イスラエルの面積ってどのぐらい？日本と比較してわかりやすく解説！

イスラエルの国土面積は、22,140km²です。日本の国土面積と比較しても結構小さい国であることがわかります。イスラエルの面積と近い大きさの場所は一体どこがあるのでしょうか？

ここからは、イスラエルと日本の各地域の面積と比較していきます。日本には様々な広さの地域がありますが、イスラエルとほぼ同じ面積の地域や、倍以上の面積を誇る地域もあります。面積の他に、人口密度も含めてイスラエルと日本を比較しました。

瀬戸内海と太平洋に挟まれ、清流や渓谷などのいろいろな自然風景をもつ四国。その四国の面積は18,800㎢で、イスラエルの面積とほぼ同じくらいの広さです。四国の面積には、小豆島や直島、女木島などの数多くの離島も含まれています。

離島を除いた四国本島の面積は18,298㎢ですので、イスラエルの方が、面積が約1.2倍大きいです。

人口密度でイスラエルと四国を比較した場合、イスラエルの人口密度が373人/㎢なのに対し、四国の人口密度は約198人/㎢となっており、四国よりイスラエルの方が約1.8倍高いです。

四国最大都市の愛媛県松山市と、イスラエル最大都市のエルサレムで比べてみると、松山市が1,205人/㎢で、エルサレムが5,852人/㎢になっています。

陸や海の幸が豊富で、色とりどりの大自然をもつ北海道。その北海道の面積は83,450㎢で、イスラエルの約4倍もの広さになっています。北海道の面積は北方領土や、利尻島などの離島も含めた面積です。北海道本島の面積は77,984㎢なので、イスラエルの約3.5倍の大きさになっています。

人口密度でイスラエルと北海道を比較した場合、イスラエルの人口密度が373人/㎢であるのに対し、北海道の人口密度は約67㎢となっており、イスラエルの方が北海道より約5.6倍も高いです。

北海道の人口密度は日本で一番低いですが、北海道最大都市の札幌市の人口は約195万人で、人口密度は1742人/㎢となっています。エルサレムの人口密度は北海道の約3.3倍です。

九州の面積は、42,231㎢となっており、イスラエルの約2倍の面積です。九州の面積には対馬や奄美群島など、数多くの離島が含まれています。ですので、九州本島の面積は36,782㎢で、イスラエルの面積と比較すると、約1.5倍の大きさです。

人口密度でイスラエルと北海道を比較した場合、イスラエルの人口密度が373人/㎢なのに対し、九州の人口密度は約303人/㎢となっています。イスラエルと九州の人口密度の差はほとんどありません。

イスラエル最大都市のエルサレムと、九州最大都市の福岡市を人口密度で比較すると、それぞれ5,852人/㎢と4,638人/㎢となっており、こちらも同じくらいの密度です。

北海道に次いで日本で二番目の広さを誇る、岩手県。岩手県の面積は15,280㎢で、イスラエルは岩手県よりも面積が約1.5倍大きいです。岩手県の面積は、四国とほぼ同じくらいの大きさなので、一地方に匹敵するほど大きい県であることが分かります。

人口密度でイスラエルと岩手県を比較してみると、イスラエルの人口密度が373人/㎢なのに対し、岩手県は約80人/㎢となっており、イスラエルの方が岩手県よりも密度が約4.7倍も高いです。ちなみに岩手県の人口密度は、北海道に次いで日本で二番目に低いです。

オリーブが生産されている小豆島も属しており、日本で一番小さい面積の県として有名な香川県。香川県の面積は1,877㎢で、イスラエルは、香川県の約12倍もの広さになっています。

一方で、森林面積で比較してみると、香川県は全体の約47%で、イスラエルは国土面積に対して約7.4%しか森林面積がありません。日本が国土面積に対して、いかに森林が多い国か分かります。

人口密度でイスラエルと香川県を比較してみると、イスラエルの人口密度が373人/㎢で、香川県が約509人/㎢となっています。香川県は県の面積が狭いのに対し、人口が約95万人と四国の中で二番目に人口が多いことから、人口密度も高いです。

イスラエルの面積は、世界252地域中154位の大きさですが、世界のいろいろな地域と比較した場合、いったいどのくらいの差があるのでしょうか？以下では、イスラエルと面積が同じくらいの地域と、差がある地域をそれぞれ比較しました。

イスラエルと同じくらいの面積の国は、中米のベリーズ（22,296㎢）やエルサルバドル（21,041㎢）、東アフリカのジブチ（23,200㎢)があげられます。

これらの国々は面積は似てれど人口はバラバラで、イスラエル（約888万人）、エルサルバドル（約616万人）、ジブチ（約90万人）、ベリーズ（約32万人）の順となっています。

世界最大の島として有名なグリーンランドの面積（2,166,088㎢）とイスラエルの面積の間には、約98倍もの差があります。世界最大の国ロシアの面積（17,098,246㎢）とイスラエルの面積の間には、なんと約772倍もの差があります。ロシアは世界の陸地面積の約12%を占めている広大な国なのです。

続いてイスラエルの人口密度について、世界の地域と比較しました。イスラエルの人口密度の順位は235地域中36位と高いですが、世界の地域にはまだまだイスラエルより人口密度が高い地域もあります。また、イスラエルよりも人口密度が低い地域も多いです。

イスラエルと同じくらいの人口密度の国は前述の通り日本がありますが、他にもルワンダ（380人/㎢）やインド（364人/㎢）があげられます。人口や国の面積が異なっていても人口密度が似ているというのは、少し面白いですね。

世界で最も人口密度が高い地域はマカオで、なんと20,426人/㎢もあります。これは、イスラエルの人口密度の約55倍もあります。次いで二番目に人口密度が高いモナコ（16,244人/㎢）との差は、約43倍です。小さい国や地域の人口密度は高くなりがちということが伺えます。

イスラエルの人口は約888万人で、日本の人口（1億2602万人）と比べて約14分の1程度です。一方でイスラエルの合計特殊出生率は約3.1で、日本の合計特殊出生率（約1.4）と比べて2倍以上もあります。

これは先進国の中でも特に高い数値で、多くの移民を受け入れ続けてることや、世代を繋いでいく意識が国民の共通認識として根付いていることが理由としてあげられます。

イスラエルの人口密度（平方キロメートルの土地面積で割った年央人口）は約373人/㎢（2017年）で、日本の人口密度（347.1人/㎢ 2018年）とほぼ同じです。

イスラエルは人口の半分近くに当たる44%もの人々が、エルサレムをはじめとする人口10万人以上の15都市に住んでおり、日本と同様に都市部の過密化が進んでいます。

国民の95%以上が大和民族で構成されている日本とは異なり、イスラエルには様々な民族が住んでいます。一番多いのはユダヤ人で全国民の約75%を占めており、他にはアラブ人など様々な民族が合わせて25%ほどが住んでいます。

中でも、ヨルダン川西岸地区やガザ地区に住んでいるアラブ人は「パレスチナ人」と呼ばれ、イスラエルの建国以来、数々の衝突を繰り返してきました。

面積や人口密度、更には国の特徴について似ている部分もあれば、異なる部分もあります。これらの比較を通じて、イスラエルについてよりイメージが湧きやすくなっていただければ幸いです。