェコのいずれでも可能です。チェココルナは、日本ではあまり知られていない通貨になるため、日本とチェコで両替レートは異なるので注意しましょう。
チェココルナの両替①:日本で替えるには?
旅行前に現地のお金を用意しておくと安心ですが、日本国内で両替するなら、空港の両替所・外貨両替の専門店のいずれかがおすすめです。
旅行券などを取り扱う金券ショップでも両替可能ですが、日本ではよく知られていないチェココルナは、両替を引き受けてくれるお店は少ないので注意しましょう。金券ショップで両替をしたいなら、事前に連絡を入れ、在庫の有無を確認するといいですね。
手数料が高い日本の両替所
流通の少ないチェコ通貨は、両替の需要が少なく、日本では手数料が高いです。
1チェココルナあたりの実際のレートは4.7円ほどですが、例えば成田空港グループ直営両替所のレートは5.5円ほどになります。手数料が16%もかかる計算になるので、例えば10,000円を両替すると、かかる手数料は1,600円です。
外貨宅配サービスが便利
空港や外貨両替店に行かなくても、自宅から申し込める「外貨宅配サービス」が日本にはあります。いつでも気軽にネットから申し込め、手続きの待ち時間もないので、忙しい人にもおすすめです。送料がかかる・届くまでに数日かかるなどのデメリットもありますが、便利なので利用してみてください。
日本の銀行ではチェココルナに両替不可
意外に思われるかもしれませんが、日本の銀行ではチェココルナへの両替はできません。チェココルナは元々流通が少ない通貨なので、日本の銀行では取り扱いがないようです。普段の海外渡航で銀行の両替を利用している方は、その他の両替所を利用しましょう。
チェココルナの両替②:チェコで替えるには?
チェコに到着してから両替するなら、市内の両替所・ATMのキャッシングがおすすめです。ATMキャッシングは、利用できないカード会社もあるので注意してください。チェコの空港両替所でも受け付けてくれますが、両替レートが悪いため、あまりおすすめできません。
安く両替できるチェコ市内の両替所
両替に行くための最低限の現金は必要ですが、日本ではマイナーなチェココルナも、市内の両替所では手数料が安く申し込めます。事前に日本でお金を用意しておいた方が安心な人は、日本で「市内に出るためのお金」を少量両替し、現地で「観光の際に使うお金」を両替する方法がおすすめです。
チェココルナ以外の支払い方法はある?
チェコ旅行では必須アイテムのチェココルナですが、実はユーロ・クレジットカードなど、別の支払い方法も選択可能です。チェココルナとその他の支払い方法を上手に併用すれば、お得に旅行ができるので覚えておきましょう。
チェココルナ以外の方法①:ユーロ
「基本的にチェコでは使えない」とされるユーロですが、海外からの観光客が多いホテル・空港・観光地などでは利用できるところもあります。観光地以外では、ユーロが使えないお店も多くあるので、観光の際は、多少のチェココルナを持っておくといいでしょう。
ユーロ利用のデメリット
日本円からユーロへの両替は、チェココルナの両替レートよりも安く手数料が3%ほどです。チェコでユーロ支払いする場合は、料金が1〜2割ほど高くなることが多く、利用にはデメリットもあるので慎重に検討してください。
チェココルナ以外の支払い方法②:クレジットカード
チェコはクレジットカード社会なので、基本的にどこでも利用できます。ヨーロッパではJCBが使えるお店が少ないので、MasterやVISAがおすすめです。バスやトイレ(海外では日本のように、公衆トイレが無料な場所はほとんどありません)などは、現金の支払いが必要になるので注意しましょう。
チェコではクレジットカード利用がお得
チェコでクレジットカードを利用する際のレートは、当日のレートよりも大体1.6%増しで、実は日本の両替レートよりもだいぶ安くあがります。為替手数料は各カード会社によって異なり、1.3〜2.0%ほどの差がありますが、日本の両替手数料16%に比べれば断然お得です。
クレジットカード利用のデメリット
チェコ全土で利用でき、手数料も安いクレジットカードは、利用のデメリットがほとんどありません。現金を持っていないと不安な人は、5,000〜10,000円ほどの日本円を両替して持っておき、クレジットカードをメインの支払い方法にするといいですよ。
お使いのカードが現地で使えるのか、事前に調べておきましょう。
チェココルナの利用が必須な場所は?
バス・トラム・公衆トイレなどの公共機関の他にも、チェコでは現金が必要なシーンがあります。売店・屋台・小さなレストランなど、現地の安くておいしいものを食べるときには、チェココルナ支払いしかできない場合がほとんどでしょう。主要都市のプラハでも、こういったお店があるので注意してください。
レストランやホテルで、チップを渡すときにも、チェココルナは喜ばれます。
チェココルナの種類は?
チェコの通貨の種類は、硬貨6種類・紙幣6種類と、日本の通貨よりも種類が多いのが特徴です。とくに、街歩きの際に利用することの多い硬貨は、大きさやデザインなどが似ているため、慣れていないと支払いに手間取ります。街の公共機関を利用する際など、チェココルナ利用が必須な場所もあるので、覚えておきましょう。
チェココルナの種類①:硬貨
硬貨の種類は、1・2・5・10・20・50チェココルナとあり、単位が大きいものほど硬貨が大きくなるのは日本と同じです。色合いは日本とよく似ていて、1〜10チェココルナは銀貨・20チェココルナは銅貨・50チェココルナは金貨となります。「単位の低いものが銀貨」という点は日本とは違うので、混乱しないように覚えておくといいですね。
見分けが難しいチェコ硬貨
日本円に慣れている人には、チェコの硬貨は、見分けが難しいようです。チェコの硬貨は種類が多く、サイズに大きい差がないので、慣れていないとお金を支払う時にもたついてしまうことがあります。硬貨にはそれぞれの単位が記されているので、お財布から取り出すごとに確認すれば確実ですが、時間がかかり面倒です。
必見!チェコ硬貨の見分け方のコツ
チェコの硬貨を見分け方は、側面のデザインの違いに気づくことがコツです。
実際にチェコ硬貨を触ってみると、1チェココルナ・10チェココルナは側面にギザギザがあり、2チェココルナ・20チェココルナはよく見ると13角形と11角形で、側面に角があるのがわかるでしょう。チェコ硬貨も日本同様に、目の不自由な人にも硬貨の判別ができるよう工夫されています。
チェココルナの種類②:紙幣
チェコの紙幣の種類は、100・200・500・1,000・2,000・5,000チェココルナとあり、それぞれに偉人のイラストが描かれている点が日本の紙幣と似ています。
大きさは、日本のものより少し小さく、ポケットに収まるサイズです。日本に比べて種類が多いですが、日本の紙幣よりカラフルな色合いである点が違います。
チェココルナはチェコ旅行の必須アイテム!
チェコ旅行には、チェココルナなしでは不便で、観光の必要アイテムです。日本の空港などで両替すれば、事前に手に入れられるので安心ですが、マイナー通貨は手数料が高くなるので気をつけましょう。お得に旅行がしたいなら、必要な分をこまめに両替し、現金以外の支払い方法も併用するのがおすすめです。
チェココルナをうまく使いこなして、お得に旅をしよう!
チェココルナは、チェコ旅行の際に必要不可欠なもので、日本とは異なるお金事情があります。