スペインのおすすめ観光スポット10選！旅行で外せない定番名所をご紹介！

数々の世界遺産を有する情熱の国スペイン。多くの人が訪れる人気の国です。世界的に有名な都市であるバルセロナや首都マドリード、スペインの象徴である闘牛やフラメンコ発祥の地であるアンダルシアなど、多くの観光地があり魅力が尽きません。スペインの魅力をできるだけ味わうために、数ある観光地の人気スポットの中で、外せない定番の名所を10箇所ご紹介します。

天才建築家ガウディが手がけた数々の建築物の中で最も有名なサグラダ･ファミリアは、年間300万人以上の観光客が訪れる定番の観光スポットです。1882年に着工した翌年、サグラダ･ファミリアの2代目建築家に就任され、聖書の内容を聖堂全体で表現する構想を打ち出しました。1926年に73歳で亡くなるまで人生を捧げ建設し、未完の聖堂は130年以上たった今もガウディが残した模型や設計図をもとに、建設が進められています。

2026年の完成に向けて、急ピッチで建設が進められているサグラダ･ファミリア。石を彫って造った美しい彫刻の数々や見事な建築様式は、スケールの大きさに誰もが魅了されます。聖堂の東西側面にある、無数の彫刻を配したファサードは外せない見どころです。

外観の迫力とはまた違った魅力がある聖堂内部は、色鮮やかな光が差し込み、温かみを感じます。森の樹木をモチーフにした36本の白い柱は、大理石などを使用して造られました。貝殻に似た螺旋階段を登るとバルセロナのきれいな街並みを一望できます。地下に下りると貴重な設計図や模型が展示されている博物館になっており、建設作業場を見学できるスペースもありますよ！

ガウディの建設事業後援者のグエルが依頼した、都市開発計画により造られた公園も人気スポットです。当初の計画は、60戸の住宅と学校や市場まであるイギリス風の住宅街を建設する予定でしたが、住宅が売れず失敗した後公園だけが残されました。ガウディらしい、グエル公園正面玄関付近にある、色とりどりのタイルを使ったトカゲのベンチや噴水が有名です。

観光地、バルセロナにあるグエル公園の外せない見どころを５つご紹介します。公園内は有料エリアと無料エリアに分かれており、一度無料エリアに出てしまうと再入場不可になりますので、注意しながら見学しましょう。観光シーズンは入場制限があるため、公式サイトから事前購入がおすすめです。

1. 【公園入口】公園入口の両側にあるかわいらしい建物は、かつて守護所と公園事務所でした。現在はお土産屋になっています。
2. 【ギリシャ劇場】バルセロナの街並みを一望できる展望テラスでもあるギリシャ劇場は、コンサートや劇を楽しむ場所として作られました。
3. 【列柱ホール】86本の列柱が並ぶ空間は、市場になる予定だった場所です。天井にある太陽と月のモザイクも注目ポイント！
4. 【回廊】古代遺跡のような、ノスタルジックな雰囲気がある回廊は、自然の地形を生かし作られました。
5. 【ガウディの家博物館】1906年から7年間ガウディが住んだ場所です。ガウディが使用していたものや、デザインを手がけた家具などを見学できる博物館になっています。

1900年代初頭に完成したガウディ作の集合住宅であるカサ･ミラも観光地バルセロナの名所です。波打つ独特の形をしていることから、石切り場を意味する｢ラ･ペドレラ｣の愛称で市民から親しまれています。モチーフとなったのは、バルセロナ郊外にあるモンセラットの奇岩。アーチが連なった屋根裏の広々とした回廊や、屋上にある奇妙な形の煙突、排気口が有名な見どころです。

繊維会社を経営していたバトリョが自邸のデザインに不満をもち、増改築をガウディに依頼して手がけた建物です。建物のテーマは海で、外壁は色鮮やかなタイルを使い海面を表現。建物内部に入ると海底を思わせる見事な吹き抜けになっています。屋根裏や天井、屋上まで海をイメージして作られている見どころ満載の建築物です。

ノコギリ型の岩山に囲まれた小さな街のモンセラット。カタルーニャの信仰中心地であり、ガウディなど多くの芸術家に影響を与えた神秘の場所です。バルセロナから電車とロープウェイを乗り継ぎ日帰りで観光できる人気スポットとなっています。

岩山に囲まれるようにして建つモンセラットの大聖堂も見どころの一つです。9世紀頃に山中で発見されたといわれる黒いマリア像が安置された礼拝堂では、一人一人じっくりとお祈りをしている様子を見られます。また、14世紀から続く少年合唱団｢エスコラニア｣による聖歌も必見です。

スペインの首都であるマドリードは、美術館や博物館が数多く点在する観光地です。中でも有名なプラド美術館はスペイン王家が収集した美術品、約3万点を所蔵しています。館内では、常時約3000点の絵画を展示している世界トップクラスの美術館です。

15世紀～19世紀に活躍したスペインやイタリア、ベルギーなどの絵画を多く展示しているプラド美術館。中でもプラド美術館が誇る三大巨匠の絵画は必見です。1階のインフォメーションで音声ガイドを借り、名画に浸ってみてはいかがですか。

王家ゆかりのスポットが点在する、観光地マドリードを散策するのなら、忘れてはならない人気の名所が王宮です。歴代のスペイン国王が住居として使った宮殿内部では、素晴らしい絵画やテーブル、シャンデリアなど調度品の数々を見られます。

宮殿内には3000以上もの部屋がありますが、そのうちの一部を見られます。見どころは4つです。

1. 【大階段】王宮玄関口の広い空間にある、大理石で造った大階段と優美な天井画は必見ポイント！
2. 【ガスパリーニの間】18世紀当時の装飾が残された部屋です。
3. 【饗宴の間】宮中晩餐会が開かれる大広間です。現在も使われています。
4. 【玉座の間】王と王妃の玉座がある部屋で、シャンデリアなどの調度品が見事です。

グラナダにあるアルハンブラ宮殿は、高台に建つイスラム建築の最高傑作と言っても過言ではない人気の定番スポットです。ナスル朝グラナダ王国を築いたムハマド1世により13世紀半ば頃建設が始まり、宮殿内にはモスク、住居、市場が設備され、貴族を中心に2000人以上が暮らしていました。しかしキリスト教徒による国土回復運動が勃発したことで、ナスル朝は衰退し、歴史に幕を下ろすことになったのです。

アルハンブラ宮殿は14000平方メートルもの広い敷地内に、見どころが点在しています。見学箇所が多数あるため、ポイントを押さえ宮殿内を回るようにしましょう！アルハンブラ宮殿の見どころは、大きく分けて6つあります。

1. 【ナスル宮殿】歴代王の居城で政治の中心でもありました。王が公務を行うため3つの宮に分けられ、そのどれもが美しい建築様式です。
2. 【ヘネラリフェ】ナスル朝の王族たちが暑い夏を過ごした離宮です。庭園には色鮮やかに花が咲き、噴水や池が涼しさを演出しています。
3. 【パルタル】イスラム文化が根付くアルバイシン地区を望める展望台で、貴婦人の塔が建っています。
4. 【アルカサバ】アルハンブラ宮殿で最も古いスポットです。スペイン独立戦争時は刑務所として使われていました。高台に位置し、市街を一望できます。
5. 【カルロス5世宮殿】16世紀にカルロス1世が建設した新宮殿です。現在はグラナダ芸術美術館になっています。
6. 【パラドール･デ･グラナダ】アルハンブラ宮殿内にあり、アラブとキリスト教の文化を融合した修道院でした。現在はホテルとして活用されており、宿泊客以外でもレストランや休憩所として利用できます。

地中海を見晴らすミハス山麓の中腹に広がる小さな村です。軒を連ねる家々は全て白壁で、青空とのコントラストがとても美しいことから、人気のある観光地となっています。石畳の道が続くサン･セバスチャン通りは、坂の下から上に向かって撮るフォトスポットとなっており、多くの観光客で賑わっていますよ！

1656年から26年間、岩を掘って作ったといわれているラ･ペーニャ礼拝堂は、なんと洞窟の中にある礼拝堂です。ここには展望台があり、美しいミハスの景色を楽しめますよ！絵に描いたような、素晴らしい光景は心に焼きつくはずです。

セゴビアにある、古代ローマ人により建設された2層に分かれた美しい水道橋は、世界遺産に登録された人気スポットです。石を積み上げただけで造られ、全長はなんと728メートル！マドリードから電車でおよそ30分の距離にあるので、訪れてみてはいかがですか。また周辺にはディズニー映画｢白雪姫｣の城のモデルとなったアルカサルもあり、必見です。

スペインのおすすめ観光スポットを10箇所ご紹介しました。世界的に有名な観光地が多くあるスペインは、奇抜なデザインの建築や壮大な景色を望める定番スポット、有名な絵画など歴史を学べるスポットがたくさんあります。魅力あふれる情熱の国へ足を運んでみてはいかがですか。