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クラスJって何が違う?通常のシートとの料金や座席などの違いを解説!

クラスJって何が違う?通常のシートとの料金や座席などの違いを解説!

JALクラスJと通常のシートとの違いをご存知でしょうか?日本を代表する航空会社のJALでは、飛行機の普通席に加えてクラスJというシートを独自で導入しています。クラスJは追加料金が必要ですが、ワンランク上のシートで多くの支持を集めています。

目次 [表示]

クラスJに乗れるJAL

Photo by ryosalem

国内のフルサービスキャリアの飛行機では、国内線でファーストクラスや普通席が設定されています。通常の航空会社ではハイクラスとノーマルクラスのシート分けが一般的ですが、JALではその中間に該当する独自のシートを導入しています。人気を集めるJAL独自のシート、クラスJについて見ていきましょう。

JALとは?

クラスJをご紹介していく前に、クラスJを導入している航空会社について見ていきましょう。クラスJを独自に導入する日本航空は、通称JALとして親しまれています。JALは日本で最も長い歴史を持つ航空会社で、国内外に多くの路線を就航しています。そんな国内2大エアラインの1社であるJALの飛行機では、座席のクラス別サービスが展開されており、今回ピックアップするのは、その座席種類の一つであるクラスJです。

JAL国内線の座席クラス

JALの国内線の飛行機座席クラスは、3タイプあります。座席クラスは、ベーシックなシートで通常のサービスが受けられる普通席。追加料金を支払うことで、広いシートや食事の提供などで上質かつ最高級のおもてなしが受けられるファーストクラス。そして、今回詳しくご紹介していくJAL独自の座席クラスである、クラスJです。

クラスJとは?

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

JALが独自に提供する、飛行機内のクラス別サービスがクラスJです。JALの飛行機では、Wi-Fi利用や機内エンターテイメントなど、全てのシートクラスに共通しているサービスもあります。クラスJと他のクラスでは、料金やドリンク、シートなどのサービスにおいて違いがあり、特にクラスJはコスパの優れたシートとして人気を集めています。

ファーストクラスと普通席の中間

JALの飛行機座席クラスは、スタイルに違いがある3タイプに分かれています。クラスJはさまざまな面において、ファーストクラスと普通席の中間に位置している座席です。料金やシート、サービスの質など全てにおいて、最も高いレベルのクラスがファーストクラス、スタンダードで大半の人が利用する座席が普通席。そして料金やサービスなど、これらの中間に位置しているのがクラスJです。

全クラスで最も高い搭乗率

JALの飛行機クラスで中間に位置しているクラスJは、JAL国内線の全クラスで最も高い搭乗率を誇っています。クラスJは2004年に導入されたグレードで、他社にはない設定になっており、導入以来、JAL独自のおもてなしが多くの利用者の人気を集めているのです。普通席よりもくつろいで空の旅が楽しめるクラスJは、観光利用はもちろん、特に出張などビジネスシーンで利用する方も多く見られます。

空席待ちが多発

観光やビジネスでの移動など、さまざまな人が利用するクラスJは、今までにないスタイルで多くの人気を集めています。クラスJは航空券の販売開始時に、普通席ではほとんど発生しない、座席の争奪戦が繰り広げられるほどです。閑散期の空席が多い便であっても、クラスJの場合は全席埋まっていることも多く、空席待ちが多発することも。JALを好んで利用するユーザーにとっては、優れたサービスであることが伺えますね。

クラスJの特徴

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

JALの飛行機内における座席クラスの中で、トップクラスの人気を誇るクラスJは、他にはないどのような魅力があるのでしょうか。JAL国内線で最も搭乗率が高く支持されている、クラスJにフォーカースを当てていきます。利用する際に知っておきたい、基本情報と特徴をご紹介しましょう。

就航路線

全国各地の空港に路線を展開しているJALで、クラスJはほとんどの路線に設定されています。JALの国内線は北から南まで日本各地を結んでいますが、一部路線を除いたほぼ全路線に導入。グループ会社の運航便でも導入されており、ジェイエアではエンブラエル190という機材の導入で一部クラスJが導入されました。国内線全体でも、約90%の路線で乗ることが可能となっています。

1,000円でグレードアップ

普通席よりもワンランク上のシートが利用できるクラスJは、国内線の普通運賃にプラス1,000円でグレードアップが可能です。運賃にプラス1,000円の料金を追加するだけで、シートやサービスなどのグレードアップをすることができます。わずか1,000円というリーズナブルな料金でくつろぎ空間を楽しめますが、全体の6分の1~3分の1ほどの座席しかないため、早めの予約が必須です。

優先搭乗は利用不可

飛行機に搭乗する際に搭乗口では、ステータスを保有する人などを対象に、優先搭乗できる時間が設けられています。運賃に8,000円プラスで利用可能なファーストクラスは、優先搭乗が可能な特典付きですが、プラス1,000円のクラスJはどうでしょうか。クラスJでは残念ながら優先搭乗は不可です。クラスJを利用する時には、普通席のお客さんと同時に乗りましょう。

クラスJと通常のシートとの違い①:座席

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

クラスJと通常のシートでは大きな違いがあるのをご存知でしょうか。クラスJと普通席との大きな違いの1つが、飛行機に乗る際の座席です。クラスJのシートはデザインや設備など快適さが追及されており、素敵な空の旅を演出してくれます!では通常のシートとの違いを見ていきましょう。

シートスペック

クラスJのシートは、普通席よりも大きな大型テーブルが使用されているなど、違いが多いです。高級感あふれる本革シートで、普通席にはない設備が充実!リクライニングは背もたれを傾ければ、全体が連動してスライドするため、快適な座り心地になっています。普通席にはないレッグレストを利用することで、足元が楽になり、ヘッドレストは上下の調整と両端を起こせば、頭をフィットさせることができますよ。

シートピッチ

JALでは、同じ飛行機の中でもクラスでシートピッチが違います。前後の座席幅を意味するシートピッチは機材によっても異なりますが、普通席は約80センチメートルと大人の男性でも十分な広さ。対してクラスJのピッチは、前後平均約97センチメートルで、普通席よりも18センチメートルも広くなっています。座席間隔の広さは窮屈感や圧迫感に直結するため、広いクラスJは想像以上に快適です。

座席サイズ

クラスJは座席間隔だけではなく、座席のサイズも普通席とは大きな違いがあります。普通席のシート幅は約44センチメートル、クラスJは約47センチメートルとなっており、スペースが少し広め。アームレストも普通席の約3倍の幅が取られており、隣の人を気にすることなく自分のアームレストが使用できます。

クラスJと通常のシートとの違い②:サービス

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

普通席とクラスJはたった1,000円の料金差で、座席が広いなど十分満足感があります。国内でも特に支持されているエアラインのJALは、飛行機内で受けられるサービスも優れているのです。次に、通常のサービスとクラスJでしか受けられないサービスの違いを見ていきましょう。

ドリンク

クラスJでは、普通席と同じようにドリンクサービスの提供があります。ラインナップはオリジナルのスカイタイム、コカコーラ、コーヒー、コンソメスープなど普通席と同じオーソドックスなドリンクが提供されるほか、普通席では提供されないドリンクも楽しめます。クラスJでは「こだわりの品」として、JAL CAFE LINESという特別なコーヒー、月替わりのジュースなどを堪能することができるんですよ。

クラスJ専用のブランケット

JALの飛行機内は一定の温度が保たれていますが、人によってはブランケットが必要な場合もあります。体温調整に役立つブランケットは、普通席もクラスJでも借りることができるのですが、素材に違いがあるのをご存知でしょうか。普通席はモダクリン繊維100%の化学繊維を使用した素材。一方クラスJはテンセル、レーヨン、ウール素材で肌触りがよいという違いがあります。

クラスJと通常のシートとの違い③:マイル加算

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

普通席に1,000円の料金を追加すると利用可能なクラスJは、普通席と同じで航空券を購入した際にマイルを貯めることができます。普通席では、通常のフライトマイルだけが加算されるシステムです。対してクラスJを利用すれば、通常貯められるマイルに区間マイルがプラスされるんです。お得感がありますよね!

区間マイルに10%加算

クラスJ利用料金の運賃でクラスJに搭乗した場合、区間マイルの10%分が加算されます。大人普通運賃やJALビジネスきっぷなどを利用した場合は、区間マイルの100%に10%が追加されて110%を積算。一部特割や先特運賃などセール料金の利用でも、区間マイルの75%に10%追加して85%が積算されるという仕組みです。マイルでなく、FLY ON ポイントも貯まるため、ステータスを目指している方にもおすすめ。

クラスJの利用方法

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

シートが普通席より広く少し豪華なクラスJは、1,000円でアップグレード可能なプチ贅沢シートです。シートの設備が充実しているだけでなく、サービスも優れているため多くの人に支持されていますが、実際利用するにはどうすればよいのでしょうか。残席があれば、誰でも簡単に利用できるクラスJの予約方法を見ていきます。

事前予約

クラスJの利用方法の1つが事前予約です。予約方法ではポピュラーな手段になり、航空券の予約段階で同時にクラスJを確保することができます。予約は通常通り、出発空港と到着空港、日付を選んでクラスの欄をクラスJに設定し、後は通常通りに予約するだけです。普通席プラス1,000円で利用可能ですが、購入できない運賃設定もあるので注意してください。購入できるのは先特Aもしくは、直前利用の特便になります。

当日アップグレード

もう1つの利用方法が、当日空港カウンターでのアップグレードです。搭乗日当日に空港のチェックインカウンターでグランドスタッフに、搭乗便のクラスJに空席があるのかということを尋ねてみます。空席があればその場で料金を支払いアップグレードが完了となり、空席がない場合は不可能。特典航空券のアップグレードも追加料金を支払えばできるため、活用してみましょう。

まとめ

Photo by Chung ChengYen

「クラスJって何が違うの?」ということでご紹介してきました。クラスJは通常のシートの運賃に1,000円追加するだけで、座席やサービスなどがランクアップ。そして、ランクアップした座席はシート設備が充実しており、一人当たりの空間が圧倒的に広くなっています。評判が高く人気があるため、確保は困難となっていますが、確保できれば、プラス1,000円でできるプチ贅沢を楽しみましょう。

skylee
ライター

skylee

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