台湾のトイレの使い方は日本と違う?
台湾は治安が安定しており、日本人にも人気ですが、海外旅行で多くの人が困惑するのがトイレ事情です。海外旅行先でも必要不可欠なトイレは、台湾と馴染みのある日本とでは大きな違いがあります。台湾でトイレのマナーや文化の違いにカルチャーショックを受ける人も多く、日本人が台湾に行く際には、それなりの知識と覚悟が必要かもしれません。台湾のトイレの使い方など日本との違いについて見ていきましょう。
海外のトイレは日本と全く違う
日本ではトイレを利用したあと、使ったトイレットペーパーをトイレに流すことが普通です。しかし、海外のトイレは日本とは全く違うマナーや使い方が存在しています。日常を普通に生活している日本では常識でも、台湾を含む世界では非常識なことも多く、日本のマナーを台湾ですると違反と見なされることもあるのです。トイレはお店によって使い方が異なるため、マナーや使い方を頭に入れておきましょう。
コンビニのトイレは利用不可
日本で街中で気軽に使うことが可能な場所の1つがコンビニです。欲しい商品がいつでも気軽に手に入るコンビニは、台北など台湾にも多く存在するお店です。日本は多くのコンビニで、誰でも無料でトイレを使うことが可能ですが、台湾のコンビニは基本的に客のトイレ使用はできません。借りることができないというより、元々客用のトイレが設置されていないケースが多く、特に台北は、ほとんど借りられないということを覚えておきましょう。
台湾のトイレの特徴
台湾のトイレは日本とは違う特徴が数多く存在します。日本では当たり前のことでも、台湾に行けば当たり前でないことも多くあります。日本人がカルチャーショックを受けてしまうことも多い、台湾のトイレの特徴を見ていきましょう。
台湾は公共トイレが多い
台湾は街中の身近な場所にある共同トイレが多い国です。台湾はコンビニで気軽にトイレを借りることができない一方、使用者を特定せずに解放され、誰でも利用可能な公共トイレが多くあります。公共トイレは外国人観光客が多く利用する、観光エリアや空港などを中心に設置。汚いイメージのある公共トイレは、昔から大きく変化しており、想像以上に快適な利用が可能となっています。
小さいお店はトイレが無い
日本では、コンビニや飲食店、スーパーマーケットなど、さまざまなお店でお客さんが利用可能なトイレがあります。台湾にも当然コンビニやスーパーなどお店はありますが、お客さんが利用できるトイレは多くはありません。大型のお店であれば借りられることもありますが、小さいお店の大半にトイレはありません。急にお店に駆け込んでも借りられないため、トイレに行きたいときは大きい施設に入りましょう。
トイレットペーパーの予備がない
台湾でトイレに行く際は、利用する前にトイレットペーパーの残量を確認しておくことがおすすめです。日本では備え付けのトイレットペーパーだけでなく、予備が用意されていることが多くありますが、台湾では予備があるケースは少なく、危機的状況に陥ることも考えられるのです。異国の地でトイレットペーパーがないとなると困るため、台湾でトイレを利用する際は事前に確認の上、ポケットティッシュを携帯しておきましょう。
台湾のトイレの使い方
台湾のトイレは日本とは違う独自の特徴的な使い方が存在しています。日本と同じように使うと、思わぬトラブルに発展する可能性もあり、異国の地では使い方を知っておくことが重要です。台湾のトイレの使い方やマナーを見ていきましょう。
トイレの利用料金
海外では公共トイレの利用にお金が必要となる場合があります。台湾でもお金が必要なのでは?と思う方も、多くいらっしゃるでしょう。確かに、アジア諸国の一部では、トイレの利用にお金の支払いが必要です。実際に、台湾は過去にトイレの利用が有料の時期がありました。しかし、近年、台湾のトイレは台北など都市部でも無料が基本です。有料の場所はほとんどないため、利用料金は不要と考えて問題ありません。
トイレットペーパーは流さない
日本ではトイレを使った後、便器にトイレットペーパーを流すのが常識です。しかし、台湾では施設によって、流してはいけないケースもあり、注意が必要。台北など大きな都市や新しい施設では流しても問題ありませんが、古い施設や開発が進んでいない郊外では配管の構造などに問題があり、流すと詰まる可能性があるため流してはいけません。
トイレットペーパーはゴミ箱へ
台湾でトイレットペーパーを流せないトイレに入った時は、備え付けのゴミ箱に紙を捨てます。流せるか否かの判断は、足元のゴミ箱で判断可能です。ゴミ箱がない場合は流すことが可能。ゴミ箱がある場合には、備え付けのゴミ箱へ使用した紙を捨てることがマナーです。日本人からすればゴミ箱に捨てるのは、非常識な印象ですが、台湾では一般的。ゴミ箱がある場合は気にせずに捨てましょう。
除菌シートがあると安心
台湾のトイレはアジア諸国の中では、トップクラスで清潔な状態がキープされています。比較的清潔でも、日本と比較すると、残念ながら清潔感は劣ることが多いでしょう。台北の大きな施設では便座の除菌クリーナーが設置されている場所もありますが、多くの場所には設置されていません。台湾で清潔にトイレを使用するには、除菌シートを持っておくと安心です。
台湾でトイレが利用できる場所
台湾のトイレは、アジア諸国内で比較的清潔に保たれています。しかし、台北でも日本と比べると汚い場所も多く、衛生面や感染症予防の観点から考えると、できるだけ清潔に保たれている施設で利用するのがおすすめです。台北で快適にトイレを利用できる場所を見ていきましょう。
空港
台湾で綺麗なトイレを利用できるスポットが空港です。台湾に訪れて最初に足を踏み入れる施設である空港は、至る所にトイレが配置されていますね。空港は多くの外国人が使う場所で、清掃が隅々まで行き届き、常にクリーンな状態でしょう。比較的綺麗な空港でも、離着陸が集中する時間帯は汚れている時もあります。空港は安定してトイレが綺麗ですが、稀に汚れている時もあるため、そのような時には除菌シートを使用しましょう。
地下鉄の駅
空港に並んでトップクラスで清潔なのが地下鉄の駅。台北市内でポピュラーな移動手段である地下鉄MRTは、台北市内で最も早く便利な公共交通機関で、どこの駅も構内自体がとても清潔な状態で保たれています。トイレも高い頻度で清掃されており、新しい駅は特にホテル並みに清潔です。他の場所へ出かける際には、綺麗なMRTの駅でトイレを利用してからがおすすめですよ。
ホテル
台湾のホテルは基本的にトイレが綺麗です。温水洗浄機付き便座を導入しているホテルが多いのも特徴。台湾では、一般的に温水洗浄機付き便座があるトイレが、まだ多くありません。ホテルによっても設置の有無は異なりますが、新しく誕生したホテルや高級ホテルは多い傾向にあります。
レストラン
台湾のレストランやカフェなどの飲食店では、比較的綺麗なトイレが利用可能です。ハイクラスなレストランや店内がおしゃれに飾られているお店でも、築年数が長かったり施設が古かったりすると、綺麗ではない時もあります。観光客の利用が多いお店は基本的にトイレがありますが、ローカルなレストランはないこともあるため注意が必要でしょう。
主要観光地
主要観光地にあるトイレは誰もが気軽に利用できます。主要な観光地の大半にはトイレが設置されており、綺麗なトイレもあれば、そうでもないトイレなど、清潔度合は場所による差が激しいといえます。観光地だと多くの人が使って、あまり清掃されておらず、汚いことが多いため、どうしても行きたい時以外は避けた方が良いでしょう。
台湾のトイレの使い方まとめ
台湾のトイレの使い方と日本との違いをご紹介していきました。台湾には日本と異なる特徴的なトイレ事情が存在しています。日本では常識的なことでも、台湾では非常識なマナーになることもあるため、利用する際は注意が必要です。台湾でトイレを利用する際は、場所による特徴を考え、臨機応変にマナーを守って快適に使いましょう。