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桃園空港から台北市内までの移動は何がおすすめ?時間や料金を比較してご紹介!

桃園空港から台北市内までの移動は何がおすすめ?時間や料金を比較してご紹介!

桃園空港は台湾を代表する空港です。台北旅行では桃園空港か台北松山空港を利用しますが、桃園空港から台北市内まではどのような移動手段があるのでしょうか。複数の移動手段があるので、時間や料金の視点からメリット、デメリットをご紹介します。

目次 [表示]

桃園空港とは?

桃園空港は、台湾桃園市大園区にある台湾最大の国際空港。台北の西40キロメートルに位置しています。台北松山空港が国際線利用される前は、台北旅行の際は必ず桃園空港が利用されていたので馴染みのある方も多いでしょう。今は台北松山空港も国際線利用されているので、台北市内に近い台北松山空港を利用するケースも増えましたが、空港規模では圧倒的に桃園空港の方が上です。ハブ空港として世界中の観光客を迎えています。

日本からの就航

日本から桃園空港へは、新千歳・仙台・羽田・成田・中部・関空・福岡・那覇・石垣空港から直行便が就航しています。台北松山空港を利用する場合は、羽田空港からしか直行便がありませんが、桃園空港であればこれだけの都市から直行便が就航しているのです。首都圏以外の方も気軽にアクセスしやすいのは、桃園空港であることがわかります。

桃園空港から台北市内への移動手段①:電車(空港MRT)

台北市内への移動距離が長いのが桃園空港のネックでしたが、台北市と桃園空港を繋ぐ電車・MRT桃園空港線が2017年3月に開通したことにより、台北市へのアクセスが一層よくなりました。早朝6時~深夜23時の時間帯で利用できます。快速は空港ターミナル駅と新北産業園区駅のみに停車し、所要時間は約35分です。各駅停車の普通車だと約45分と、1時間を切っています。料金は片道160元です。

メリット①:移動の速さ

なんといっても移動の速さは一番のメリット。1時間以上かかるのが当たり前だった桃園空港と台北市内間の移動ですが、1時間を切って移動できるというのは劇的な改善です。バスやタクシーのように道路の混雑状況で移動時間が左右されることもなく、ほぼ定時運行されているので、旅行のスケジュールも立てやすくなりましたね。

メリット②:台北駅でチェックインできる

チャイナエアラインとエバー航空を利用する方は、台北駅でインタウンチェックインができるようになりました。台北駅で先にチェックインをして、大きなスーツケースも預けることができるので、早く空港へ行く必要がなく、ギリギリまで台北市内の観光を楽しめます。

デメリット①:荷物を持っての移動が大変

新幹線のような指定席電車ではなく普通の電車なので、通勤時間帯などは混み合い、座れない可能性もあります。また台北駅は、台鉄やMRTの駅舎とMRT桃園空港線の駅舎が離れています。電車を降りてからの乗り換え時は、大きな荷物を持ったまま、10分近く歩くことになるのでご注意ください。

デメリット②:早朝深夜は利用できない

MRT桃園空港線は早朝6時~深夜23時までの運行です。24時間運行ではありません。そのため、この時間帯以外に発着の便を利用する方は、電車を利用して移動はできないのでご注意ください。深夜23時以降早朝6時までに桃園空港から移動をする場合は、バスかタクシーを利用することになります。

桃園空港から台北市内への移動手段②:空港リムジンバス

桃園空港から台北市内へ向かうリムジンバスとして、國光客運・長榮巴士・大有巴士・建明客運、葛瑪蘭客運の5社が運行しています。台北市内へ少しでも早くアクセスしたい方は、國光客運を選択しましょう。國光客運は台北市内まで直接乗り入れています。他のバスは台北市内を巡回し、余計に時間がかかるため要注意です。15~20分毎に発車しており、所要時間は約1時間前後。通勤ラッシュ時はプラス15~30分かかります。料金は140元です。

メリット①:料金が安い

料金は片道140元と、最も安価な移動方法です。最近値上げをしましたが、日本円に換算しても約500円と、日本とは比べ物にならない安さですね。バス乗車券は、第1ターミナルでしたら地上1Fに購入場所があり、購入後地下1Fのバス乗り場へ。第2ターミナルでしたら、1階入国ロビー北東側に購入場所があり、購入後そのまま1Fの屋外通路に乗り場があります。

メリット②:24時間運行

桃園空港を早朝深夜に発着する便でも、バスは24時間運行されているので、電車が運行していない時間帯も安心です。深夜の2時~4時の時間帯は1時間に2~3本となりますが、深夜早朝便の旅客自体それほど多くないので問題ありません。また、バスでしたら電車のように混んでいて座れないということはないので、ゆっくり寛ぎながら台北市内まで向かうことができます。

デメリット①:渋滞にはまる場合がある

朝晩のラッシュアワー時は交通渋滞が必ず発生しますので、通常の所要時間よりさらに時間がかかることは必至です。余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。また、空港からバスに乗るまでに結構並ぶこともあるので覚悟しましょう。

デメリット②:バス路線が見分けにくい

桃園空港からは台北市内のみならず、各方面へのバスが発着しています。台北市内方面行きでも5社が運行しているくらいなので、乗りたいバスを見つけるのも一苦労。日本語表示があるわけでもないので、間違えて違う路線に乗ったら大変です。事前に乗るべきバスの路線は調べておくことをおすすめします。「國光客運」に乗るのであれば、バスの表示の中からこの漢字の羅列を探しましょう。

桃園空港から台北市内への移動手段③:タクシー

バスより早く、目的地へ直行できるのがタクシーです。バスのように途中に停留所があるわけではないので、45分程度で台北市内へ向かうことができます。タクシーは台湾では「計程車」というので、計程車という表示を探しましょう。第1ターミナル、第2ターミナルともに到着ロビーと同じ階にあります。料金は1100~1500元と、バス・電車よりだいぶお高めです。

メリット①:移動が楽

電車、バスはホテルまで向かうには必ず途中で乗り換えが発生しますが、タクシーの場合は空港で乗ったらホテルの目の前まで行ってくれるので、移動が大変楽です。空港とホテル間の移動は必ず大きなスーツケースが付いて回るので、少しでも楽をしたければタクシーがおすすめです。

メリット②:24時間利用できる

バスと同様、タクシーも24時間対応です。タクシー乗り場に行けば深夜早朝でも乗車できます。バスと比べて定刻がないので、深夜早朝の時間帯でもすぐ乗れるのはメリットです。深夜早朝にバスで台北市内へ向かっても、ホテル前までの足がない場合があります。タクシーであれば深夜早朝でも、ホテルの目の前まで行くことができます。

デメリット①:料金が高い

電車、バスに比べると1100~1500元程度かかるので、だいぶ料金は高いです。何人かで相乗りする場合は安くできますが、一人で乗る場合は割高感は否めないのでよく検討しましょう。移動の楽さを優先するか、料金の安さを優先するかが判断ポイントです。

デメリット②:異国のタクシーへの不安

日本語が通じるタクシードライバーばかりではないので、きちんと目的地を伝えられるよう事前に簡単な言葉は予習してから向かいましょう。また、空港へ乗り入れているタクシーとはいえ油断は禁物。乗車したらメーターが回っていることを必ず確認しましょう。支払いトラブルに巻き込まれないよう、注意を払ってくださいね。

桃園空港から台北市内への移動手段④:空港送迎サービス

空港送迎サービスは、事前に日本で予約をしておくと当日到着ロビーでお出迎えしてくれ、ホテルまで送迎してくれるサービスです。オプショナルツアーを販売している旅行代理店が、複数送迎プランを用意しています。ネット上で予約できるのでチェックしてみましょう。バスやタクシーの列に並ぶ必要がなく、すぐ出発できるのがお得です。送迎プランは、車の種類や混載車・専用車の違いでも料金設定がさまざまなので、各プランを比較検討してみてください。

メリット:移動が楽

タクシーと同様に、ホテルの前まで連れて行ってもらえるので移動がとても楽です。さらに旅行会社が手配しているので、タクシーのように場所が伝わっているか、メーターが回っているかどうかなどの不安もなく、安心して寛げるのがメリット。車内では、台北の基本情報の紹介をしてくれることもあるので、初心者には有難いですね。

デメリット:料金が高い

送迎プランにより料金の幅があるので、一概に比較は難しいですが、やはり公共交通機関手段より高いのは間違いありません。500元~2000元くらいが相場で、大人数を乗せる混載便プランが最も安く、貸切専用車プランが最も高いです。車種によっても異なります。送迎だけでなく観光を一緒にするようなプランもあるので、もしかしたらお得になる場合もあるかもしれません。

桃園空港から台北市内へ「時間」でおすすめの移動手段は?

「時間」というキーワードで、電車、バス、タクシーでのアクセスを比較してみます。空港送迎サービスは各ホテルを巡回する混載便プランと、ホテルへ直行する専用車プランで移動時間がだいぶ異なってくるため、今回の比較からは外しています。車での移動という点ではタクシー、バスくらいの移動時間を考えておくとよいでしょう。

移動手段と所要時間の比較

電車(MRT桃園空港線) 快速で約35分
リムジンバス 約1時間~1時間半 ×
タクシー 約45分~1時間

移動時間で比較すると、電車に軍配が上がります。MRT桃園空港線の開通は、移動時間に劇的な変化をもたらしたことは間違いありません。旅行を満喫するために、少しでも早く台北市内へ向かいたいのなら、MRT桃園空港線の利用をおすすめします。

桃園空港から台北市内へ「料金」でおすすめの移動手段は?

次は「料金」というキーワードで、電車、バス、タクシーでのアクセスを比較してみます。どのような差があるのでしょうか。空港送迎サービスは送迎プランにより料金に幅があるので、比較からは外していますが、タクシーと同等から同等以上と考えておけば間違いありません。

移動手段と料金の比較

電車(MRT桃園空港線) 160元
リムジンバス 140元
タクシー 1100~1500元  ×

料金で比較すると、リムジンバスに軍配が上がります。しかし電車ともそれほど差はないため、最安で移動することにこだわらなければ、電車でも問題ないでしょう。タクシーは電車、バスとは比較にならない高さなので、お金をかけてもいいから楽に移動したい場合に、選択することをおすすめします。

まとめ

台北
Photo byni19680

台北旅行の際、桃園空港は台北へのアクセスが悪いことがネックでしたが、MRT桃園空港線の開通でアクセスの悪さはだいぶ改善されました。桃園空港はハブ空港としてさらなる発展を目指しているため、今後さらにアクセス面はよくなることが予想されます。アクセス手段が複数ある中では、何を優先してチョイスするかが重要です。旅行計画の際はぜひ参考にしてみてください。

Naoko
ライター

Naoko

旅行は趣味でもあり、仕事としても携わりました。 経験を活かした旅の情報をお伝えできるよう頑張ります。

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