目次 [表示]
- マカオの基本情報
- マカオ旅行前に知っておきたいこと
- 教会を観光するときの注意点
- マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン①媽閣廟から聖ヨセフ修道院へ
- 有名スポット:媽閣廟(マーコミュウ)
- 有名スポット:ペンニャ教会(主教山)
- 穴場スポット:聖ローレンス教会
- 有名スポット:聖ヨセフ修道院および聖堂
- マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン②セナド広場周辺
- 人気スポット:民政總署大樓
- 人気スポット:聖ポール天主堂跡
- 人気スポット:仁慈堂大楼
- 穴場スポット:聖アントニオ教会
- 穴場スポット:モンテの砦
- マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン③夜の街を楽しむ
- 人気スポット:マカオタワー
- 人気スポット:カジノ
- 人気スポット:ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター
- マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン④マカオの台所
- 穴場スポット:紅街市
- 穴場スポット:三盞燈
- マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン⑤複合施設
- 人気スポット:ザ・ヴェネチアン・マカオ
- 穴場スポット:マカオ・フィッシャーマンズワーフ
- マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン⑥世界一短いロープウェイ
- 人気スポット:ギア要塞
- まとめ
マカオの基本情報
日本からマカオは直行便でも香港経由でも行けます。成田空港からは飛行機で約5時間半で行くことができるマカオ。マカオは400年以上ポルトガルの統治下だった過去があり、東洋だけではなく西洋の文化も持ち合わせいて名所として有名な観光地も数多い。春から夏は高温多湿で、秋から冬は温暖で乾燥しています。秋から冬にかけては過ごしやすい気候ですので、10月~12月が観光におすすめのシーズンです。
マカオ旅行前に知っておきたいこと
マカオは香港とはまた違った社会、文化を持っています。マカオに到着してから、困らないように事前に準備をして安心で楽しい旅行にしましょう。マカオ旅行前に知っておきたい情報をご紹介します。特に日本の慣習とは違うポイントをチェックしてください。
公用語
マカオの公用語は広東語とポルトガル語で、ほとんどは広東語が使われています。英語を話せる人は有名観光地やホテル、ショッピングモールなどに限られており、ローカルな場所では英語は通用しないので注意が必要。香港と同じく漢字文化なので、困ったときにはメモに漢字を書いて伝えることもできます。
通貨
マカオの通貨単位はパタカとアボスです。香港ドルが流通していますが、現地の方々はパタカを使用しています。日本ではパタカの両替ができないので、マカオで使い切るか、紙幣の場合はマカオで日本円に両替することがおすすめ。香港ではパタカは使用できないので注意してください。
ショップ・コンビニの営業時間
コンビニは日本と同じく24時間営業です。ショップは店によりますが、基本11時12時~23時ころまで営業している店が多いのが特徴。少し遅めの時間から営業することがあるので、確認してみてください。
トイレ
観光地のトイレは紙がないところが多いので注意してください。ホテルやショッピングセンターのトイレのほとんどは、きれいに清潔さが保たれていますので、観光地に行くときはトイレを済ませてから行くのがおすすめです。
治安
カジノが有名なので治安が悪いイメージがありますが、実は治安は良いです。カジノが24時間営業しているため、警察官も昼夜問わず巡回しています。観光地なので観光客を狙ったスリなどの軽犯罪は多いので、手荷物や身の回りには注意が必要です。
足元
マカオ旅行を世界遺産巡り中心に考えている場合、歩きやすい靴がおすすめ。観光地には平地だけではなく、坂道を登ったり山を歩いたりする道が多いです。履きなれたスニーカーなどを用意すれば、楽に観光することができます。
教会を観光するときの注意点
マカオでは数多くの歴史的な教会が観光スポットとして人気を博しています。名所とされているマカオの教会はすべて本物の教会であり、観光用や結婚式用のものではありません。「脱帽」「禁フラッシュ」など最低限のマナーを守って観光するように心がけるようにしてください。教会では静かな雰囲気を味わい、にぎやかな楽しみは夜の街にとっておきましょう。
マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン①媽閣廟から聖ヨセフ修道院へ
媽閣廟(マーコミュウ)はマカオの有名観光スポットの中で最も南に位置しているので、媽閣廟からだんだん北へ進んでいくと名所を見落とすことなくまわれます。マカオの旅の始まりは、媽閣廟から!マカオの見どころをとことん観光していきましょう。
有名スポット:媽閣廟(マーコミュウ)
マカオの中で、最も古い道教寺院である媽閣廟。ポルトガル人がマカオに上陸する前から存在している建物です。ポルトガル人が上陸したときに「ここはどこ?」という質問に対し、マカオ現地の人が「媽閣廟(マーゴー)」と答えたことから「マカオ」と呼ばれるようになったという説もあります。名所としても歴史としてもマカオの始まりの世界遺産です。
有名スポット:ペンニャ教会(主教山)
標高62.7メートルの丘にそびえたつ美しい教会、ペンニャ教会(主教山)。ペンニャ教会は世界遺産ではないものの、建物からは荘厳な雰囲気を感じられます。ペンニャ教会の丘は西望洋山とも呼ばれ、丘の上から見る景色は新しい中国マカオの代表的な観光地として選ばれている有名スポット。
穴場スポット:聖ローレンス教会
16世紀中頃に建てられた聖ローレンス教会は、マカオで最も古い教会のひとつ。クリームイエローに覆われており、内部の天井はライトブルーでエレガントな雰囲気を醸し出しています。聖ローレンスと聖母伝説をモチーフにしたステンドグラスは見どころ。人が多いところから少し離れているので、旅の休憩に立ち寄るのにおすすめの穴場スポットです。
有名スポット:聖ヨセフ修道院および聖堂
18世紀にイエズス会の宣教師を育成するために建てられた修道院と、バロック式建築で知られている教会からなる聖ヨセフ修道院および聖堂。聖堂は典型的なバロック様式で、優しい色合いとドーム型の美しい天井が特徴的です。天井から差し込む光が作り出す、神々しい空間は見どころ。ここには日本人にも馴染みがある聖フランシスコ・ザビエルの遺骨の一部が祀られており、歴史を身近に感じることができます。
マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン②セナド広場周辺
コロニアル様式の建物が並んでいるセナド広場。中心には噴水があり、周辺にはおしゃれなカフェやレストランなどがあります。足元には波のようなモザイクの石畳が広がり、マカオで定番のおすすめ写真スポットです。夜は建物がライトアップされるので幻想的な美しさを楽しむことができます。セナド広場は名所の観光スポットの中心にありますので、迷ってしまったときの集合場所におすすめです。
人気スポット:民政總署大樓
白く大きい存在感のある民政總署大樓(マンゼンゾーンチューダイラウ)。セナド広場からすぐ近くにある世界遺産のひとつです。18世紀はポルトガルの市庁舎として、現在は市議会場として使われています。現役の政府機関とあって厳かな雰囲気です。
人気スポット:聖ポール天主堂跡
「東洋一壮大で美しい教会」として評価されているのが、聖ポール天主堂跡。1604年に完成しましたが、1835年の火災により大部分が焼失し、現在ではファサード(正面部分)と68段の階段のみの姿になっています。日本から逃れたキリシタンと現地の職人たちが施したとされるファサードの彫刻が見どころです。ファサードのみになった今でも多くの観光客から愛されている名所の一つ。
人気スポット:仁慈堂大楼
美しい真っ白な外壁で覆われた仁慈堂大楼。セナド広場の一角にあり、マカオを訪れる観光客にとって中心的な建物です。2階の博物館ではカトリックゆかりの宗教画や陶器などの展示物を見ることができます。夜は仁慈堂大楼がライトアップされるので、昼とは違った姿も見どころ。テラスからセナド広場を一望することができ、マカオ観光にはおすすめの観光地です。
穴場スポット:聖アントニオ教会
マカオで最も古い教会の一つである聖アントニオ教会。イエズス会修道士が最初に拠点とした場所だと言われています。聖アントニオは結婚を司る聖人なので数多くの結婚式が挙げられている教会。聖アントニオ教会は煌びやかなイメージではなく、静かに佇む厳かな雰囲気を醸し出しているところが見どころです。観光客は少なく、身体を休めるには最適の穴場スポット。聖ポール天主堂跡から徒歩5分ほどで行くことができます。
穴場スポット:モンテの砦
マカオの街並みを一望できるモンテの砦(大砲台)。イエズス会修道士によって築かれたマカオ最強の砦と呼ばれているモンテの砦は、マカオを巡ったポルトガルとオランダとの争いのなか、この砲台で撃退されたと伝えられています。その砲台のレプリカは今でも残っており、歴史を肌で感じることができる名所。砦の頂上からはマカオの市街や中国まで見渡すことができ、見どころの多い穴場スポットです。
マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン③夜の街を楽しむ
夜のマカオは昼の静けさからは一変し賑やかな色に染まり、まったく違う雰囲気を味わうことができます。昼とはイメージが180度変わるマカオ。マカオの夜も思う存分楽しむことができるように、煌びやかなマカオの有名・穴場スポットをご紹介します。
人気スポット:マカオタワー
338メートルの高さを誇るマカオタワー。ガラス張りのエレベーターで地上223メートルの展望台へと昇れます。マカオタワーはレストランやショッピング、ギネス記録にも乗っているバンジージャンプを楽しめる場所です。夜のマカオタワーからはマカオの夜景を一望することができるレストランもあります。マカオタワーは外から眺めることも内側からは景色を眺めることができる、マカオの名所スポットの一つ。
人気スポット:カジノ
マカオには現在40か所ほどのカジノがあり、カジノの名所としても有名です。マカオの大きなリゾートホテルにはカジノが併設されているところが多く、身近に楽しむことができる人気スポット。カジノは基本24時間営業で、館内には両替やATMが設置されています。20歳以下は入場禁止で21歳以上でも年齢確認されるカジノが多いので、パスポートを持っていくといいでしょう。カジノ館内の撮影は禁止ですので、ルールを守って楽しんでくださいね。
人気スポット:ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター
大人も子どもも家族で楽しめる水上ショー、ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター。シルクドソレイユの元ディレクターが、マカオのために書き下ろしたショーの壮大な世界観が見どころです。一瞬で水の底に沈んだり、一瞬で水が乾いたり緊張の瞬間を目にすることができます。総制作費20億香港ドル(約200億ドル)で作り上げた水上ショーは私たちに驚きと感動を与えてくれるスポット。
マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン④マカオの台所
マカオは美食の街としても有名です。マカオには中国料理やポルトガル料理、独自のマカオ料理があり、いろいろな食を楽しめます。近年では有名なミシュラン星付きのレストランが世界各地からマカオに集結しており、食文化も多種多様。世界遺産だけではなく、マカオの食文化を肌で感じることができるスポットをご紹介します。
穴場スポット:紅街市
赤いレンガ造りの建物が並ぶ食料品市場、紅街市(ホンガイシー)。観光客向けのショップではなく、地元の方々が買い物をする市場として日々賑わっています。紅街市は新鮮な魚や大きな肉のかたまりが売られており、日本のスーパーとは違う魅力を感じられる市場。観光化しておらず、マカオ現地の雰囲気を味わいたい人にはおすすめの穴場スポットです。通路が狭く足元が濡れているので歩いているときは注意が必要。
穴場スポット:三盞燈
東南アジアのグルメが楽しめる三盞燈(サムチャンダン)。紅街市から徒歩10分ほどで行くことのできる、ローカルな市場です。紅街市とは少し異なり、三盞燈はミャンマー系華僑が多く暮らしているのでミャンマー料理を楽しむことができるスポット。有名観光地とは打って変わって、三盞燈ではアジアの雰囲気を感じられます。テイクアウトできる屋台も多くあるので、食べ歩きながら散策のできる穴場スポットです。
マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン⑤複合施設
マカオには観光地のほかに、ショッピングやグルメなど観光客が楽しめる複合施設もあります。観光地で歴史に触れたあとに、マカオの複合施設で思いっきり遊びましょう。おすすめ写真スポットもご紹介します。
人気スポット:ザ・ヴェネチアン・マカオ
マカオにある大型ホテルの中で最大規模を誇る複合施設、ザ・ヴェネチアン・マカオ。最大級のカジノもおすすめですが、ショッピングやアクティビティも豊富で1日いても飽きない魅力的な施設です。施設内にはイタリア水の都ベニスに模した運河が流れており、ゴンドラに乗って移動することができます。異国情緒であふれている見どころ満載の観光地です。
穴場スポット:マカオ・フィッシャーマンズワーフ
マカオ初のテーマパーク、マカオ・フィッシャーマンズ・ワーフ。カジノ、ホテル、ショッピング、レストランなどが集まった複合施設です。マカオ・フィッシャーマンズ・ワーフはマカオのカジノ王が出資し、世界中の名所を模した建造物が見どころ。パーク内には中国風のエリアやヨーロッパ風のエリアなどに分かれており、世界中を旅した気分になることができます。夜には建造物がライトアップされるので、写真スポットとしておすすめの穴場。
マカオの人気スポットを楽しめる観光プラン⑥世界一短いロープウェイ
マカオで最も高い山に、世界1番短いロープウェイで登ることができるおすすめ観光地をご紹介します。マカオ市街を一望できる展望台も見どころ。
人気スポット:ギア要塞
1622年に築かれたギア要塞。マカオで最も高い山(海抜91メートル)の上に、要塞・灯台・教会の3つの建造物が建てられています。ギア教会の壁画に描かれている、東洋文化と西洋文化が融合された貴重なフレスコ画も見どころです。夜になると灯台の光がともしび、幻想的な風景を眺められます。
まとめ
マカオには昼夜問わずたくさんの名所があり、すべての観光地をまわるためには時間が必要です。東洋と西洋の文化が織り交ざった素敵な観光地マカオ。おすすめの観光地を見落とさないように、行きたい人気・穴場のスポットを把握して魅力的なマカオを楽しんできてください。
出典:flickr