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イランの治安ってどう?旅行で注意が必要なことをご紹介!

イランの治安ってどう?旅行で注意が必要なことをご紹介!

イランの治安についてどんなイメージ?アメリカからの経済制裁を受けておりなんとなく危険そう、女性の旅行は難しそう、なんて印象を受けている方もいるのでは?女性が旅行できる国かも気になりますよね。イランを旅行する際に注意することや治安情報についてまとめました。

目次 [表示]

イランってどんな国?

イランの正式名称はイラン・イスラム共和国。首都はテヘラン。公用語はベルシア語。人口は約8千万人。中東で2番目に大きい国になります。世界遺産は全部で22ヵ所登録されており、中東の中では最多。世界有数の石油産出国です。アメリカからの経済制裁を受けており、40年以上国交を断絶しています。ブッシュ前大統領がイランをイラク、北朝鮮と一緒に「悪の枢軸」と呼んだことも記憶にある方もいるのでは?

イランで注意すべき8つのこと

イランはイスラム教を国教としていることや、アメリカと国交がないことなどから、他の国ではない特有の決まりや生活習慣があります。これらは私たち旅行者にも関係することでもあるので、以下でお伝えします。渡航前に読んでおくといいでしょう。

①日本人はビザが必要!

イラン旅行が決まったらまず準備しておかなければならないのはビザ。イランを訪問する際、日本パスポート保持者はイランビザが必要。日本の大使館で申請するか、現地のアライバルビザで取得可能。日本の大使館で申請した方が割安でいいでしょう。

アライバルビザは別途保険料を支払う必要があるので割高&待たされることもあります。現地で有効に時間を使いたい方は日本で事前申請しておきましょう。郵送も可能なので地方にお住まいの方も安心ですね。

②イランビザがあるとアメリカにビザなしで訪問できない

イラン旅行のあとにアメリカ訪問を考えている方・予定している方は注意!2015年よりイランへ経済制裁を行っているアメリカにより、イランへ渡航歴がある方はアメリカへ訪問の際、ESTAの申請はできず別途ビザが必要になりました。イランを訪問する際にはイランビザがパスポートに貼付されるのでイランを訪問した記録が残ります。そのあとアメリカを訪問する際は別途ビザがないと入国できません。

これはアメリカで滞在する方のみではなく、トランジットでアメリカを通過する方にも適用されます。アメリカ訪問する前にアメリカ大使館でビザを申請する必要が出てくるので注意してください。

③イランでは日本円不可&クレジットカードが使えない

イランの現地通貨は「イランリアル」です。イランで両替する場合、米ドルかユーロから両替することになります。日本円からイランリアルへの両替は原則不可(一部可能な場所もあり)。米ドルやユーロへの再両替も不可なので、少しずつ両替できるよう小額紙幣を持参しておくと安心。

イラン国内の物価はかなり安いので、一度に多く両替しないようにしましょう。イラン国内で発行されたクレジットカードしか使えず、VISAやMaster Cardは不可。実質外国人旅行者が持つクレジットカードは使えずキャッシングもできません。

イラン国内の物価はかなり安いので、一度に多く両替しないようにしましょう。イラン国内で発行されたクレジットカードしか使えず、VISAやMaster Cardは不可。実質外国人旅行者が持つクレジットカードは使えずキャッシングもできません。

④飲酒は違法

イランで飲酒は違法です。イスラム教の国でもドバイなどアルコールが飲める国もありますが、イランではアルコール自体を飲むことができません。レストランではアルコール自体は提供していませんが、ノンアルコールビールなどノンアルコールのものは取り扱いがあります。アルコールを自分たちで製造して日常生活の裏で隠れて飲んでいる方もいますが、誘われてもトラブルの元になるので飲まない方がいいでしょう。

⑤イランではペルシャ数字が主流

旅人を悩ますのが、イランで使われている数字である「ペルシャ文字」。多くの国ではアラビア文字が使用されていますが、イランではペルシャ文字が主流。バスの乗り場や座席の番号、値段もペルシャ数字で表記されていることが多いです。覚えるのはそれほど難しくはないので、旅行前に軽く頭に入れて予習しておくといいですね。

⑥イランはネット予約できるホテルが少ない

イランは他の国に比べてホテルが少ないです。そのうえ、ホテルの値段が総じて高め、安宿やゲストハウスが少ない傾向。経済制裁を受けているため、エクスペディアなどのアメリカ資本のホテル予約サイトは使えず、ネットで予約できるホテルも少なめ。

ガイドブックに掲載されている宿の公式サイトに直接問い合わせるか現地で探す方法が主流です。事前予約の場合は早めに手配するのが賢明でしょう。

現地の家に滞在できる!?

こんな宿泊事情もあってか、イランでは一般の家に泊まるチャンスも多々あります。アメリカの経済制裁の影響と経済的に海外へ渡航するのが難しい人が多いイラン。外国人に興味津々なイラン人ですので、道端で声をかけられることも。

そこから家に招待されることもよくあるんです。ちょっとしたお茶や一緒にごはんを食べるなどイランではよくあること。最後はそのまま家に泊まらせてくれる、なんてことも。一般家庭の生活を垣間見られて楽しいですよ。無料で現地の家に泊まれる「カウチサーフィン」もイランでは流行っています。バックパッカーを中心に人気の滞在スタイルです。

⑥危険運転多し!交通事故に注意

イランの運転マナーは悪いことで知られています。車間距離を詰めながらスピードを出す、荒い運転をするドライバーが多いです。街中では事故車両を見ることもしばしば。信号機がない場所も多いので、道路を渡る際は気をつけて渡ってくださいね。車をチャーターする際にもスマホをいじりながら運転するドライバーもいるので危険を感じたら注意する勇気も必要。スピードをあげて運転しないように一言伝えておくのも手です。

⑦インターネット規制がある

イランではインターネットの検閲が行われており、基本的にヤフーやGoogle、Youtube、Twitter、フェイスブックなど主流のサイトを使うことはできません。これらのサイトを使う場合、渡航前に事前にVPNをダウンロードしておく必要があります。イランに着いてからだとVPNをダウンロードできなくなるので、くれぐれも忘れないようにしましょう。

⑧女性がイランへ行く際の注意点

イスラム教が国教であるイランにとって、注意しなければいけないことがいくつかあります。他の地域とは異なる文化や生活習慣を持つイラン。特に女性は次にご紹介する内容をチェックしてから渡航しましょう。以下でまとめましたのでご確認ください。

女性がイランへ行く際の注意点:服装に注意

イランではイラン人・外国人関係なく、イラン国内では女性はスカーフの着用が義務づけられています。また、半袖やハーフパンツなど素肌を出すのも禁止。夏場でも長袖・長ズボンを着用する必要があります。レギンス・スパッツは体のラインが出るので肌が出ていなくてもNG。体のラインと肌が出ないものを着るようにしてください。

女性がイランへ行く際の注意点:スカーフは機内持ち込みに

飛行機が着陸態勢に入ったらスカーフを着用しだすので、タイミングを見てスカーフを装着しましょう。くれぐれも預け荷物にスカーフを入れないように。着陸時にはスカーフが装着されている状態にしておいてくださいね。はじめはスカーフの巻き方も慣れておらず手間取るかもしれません。事前に練習しておくとスムーズに現地でもできますよ。ネットでイラン女性のスカーフの巻き方も研究しておくといいでしょう。

女性がイランへ行く際の注意点:イラン人にとって女性のみの旅行は珍しい

イスラム教を信仰している人たちにとって、男性がいない女性だけの旅人は珍しく映ります。女性一人旅も珍しがるでしょう。とはいえ、欧米人を中心に女性同士の旅人や一人旅もいます。男性がいなくても旅することはできますが、行動には注意しましょう。夜遅い時間に街歩きしたり、人がいない場所は避けたりする方が賢明。

宗教警察がいる

イラン革命後に結成された宗教警察。女性のベールである「ヒジャブ」がちゃんと正しくかぶっているか、服装の乱れはないかなど日常生活で取り締まりを行っています。若い女性の間では頭頂部が出るくらいヒジャブをゆるくかぶる人が多いのですが、宗教警察とわかるとちゃんとかぶり直す人いるとか。街中では私服に扮した宗教警察がいるので、イスラム教を冒とくするような言動は慎み、服装のマナーも守りましょう。

イランは安全?国内の治安について

それでは実際にイランの治安についてみていきましょう。アメリカからの経済制裁により、危険で悪いイメージを持っている方もいるのでは。先に申し上げると、イランは世界の中でも治安がとてもいい国のひとつ。夜も人のいない場所を避ければ十分歩けます。ここからはイランを渡航するにあたり、気をつけなければならないことや注意点をお教えします。

イランは安全?国内の治安について①夜歩いても大丈夫?

街中の中心部は夜も活気があり治安面でも問題はありません。人がいない場所や路地は危険が潜んでいる場合もあるので、夜は避けましょう。日中、姿を消していた女性たちも姿をあらわし、バザールや公園などは人でいっぱいに。外食があまり発達していないイランではピクニックする様子も。夜間のモスクのライトアップは非常にきれいで、昼間の姿と夜とではがらりと雰囲気が変わります。周辺ではおしゃべりを楽しむイラン人たちの日常生活の姿が。外国人旅行者だとわかると、話しかけてくるときもよくあるので混じってみてもいいですね。

イランは安全?国内の治安について②イランで危険なエリア

イラン周辺には内戦が起きている国もあり、危険なイメージがありますがイラン国内の治安は決して悪いわけではなく、安全な国だといえます。気をつけなければいけない危険な地域は、パキスタンやアフガニスタン・イラクとの国境地帯。この周辺の国々とは仲が悪いので、常に緊張状態にあり何が起きるかわかりません。外務省が出す「海外安全ホームページ・危険情報」の最新ニュースを随時チェックしてくださいね。

イランは安全?国内の治安について③ぼったくり

イランの人はホスピタリティ精神旺盛で親切な方がとても多いです。その中で気をつけなければいけないのが、ぼったくり。他の国に比べて外国人旅行者が少ないためか、外国人ずれしておらず土産物屋などのぼったくりはあまりありません。一番多いのはタクシードライバーです。マナーが悪い危険な運転をするうえ、メーター制ではないイランのタクシー。外国人だとわかるとぼったくる悪いドライバーもいますので注意を。タクシー配車アプリの「Snapp」がイランではよく使われているので、こちらの活用もおすすめです。

イランは安全?国内の治安について④デモ

トランプ政権になってからアメリカからの経済制裁がより厳しくなりました。その影響を受けイラン国内では失業率が12パーセント以上と高いうえ、物価も何倍にも値上がりしています。そんな負担が人々の生活に重くのしかかり、経済も悪い状態に。政府に対する不満と反発心からイラン各地でデモが起きています。デモ隊が革命防衛隊に攻撃され、死傷者が出る事態に。最新情報をチェックして、デモが起きていても近づかないようにしてください。

素敵なイラン旅行を!

メディアの影響で危険など悪いイメージがつきまとう国、イラン。実際はとても安全な国で夜も安心して歩けるくらいです。行く前と後ではイメージががらりと変わる国ともいわれています。国土も日本の4.5倍ありとても広い国で、世界遺産も多く見どころが多いです。人々の優しさ、温かいおもてなしに感銘を受けるはず。ローカルと交流したい方、現地の生活を覗きたい方はホームステイもいいでしょう。素敵ないい思い出を作ってくださいね!

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。
Saori
ライター

Saori

月1で海外旅行に行っています。弾丸旅行も長期で周遊もします。今まで訪れた国の数は50ヵ国以上。旅人ならではの目線で役立てる情報をお伝えします。

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