天津のおすすめ観光スポット13選！旅行で外せない見どころをご紹介！

天津にはかつてアメリカ・ドイツ・イタリア・日本・ロシア・オーストリアにより租界が設置され、中国で最も租界の数が多い都市でした。貿易も盛んで海外との交流が多い港街です。

五大道风情区や解放北路・解放橋では今でもその名残が残っており、異国情緒を感じられる場所となっているので、街歩きしていても他の中国とは違う景色が楽しめる場所です。

東京のほか、名古屋・新千歳・静岡・那覇など日本各地から直行便が出ており、フライト時間はおよそ3時間です。北京市内からも新幹線で30分ほどでアクセスできるので、北京滞在中も天津の観光地へ気軽に立ち寄れます。

バスでも北京空港から天津行きのバスが出ており2時間半ほどでアクセス可能ですが、空港から直で天津へ行く場合はバスがおすすめです。

天津へ行ったら際に行くべき観光地はどこになるのでしょうか。有名スポットや人気観光地、穴場観光地まで幅広く調査しました。これをチェックすれば天津の名所を一通り網羅できるでしょう。見どころがとにかくたくさんあるので、行ってみたい場所をピックアップしてくださいね。

ロンドンにある観覧車「ロンドンアイ」模して造られた「「天津之眼（天津アイ」は8人乗り・直径110メートル、最高地点は120メートルです。およそ35階建てに相当する大観覧車で天津の人気観光地であり、天津のシンボルになっています。

永楽橋の上に建てられており、川にまたがっている観覧車は世界初です。1周するのに30分かかりゴンドラは360度透明なので、高所恐怖症の人にはちょっと怖いかもしれません。40キロ先の景色まで見渡せるので、天津市内を一望できる名所となっています。

天津古文化街は歩行者天国になっており、工芸品や骨董品・美術品・絵画など80軒以上の店舗が並ぶショッピングストリートで「天後宮」数百年の歴史ある古い廟になります。

清時代の建築を元に再現された建物は伝統を感じられ、中国らしい雰囲気の建物と商品は見ているだけでも楽しめるでしょう。屋台や飲食店も多くあるので食べ歩きも楽しいですよ。

図書館の「浜海新区図書館」は天津一のインスタ映えスポットともいわれています。周辺は開発地域である浜海新区で中心地から少し離れるため、他の地域に比べて周辺の見どころや観光地は少ないです。

まだ日本人の間では低いですが、中国では有名な人気観光地になります。北京からも1時間とアクセスしやすく、白で統一されたモダンな図書館には本棚が天井近くまで並んでいるのが見えるでしょうか。

上の方の本棚は実はフェイクで本物の本は手が届く場所のみです。奥には勉強できるテーブルが置いてあり、学生たちが本を読んだり勉強をしていたりします。図書館が入っている建物はモールになっており、飲食店やカフェが入っているので休憩がてらに利用するのもいいですよ。

かつては邸宅だった建物を博物館にした瓷房子・別名チャイナハウスの見どころは家主の調度品や骨董品コレクションです。建物自体はおよそ100年前に建てられ、リフォームしたものになります。

外観は遠くからでも異彩を放ち、外壁や入口の門は壺や陶器でびっしり！インパクト大なデザインなので写真撮影をしている人が多く、五大道からも近いので立ち寄ってみるのもいいでしょう。

天津の中心部にある五大道は欠かせない観光地。重慶・常徳・大理・睦南・馬場という名の5本の道があり、五大道という名称は通称で正式名称ではありません。ここにはイギリス・フランス・イタリア・ドイツ・スペインなど各国様式の建物が並んでいて、馬車も走っている異国情緒感じられる人気の見どころがある場所です。

有名人の邸宅も多く並び、番地ごとに区切られていおり、カフェや飲食店のほかに大学キャンパスや銀行跡地など見どころが多い歴史的建築物も。朝早い時間帯は観光客も少なめで落ち着いているので、散策しやすいです。

1917年に建てられたカトリック天津教区の司教座聖堂です。フランス租界である管口道駅を出た前の場所にあり周辺は繁華街でにぎやかですが、ここだけはひっそりと佇んでおり落ち着いた雰囲気でレンガ造りの高いドーム型の建物です。内部には美しいシャンデリアやステンドグラスがあるので、じっくり見学しましょう。

天津にある長城「黄崖関長城」は天津市内からバスで日帰りで行けます。万里の長城に比べそこまで観光客も少なめなので穴場的観光地です。実は長城は中国各地で見られます。

途中から2つのコースに分かれ、右側が緩やかな坂道、左が急な坂道です。敵の侵入を防ぐために秦の時代に作った人工壁は見ごたえあり。天津からも北京からも移動と観光で丸一日かかります。

天津衛城を築城した際に、十字路の中央部分に「鼓楼」を建設しました。参道にはお土産屋さんやレストランが広がっています。建物内は博物館になっており、一番上まで登れば天津市全体を一望可能です。

周辺は高層マンションが立ち並び、古い建物とのコントラストが実に面白いです。入場は無料ですが、外国人は入場の際にパスポートが必要ですのでお忘れなく。

天津租界の一角のメインストリート・解放北路は人気のある通りです。天津が昔から国際都市だったということを感じる場所で、欧米列強・日本の租界がありました。

レンガ造りの重厚な建物の多くは銀行跡で、まるでヨーロッパの街中を歩いている気分になれます。見どころが多く、日本の銀行跡地もあるので探してみてください。夜のライトアップ時は雰囲気満点で夜はおすすめの時間帯です。

天津駅と港湾広場をつなぐ橋である1927年に建設された解放橋です。近くにある時計台とともに天津駅周辺のシンボルとなっていて、遠くからでも目立ちます。橋の長さは97.64メートルでフランスが建築した歴史あるレトロな橋です。橋の上から見渡す租界地区の建物を見渡せます。ライトアップ時も見ごたえがあります。

天津市内から車で1時間ほどの場所にある「天津浜海航母主題公園 」は迫力のある本物の空母キエフ号を見学でき、デッキに出ることも可能です。格納庫にはヘリコプターや飛行機が展示されています。公園内にはロシアを模した建物もあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

天津中心部の観光地をぐるっと巡るなら「海河夜景遊」です。天津駅近くにフェリー乗り場があります。天津駅・津湾広場・天津アイ・意式風情区・解放橋・天津古文化街など天津の見どころを一望可能です。

時間がないけれど天津の見どころを抑えておきたい方は、訪れた際の候補の観光スポットに入れてみては？建物や橋がライトアップされた景色を眺めるナイトクルーズもおすすめです。

ラストエンペラーである溥儀が天津で張園の次に7年間住んだ場所「静園」です。溥儀は紫禁城を追われた際に満州国へ移る間暮らしていた家がこちらの静園で、おしゃれな西洋風のデザインになります。

見学は一部のみですが、見どころがあり、食堂や居間、書斎や寝室などが公開中です。ビデオも上映されており、当時の様子を詳しく知れます。

天津の人気観光地をご紹介しましたが、続いて天津で食べたいおすすめグルメです。見どころが多い天津をたくさん観光したら、お腹もすくはず。人気店から穴場店まで幅広く調査しましたので、現地で食べてほしいお店のご紹介です。

2019年にオープンしたばかりのスターバックスの「STARBUCKS RESERVE」です。通常のスタバと違う点はアルコール類も提供している点になります。中国では上海に次いで2店舗目になり、元々銀行だった場所を改築しておしゃれな内装になりました。

天井が高く開放感のある造りです。世界中どこにでもあるスターバックスですが、中国でも各地にあり中国人にも大人気。日本ではまだまだ人気で混雑しているので、天津に行った際には立ち寄ってみたらどうでしょうか？

天津へ行ったらぜひ食べたいのが天津っ子にも人気の狗不理包子です。小籠包と肉まんの中間といったところでしょうか。中国全土に何店舗もありますが、本店は天津で高級レストランとして知られています。

ガイドブックにも載っている有名な店なので連日長蛇の列です。朝食メニューもあるので朝ごはんに行ってもいいでしょう。お土産用やテイクアウトもできるので食べ歩き用にも使えます。

天津で優雅な気分を味わうならホテル・リッツカールトン内にある「The Lobby Lounge」でのアフタヌーンティーはいかがでしょうか。リッツカールトン内にあるロビーラウンジはカフェ利用や食事も可能です。立地にめぐまれたラグジュアリーな空間でのティータイムができるでしょう。

ソファやインテリア、食器なども素敵でクラシカル＆エレガントな雰囲気です。アフタヌーンティーもおいしくいただけ、食べきれない料理はテイクアウト可能という点も嬉しいポイントになります。宿泊も日本の料金よりお手頃ですので、検討されてみてはいかがでしょうか。

中華グルメに飽きたら天津のリッツカールトン内にある人気イタリアンレストラン「Zest」はいかがでしょうか。こちらでのおすすめはディナービュッフェになり、料理の種類が豊富かつおいしいと評判で、スイーツの数も多く手のこんだ仕上がりとなっています。

日本人でもきっと満足できる料理クオリティなうえ、スタッフのサービスもいいと評判です。

麻花（マーホア）は天津伝統のお菓子で、ねじれた形のかりんとうのようなものです。お土産屋や観光スポット周辺でよく見かけ、簡単に買えます。かなり固い食感で食べる際は注意です。

その場で食べられるものもあれば、持ち帰る用の袋詰めしたものが売られている場合もあります。油で揚げており1ヵ月は保存可能のお菓子になりますので、お土産にもぴったりのアイテムです。

甘いもの好きならぜひ食べてほしい人気グルメが耳染眼会館の揚げ餅で、場所は鼓楼近く、天津戯劇博物館の向かい側です。外を油で揚げ中にはあんこが入っており、和菓子にも似た味なので日本人の口にもあうでしょう。

テイクアウトで食べられるスイーツになり、できたてのアツアツで見た目ほど油っぽくないです。行列ができていることが多く、近くを通ったらわかる目立つ場所にあります。

天津といえば天津飯や天津甘栗を想像する方もいるのではないでしょうか。日本ではおなじみの食べ物ですよね。どころが、実はこれらは天津には存在しません。天津で食べられている甘栗は「小宝栗子」と呼ばれています。

天津市内に12店舗あるので探して記念に買ってみるのもおすすめです。同様に天津飯も天津には存在せず、諸説ありますがこれは日本人が考えた偽中華になります。

天津は地下鉄も通っていますが、バスに挑戦してみませんか？バスなら日本円で30～60円ほどで乗れるお手軽な乗り物で、バス停にどこの停留所に停まるか表示があり行き先もわかりやすくおすすめです。停留所のアナウンスは基本ないので、地図を見ながら随時確認しましょう。

日本のバスよりも簡単でハードルが低いのでおすすめの交通手段になります。バスの車窓からの景色を見ながらの観光も楽しいです。グーグルの中国版で有名な「百度地図」でバスの乗り方案内も検索できるので中国へ渡航前にダウンロードしておきましょう。

天津のメイン通りは天津勧業場や伊勢丹など天津を代表する一大ショッピングゾーンになっており、飲食店も多く並んでいます。歴史的建造物も多く残っているので街散策するだけでも楽しいでしょう。一流ホテルでの食事・宿泊でモダンな街・天津も同時に味わえます。

天津は他の都市とは異なる表情があり、鼓楼や静園など中国らしさを感じる観光スポットから租界があるエリアまで見どころが多い観光地です。グルメについてもホテルグルメから麻花など天津ならではのお店があるので、事前におすすめの中からしっかり調べて確認しておきましょう。バス旅にもぜひ挑戦してみてくださいね。