ドイツの都市ごとの観光情報をご紹介！有名な見どころや名所はどこにある？

まるで絵本の中のようなかわいらしい町並みと、歴史ある美しい建造物が有名なドイツ。ヨーロッパの中でも比較的治安が良く、海外旅行先として人気の国です。そんな名所の多いドイツですが、どの都市にどんな名所があるのかご存知ですか？限られた日数でより多くの名所を巡るには、どの都市にどんな名所があるのか知っておくとスムーズです。観光で人気の都市別に、それぞれの都市の名所をチェックしていきましょう。

ドイツといえば、首都であるベルリンを初めに思い浮かべる方も多いのではないでしょうか？ベルリンはドイツ最大の都市でもあるため、観光地としての見どころも多く、初めてのドイツ観光にもおすすめの都市です。

ベルリン観光といば、街のシンボルであるブランデンブルク門は絶対に外せません。18世紀に関税壁として建てられたこの門は、第二次世界大戦やベルリンの東西分断など、古くからベルリンの姿を見守ってきた歴史ある建造物です。昼の姿も圧巻ですが、美しくライトアップされる夜も見どころ。時期によってはイルミネーションやプロジェクションマッピングなども楽しめますよ。

イーストサイドギャラリーは、かの有名な｢ベルリンの壁｣の一部に直接描かれた壁画です。世界の様々な国のアーティスト118名による、ドイツの歴史や平和をテーマとした作品を、約1.3キロメートルに渡って楽しめます。そんなイーストサイドギャラリーの1番の見どころは、旧ソ連と旧東ドイツの書記長同士が熱いキスをしているシーンを描いた｢兄弟のキス｣と呼ばれるアートです。

ベルリン大聖堂は1608年以降より、ルター派の礼拝を行っている大聖堂です。異国感溢れるドーム型の建物が特徴で、中には数々のモザイク画や巨大なパイプオルガンの姿が。270段の階段を登った先には展望台があり、ベルリンの美しい街並みを一望できます。

ムゼウムスインゼルは、ブランデンブルク門をウンター・デン・リンデンを東に進んだ場所にある、ベルリンで人気の観光地。ムゼウムスインゼルの別名は「博物館島」で、その名の通りこのエリアだけでも5つの博物館が隣接しているのです。5つの博物館には、それぞれたくさんの展示物があり、1日あっても見学しきれないほどの見応えがあります。

ドイツ西部に位置するケルンは、ドイツの中でも4番目に大きな都市です。ケルンは歴史を感じさせる建築物が多数あるほか、かの有名画家のコレクションを多数保有する美術館や小さな子供も楽しめる博物館、さらにはスリリングなアトラクションのある遊園地など、家族全員で楽しめる観光施設があります。

ケルンの人気観光地といえば、世界遺産にも登録されているケルン大聖堂は外せません。ゴシック様式の建築物として最古の歴史を誇る、正に街のシンボルです。そんなケルン大聖堂の見どころは、なんといってもその高さ。高さは157メートルにも及び、下から見上げるとより迫力を実感することができますよ。

ファンタジーアランドはケルンのみならずドイツ全体でも有数の人気遊園地です。最寄り駅からシャトルバスが出ているなど、アクセスしやすいのも嬉しいポイント。スリリングなアトラクションが満載で、大人から子供まで1日中楽しめますよ。

ケルン大聖堂の裏手にあるルートヴィヒ美術館。ジャンルは近代美術館で、時期によりイベントも多数開催しています。見どころは、かの有名画家、パブロ・ピカソのコレクション。ルートヴィヒ美術館は、ヨーロッパの中でも最大級のピカソコレクションを保有していることでも知られています。

ケルンでお土産を買うのにおすすめなのが、ケルンチョコレート博物館。多くの珍しいチョコレートが販売されているほか、スイスな有名メーカー「リンツ」の工場コーナーでは、自分だけのオリジナルチョコレートを作れます。その他、チョコレートでできた展示物や、チョコレートを作る工程の見学が可能。ケルン中央駅から徒歩で行ける距離と、アクセスしやすいのも人気の理由です。

ローテンブルクは「ドイツで最も美しい街」と称されるほど、美しい景観に恵まれた観光地。メルヘンチックでかわいらしい名所も多く、かわいいものが大好きな女性に特におすすめの観光都市です。

ローテンブルクの名所といえば、「ドイツで1番美しい場所」と称されるプレーンラインは外せません。まるで絵本の世界のようなロマンティックの景色、写真や絵葉書などで見たことのある方も多いのではないでしょうか？中世期の街並みをそのまま残したこの広場は、撮影スポットとして特に有名で、毎日多くの観光客で賑わっています。

多くの巡礼者たちの憧れの地である名所、聖ヤコブ教会。1311年から170年以上を費やして建てられた、ゴシック様式の教会です。そんな聖ヤコブ協会の見どころは、5500本ものパイプ持つ大きなパイプオルガン。コンサートが開かれることもあるため、運が良ければ実際にオルガンの音色を聞くこともできますよ。

ブルク公園は1356年、地震で崩壊してしまった城の跡地に作られた公園です。たくさんの緑に囲まれ、季節による花々を楽しめます。このブルク公園からはローテンブルクの街並みを一望することができます。休憩や1日の終わりにおすすめのスポットです。

小さなお子様連れにもおすすめなローテンブルクの名所、ドイツクリスマス博物館。ここでは1年中、クリスマスに纏わる貴重な展示物を楽しめます。2010年には｢ドイツの優れた博物館100選」にも選ばれました。

ケルンに次いでドイツで5番目に人口の多いフランクフルトは、高層ビルが多く、近年は商業や金融などが盛んな都市として知られています。観光面では、古くからの歴史的建造物や、かの有名文豪が生まれ育った家などが有名です。日本からは直行便も出ているため、アクセスしやすいのも観光に嬉しいポイント。

フランクフルトの中心部に所在する名所、レーマー広場。レーマー(旧市庁舎)という名前の通り、立ち並んだ3軒の旧市庁舎が1番の見どころです。冬季は大規模なクリスマスマーケットが開催されることでも知られています。

高層ビルが立ち並ぶフランクフルトの中でも一際目立っているのがマインタワーです。その高さはなんと200メートルにも及び、ドイツ内で実際に登るところができるビルの中では1番の高さ。屋上には展望台があり、昼間はさまざまなドイツの名所を一望でき、夜には美しい夜景を楽しめますよ。

フランクフルトの歴史を感じられる有名スポット、旧オペラ座。1880年代に建てられた旧オペラ座は、第二次世界大戦にてほぼ全壊される間まで一流オペラを上演していました。現在はコンサートホールとして使用されており、観光で訪れた際はルネサンス時代の美しい外観を楽しめます。

フランクフルトのシンボルとも言える名所、大聖堂。同じく有名観光スポットであるレーマー広場から数分で歩いていくことのできる距離です。皇帝の戴冠式などが行われていたこの大聖堂では、王冠や祭服など、昔の皇室に関わる貴重な展示物を見られます。

｢若きウェルテルの悩み」などで知られるドイツの文豪ゲーテが生まれてから16歳までを過ごしたと言われる家、ゲーテハウス。 特に文学に興味のある人は外せないおすすめスポットです。中は当時の様子が忠実に再現されており、ゲーテとその家族の裕福な暮らしぶりを体感できます。

ドイツの名物であるビールを楽しめるイベント「オクトーバーフェスト」の開催地としても名の知れているミュンヘン。比較的のんびりと回れる名所が多く、美味しいグルメにも恵まれています。ミュンヘンはドイツの中でも特に治安が良いと言われており、初めてのドイツ旅行にもおすすめの都市です。

ミュンヘンを代表する有名スポット、ニンフェンブルク城。運河の向こうにそびえ立つ美しいバロック式のこのお城は"妖精の城"という意味で、かつてバイエルン国王が夏の間を過ごしていた離宮でした。ロココ調の装飾や天井のフレスコ画、ルートヴィヒ1世が描かせたとされる美人画など、城の中も見応えたっぷりです。

ミュンヘンで1番人気の観光地といえば、ミュンヘンの中心部に存在するマリエン広場です。広場の中だけでも多数の名所があり、短い観光でもおすすめの場所です。中でも見どころはからくり人形による仕掛け時計。かわいらしいからくり人形たちが音楽にのせて精妙に動く姿は必見です。

「世界一有名なビアホール」と称されるホフブロイハウスも、実はミュンヘンにあります。ドイツ名物のビールとソーセージを楽しめる、お酒好きさんには特におすすめのスポットです。中は音楽の演奏やたくさんの観光客たちの話し声で賑やかで、ちょっとしたお祭り気分を楽しめますよ。

1972年にミュンヘンオリンピックが開催された場所としても知られているオリンピアパーク。観光地としてだけでなく市民も多く訪れており、観光の休憩がてらのんびり過ごすのにおすすめのスポットです。公園の中にはオリンピアタワーと呼ばれる展望台や、大きな湖などがあります。湖ではアクアボールと呼ばれる、水の上でボールの中を転がる遊びも体験できます。

ミュンヘンレジデンツは元は王家の王宮で、現在は博物館として公開されています。中では当時の王族たちが使用していた家具や骨董品などを鑑賞することができます。そんなミュンヘンレジデンツ最大の見どころは、「アンティクヴァリウム」と呼ばれる大ホール。69メートル程の広さのホールの天井にびっしりと描かれたフレスコ画が圧巻です。

ドイツはさまざまな観光名所があります。街並みもヨーロッパらしく日本とは違う魅力があり、非日常を味わうにはぴったりの旅行先です。事前にどんな都市にどんな名所があるのかを知っておくことで、より効率よく見たい名所を回れます。それぞれの都市の特徴をつかみ、充実したドイツ旅行を楽しみましょう。