ハリウッドツインなどのベッドの配置の違いをご紹介
海外や国内旅行の際にドミトリーやゲストハウスに泊まる方以外は、ほとんどホテルに宿泊すると思いますが、行くホテルによってベッドのサイズや配置がすべて一緒であることは、ほぼ無いでしょう。そんなホテルによって異なるベッドの違いや配置について、それぞれ細かくご紹介していきたいと思います。
ベッドのサイズ
セミシングルサイズ
ベッドのサイズのうちの1つ「セミシングル」ベッドは、縦幅195センチ―メートル、横幅は、70センチメートルから98センチメートル未満のサイズです。人間が寝がえりを打つためには、最低70センチメートル以上の横幅が必要であると言われているので、必要最低限のサイズのベッドであると言えます。コンパクトな部屋などに合わせる場合が多いので、ホテルなどではあまり見る機会のないサイズです。
シングルサイズ
ベッドのサイズのうちの1つ「シングル」ベッドは、縦幅195センチメートル、横幅98センチメートルのサイズです。日本のビジネスホテルの1人部屋のベッドなどは、シングルベッドであることが多く、一般的なサイズになります。とても体格のいい方や、狭い所では寝られない方以外は、普通に利用できるサイズです。
セミダブルサイズ
ベッドのサイズのうちの1つ「セミダブル」ベッドは、縦幅195センチメートル、横幅120センチメートルのサイズです。このサイズから2人で利用することもできますが、一般的には1人でゆっくり寝るためのサイズであると言えます。体格の良い方で、「シングルベッドは小さい!」と思われる方は、このサイズのベッドで寝ることをおすすめします。
ダブルサイズ
ベッドのサイズのうちの1つ「ダブル」ベッドは、縦幅195センチメートル、横幅140センチメートルのサイズです。このサイズもシングルにベッドに次いで、多くのホテルで利用されているベッドのサイズになります。一般的には大人2人で利用することを想定されており、1人で利用する分には大分余裕ができるサイズです。
クイーン
ベッドのサイズのうちの1つ「クイーン」ベッドは、縦幅195センチメートル、横幅160センチメートルのサイズです。このベッドのサイズは高級ホテルのスイートルームで使用されることがあるぐらいの広さを持っています。クイーンサイズにもなると、2人で利用してもそれぞれお互いのスペースを持つことができるようです。
キングサイズ
ベッドのサイズのうちの1つ「キング」ベッドは、縦幅195センチメートル、横幅180センチメートルのサイズです。このベッドのサイズはクイーンベッドよりも広々としており、ベッドはほぼ正方形のような形になっています。超高級ホテルの上級クラスの部屋などに設置されている可能性がありますが、なかなか目にすることは無いでしょう。
ホテルのベッドの配置・種類
シングルルーム
シングルルームは、上記で紹介したシングルベッドが1つの部屋に1つだけ設置されている部屋のことです。一般的にはこのような部屋に、複数人は泊まることはできないので1人専用部屋になります。北米や欧米などではアジアのホテルと違い、シングルルームでも現地の人々の体格のせいか、セミダブルのベッドが使用されている場合が多いです。
ダブルルーム
ダブルルームは2人が宿泊する想定でできた部屋で、1部屋にダブルサイズ以上のベッドが1台設置されている客室のことです。これもシングルルームと同様に、アジア以外の国であると、ダブルサイズ以上のベッドである可能性が高くなります。このような部屋は1人でも利用することはできますが、大抵は1人分だけではなく2人分の料金を支払う必要がある場合がほとんどです。
ツインルーム
ツインルームも2人用の部屋で、1つの部屋にベッドが2台設置されている部屋です。このダブルルームの場合、通常はシングルサイズのベッドが2つ置かれていますが、稀にシングルより小さいセミダブルや、少し大きいセミダブルのサイズのベッドであることもあります。
ハリウッドツイン
ハリウッドツインも基本的には2人が利用する部屋です。2つのシングルベッドの間を開けないようにくっつけるというベッドの配置が少し特殊な部屋です。この部屋も、アジア以外ではくっつけるベッドがシングルサイズではなく、セミダブルサイズの場合もあります。
ハリウッドツインでベッドをくっつけたり離すことはできる?
このハリウッドツインの部屋は構造的に離せられればであれば、ベッドをくっつけたりや離すことが可能です。くっつけることによって部屋のスペースを広く取ったり、離すことによって互いのスペースを確保することもできます。男女のカップルなどはくっつけることが多く、同性同士で泊まる場合は離す場合が多いです。自由にカスタマイズしてみましょう。
ハリウッドツインの名前の由来
ベッドを自由自在にくっつけたり離すことができ、それぞれお互いの寝るスペースを確保できるベッドの配置のことを、何故ハリウッドツインという名前になったのでしょうか。この答えは諸説ありますが、一番有名なのはこのベッドの配置をハリウッド女優が好んだからというエピソードがあります。ハリウッド女優でも、映画の撮影などで疲れ果てた際は一人でベッドを離して睡眠をとりたかったのでしょうか。
その他のホテル用語
エキストラベッド
エキストラベッドとは、宿泊する部屋に追加で入れられるベッドのことです。お子さんがいる方などは子供用のベッドなどを追加されると、とても便利だと思います。ただ、ほとんどの場合は追加料金がかかる上に、エキストラベッドの余りが無い場合もありますので十分ご注意ください。また、余剰スペースや消防法などの要因でエキストラベッドがそもそも無いホテルもあります。
コネクティングルーム
ホテルの構造にもよりますが、隣に並んだ続き部屋の2部屋を予約すると、その2つの部屋を結ぶ扉のカギを開けてもらえるサービスのことをコネクティングルームと言います。宿泊者が3人以上の複数人で、ホテルに宿泊する際には重宝します利用してみてはいかがでしょう。
トリプル
トリプルとは、ダブル・ツインルームに3人で利用することです。その場合は2つのダブルサイズか、1つのキングサイズのベッドという内訳になっています。稀にシングルベッドが3つということもありますが、ほとんどそのような配置はないので、トリプルという単語を勘違いしないように気を付けてください。
ハーフボード
ハーフボードというのは、宿泊料金の中に朝昼ないしは朝夜の2食の食事がついてくることです。一般的なホテルでは朝食がついている場合が多いですが、リゾート地などのまわりにはなにも無いような宿泊施設でよくあるサービスになっています。また、2食だけではなく、3食付けられるサービスを「フルボード」と呼ぶそうです。
ロマンティックホテル
かつてヨーロッパでお城やお屋敷などとして機能していた建物をホテルとして改築した施設のことをロマンティックホテルといいます。もちろんのことながら、歴史が深くヨーロッパの伝統的な雰囲気を味わうことができることなどからとても人気です。
ヨーロピアンプラン
ヨーロピアンプランというのは、食事代を含まない部屋のみを利用する際の料金プランです。日本では素泊まりという言葉が同じような意味を持っています。ホテルの周辺に多くの飲食店などが並んでいる場合は、ホテルで食事を摂らずに外で全て済ます方も結構多いようです。また単語に「ヨーロピアン」とありますが、このプランはヨーロッパだけではなく全世界共通となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では一般的なホテルのベッドの種類、ハリウッドツインなどのベッドの配置など、細かい要素を書かせていただきました。この記事を参考にして、各々が宿泊するホテルを選んでいただけたら幸いです。