紙を流さないのは韓国だけ?
トイレットペーパーを便器に流さない国は、韓国だけではありません。開発途上国の多くは、前述のように下水道や排水管が整備されておらず、さらには、トイレ自体の性能もよいわけではないため、流せるところはごく一部に限られています。
実際に、アフリカや中南米、一部のアジア諸国を含めて多くの外国で決して珍しいことではありません。
その他諸外国のトイレ事情
韓国以外の諸外国においては、開発途上国が多いアフリカ、中南米、一部のアジア諸国のトイレでは、韓国のようにトイレットペーパーを流せない国がほとんどです。
まだまだトイレットペーパーを流せるほど下水道設備や排水管が整備されていないためです。トイレ自体が汚いこともよくあります。アジアにおいても、韓国のほか台湾やタイでも、原則トイレットペーパーが流せません。
近年の韓国のトイレ事情
2018年の平昌オリンピックを機に、トイレットペーパーが流せる場所が増えたと言われています。しかし、まだまだ日本のように、すべてにおいて整備されておらず、韓国のトイレでトイレットペーパーは流してもよい、というほど習慣化するには至っておらずまだまだ定着していないようです。
韓国ではトイレに紙を流してはいけない
以上のとおり、韓国のトイレでは、使用後のトイレットぺーパーを便器に流してはいけません。ただし、一部の施設では設備が整っており流せるトイレもあります。立地条件やトイレ内のゴミ箱設置の有無、張り紙の有無、公衆トイレなのか高級ホテルなのか、などいくつかの基準から総合的にご判断ください。