永住権を取得しやすい!フィリピンに移住してみませんか?
フィリピンに移住してみませんか?フィリピンは他国と比べて、比較的永住権が得やすい国です。それは、フィリピンが世界的な労働者輸出国であることに理由がありました。フィリピンでは多くの国民が労働者として海を渡っており、海外からの送金が国の経済の支えとなっています。そしてそれに加えて、外貨獲得の対策として、海外からの移住者の受け入れも接客的に行っているのです。今回は、比較的取得しやすく、利便性も良いのが特徴のフィリピンの永住権についてご紹介していきます。
フィリピン永住権:永住権の種類は3つ
フィリピンの永住権には、「クオータービザ」「SRRV」「APRV」の3つの種類があるのをご存知でしたか?この項目では、そんな3つの永住権についてご紹介します。
種類1:クオータービザ
まずご紹介するひとつ目の永住権は「クオータービザ」です。こちらは、ビジネスマンなどがターゲットの永住権で、ビジネスなどの自由度が高いことが特徴。また、取得した後の維持条件もほとんど無いのも魅力的ですね。こちらのクオータービザは、日本・ドイツ・アメリカの3カ国に対して、それぞれ年間50人もの取得枠が用意されていますので、比較的取得も難しいものではないと言えます。
種類2:SRRV「特別居住退職者ビザ」
次に紹介するのは通称「SRRV」という「特別居住退職者ビザ」です。こちらは海外からの退職者や、年金受給者をターゲットにした永住権。母国で受給した退職金や年金をフィリピンで使ってもらうのが狙いの永住権ですが、適用年齢は35歳からと幅広いのが特徴的です。
種類3:APRV「APECO特別永住権」
この3つ目の永住権は、通称「APRV」という「APECO特別永住権」です。これは「オーロラ経済特別地区」が、新しい振興開発事業プログラムのひとつとして設置した、特別な永住権。ルソン島の東北部・オーロラ州内に設置された新しい特別経済区であるこの地区では、永住権の取得も容易で、永住権の利便性も良いのが魅力的です。
フィリピン永住権:永住権の取得条件の違いは?
3つの永住権にはそれぞれ取得条件の違いなどの特徴があります。いざ取得してみようと思ったときに迷ってしまった場合は、その取得条件などを見比べてみましょう。この項目では、この3つの永住権の違いについて、解説していきます。
違い1:年齢制限
他国で永住権を取得する場合、年齢制限があるのがほとんどです。また、高齢者は取得が難しいなど、厳しい条件があるものもありますよね。しかし、フィリピンの永住権はそうではありません。適用年齢が比較的幅広く、高齢の申請者でも取得しやすいという特徴があるんですよ。さらに、3つの永住権の年齢制限の違いは「クオータービザ・20歳以上」「SRRV・35歳以上」「APRV・年齢制限無し」となっています。年齢制限がないのが嬉しいこのAPRVは、該当者とその家族も一緒に移住することができる点、魅力的ですね。
違い2:取得にかかる費用
実は、クオータービザ・SRRVとAPRVでは取得にかかる費用の使い方が大きく違ってきます。その費用の使い方や、その他かかるお金を下記で解説いたしましょう。
預託金として費用がかかる「クオータービザ」と「SRRV」
「預託金」とは、一時的に預けるお金です。永住権を放棄するなどした場合には、のちに返還されるお金なので、なくなってしまうわけではありません。この預託金をクオータービザの場合は、一律550万円(5万米ドル)、SRRVの場合は、110万から550万円(1万から5万米ドル)を年齢や年金受給の有無などに合わせて支払う必要があります。ただし、このクオータービザ、取得後は自由に預託金を使えるんです。その点は魅力的。ちなみに、このふたつの永住権は取得の際に手数料もかかりません。
開発事業費として費用がかかる「APRV」
APRVが他の2つの事業と違うのは、預託金は必要なく「事業開発費」としての費用が必要である点です。事業開発費として支払った費用はビザの取得後も、永住権の放棄後も、返却はされません。さらに新規登録の際は手数料が150万円かかり、その点も他の2つとは違いがあるんです。投じる資金が戻ってこない点・新規登録の手数料がかかる点は、APRVの不利な点といえます。
その他にかかる費用は?
申請する際、契約書は英語です。さらに、手続きのためのやり取りはかなりの英語力がなければ難しいでしょう。現地の取得サポート業務を請け負っている業者の手を借りるのが便利です。しかし、クオータービザの場合で200万から300万円、SRRVの場合は35万から60万円ほどの手数料が必要になります。取得のための渡航日や、宿泊費なども必要になるでしょう。
違い3:更新頻度とその費用
フィリピンの3つの永住権は、更新頻度も異なります。まずクオータービザの場合には年会費は必要なしで、手数料約1000円のアニュアルレポートの手続きだけで更新ができます。しかし、1年ごとの更新のため、日本や他国に居住していた場合には、更新の度に渡航費や宿泊費がかかるでしょう。SRRVは、年会費が約5万円。こちらも1年ごとの更新です。APRVは、年会費が約7500円と、5年ごとに更新費用が約7万5000円かかります。しかし、他の2つの永住権と違って5年ごとの更新なので、フィリピン国内に居住していない場合であっても、更新のための渡航費や宿泊費は5年に1度で済むのが利点でしょう。
違い4:取得に必要な滞在期間
永住権を取得するためには、フィリピンへの一定期間の滞在が必要。永住権の種類によって必要な滞在日数に違いがあります。クオータービザ・SRRVは、およそ1ヶ月以上の連続した滞在が必要となり、取得までの期間中の出国は認められません。さらには、フィリピンでの無犯罪の証明書が必要になり、この取得には時間を要します。そのために、ある程度の期間を見込んだほうがいいでしょう。APRVの場合は、フィリピンに5日の滞在で取得可能です。フィリピン内での無犯罪の証明書は、現地滞在の5日間で取得することが可能で、他の永住権と比べて最短で取得ができます。
違い5:出国の際の手続き
これらの永住権は種類によって、フィリピン国外への出国手続きの有無が変わります。クオータービザは空港で通称「ECC」という再入国許可の手続きが必要となり、およそ3000ペソほどの費用もかかります。SRRV・APRVの場合、そんな再入国許可は不要。煩わしい手続きも、費用も不要なので、他国へ渡ることが多い方や日本に居住する予定の方は便利ですね。
違い6:住居の必要
基本的には、フィリピンで永住権を取得するためには、フィリピンでの居住が条件。クオータービザ・SRRVの場合、不動産の購入や賃貸するなどして、住居を確保しておくことが必要です。当然そのための費用もかかるでしょう。しかし、APRV場合は、それが必要ありません。APECOのリゾート開発の資金で建設された施設が住所に割り当てられる仕組みですので、永住権を維持するための不動産に充てる費用も必要なし。そのため、取得に必要なコストをかなり削減することができるでしょう。
違い7:手続きに必要な書類
最後に、それぞれの永住権の取得に必要な、日本で用意するべき書類をご紹介しましょう。クオータービザ・SRRVは、パスポート・戸籍謄本・日本での無犯罪証明書・健康診断書が必要です。しかし、APRVの場合には、申請に必要な書類は、パスポートだけで申請可能。必要な書類が少ない点、APRVの方が取得は簡単ですね。
フィリピン永住権の取得は比較的簡単!
フィリピンの永住権は、他国より取得がしやすいことが分かりましたでしょうか。フィリピンの永住権には3つ種類があり、それぞれの特徴や取得の条件、かかる費用などを見比べて検討してみてくださいね。また、英語での契約書の記入や難しい申請のやりとりは、サポート業者に任せれば簡単。費用はかかりますが、英語に自信のない方はこの方法がおすすめです。フィリピンの永住権を取得して、楽しいフィリピンライフを送るのもいいものだと思いませんか?