海外旅行で携帯を使うときの4つの注意点！自分のスマホは海外で使える？

海外旅行中にアクシデントは付き物です。雑誌などで下調べをいくらしても、道に迷ったり、貴重品をなくしたりすることもあります。そんな時、スマホが必需品となるでしょう。紙媒体の地図では今いる場所が分からなくなりますが、スマホの地図アプリを使えばすぐに現在地が分かります。緊急時の連絡もスマホがあれば、すぐに対応できます。自分のスマホを海外でも使えるようにしておきましょう。

やむを得ず、旅行中に電話をしなければいけない場合、スマホで電話をかけることができます。しかし、海外からかける電話は国際電話になりますので、使い方を間違えると国内間で電話をかけるときよりも料金は高額になります。スマホは気軽に電話をかけることができるツールですので、日本国内にいる感覚で電話をかけてしまうと通話料金の高額請求がくる恐れがあることを忘れずに使いましょう。

海外でスマホを使うときには、電話料金が上がったり、ネットへ繋ぐための操作が必要になります。この注意点をクリアすれば、安心して海外でもスマホが使えるようになります。不安な旅ではなく、安心して海外旅行を楽しめるように、スマホの使い方もマスターしていきましょう。

海外でも、もちろんネットは使えます。例えば海外旅行中にSNSの更新をしたり、知人に写真を送ったりすることもできますね。他にも、地図アプリを開いて現在地を示してもらったり、海外の母国語を調べたり、ネットを使うことで行動範囲も広まります。ただし、海外でネットを使うときには注意点がいくつかあります。

海外でネットは使えますが、基本はWi-Fi環境がなければ繋がりません。日本では携帯会社とのキャリア契約でWi-Fiがなくてもネットを使うことができますが、海外ではフリーのWi-Fiスポットでなければネットは使えないので注意が必要です。日本国内で使える携帯は、そのまま海外で使うことはできませんので、海外でネットを使うときにはあらかじめ準備することが大切です。

海外からの通話もできます。スマホでの電話は「緊急時のみ使うもの」と考えていた方がよいでしょう。「財布を落としてしまった。その中にクレジットカードが入っていて、カードをすぐに止めたい」のように、やむをえない場合です。海外では財布を落としたら、まず戻ってくることはありませんので、すぐ電話で対応できるようにしましょう。また、海外旅行中にどうしても予約が必要な観光地に行きたくなったら、現地のホテルにある固定電話を使うことをオススメします。

海外から日本への電話は、国際電話になります。携帯会社や国によって料金は変わってきますが、平均132.8円/分の通話料金がかかります。携帯会社によっては、国際電話の定額プランがありますすが、1,000円前後のプラン料金がかかりますので、一回の海外旅行ではつける必要はありません。海外からも通話料金を気にすることなく、気軽に電話ができる使い方を紹介します。

電話をかけるなら、LINEでの電話が便利な使い方です。国際電話の料金を考えずに、安心して通話ができる方法の一つ。LINEでの電話なら、ネット環境があれば通話料がかからず通話をすることができます。通話先の相手もLINEを使っているようでしたら、通話はLINEを使うといいでしょう。

通話相手がSNSを使用していなく、どうしでも電話をしなければいけない場合もありますよね。海外から電話をかけるときは、国内で電話をかけるときと少し異なってきます。まず、「+81」を入力します。「+81」の後は、日本の電話番号を入力します。ここで注意が必要なのが、日本の電話番号の最初の0は抜いて入力すること。海外から日本の携帯電話と固定電話にかけるとき、どちらもこの使い方でかけることができます。

一緒に海外旅行へ行っている友人に電話をかけたいときも、同様で「+81」と「頭の0を抜いた携帯番号」を入力して電話をかけることができます。日本国内で契約をしているものに限りますので、一緒に海外旅行している友人と国内にいるうちに電話の使い方について確認するといいでしょう。

海外旅行前に日本国内で、海外専用のWi-Fiを契約することができます。レンタルのものが多く、旅行中の短期間で契約でき、持ち運びができるので大変便利ですね。また、Wi-Fiレンタルは、それぞれの空港で受取・返却することが可能です。

出国前に国内で契約できる海外用のWi-Fiレンタルを紹介します。ご自身の旅行プランに合わせた、Wi-Fiプランを探すことができます。旅行先が1か国か複数国かでもWi-Fiのプランが変わってきますので、事前に確認してから契約しましょう。また、旅行が決まり次第、早めに契約することで「早割」プランも選ぶことができ、費用を抑えることができます。各ホームページにて、渡航先やデータの通信料によって料金を比べることができますので、活用してみてください。

それぞれの海外Wi-Fiは、軽量のルーターをレンタルするような契約になります。ルーターの受取・返却窓口が海外旅行へ出国する空港にあるのかどうか注意して確認することが必要です。空港で受け取るときは、受取の手続きに要する時間もかかりますので、余裕をもって空港へ行くようにしましょう。また、Wi-Fiのレンタル料以外に受取手数料がかかる場合がありますので、チェックが必要です。

海外へ向かう飛行機に乗る前に、スマホを「機内モード」にする必要があります。機内モードとは、スマホの通信利用をオフにする機能です。スマホから電波が発信することができなくなるので、現地の電波をキャッチしなくなりデータ通信は行われません。つまり、データ通信料も発生しない状態にします。

IOSの場合は、上記写真の赤丸部分をタッチすれば機内モードのオン・オフを設定することができます。この画面だけだと不安に感じる人は、各スマホの設定画面からも機内モードのオン・オフができますので、そちらで確認するようにしてください。

Androidの場合は、設定メニューの無線とネットワーク項目にある「もっと見る」を選びます。（※機種により、表記が異なることがあります）表示されたメニューの中にある、機内モードをオンに設定。機内モードをオンにすると、スマホ画面上の通知バーに飛行機のマークがつきます。この飛行機マークが、機内モードがオンの状態を表しています。

スマホには、提携先の現地キャリアの電波を使用し通信できる機能があり、これを国際データローミングと言います。この機能は便利ですが、国内の携帯会社と契約している定額パケットプランの対象にはなりません。Wi-Fiスポット以外での通信では、高額料金が請求されるので注意が必要です。請求されないようにするために、「機内モード」をオンにしましょう。

現地に到着しても、機内モードを切らないようにして下さい。機内モードがオンの状態でもフリーWi-Fiへ繋ぐことができます。ただし、機種によっては機内モードをオンに設定していると繋がらない機種もありますので、旅行前に自分のスマホは繋がるのかどうかを確認するようにしましょう。

海外では気軽にネットへの通信ができる、フリーのWi-Fiが利用できます。Wi-Fiの契約をしなくても、無料で誰でも利用することができるのが便利ですね。スマホのWi-Fi接続をオンにするだけで通信を繋ぐことができます。そのために、フリーのWi-Fiスポットを探す必要があります。

海外のフリーWi-Fiスポットはさまざまな場所に設置されています。カフェだけでなく、大型商業施設にも設置されているところがあります。見つけ方は簡単。お店の入り口に「FREEWIFI」や「FREESPOT」と書かれている場所は、フリーWi-Fiが繋がるようになっています。

フリーWi-Fiへの接続方法は、スマホのWi-Fi設定をオンにしておくだけ。そうするとWi-Fiに接続されるようになります。ただし、フリーWi-Fiの中には個人情報を設定しなければ接続できないこともあります。個人情報の入力にはリスクがあると覚えておきましょう。

海外のフリーWi-Fiはセキュリティー面ではリスクが高いのです。誰でも繋ぐことができるので、個人情報の漏洩の危険性も生まれてくると覚えておきましょう。日本国内でフリーWi-Fiスポットが少ないのは、セキュリティーに関して厳しい国だからなのです。

セキュリティー面での危険性だけではなく、フリーWi-Fiは誰でも繋ぐことができるので、ネットの通信速度が遅かったり、繋がり難いこともあります。日本国内のように、いつでもどこでも繋ぐことはできません。さらに、フリーWi-Fiだけでは対応できない場合もあります。

現地では日本語が通用しない国があります。自分のスマホの使い方をマスターして、海外でも安心して使うことができれば、安心して楽しむことができる海外旅行になることでしょう。海外旅行中に、アクシデントが起きても自分のスマホですぐ対応ができるように参考にしていただければ幸いです。みなさんの海外旅行が特別な思い出になることを願っております。