目次 [表示]
- ノーショーってどんな意味?
- 飛行機でのノーショー
- 大手航空会社でのノーショー
- 格安航空会社でのノーショー
- 外的要因でのノーショー
- 入国手続き後のうっかりノーショー
- もし飛行機でノーショーを起こしってしまったら?
- 代替便の確保
- 次のフライトが見つからなかった場合
- 代替便までの待ち時間
- 現地で予約しているホテルやツアーなどのキャンセル
- ノーショーチャージって?請求は?
- ホテルでのノーショー
- ホテルでノーショーが多い理由
- 予約を忘れていた
- 急なホテルの変更
- 体調を崩してしまった
- お金が無くなってしまった
- レストランでのノーショー
- レストランでのノーショー率
- 店側の対策
- 消費者側ができるノーショー対策
- キャンセルする場合はとにかく連絡を入れる
- 予約日の変更が可能かを聞く
- 予約時にできること
- 自分のアドレスの確認
- 利用規約を読む
- まとめ
ノーショーってどんな意味?
ノーショー(ノーショウ)とは英語のno showを日本語読みにしたもので、「飛行機やホテル、レストランなどを予約したにも関わらず最後までそのサービスや施設を利用しない」という問題のことです。英語で人が現れることなどをshowと言いますが、これにnoを付けることによって否定形になり、最後まで現れない人という意味になります。この言葉は、その人物が迷惑を掛けたことから少し貶すような表現です。
飛行機でのノーショー
大手航空会社でのノーショー
全日空や日本航空などの大手航空会社などのチケットは、搭乗する便の変更が可能な航空券である場合があります。もし飛行機に乗り遅れそうになったら、ネットや電話などで「搭乗する便の変更ができるかどうか」の確認をしましょう。運が良ければ、無料で次の便に振り替えてくれる可能性もあります。ただ、事前に乗り遅れることを航空会社に連絡をしなければ、予約の変更は不可能に近いです。
格安航空会社でのノーショー
大手航空会社の場合は、便の変更の可能性がありますが、格安航空会社(LCC)の場合は、原則として不可能です。定刻までにチェックインできず、搭乗時間にゲートにいない場合は、運賃が払い戻されたり、便の振り替えたりの変更は行われないのでご注意ください。格安航空会社の場合でも遅れそうな場合は、事前に連絡しておくようにしましょう。振り替えは無理でも、出発の直前までゲートを開けてもらうなどの特別対応は、されるかもしれません。
外的要因でのノーショー
目的地によって直行便ではなく、飛行機を乗り継いで行く方も多いと思います。乗り継ぐ前の飛行機が遅れ、次に乗るはずだった便に乗れなかった場合はどうなるのでしょう。この場合、大手航空会社であれば、次の乗り換え便に空席があれば無料で変更してもらえます。LCCを利用していた場合は、そのような対応は不可能に近いです。しかし、エアアジアなどの乗り継ぎサービスでは、振り替えを受けられる場合があります。
入国手続き後のうっかりノーショー
日本の空港発の場合は、日本語でアナウンスされるので、飛行機に乗り遅れることは、ほとんど無いとは思います。ただ、外国の空港で、買い物や食事をしているうちに、うっかり飛行機に乗り遅れてしまう場合もあるかもしれません。そのような場合は、出国取り消し手続きなどの手続きが必要になってきます。地上職員に乗り遅れてしまった旨を伝えて、チケットを買いなおすなりしましょう。
もし飛行機でノーショーを起こしってしまったら?
代替便の確保
自分が乗るはずだった便に乗り遅れてしまったら、キャンセル手続きを済ませて、振り替え便を用意してもらえるか確認しましょう。もし、振り替え便が用意されなかった場合は、インターネットの航空券比較サイトなどで、目的地まで飛ぶ別の便を探すようにしてください。運が良ければ、次のフライトまで待ち時間も短い出発時刻に飛行機が飛んでいるかもしれません。
次のフライトが見つからなかった場合
飛行機に乗り遅れてしまい、次のフライトを検索しても見つからない場合は、諦めずに違う空港で航空券を探してみましょう。例えば、東京であれば羽田と成田、大坂であれば関西や伊丹、神戸、台北であれば桃園と松山、ソウルであれば仁川や金浦など、大都市には複数の空港がある場合もあります。それらの空港の発着便を調べると良い代替便が見つかるかもしれません。
代替便までの待ち時間
運よく代替便が確保できたとしても、そのフライトが必ずしも自分の都合の良い時間に出発するとは限りません。場合によっては深夜便や、次の日の早朝出発という可能性も考えられます。そのような時間が空いてしまったら、その空港の休憩スペースやシャワーなど、その空港にある設備を確認するようにしましょう。ただでさえ飛行機に乗るのは疲れてしまうのに、フライト前の時間に疲れてしまっては元も子もありません。
現地で予約しているホテルやツアーなどのキャンセル
代替便の出発時刻が乗るはずだった飛行機より大幅に遅れている場合は、その時点で予約しているホテルやツアーを状況によってネットなどからキャンセルしましょう。ホテルなどは、当日キャンセルでもキャンセル料がかからない場合もあり得るので、無駄に料金を支払ってしまわないように注意してください。これはツアーにも言えることで、キャンセルを忘れてしまうと現地のツアーガイドの方にも迷惑が掛かってしまいます。
ノーショーチャージって?請求は?
ノーショーチャージは、その名の通り「飛行機などを無断キャンセルしたときに請求される料金のこと」です。この請求料金は、飛行機やホテルの料金をネット上でクレジットカードで支払った場合に、航空会社から自分に向けて請求されます。料金ではなく、マイルを減らすという措置を取る航空会社もあるようです。この際は、自分が直接サインをしなくても請求義務が行くシステムもあります。この請求は「キャンセル料とは違う」ので注意してください。
キャンセル料との違いは?
自分がノーショーを起こしてしまったときに請求されるノーショーチャージですが、この請求は、キャンセル料とは全く異なります。キャンセル料金とは、事前に航空会社などに連絡して、自分が払うはずだった料金の何割かを支払うシステムです。ノーショーチャージだと全額支払う義務があるのですが、事前に連絡を入れることによって料金の8割を支払って済む場合もあります。
ホテルでのノーショー
航空券などは金額が高く、罰則規定が厳しいのでノーショウを起こす人は比較的少なめですが、ホテルはノーショウでの被害がとても多いようです。そんなホテルでノーショウについて色々説明させていただこうと思います。
ホテルでノーショーが多い理由
予約を忘れていた
単純に「ホテルを予約していたことを忘れていたという理由です。この場合は、単純にネット予約したことを忘れているので、宿泊日が近づく又は当日になっても連絡をしない」というのが特徴になります。過ぎてから気づく方も「連絡する必要性がない」と勝手に判断している場合が多いようです。
急なホテルの変更
一旦ホテルをネット予約した人でも、他にも好条件のホテルがネット上で見つかってしまい、もともと予約していたホテルをノーショーにしてしまうということも考えられます。自己中心的に予約を変更(ドタキャン)するような気持ちでノーショーをしてしまう問題客がいて、ホテル側も困っているそうです。
体調を崩してしまった
病気などの理由で体調を崩してしまってホテルに行けなくなり、キャンセルの連絡も億劫になってしまいノーショーしてしまう人も一定数います。もちろん、ホテル側に連絡する時間がないほどの状況に置かれた場合は仕方がないですが、体調が優れないがために判断力が鈍ってしまい不可抗力で無断キャンセルを起こすのは、問題行為であると言えるでしょう。
お金が無くなってしまった
ホテルの宿泊日は近づいているものの、その宿泊代金やキャンセル料金が払えないという問題客も少なからずいます。キャンセル料金を払う必要があると知っておきながらも無断キャンセルしてしまい、以後も請求を恐れて連絡が通じなくなるというケースです。
レストランでのノーショー
レストランでのノーショー率
現在の日本のレストランでは、予約のうちの約1割がノーショーや、ギリギリでキャンセルする「ドタキャン」が占めていると言われています。これらのような行為は、店側からしたら問題行為で、「最終的には泣き寝入りするしかない」という厳しい現実です。最近では、ネット予約や予約の空き情報などを手軽にできるようになってしまったため、それらの問題行為を助長する結果になってしまっていると言われています。
店側の対策
ここまでノーショーの被害が多いにも関わらず、全体の約7割のレストラン・飲食店が無断キャンセル対策をしていません。飲食店側もノーショー対策するのには、時間や費用などの手間が多く存在するのです。そのため、店側は来店日前に予約確認の電話を入れることくらいしかできません。
消費者側ができるノーショー対策
キャンセルする場合はとにかく連絡を入れる
まず、どのような理由があるとしても、予約していた店に行けなくなった場合は、店に連絡を入れるようにしましょう。店によっては、予約した人のために特別な仕入れなどを行っている可能性もありますし、何といっても無断キャンセルしてしまうと、店側がその分の食糧を廃棄しなければならず損害が発生します。それだけではなく、雇っている従業員や光熱費などにも別途に費用がかかることでしょう。
予約日の変更が可能かを聞く
急な予定で店に行けなくなった場合は、予約日に行けなくなることを伝えるのはもちろんですが、「予約日時を変更できるかどうか」を聞くようにしましょう。たとえ、当日に行くことができなかったとしても、予約日時の変更をすることで店側の損害を減らすことができるかもしれません。ただ、予約日時の変更をしても当初に予約した日程では、キャンセル扱いになってキャンセル料を取られてしまう場合もあるので気を付けましょう。
予約時にできること
お店に行くかどうか不確定であるのに予約する場合は「席のみ予約」をしましょう。「席のみ予約」をすることによって、店側が席を確保するだけで、特別な材料を仕入れておく必要がなくなります。そのためノーショーやドタキャンでもが起きた際でも店側に与える損害を減らせるのです。事前に店を予約する際は、料理付きの予約をするのか「席のみ予約」をするのかを状況によって臨機応変に対応しましょう。
自分のアドレスの確認
ネット予約で店を予約した際は、自分の所有しているアドレスを確認するようにしましょう。今の時代、自分のメールアドレスを複数個持っているという方は少なくないと思います。そのため、自分がどのアドレス・パスワードで予約サービスに登録したかなどを忘れないようにしてください。それらの重要な情報を忘れてしまうと、自分の予約状況の確認もできなくなってしまいます。
利用規約を読む
インターネットのレストラン予約サイトなどで予約をする場合は、事前にきちんと「利用規約」を確認するようにしましょう。それぞれのサイトごとに利用規約は異なるので、キャンセル料の請求など事細かに確認しておくことをおすすめします。その予約サイトを利用したということは、それに同意しているということです。それらの問題でトラブルを起こさないためにも利用規約を確認するよう注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?最近、飛行機やホテル、レストランなどで問題になっている「ノーショー」を、それぞれについて詳しく書かせていただきました。みなさんも、うっかりと相手側に迷惑を掛けてしまわないようにご注意くださいね。