目次 [表示]
- セブ島ってどんなところ?
- 国民の大半がカトリック
- セブ島の治安は良い?悪い?
- セブ島の治安①:良い方ですが安全ではない
- セブ島の治安②:ターゲットにしやすい旅行客
- セブ島の治安③:近づかない方が良いエリアとは?
- セブ島の治安状況を渡航前に確認!
- セブ島で起こりがちなトラブルとは?
- セブ島で起こりがちなトラブル①スリや窃盗
- セブ島で起こりがちなトラブル②:置き引き
- セブ島で起こりがちなトラブル③:ぼったくり・詐欺
- セブ島で起こりがちなトラブル④:睡眠薬などで眠らせて強盗する
- セブ島で身を守る安全対策とは?
- 身を守る安全対策①:バッグはリュックを使用する
- 身を守る安全対策②:夜道は1人で歩かないようにする
- 身を守る安全対策③:貴重品は置きっぱなしにしない
- 身を守る安全対策④:宝石など装飾品は控える
- 身を守る安全対策⑤:のせられない・ついて行かない
- 身を守る安全対策⑥:施錠の徹底
- 身を守る安全対策⑦:バッグは身体・目から離さない
- 身を守る安全対策⑧:必要な額以上のお金は持ち歩かない
- 身を守る安全対策⑨:タクシーは先に金額を聞く
- 身を守る安全対策⑩:安全な場所のATMを使う
- 身を守るつ安全対策⑪:クレジットカード支払いは目の前で!
- まとめ
セブ島ってどんなところ?
フィリピンは7,000以上もの島からなる東南アジアの国の1つです。中でもリゾート地として観光にも人気なセブ島は、日本から飛行機で5時間ほどで行ける手軽さもあって、日本からの旅行客も年々増加しています。首都マニラに次いで2番目の都市でもあり、世界的にも人気の観光地になりつつあります。
国民の大半がカトリック
かつてアメリカの植民地だったこともあり、国民全体の80%がカトリックと言われています。もちろんセブ島の住民もカトリックが多く、セブ島内の住民は特に信仰心が強く、町では日曜礼拝を行う教会も複数あります。そんなセブ島の治安は一体どうなのでしょうか?
セブ島の治安は良い?悪い?
『治安が悪い印象があって旅行するのは心配…』という方も多いかもしれません。確かに以前は、あまり良い印象がなかったのは事実。危険なトラブルも相次いでいました。しかし2016年に大統領が変わって以来、かなり改善されてきています。
セブ島の治安①:良い方ですが安全ではない
薬物や銃の取り締まりもかなり厳しくなり、フィリピンの犯罪数も全体的に減少傾向にあります。東南アジア全体の治安を考慮すると、セブ島は良い方ではありますが、安全と言う意味ではなく『東南アジアの中では良い方な都市』と言うこと。油断しないようにしてください。
セブ島の治安②:ターゲットにしやすい旅行客
旅行中は楽しさが勝り、注意力も散漫で油断しがちになってしまいますが、基本的に日本の平和な感覚は通用しないことは忘れずに!特に日本人の観光客は、『断るのが下手・警戒心がない・お金を持っている』と思われていてターゲットにされがちなのも事実です。自分の身は自分で守ると言うことを忘れてはいけません。
セブ島の治安③:近づかない方が良いエリアとは?
セブ島の都市部にもスラム街が存在しています。ここでは特に治安が悪いと言われているスポットを3つご紹介します。夜の街の観光やローカル感を見に行きたいという方もいらっしゃいますが、治安の悪いエリアやその付近に行く場合には、注意が必要と言うことを忘れないようにしてください!
特に治安の悪いエリア3選
- ①マンゴーストリート界隈
- ②コロンストリート界隈
- ③パシルエリア
特に治安の悪いエリア①:マンゴーストリート界隈
❝大人の夜の街❞です。セブ島の中心都市であるセブシティーにあり、東京の六本木や新宿のような雰囲気が漂います。ここではストリートチルドレンに囲まれて財布やスマホを盗られたり、お店でぼったくりに遭ったりというトラブルが後を絶ちません。特に日本の観光客は狙われがちなので注意してください。
地図上ではMango Streetとは出ません!
- マンゴーストリートという道は存在せず、ゼネラルマキシロムアベニュー(General Maxilom Ave.)と言うのが地図上の名称です。
- マンゴースクエア(Mango Square)周辺に立ち並ぶ、飲み屋やクラブ街のことを一般的にマンゴーストリートと呼んでいます。
特に治安の悪いエリア②:コロンストリート周辺
地元セブ島の方で賑わう、ローカル市場のあるエリアです。観光の1つとして、ローカルの雰囲気を見てみたいという方もいらっしゃいますが、人が多いスポットでもあるので、スリにとってはもってこいなスポットであることを忘れてはいけません。こちらもスリ被害に遭う方が後を絶ちません。
特に治安の悪いエリア③:パシル(パジル)エリア
付近に住む方ですら、あまり近づきたがらないほどのこのエリア。セブ島の中でも一番治安の悪いエリアと言われているスラム街です。このエリアでは取り締まりが厳しくなった今でも薬物が出回っていたり、衛生面も良いとは言えませんので、絶対に興味本位で近づいたりしないようにしてください。
セブ島の治安状況を渡航前に確認!
現地の状況は情勢と共に変化するものです。ある程度犯罪の傾向や現状を知っていたとしても、感染症や何か特殊な状況が発生していないか、渡航前に外務省が発表している【海外安全ホームページ】を参考までに確認しておくと良いでしょう。最新情報も確認できるのでおすすめです。
セブ島で起こりがちなトラブルとは?
セブ島は東南アジアおよび、フィリピン全体の中でも治安が良い方とはお伝えしましたが、日本人からするとやはり軽犯罪も多く、安全とは断言できない現状です。ここではセブ島で絶えず起きているトラブルをご紹介します。実際に起きているトラブルを知っておくことは重要なことです。
セブ島で起こりがちなトラブル①スリや窃盗
都市部や人が多く集まるところには、ストリートチルドレンや物乞いが複数いるのが現状です。しつこく追いかけられ、大勢で寄って来てポケットの中を勝手にあさられるなんてことも起きています。すれ違った際に、ぶつかる素振りでまんまと携帯や財布を盗られてしまったなんてことも頻発しています。
起こりがちな要注意な場所とは?
- ショッピングモール
- クラブや飲み屋などの繁華街
- 混雑している路上
補足:ジプニーに潜むスリの危険
移動手段として定番なのが❝ジプニー❞。誰でも乗れる❝乗り合いバス❞です。実はこちらも注意が必要です。混雑する車内、見知らぬ方と隣り合わせになりますが、景色に気をとられていたら財布を盗られていた!なんてこともよくあり、現地の方でさえ被害に遭うほど巧妙なので要注意です。
セブ島で起こりがちなトラブル②:置き引き
自分の席を取っておくつもりで荷物を置いておいた。空港でタクシーを待っている間、携帯に夢中になっていた。高級レストランだから安心して、座席に荷物を置いてお手洗いへ。こんな行動は全て置き引きに遭う原因です。少し目を離した一瞬の不注意でさえ、荷物が持ち去られてしまいます。
起こりがちな要注意な場所とは?
- 空港
- フードコート
- 高級レストラン街
セブ島で起こりがちなトラブル③:ぼったくり・詐欺
親しげに日本語で声をかけてきて、盛り上がってきたところで賭けに誘う『トランプ詐欺』(もちろんインチキで多額の金額を払わされる)というものや、タクシーでメーターを計測しないで乗車させ、後から高額な請求をされる、飲食代の明細が不当など、ぼったくりや詐欺も頻繁に起きています。
起こりがちな要注意な場所とは?
- 大型ショッピングモール
- キャバレーやバーなど夜のお店
- タクシー
セブ島で起こりがちなトラブル④:睡眠薬などで眠らせて強盗する
詐欺に似ている手口ですが、ここ10年ほど後を絶たない睡眠薬強盗。気さくに話しかけてきて、一緒に食事や飲みに行ったりして打ち解けてきた際に、こっそり睡眠薬を飲料に混ぜ込まれ、寝てしまった隙に金品を奪われるという強盗事件です。女性が誘惑してくるケースもあるので男性は特に注意してください。
起こりがちな要注意な場所とは?
- クラブやバー
- 大型ショッピングモール
- 人気観光地
セブ島で身を守る安全対策とは?
ビーチに荷物を置いて海で遊ぶなんてことは、どうぞ盗ってください!と言わんばかりだということはご理解いただけたと思います。ここでは、よく起こるトラブルを理解した上で、実際にどのようにして安全対策をしておくべきなのか、具体的にご説明していきます。
身を守る安全対策①:バッグはリュックを使用する
肩掛けバッグやハンドバッグ、口の開いたバッグなどは危険です。身体から離れにくいリュックやウエストポーチをおすすめします。特に混雑している都市部では、リュックを前から抱えるようにしましょう。背面から、バッグを切られて中身を盗られてしまうこともありえます。
身を守る安全対策②:夜道は1人で歩かないようにする
都市部であっても暗い場所は安全性は低く、特に女性の1人歩きは危険です。とは言っても、友達といれば大丈夫と言う意味ではありません。交通量も多いので、夜は特に明かりのある所を歩いたり、徒歩圏内の場所に行く場合だとしても、タクシーに乗るなどしましょう。
身を守る安全対策③:貴重品は置きっぱなしにしない
カフェや飲食店にいる時に、携帯をテーブルの上に置いたまま会話に夢中になっていたり、財布などもポケットに入れて持ち歩いたりと言う方も多いですが、セブ島ではこういった動作の習慣がある方は要注意。あっさり盗られてしまう可能性が高いです。使わない時は必ず、ポケットではなくバッグにしまっておきましょう。
身を守る安全対策④:宝石など装飾品は控える
旅行中は写真もたくさん撮りたいので、おしゃれをしていたい!という気持ちもありますが、アクセサリーなどは控えましょう。高価なものを身に着けて都市を歩こうものならば、ストリートチルドレンや、物乞いのターゲットにされる可能性は高くなります。最低限のもの以外は持ち歩かない・身に着けないようにしましょう。
身を守る安全対策⑤:のせられない・ついて行かない
フレンドリーに日本語で話しかけられたりすると、嬉しくなってついつい油断してしまいがちですが、簡単に信じてついて行ったりしてはいけません。ここでも『自分の身は自分で守る』ということを忘れず、気が大きくなりがちな時にでも、冷静にストップをかけるようにしてください。
身を守る安全対策⑥:施錠の徹底
ホテルを出る際、『ちょっとだけだし、まぁいっか』なんて油断は大NGです!特にホテルに施錠のできるセキュリティーボックスがある場合は、必ず貴重品なども鍵をかけて保管しておきましょう。残念ながら、宿泊しているホテルの従業員の方であっても、スリをする方がいるのは事実です。
身を守る安全対策⑦:バッグは身体・目から離さない
お店で席に着いた際、バッグを空いている椅子や足元に置いたりという行為。日本では当たり前のようにしているこれらの行為も、やはり置き引きに遭う可能性を高める行為なのです。必ず膝の上に置いたり、ショルダーバッグを使うなど、身体から離れないところに置いておくようにしましょう。
身を守る安全対策⑧:必要な額以上のお金は持ち歩かない
物価も安いエリアと言うこともあり、たくさん買い物もしたくなってしまいますが、必要以上の大金を持ち歩かないようにしましょう。持ち歩く必要がある場合にも、複数の小銭入れに分けて入れて、それぞれ違う場所に入れておきましょう。決して1つのバッグに入れてしまわないようにしてください。
身を守る安全対策⑨:タクシーは先に金額を聞く
タクシーに乗る際、ぼったくりや精算時の詐欺を防ぐ方法として有効なのが、乗車前に行先と金額がどのくらいかかるかを確認することです。もちろん、事前に聞いていたとしても油断はせず、乗車した直後にも必ず、メーターが動いていて、正しい金額の計測をしているかも確認しておきましょう。
身を守る安全対策⑩:安全な場所のATMを使う
空港や大きなショッピングモールのATMを使用するようにしましょう。大きな場所に設置されたATMの方が、コンスタントにスキミング対策も行われています。あまり人のいないところのATMを使用すると、背後から暗証番号を盗み見られている可能性もあります。夜間の使用もできれば控えるようにしましょう。
身を守るつ安全対策⑪:クレジットカード支払いは目の前で!
支払いはできるだけ現金で支払う方が理想的です。しかしどうしても持ち合わせがなくクレジットカードを使用する場合は、必ず目の前で支払いの処理をしてもらってください。スキミングをされたり、見覚えのない請求がされる危険を防ぐことができます。また必ずレシートの明細も確認しておきましょう。
まとめ
セブ島の住民は接しやすくフレンドリーな方も多く、助け合いを重んじる方もたくさんいます。せっかくのリゾート地への海外旅行!この記事で学んだ対策を意識して、羽目を外して注意を忘れないようにして、安全で楽しい観光を楽しんでくださいね!