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マレーシアで話される言語は4種類!旅行前に知っておきたい基礎知識をご紹介!

マレーシアで話される言語は4種類!旅行前に知っておきたい基礎知識をご紹介!

マレーシアは多民族国家です。英語やマレー語をはじめいろいろな言語が話されています。「そんなにたくさんの言語を話せない!」とパニックにならなても大丈夫。ここではマレーシアの言語について旅行前に知っておくと便利な豆知識をご紹介します!

目次 [表示]

イギリスの植民地だったマレーシアでは英語も話されます。今は公用語が英語からマレー語に変わりましたが、英語を話す習慣は残っていて、特にクアラルンプールやジョホールバルなどの都会ではマレー語よりも英語を話す人の割合が多いです。旅行客も英語で十分に対話ができ便利ですし、英語以外の言葉を話さなくても生活には支障がありません。

マレーシアで英語の役割とは?

マレーシアでの公用語はマレー語となっているので、マレー語で対話が可能なようですが、実際にはマレー語が話せないと言う人もいます。これはマレーシアが多民族国家であるため英語が共通言語の役割を果たしています。また英語を母国語だというマレーシア人も!単一民族国家である日本人には理解できませんが、多民族国家ではよくある光景です。

マレー語

マレー語はマレー民族の母語です。政府によってマレーシアの公用語(母語)とされています。マレー民族はマレー語を話しますが、同じマレーシア人でも中国系、タミール系の中には「マレー語が苦手」と言う人もいるのも事実。これが他民族国家らしくて興味深い点です。旅行する場合、田舎の場所ではシンプルなマレー語を知っておくと便利です。

マレーシアでマレー語を話す人の割合は?

マレーシアで生活するマレー民族の割合は、全体の60%を占めていますので、単純計算するとマレー語を母国語にする人は60%です。しかし、マレー語はマレーシアの母国語で華僑、インド系民族の人たちもマレー語を学びます。そのため60パーセント以上の人がマレー語を母国語にしているようです。

中国語(華語)

中国系マレーシア人(華僑)が話す中国語は、マレーシアで生活するうちに変化し、本土の中国人が話す言葉と少し違がっています。それで中国語ではなく華語(ホァイー)と呼んでいます。中国語に英語やマレー語が入れ混じりながら話すのが特徴です。中国系の人は華語を話せるので、英語やマレー語が話せなくても中国語で対話が可能です。

マレーシアの中国語の特徴とは?

マレーシアでは華語と言われる普通語(北京語とも言う)を話す他、広東語、福健語などの言葉も話します。華僑たちが中国の各地方から移住してきたためです。広東省から来た民族は広東語、福建省から来た民族は福建語を話し、民族の言葉も大切にしています。クアラルンプールやイポー、などでは広東語、ペナン、クランなどは福建語を話す人が多いです。

家庭では何の言語を話すの?

マレーシアの華僑たちは公の場では普通語やマレー語、英語を話しますが、仲間うちや家庭の中では、広東語などの民族の言葉を話します。一緒にいると、いきなり言語が入れ替わるのでびっくりすることがありますが、これがマレーシアです。全体的にマレーシアの国土の中で華僑の占める割合は30%なので、中国語を話す人の割合もそれくらいでしょう。

タミール語

マレーシアに移住してきたインド系の民族はタミル民族、パンジャビ民族などです。中でもタミル民族が多く生活し、彼らの母語はタミール語です。マレーシアの中でインド人の言語というとタミール語というイメージが強く、新聞やラジオも存在し、学校もあります。リトルインディアンなどへ行くとタミル語が飛び交っている光景を目にすることも!

実際にマレーシア人は4つの言語を話せるの?

マレー民族の女性たち

マレーシア人が全員、4つの言語を話すわけではありませんが大抵のマレーシア人は2〜3つの言語を話します。マレー民族はマレー語と英語。中国系マレーシア人の場合、中国語に加え、マレー語か英語(もしくは両方)を話します。インド系マレーシア人も、タミール語に加え英語やマレー語を話すというようにみんな言語を使い分けているからすごいです。

旅行の時は何の言語を勉強すればいいの?

「マレーシアっハードルが高そう!」って思うかもしれませんが大丈夫です。マレーシアで話されている主な言語が4カ国語というだけであって、言語ができないと生活できなという意味ではありません。旅行に必要な主な言語は英語です。シンプルな英語を話せるなら大抵の場所で困りません。マレー語を話すと地元の人と仲良くなるチャンスが開かれます。

これでマレーシアで大人気?イングリッシュならぬマングリッシュをご紹介!

先ほどシンプルな英語と言いましたが、マレーシアの英語は英語とマレー語をミックスしたような、独特な英語です。イングリッシュではなく「マングリッシュ」と呼んでいます。普通の英語に比べてマングリッシュはくだけたイメージです。マングリッシュを使うと、とても喜んでくれ一気に打ち解けた雰囲気になります。その特徴をご紹介します。

最後に「lah(ラ)」をつける

マングリッシュの最大の特徴は最後に「lah(ラ)」をつけて話すことです。例えば「can lah」「OK lah〜」などの使い方をします。「lah」自体に特別な意味があるというより、「lah」をつけることでテンポ良く話しているという意味合いがあるようです。「lah」をつけて話すと一気にマングリッシュっぽくなり、マレーシア人との距離が一気に近くなる感覚を受けます。

他の言語と混ざっている

多民族国家であるマレーシアはいろいろな民族が英語を話すため、いろいろな言語のイントネーションが混ざり合いとにかく訛っています。また他の言語の単語が英語の中に入ってくることも!例えば「お茶をしようよ!」と誘う時に「go minum」と言いますがminumはマレー語で「飲む」という意味がありますので完璧にマレー語とのミックス英語です。

canの使い方が多様

マレーシアでは「can」をとにかく多く使っていろいろな表現をします。例えば、「can lah=もちろんだよ!」「can liao=もうできてるよ、もう終わってるよ」「can can=確定してます」などが良く使われますが、canだけでいろいろな表現ができて便利ですね。

言語にこだわらずにコミュケーションしてみよう!

マレーシアでは「正しい文法、きれいな発音で英語を話すこと」よりも「きちんと伝えることと対話を楽しむ」のに重きを置いています。「ちゃんと話せない」と怖がる心配はありません。相手に伝えようとする意思を見せるなら、一生懸命に聞いてくれます。知っている単語をつなげたり、手ぶり・身振りを使ったりしながら対話してみましょう!

角本雅子
ライター

角本雅子

海外旅行とコーヒーが大好き!マレーシア在住です。マレーシアを拠点に色々な国へ行き、街歩きをしたり、地元の珈琲ショップでくつろいだりして楽しんでます!

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