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百人一首は恋の詩が実は多い?有名な「恋の詩」8選!

百人一首は恋の詩が実は多い?有名な「恋の詩」8選!

百人一首には恋愛にまつわる詩がたくさんあります。特にいにしえの歌人らの恋の詩には、現代でも共感できる思いや魅力が詰まっています。代表的な歌人から厳選した有名な8選の恋の詩を解説します。ぜひ、百人一首のすてきな世界を知ってください。

目次 [表示]

百人一首は恋の詩が実は一番多い!

出典:写真AC

百人一首はいくつかのジャンルに分類できますが、とりわけ恋の詩は一番多い43首です。次に四季の詩が32首、雑「ぞう」(その他)に関するものが20首、旅に関するもの4首、離別1首と分類されます。恋愛に関する詩が多いのが特徴です。

百人一首は藤原定家があくまでも私的な立場で選んだものであり、個人の好みが表れている、いわばベストセレクションともいえます。

現代とは違う恋愛事情

出典:イラストAC

百人一首が作られた時代、つまり平安から鎌倉時代の貴族の恋愛は現代のように直接会ってデートを重ねてから結婚するという流れではありません。

高貴な女性は人前に出ず、男性らは世間のうわさ話から想像をめぐらし、顔も知らないような女性にアプローチするというのが一般的でした。恋愛において重要な役目を果たしたのが詩であり、女性は待つ詩、男性は訴えかける詩が多いです。

恋が成就すればラブレター・振られたときは芸術作品

当時の貴族たちにとって、詩は生活の一部をなしていました。詩のできいかんで出世や人間関係にも影響が及んだのです。恋愛においては男性が求婚の詩を贈り、女性はイエスなら詩を返します。逆にノーの場合は世間に公表しますが、贈った詩のでき栄えが良ければ、世間から認められ芸術作品となるといった面もありました。

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