目次 [表示]
- ドイツの文化都市ドレスデンへ!
- ドレスデンの観光スポット1:ドレスデン城
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット2:ツヴィンガー宮殿
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット3:カトリック旧宮廷教会
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット4:ゼンパーオーパー
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット5:フラウエン教会(聖母教会)
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット6:エルベ渓谷
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット7:アルトマクルト広場
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット8:アルテマイスター絵画館
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット9:ドレスデン要塞
- おすすめポイント
- ドレスデンの観光スポット10:ブリュールのテラス
- おすすめポイント
- ドレスデンを満喫しよう!
ドイツの文化都市ドレスデンへ!
ドイツ東部に位置する街ドレスデンは、バロック建築の宮殿や美しい景観、芸術作品が楽しめることで有名な文化都市です。19世紀にはザクセン王国の首都として栄えていたため、歴史的な建築物などが多い都市でした。しかし、第二次世界大戦の際に大規模な空襲に遭いその多くが破壊されてしまった歴史があります。現在は破壊された名所が再建され、当時の文化や芸術を感じられるでしょう。その中でも特におすすめな人気の観光地を紹介します。
ドレスデンの観光スポット1:ドレスデン城
ドレスデンの旧市街にあるドレスデン城は、ザクセン王国の居城です。元は15世紀に建設されたお城でしたが、第二次世界大戦の大規模な空襲でその大部分が破壊されてしまったという歴史があります。その後復旧工事が行われ、2006年に現在の姿となりました。また、歴代のザクセンの選帝侯や国王らが行進する姿をマイセン陶磁器タイルを使って描いた外壁「君主の行列」も必見な、ネオルネッサンス様式の美しい建物が魅力的な観光名所です。
おすすめポイント
ドレスデン城の1階部分は「歴史的緑の丸天井」と呼ばれる宝物館になっています。ここでの見所はザクセン王家の財宝コレクションです。ザクセン王フリードリッヒ・アウグスト1世が収集した宝石や黄金、琥珀などの財宝も展示されています。二階の「新しい緑の丸天井」には象牙やクリスタルが展示され、当時のザクセン王家の栄華を感じられるでしょう。また、「君主の行列」と呼ばれる外壁も、ドレスデン城に行った際にはぜひ注目していただきたい観光スポットです。
ドレスデンの観光スポット2:ツヴィンガー宮殿
ツヴィンガー宮殿は18世紀前半にアウグスト強王が石造りの宮殿を建設したことからはじまり、その後増築が行われた宮殿です。建設当時はバロック様式で建設され、ドイツのバロック建築の傑作とも言われました。その後アルテマイスター絵画館や武器博物館などをイタリア・ルネサンス様式で増築されており、1つの宮殿で2つの建築様式を楽しめることでも有名な観光スポットとなっています。
おすすめポイント
ツヴィンガー宮殿の敷地は広大で、現在は宮殿内に2つの博物館と1つの絵画館があります。それぞれに名作を保管・展示しているため、芸術に興味のある方には1日いても飽きない空間ではないでしょうか。特にアルテマイスター絵画館には、誰もが一度は見たことのあるような有名な絵画が多く展示されているので、ぜひ訪れてみてください。さらに、中庭の芝生は美しい模様が施されており、中央には噴水が4か所あります。ベンチも設置されているので、座ってゆっくりと過ごすのも良いでしょう。
ドレスデンの観光スポット3:カトリック旧宮廷教会
ドレスデン城に隣接するカトリック旧宮廷教会は、正式名称は三位一体大聖堂という、ドレスデンでも最大級の教会としても有名です。バロック様式の教会の屋根の上には、78体もの聖人の像があります。厳かで重厚な外観ながら、内装は白を基調としており、柔らかな印象の教会です。外観と内観でそれぞれ違った魅力を味わうことができるでしょう。
おすすめポイント
正面から見上げると、尖塔の上の十字架が見えないほどの高さで縦長のフォルムに思えますが、横から見ると幅があり、見る角度によってはイメージが変わることでも有名な教会です。また中にはマイセンの陶磁器で製作されたピエタ像や、戦後に修復されたパイプオルガンがあります。夜にはライトアップがされ、昼間とは違う雰囲気を味わえるので様々な魅力に触れることができる名所です。
ドレスデンの観光スポット4:ゼンパーオーパー
ゼンパーオーパーとは、劇場広場の奥にたたずむザクセン州立のオペラハウスです。19世紀に建設され、設立当初には、ドイツ出身の有名な作曲家であるワーグナーの「タンホイザー」が、ワーグナー自身の指揮で初演が行われました。他にも、シュトラウスの「サロメ」などの名作が初演を迎えたことでも有名な、ドレスデンの歴史ある観光スポットです。
おすすめポイント
ゼンパーオーパーは現在も劇場として利用されているため、オペラやバレエを鑑賞ことができます。しかし、人気チケットはすぐに売り切れてしまうため、ゼンパーオーパーでオペラなどを鑑賞したい場合は、ドレスデンに行く前に予約しておいた方がよいでしょう。また、劇場内を回る30分ほどの見学ツアーも開催されているので、チケットが取れなくても満喫できます。さらに、劇場広場では時折野外コンサートも開催されており、気軽に演奏を楽しめるでしょう。
ドレスデンの観光スポット5:フラウエン教会(聖母教会)
18世紀に建てられたフラウエン教会は、第二次世界大戦の爆撃によって一度破壊されてしまいました。戦後、空爆の記憶を残すという目的で、40年以上もの間破壊された姿そのままを観光客に公開していましたが、2005年に当初の姿で再建され、現在はドーム型の美しい姿を取り戻しています。
おすすめポイント
フラウエン教会はドレスデンの中でも最も人気のある観光地です。できるだけオリジナルを再現するため瓦礫の中に残っていた資材を再利用し、「世界最大のジクソーパズル」とも言われた大規模なプロジェクトで再建されました。新しい資材と古い資材が混ざり白黒の模様のように見えます。元の姿と異なるものは塔の上にある十字架で、イギリスから和解の証として贈られたものです。元の十字架も中に展示されているので、ぜひ中に入ってご覧ください。
ドレスデンの観光スポット6:エルベ渓谷
ドレスデンは「エルベの真珠」という別名もあり、エルベ川沿いに魅力的で素晴らしい景色が楽しめます。ドレスデンからピルニッツまでのエルベ川流域は、「ドレスデンのエルベ渓谷」として2004年に世界文化遺産に登録されていました。しかし、渋滞解消のために建設されたヴァルトシュレスヒェン橋が景観を損ねるとして、2009年に世界遺産の登録を抹消されたことでも有名な観光名所です。
おすすめポイント
世界遺産から外されたとはいえ、ドレスデン郊外のエルベ川沿いの景色は素晴らしいものです。やはりここでのおすすめの景色は、街の教会や美術館などが柔らかな光でライトアップされている夜景ではないでしょうか。昼間、街中で様々な観光名所を巡るのとは違い、静かにゆっくりと楽しめるでしょう。もちろん昼間の景色も素敵なので、昼と夜どちらも訪れるのもおすすめです。
ドレスデンの観光スポット7:アルトマクルト広場
ドレスデン旧市街地の中央にあるアルトマルクト広場は、ドレスデン城をはじめとした観光名所に囲まれた広々とした広場です。普段は観光地ドレスデンの中心にある市民の憩いの場ですが、12月になると一変してドイツでも有数な規模のクリスマスマーケットが開催されます。クリスマスマーケットの開催時期は、だいたい11月下旬からクリスマスイブのお昼頃までのようです。
おすすめポイント
世界で最初にクリスマスマーケットが開催されたと言われており、クリスマスの時期にだけ木造のゲートが設置され、様々な屋台が並びます。ドイツのクリスマスマーケットの定番であるメリーゴーラウンドもあり、親子連れの方は子どもを乗せてあげると喜んでもらえるでしょう。お土産に最適なドイツの民芸品やドイツワインなども販売されているので、12月にドレスデン観光をするときはぜひアルトマクルト広場に足を運んでみてください。
ドレスデンの観光スポット8:アルテマイスター絵画館
アルテマイスター絵画館は、ドレスデンのツヴィンガー宮殿内にある、世界でも有数の美術館です。15〜18世紀ごろの様々な時代の有名な名画が集っているほか、建物自体も美しい芸術品となっています。有名な作品が展示されているので、芸術が好きな人だけでなく多くの人が楽しめる観光スポットです。
おすすめポイント
アルテマイスター絵画館に展示されているのは、歴代ザクセン選帝侯やザクセン国王が収集した絵画です。二階の展示室には、ジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」や、ラファエロの「システィーナの聖母」など近代美術の代表ともいわれている作品が並んでいます。他にも、ルーベンスやレンブラント、フェルメールなどのルネッサンス以降の近世絵画が760点以上飾られており、絵画に詳しくなくても一度足を運びたいおすすめスポットです。
ドレスデンの観光スポット9:ドレスデン要塞
16世紀に、ドレスデンを守るために建造されたドレスデン要塞。かつてはドレスデン旧市街全体をぐるりと囲っていましたが、現在はエルベ川に臨む北東部の一部が残っています。入り口が鉄の小さな扉で、さらに地下にあるため少し分かりにくいですが、「Festung Dresden」と書かれた立て看板などが目印です。見落とさないようにご注意ください。
おすすめポイント
石造りの要塞内は思いのほか広々としており、その広さは馬車も通ることができるほどの道幅です。至るところに16世紀当時の保管倉庫や大砲置場の跡が残っているため、当時の空気を感じることができます。音声ガイドもあるためドイツ語が分からなくても気軽に見学できる観光名所です。さらに、土曜日限定で観光ガイドも実施されているので参加してみるのも良いでしょう。
ドレスデンの観光スポット10:ブリュールのテラス
ブリュールのテラスは、ドレスデン旧市街のエルベ川沿いにあり、観光客やドレスデン市民に親しまれている遊歩道です。アウグスト橋とカローラ橋の間にある1キロメートルほどのこの道の周辺には観光スポットが無数に点在しています。「ファウスト」などの名作で知られるドイツの文豪ゲーテもこのテラスを好み、彼が「ヨーロッパ随一のバルコニー」と称した景観の美しさをお楽しみください。
おすすめポイント
ブリュールのテラスの周辺には、アルベルティーヌムやフラウエン教会など、ドレスデンを代表するような有名な観光地や名所が近くにあり、ベンチに座ってゆっくり過ごしている観光客の姿が多く見られます。ブリュールのテラスでゆったりとエルベ川や周囲の街並みを眺めながら、食事をしたり、次の観光スポットを調べてみたりするというのもおすすめです。
ドレスデンを満喫しよう!
ドレスデンには、歴史的な文化や芸術を今に伝える魅力的な観光地がたくさんあります。バロック様式などの石造りの教会やお城など、ヨーロッパ特有の歴史的な建築物や芸術作品に触れることができるので、ドイツの中でも特におすすめの観光地です。ドレスデンへの旅行を計画する際にはぜひ参考にして、ドレスデンの魅力を余すことなく堪能してください!