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タイの観光は危険?治安など注意が必要な点を解説!

タイの観光は危険?治安など注意が必要な点を解説!

微笑みの国と呼ばれ世界中の観光客やバックパッカーをを引き込み、楽しませてくれる魅惑的な国・タイ。今回はそんなタイを観光する上での危険なことや治安のいい悪いを、現地の治安・危険情報、注意しなければならないことなどを主にお伝えしていきたいと思います。

目次 [表示]

タイとは?

Photo bysasint

タイ(タイ王国)は、東南アジア・インドシナ半島中央部に位置する立憲君主制国家です。タイは首都をバンコクに置き、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマーなどと国境を接しています。現在のタイは2014年に起きた軍事クーデターによって従来の憲法を廃止した軍事独裁政権です。7000万人近くの人口を有しており、ASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟しています。

首都

タイの首都はバンコクで、現地の人はクルンテープと呼んでいます。バンコクの都市圏人口は1600万人を超しており、世界有数の大都市圏を有する東南アジアの世界都市です。大都市であるためASEAN経済の中心地でもあり、観光産業が栄えている世界で最も外国人旅行者が訪れる観光都市でもあります。バンコクは2つの国際空港を有しており、特にスワンナプーム国際空港はアジアの拠点としての役割も担っているハブ空港です。

言語

タイには、1つではなく複数の言語が混ざりあっていますが、一般的に使われるのはタイ語です。ただ、カンボジア付近ではクメール語、マレーシア付近ではマレー語、ラオス付近では、タイ南西部の言語などと、場所によって使用される言語は異なり、その数なんと62もの言語グループが存在します。

宗教

タイでは主に上座部仏教が広く信仰されており、王室を始めとするほとんどの国民が仏教徒です。タイの仏教は、土地柄的にヒンドゥー教や精霊信仰とミックスされた独特のものになっています。ただ、タイ南部ではマレー系の人が多く住んでいるためイスラム教を信仰していたり、中部には19世紀コーチシナのカトリック近世やベトナム戦争時にベトナムから逃げてきたキリスト教徒のベトナム人も多く住んでいたりするようです。

気候

タイの気候は熱帯モンスーン気候で、大きく雨季と乾季に1年を分けることができます。6から10月の間は雨季なので、あまり良い旅行シーズンであるとは言えません。11月中旬から1月中旬まではバンコクの気候が最もよくなる時期なので、旅行シーズンです。平均気温や湿度も日本に比べると高いので、現地を観光や旅行する際には、万全の熱中症対策をするようにしましょう。

料理

トムヤムクンやパッタイ、グリーンカレーなどのタイ料理は、日本をはじめとする世界中の国々で食べられています。麺類やカレーなど、さまざまなタイ料理を現地の屋台やフードコートなどの場所で、手軽に食べられるのが、人気である理由の一つです。日本よりかは衛生状況がいい訳ではないので、体調を崩さないような注意や準備が必要になります。

タイを観光する上での治安

Photo by8385

比較的タイは安全

タイは一部地域を除いて、観光客が行くような場所では治安は悪い方ではなく、むしろいいと言えるでしょう。日本と比べてしまうと、治安は悪いので安全対策を万全にし、スリや強盗のターゲットにならないように心がけてください。凶悪犯罪はあまり起きていませんが、都市部やリゾート地における軽犯罪は多発しています。せっかくの旅行を無駄にしないように気を抜きすぎないでくださいね。

タイで危険に注意するべき地域

タイで治安が悪く危険な地域①

比較的安全で治安のいいと言われているタイでも、残念ながらすべての場所が安全で治安がいい訳ではなく、治安が悪い地域も存在します。特に注意するべき地域はタイ南端のマレーシア国境付近です。この地域ではイスラム勢力の反政府的独立運動が繰り広げられており、公共施設や機関に対する襲撃や爆破などの攻撃が繰り返されています。ホテルなども標的にされる場合があるので、この地域には決して近づかないようにしましょう。

タイで治安が悪く危険な地域②

続いて、タイ国内で治安が悪いのはカンボジアとの国境付近です。この地域はタイとカンボジアがプレアビヒア寺院の領有権をめぐる争いが起きていた場所になります。最終的にはカンボジアに帰属することになった当寺院ですが、タイ政府がそれに反発し軍事衝突が起きてしまった地域になるので、周辺にはなるべく近寄らないようにしましょう。

タイで治安が悪く危険な地域③

Photo bysasint

タイに訪れる人は意外に思うと思いますがタイの首都・も外務省によると治安の悪い地域とされています。バンコクでは、現在の軍事独裁政権に対する反政府デモ活動が頻繁に行われており、デモ隊が暴徒化する恐れが拭い切れません。時にはデモ活動との衝突・発砲で死者が出てしまうなど、街で爆弾によって旅行者を含む不特定多数の人を狙う爆破事件も起きた事例もあります。バンコクに訪れる際は注意を払うようにしてください。

タイ観光で安全に注意を払うべきこと

タクシー

Photo byRyanMcGuire

タイでタクシーに乗る際はぼったくりに注意しましょう。旅行者に対して、メーターを使用しない悪い運転手のタクシーに乗ってしまった場合は降りるか、メーターを回すように直接行ってください。最悪の場合目的地に到着した際に高額請求されてしまう場合があります。そのようなタクシーに乗ってしまわないように、流しのタクシーをできるだけ利用しないようにし、比較的安全な配車サービスアプリで車を呼ぶなどの対策をしましょう。

詐欺

フリー写真素材ぱくたそ

タイでは、夜間などの遅い時間帯にバーやクラブなどで、タイ人に抱き着かれて貴重品をだまし取られる事件が起きているそうです。また、飲むお酒に睡眠薬を飲ませて昏睡状態にさせて、身ぐるみはぎとられる場合もあります。海外で国際交流を図るのもいいですが、特に夜は知らない人に対して多少の警戒心を持ち、浮かれすぎないよう安全に気を付けてください。

カオサンロード

Photo by taylorandayumi

世界中のバックパック旅行者が訪れるカオサンロード。カオサンロード周辺では外国人を狙う悪いタイ人と、羽目を外しすぎてしまった外国人に気を付けるようにしましょう。大麻などの薬物の売買や使用があらゆる場所で行われています。特に夜間はお酒が入った人が多いので注意を払い、自分自身も犯罪を犯すことのないように節度をきちんと守りましょう。

夜間の観光地で注意を払うべきこと

滞在する観光地での危険なエリアの確認

海外旅行で現地に着いた際は必ずその地域で危険なエリアの確認をしておくようにしましょう。できるだけ夜間に外出しないようにする必要があります。そのような地域には日中から近づかないようにすることはもちろん、夜間は道などが分かりにくく、意思に反して危険な地域に足を踏み入れてしまう可能性もあるので十分に注意をしてください。特に地域の人間ではない旅行者などは狙われやすいです。

大通り以外を歩かない

できれば夜間に外出することはあまり好ましくないですが、万が一夜間に外出先にいた場合は、十分な人通りのある大通りを使って自分の利用している宿泊施設へ帰るようにしましょう。人通りが多く明るい地域では、スリなどの軽犯罪のターゲットになってしまう場合もありますが、凶悪な重犯罪が起こる可能性は人通りの少なく暗い道よりはぐんと下がります。そのため、夜間の際の返る手段やルートを事前に考えておくようにしましょう。

交通手段の確保

夜間にホテルなどの帰る際には、安全な交通手段で返るようにしましょう。海外には「白タク」と呼ばれる政府からの認可を貰っていない個人タクシーが多く存在します。そのような信頼性の低いタクシーに乗ってしまうと、最悪の場合は強盗やレイプ被害に遭う可能性も拭い切れません。また人間は夜間の判断能力が鈍るので、優劣の見分けがつきにくい流しのタクシーではなく、配車サービスやレストランなどが呼ぶものに乗車しましょう。

タイの有名都市・観光地

チェンマイ

Photo byaiworldexplore

チェンマイはタイ北部に位置するタイ第2の都市です。もともとラーンナターイ王国の首都として現在までに発展したチェンマイ。その「チェンマイ」というのは現地の言葉で「新しい街」という意味で、北部の経済の中心地となっています。チェンマイは非常に歴史が深く1296年に造られ、市内のいたるところに寺院や遺跡が残っている街です。

スコータイ

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スコータイはタイ北部にある都市で、スコータイ歴史公園が有名です。その歴史公園はスコータイ旧市街に位置し、近くにあるシーサッチャナーライ歴史公園、カムペーンペット歴史公園と共に世界遺産に登録されました。スコータイ歴史公園は、東西を1.8キロメートル、南北を1.6キロメートルの壁に囲われた旧市街にあります。

ワット・プラケーオ

Photo by TACKTY

ワット・プラケーオは、タイの首都・バンコクに位置する仏教寺院です。この寺院の本堂にはプラケーオが安置されています。また、ワット・プラケーオはタイ王室のための寺院であるために、僧侶はおらず、僧侶が普段生活するための施設もありません。王室の方が利用される際以外は観光地として一般公開されており、多くの観光客で賑わいを見せています。

水上マーケット

Photo byterimakasih0

タイの水上マーケットはタイ各地の運河で見ることができる現地の人々の為のマーケットです。水上マーケットは以前からタイの人々の生活には欠かせないもので、その姿が、現在国外から来る観光客に知られるようになり、観光地となりました。マーケットでは、お土産物から船上で火を使って調理する食べ物まであらゆるものが売り買いされており、非常に活気があって人気があります。

アユタヤ

Photo byWaratharn

アユタヤはタイの首都バンコクに位置する都市です。1351年に造られてからビルマ軍によって攻撃を受ける前までは、アユタヤ王朝の都でした。タイの最大河川チャオプラヤ川に囲まれており、17世紀初頭にはヨーロッパやアジアを結ぶ都市として栄華を迎えます。かつての古都の遺跡群は歴史公園として1991年に世界遺産として登録されました。

プーケット島

Photo byEngin_Akyurt

プーケット島はタイ西部のアンダマン海に位置する「アンダマン海の真珠」とも呼ばれることのある島です。島にはビーチやスパ、レストラン、高級リゾートホテルなどが並ぶリゾートアイランドで、旧市街にはポルトガル人や福建省からの中国人ら造り上げたシノ・ポルトガル様式のレトロな街並みが広がっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はタイの治安のいい悪い、治安の悪い地域、観光する上で注意を払った方がいいこと、有名観光地などをご紹介させていただきました。タイは比較的安全な国ですが、いつ何が起きてしまうのかは分からないので、タイに行く前・滞在中に、タイ情勢が悪化してしまう可能性を考え、ご自身で「外務省海外安全ホームページ」を確認するようにお願いいたします。

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。
はやし
ライター

はやし

バックパック旅が趣味の関西在住の大学生。

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